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Piano Landmarksで話があった「24の調のセット」的なことをちょっとやってみようかな、と
只今鋭意考え中です。作曲ではないのですが、タロットカード的なものをデザインしてみてます。
結果はどうなることやら。気楽に考えを巡らせてみたいと思います♪
一昨日はGlen Eira Town Hallでオーストラリアのクレズマーバンド、Klezmaniaのコンサートに行ってきました。
クレズマーとは東ヨーロッパのユダヤ民族の音楽。もともとロシアなどのユダヤ民族のコミュニティで演奏されていたものが、20世紀の諸事情でユダヤ民族が主にアメリカに移住した際に世界に伝わったものです。
なかなか面白い民族音楽なんですよね。同じく東ヨーロッパが一種の拠点で同じく迫害の対象の民族であるのロマ(ジプシー)の音楽やジャズなど多くの音楽スタイルに影響を受けているのはいろんな土地にちらばってその地の文化を取り入れながら独自のユダヤコミュニティを作って生きて行くユダヤ民族の精神と繋がっているような気がします。
そしてユダヤ民族の生活には信仰が深く結びついているのでクレズマーにも宗教的なものもあったり、そうでない例えば酒場での音楽やなんかもあります。なんと言ってもユダヤの結婚式でのお祭りなどでの音楽の使われ方も有名ですね♪
このタウンホールがある地域は実はメルボルンの中でもユダヤ人が固まって住んでいる地域で。 実際どれくらいそちらの方が来てたのかわからないんですがロシア語ならそこここで結構聞こえました。
バンドのメンバーは4人。 ボーカルの女性、そして男性3人でギター+ハーモニカ、ベース、クラリネット。 クラリネットの方はオーストラリア先住民のの伝統楽器、ディジュリドゥ(Didjeridoo)も担当していました。(木で出来ている楽器ですが音を出す原理は金管楽器に似ているので不思議です!)しかもこのディジュリドゥ、伝統的なものと違ってトロンボーンのようなスライドが付いている進化版!なんだか色々驚くことばかりです。
ボーカルの女性の声が本当に好きで。強く凛々しく、かつ表現豊かでかわいらしくセクシー。50歳にになったばかりっていうのが信じられないほどの若々しい歌声、そして踊りでした。
結構手拍子や一緒に歌うようにプレイヤーから誘われることが多いコンサートでしたが、促されるまでもなく自然に足や手が動くほどノリノリな音楽。日本人でそちらの文化が生活の一部ではない私でもすっと入って思わずのってしまう音楽でした。もともとユダヤ音楽は踊りの音楽が多いですからね。
土曜日とはまた全然違う意味でものすごく楽しかったです!
ところで民族音楽とはいっても古いものばかりではなく。 土地と人の生活の一部となる音楽ですから、民族音楽も人と時代とともに進化するのが当然。 Klezmaniaのボーカルの女性の作った「Freylekhs In Blue」で過超の祭りの準備の大騒ぎをコミカルに語ることや、オーストラリアのユダヤ人の生活を歌った彼らの歌からはそんな進化が感じられました。
同時にそんなユダヤ文化・生活の一部が音楽と一緒に勉強になってよかったです。 酒飲み場の音楽、信仰がらみの音楽、ロシア革命前と後の音楽、移民としての生活・・・ もともとこの音楽にはそういった文化への好奇心から入ったのですが・・・好奇心、あおられっぱなしです(笑)
あと学校でドイツ語をやっていたのでイディッシュがすこーしだけ聞き取れてなんだか嬉しかったです。
そしてクレズマーと言えばクラリネットがかっこいい!クラシックの数倍も数十倍もパワフルで、この比較的新しく作られた、普段はおとなしげな楽器のポテンシャルがフルに活用されてます♪
あとこのバンドはウッドベースもかっこよかった。やっぱりバンドはどんなジャンルもベースに限りますね。
最近はまりはじめたユダヤ音楽。その世界の広さにちょっと圧倒されながらも、ものすごーく好奇心を刺激され、憧れも増すばかり。 もっと心を開いて、もっと楽しめるように、自分の一部に少しでもなれたらいいです。
なんといってもやっぱり民族音楽を生で、というのは楽しすぎます♪
今日の一曲: Klezmania "Tale Of the Kangaroo Klezmer" & "Freyndlekhe Hant"
レコーディング、試聴(後者のみ)はこちら
ユダヤ民族と関わりの深い「移住」のトピックを扱った、現代のオーストラリアで生きるユダヤ民族の「今」を少し取り入れた2曲を選んでみました。
Tale of the Kangaroo Klezmerは東ヨーロッパのクレズマーミュージシャンがオーストラリアという新天地に旅経つという別のクレズマーミュージシャンに誘われてオーストラリアに渡る、という話。
Freyndlekhe Hant(友の手)はオーストラリアに単身渡ったユダヤ人が、異国の地で一人孤独を感じていると母国でも知り合いだったユダヤ人に出会い、友が一人いるだけでも寂しさはふっとび、楽しく暮らしていける、というような内容の歌です。
この2つの歌の内容でユダヤ民族の民族性の一部がかいまみえるのはもちろん、聴いていても本当に楽しい音楽で。Kangaroo Klezmerでのディジュリドゥのパートの圧巻にも注目です。
グループで演奏することの楽しさ、というのも(生で見ると勿論ですが)音から伝わってくると思います。彼らは演奏するときものすごくにこにこしてたりしますからね♪ クラシックの室内楽もそうなんですが、お互いを頼りにして、一緒に楽しく音楽を創る、その素晴らしさもぜひ一部でも垣間見てもらえると嬉しいと個人的に思います。
