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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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注意:虫の話が多々あります。
今日は運転レッスンで初めて慣れたなーと思えた。次のレッスンまでちょっと間があくから合間に練習できれば・・・うーん。

クイズ紳助くんの「奇食」の回を見て、今ヘンな生物激レアランキングの2弾目を見てます。
基本的に動物は好きですがやっぱりこういうところで見られる生き物が好きですねー。
虫類>棘皮・甲殻・軟体動物>爬虫類>鳥類>魚類>両生類>哺乳類くらいの順で好きです。簡単に言えば一番すきなのは漢字にすると虫偏がつく生き物。
蛾(蚕を含む)を筆頭に蝶、蛇、蜘蛛、蜥蜴、蜻蛉、蟷螂、蠍、蜂、蛙、蛸、蝦、蟹、蛍、蝉(蜩を含む)、蛤、蚯蚓、飛蝗、蜆、蝸牛、蝙蝠、蜉蝣、蟇蛙などいろいろありますね。私にとっては都合のよいくくりにしてくれる部首です(笑)
あと百足なんかもすきです。

小さいときから図鑑ばっかり読んで育ったんですけどそれだけ前のことも今でも覚えてるみたいです。
ああ図鑑が欲しいなあ・・・

特に好きなものに絞ると蛾、蛇、蜘蛛とタコあたりでしょうか。
タコはものすごく高評価です。1)おいしい、2)かわいい、3)頭がいい、4)強いがそろってますから。あと進化の形態が結構幅広いイメージも。
ヘビ好きはもう物心ついてすぐですが、蜘蛛への特別な興味はつい最近です。タランチュラとか好きです。あと日本ならそこら辺に普通にいるクモたちも。

蛾はやっぱり特別です。小さいころから特にヤママユガやスズメガという大型のメジャーどころに心奪われて。今もそれは変わりません。
特に崇拝ともいえる愛を持ってるのはオオミズアオです。実物は一度しか見たことがありませんがまたいつか・・・と祈っています。なんか色といい生態といい・・・本当に神がかってるというか。神秘的で。
アクアマリンの色が私としっくりくるのはこの蛾の影響なのか、それとももともとしっくりきていたからオオミズアオに惹かれたのか(後者じゃないかと思います。そのちょっと前からギンヤンマも好きですし)

虫って一見表情とかが無いように見えるんですけど行動とか体の動かし方である程度分かるんですよね。特に触角は結構表現してると思います。触角も筋肉の緊張とか弛緩によって目的をもって動かされてるんですから。逆に触角欲しいですね。表現豊かな触角になると思いますよ(笑)

あと去年家にマルヒメカツオブシムシ(害虫ってほども無いんですけど博物館とかで骨格標本を作るときなんかに使ったり、逆に標本を食い荒らされたりもする虫です)が発生したとき観察してて思ったんですけど結構個体差、というか性格みたいなものがあって。もくもくと何があっても進み続ける子、一歩進んではきょろきょろしたり首をかしげたりする子、なんか難関に来たと見るや引き返す子、なんやら常に迷子になってる子、「進む」という行動一つでもいろいろで。

日本で一つうらやましいのはそこらにちょうちょや蛾、そしてそれらの芋虫がいることですね。レモンの木を置いとけば芋虫がわくみたいな。こっちもアゲハとかはいるし(クロアゲハみたいなのがいるぽいです)、あと友達がEmperor Gum Moth(ヤママユガ科)の芋虫を拾って育てたっていってたけれど「そこらによくいる」わけではどうやらないみたいで。
いもむしならペットにしてもいいなあー。むしろ欲しいなあー。

虫は好きなんですけど家で虫に苦手が無いのは私だけなんで(母は蛾、父はクモが嫌い。ただいま一緒に住んでる妹は気持ち悪いとおもったらもうだめなので)駆除は私の仕事なんですよ。ゴキブリ以外でつまめる大きさなら殺さずに外に逃がすんですけど(ゴキブリもだめではないです。ただちょっとびっくりするし捕まえようとすると難しい)・・・ただ一つ私は家の中に出るときのみアリが苦手なのです。もうそれだけなのでアリは別の人担当にしてもらいたいですわー。

なんかまとまりが弱いので蛾&虫&蛸好きのことはまた別の機会にお話したいです。
さて今日の一曲は虫にちなんで一曲。


今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「鏡」より「蛾」

フランス語では蝶も蛾もPapillonというらしいですがラヴェルはNoctuelleという蛾のみを指す言葉をこの曲のタイトルに使ってます。そしてそれが気に入って私はこのブログのタイトルやそれ以外のところでもNoctuelleで通してます。
蝶はたまーに音楽に使われますが(シューマンやショパン、グリーグがとりあえず頭に浮かびます)蛾は本当に珍しく。「これは蛾かな?」っていう曲さえもめったにありません。

文学では見るような蛾が明かりの周りに集まり、光る羽を翻しながらせわしく、狂ったように飛び回る情景がこの曲でも表されています。なんというか・・・弾いててもこれは蛾の羽ばたきだなっていう風に手が感じることもよくあります。
闇の中に(おそらくは人工的な)光を受け光る羽根がまるで虹色にきらめいてるような音です。決まったキーに入ったり、混沌としたりとした様子もまた夜闇と光とその間を行き来する蛾に相応しく。
で、中間部は蛾と月みたいなイメージで。

ピアノの音色がきらきらとカラフルに輝いて、ラヴェルという作曲家の計算的手法、身近だけどファンタジックな景色の描写、そしてピアノという楽器のみならず蛾という生き物の美しさに魅せられる小品です。


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