只今鋭意考え中です。作曲ではないのですが、タロットカード的なものをデザインしてみてます。
結果はどうなることやら。気楽に考えを巡らせてみたいと思います♪
一昨日はGlen Eira Town Hallでオーストラリアのクレズマーバンド、Klezmaniaのコンサートに行ってきました。
クレズマーとは東ヨーロッパのユダヤ民族の音楽。もともとロシアなどのユダヤ民族のコミュニティで演奏されていたものが、20世紀の諸事情でユダヤ民族が主にアメリカに移住した際に世界に伝わったものです。
なかなか面白い民族音楽なんですよね。同じく東ヨーロッパが一種の拠点で同じく迫害の対象の民族であるのロマ(ジプシー)の音楽やジャズなど多くの音楽スタイルに影響を受けているのはいろんな土地にちらばってその地の文化を取り入れながら独自のユダヤコミュニティを作って生きて行くユダヤ民族の精神と繋がっているような気がします。
そしてユダヤ民族の生活には信仰が深く結びついているのでクレズマーにも宗教的なものもあったり、そうでない例えば酒場での音楽やなんかもあります。なんと言ってもユダヤの結婚式でのお祭りなどでの音楽の使われ方も有名ですね♪
このタウンホールがある地域は実はメルボルンの中でもユダヤ人が固まって住んでいる地域で。 実際どれくらいそちらの方が来てたのかわからないんですがロシア語ならそこここで結構聞こえました。
バンドのメンバーは4人。 ボーカルの女性、そして男性3人でギター+ハーモニカ、ベース、クラリネット。 クラリネットの方はオーストラリア先住民のの伝統楽器、ディジュリドゥ(Didjeridoo)も担当していました。(木で出来ている楽器ですが音を出す原理は金管楽器に似ているので不思議です!)しかもこのディジュリドゥ、伝統的なものと違ってトロンボーンのようなスライドが付いている進化版!なんだか色々驚くことばかりです。
ボーカルの女性の声が本当に好きで。強く凛々しく、かつ表現豊かでかわいらしくセクシー。50歳にになったばかりっていうのが信じられないほどの若々しい歌声、そして踊りでした。
結構手拍子や一緒に歌うようにプレイヤーから誘われることが多いコンサートでしたが、促されるまでもなく自然に足や手が動くほどノリノリな音楽。日本人でそちらの文化が生活の一部ではない私でもすっと入って思わずのってしまう音楽でした。もともとユダヤ音楽は踊りの音楽が多いですからね。
土曜日とはまた全然違う意味でものすごく楽しかったです!
ところで民族音楽とはいっても古いものばかりではなく。 土地と人の生活の一部となる音楽ですから、民族音楽も人と時代とともに進化するのが当然。 Klezmaniaのボーカルの女性の作った「Freylekhs In Blue」で過超の祭りの準備の大騒ぎをコミカルに語ることや、オーストラリアのユダヤ人の生活を歌った彼らの歌からはそんな進化が感じられました。
同時にそんなユダヤ文化・生活の一部が音楽と一緒に勉強になってよかったです。 酒飲み場の音楽、信仰がらみの音楽、ロシア革命前と後の音楽、移民としての生活・・・ もともとこの音楽にはそういった文化への好奇心から入ったのですが・・・好奇心、あおられっぱなしです(笑)
あと学校でドイツ語をやっていたのでイディッシュがすこーしだけ聞き取れてなんだか嬉しかったです。
そしてクレズマーと言えばクラリネットがかっこいい!クラシックの数倍も数十倍もパワフルで、この比較的新しく作られた、普段はおとなしげな楽器のポテンシャルがフルに活用されてます♪
あとこのバンドはウッドベースもかっこよかった。やっぱりバンドはどんなジャンルもベースに限りますね。
最近はまりはじめたユダヤ音楽。その世界の広さにちょっと圧倒されながらも、ものすごーく好奇心を刺激され、憧れも増すばかり。 もっと心を開いて、もっと楽しめるように、自分の一部に少しでもなれたらいいです。
なんといってもやっぱり民族音楽を生で、というのは楽しすぎます♪
今日の一曲: Klezmania "Tale Of the Kangaroo Klezmer" & "Freyndlekhe Hant"
レコーディング、試聴(後者のみ)はこちら
ユダヤ民族と関わりの深い「移住」のトピックを扱った、現代のオーストラリアで生きるユダヤ民族の「今」を少し取り入れた2曲を選んでみました。
Tale of the Kangaroo Klezmerは東ヨーロッパのクレズマーミュージシャンがオーストラリアという新天地に旅経つという別のクレズマーミュージシャンに誘われてオーストラリアに渡る、という話。
Freyndlekhe Hant(友の手)はオーストラリアに単身渡ったユダヤ人が、異国の地で一人孤独を感じていると母国でも知り合いだったユダヤ人に出会い、友が一人いるだけでも寂しさはふっとび、楽しく暮らしていける、というような内容の歌です。
この2つの歌の内容でユダヤ民族の民族性の一部がかいまみえるのはもちろん、聴いていても本当に楽しい音楽で。Kangaroo Klezmerでのディジュリドゥのパートの圧巻にも注目です。
グループで演奏することの楽しさ、というのも(生で見ると勿論ですが)音から伝わってくると思います。彼らは演奏するときものすごくにこにこしてたりしますからね♪ クラシックの室内楽もそうなんですが、お互いを頼りにして、一緒に楽しく音楽を創る、その素晴らしさもぜひ一部でも垣間見てもらえると嬉しいと個人的に思います。
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