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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Melbournian Gelati♪
暦の上ではこちらも春。
父の日、Royal Melbourne Show、Caulfield Cup、さらにはMelbourne Cupなどメルボルンっ子は外に出てはしゃぐことが多くなってくる季節です。
私もまた南半球最大のショッピングセンターであるChadstone Shopping Centreの深夜までやってる大セールに再度(秋も行きました!7時間ショッピング!)参戦する予定で。特に何が買いたい、というわけでもないのですが・・・春のはねるのトびらのコストコ特集見てたらなんだかものすごく楽しそうで(笑)
それにあんまり派手にお金は使えません。すでに10月半ばにVIC州の最北部にあるYarrawonga-Mulwalaに2泊3日の小旅行の予定がありますし、自転車一式そろえる予定もありますし。
他にもちょこちょこ支出が・・・(汗)

でも小旅行にしろ、自転車にしろ、あとそのうちインドアですがロッククライミングをしたい気持ちにしろ、春に向けて動き出したい気持ちが私にも芽生えてるみたいで・・・
間違いなく良い傾向だとは思います。金銭的な側面以外で(汗)

小旅行に行く頃には多分(根拠は乏しい)天気も良くなって、夜もそんなに涼しくなくなって。
そしたら夜もいろいろしたいことがあります。
一つはFitzroyにあるいくつかのカクテルバーで一人呑み。
もう一つはシティ周りでジェラートシーズンを開始すること。

一応英連邦なオーストラリアですが、イタリアからの移民も結構多いので、イタリア文化もかなり強く根付いています。
例えばイギリスは紅茶がポピュラーですがオーストラリアはコーヒー派。カフェやスイーツ全般のスタイルもヨーロピアンなのかしら?
あとは例えばメルボルンの、ことにイタリア人街であるCarltonにあるLygon Streetのイタリアンは本格的&本場物。どんぐらい本場物かというとマフィア関連の事件があるくらい・・・(汗)

なので冷たいスイーツ、といえばアイスクリームもありますが、どちらかというとジェラートの方がメルボルンでは主流だと思います。
アイスクリームはちなみにNew Zealand Naturalが一番ポピュラーかな。

ジェラートといえばTrampolineなどのチェーン店もありますが、やっぱり行くなら先ほどのLygon Streetという風潮があります。シティにも近いですし、さらにメルボルン大学にも近い。
夜でも結構賑やかで、イタリアンレストランでディナーとワインの後はぶらぶらしながらジェラートを食べる、というコースはデートでも友達同士でも楽しいもの。

フレーバーは店によって色々。
立ち尽くして迷うほど種類がある店もあれば、手作りで日替わりで何種類かがあったり。
定番のレモン、バニラ、ナッツ、ピスタチオ、ココナッツ、森のベリーミックスだったり、杏仁豆腐のようなアーモンド味、こちらではポピュラーなチョコみたいなヘーゼルナッツペーストのNutellaだったり、チョコレートでもToblerone、Ferrerro Rocherなど多数種類があります。
フルーツ系で他によく見るのはマンゴーやバナナ、そしてLygon Streetのある店ではドリアン味がある日がたまにあるらしいです。見ましたがなんだか・・・怖じ気づきました(苦笑)

Lygon Streetもいいのですが、私のお気に入りはシティの南、サウスバンクのイタリアンレストランTutto Bene付属のジェラート屋さんです♪(サイトはこちら。レストラン本体も美味しいですよ。)
国内でいくつも賞をとっていて、ジェラートを作っている人は本場イタリアで作り方を学んで来たんだとか。
天然の材料から毎日作られるジェラートのフレーバーは日替わりで10種類ほど。行ってみないと何があるかわかりません。
柑橘系だけでもレモン、レモンのリキュールであるリモンチェッロ、ブラッドオレンジ、ライム、シトラスフルーツのミックスなどいろいろ。
サイトの写真にあるBaileys(アイリッシュクリームのリキュール)のフレーバーには実はまだ出会っていないことにちょっとびっくり!あったら絶対食べるのに!
お奨めはリモンチェッロ。いつもなのかは分かりませんが、原産地カプリ島のものを使っていたりして本格的。舌触りも最高ですし、甘さと酸っぱさのバランスが幸せになります♪

春であろうが、夏であろうが、秋であろうが・・・ちょっと冬はお腹が痛くなりそうなので控えてますが、ヤラ川のほとりでこりゃメルボルンだな-という景色を見ながら美味しいジェラートを食べるのが一つのささやかな楽しみであり幸せです。
そしてCrown Casinoで大好きな鴨ラーメンを平らげた後、胃をスッキリさせるためにリモンチェッロまたはレモンジェラートを食べるのもまた爽快です。むしろこれはセットです(笑)
お酒にちょっと酔っぱらった後にもまた良し。

どんな食べ物であれ季節の初物を味わう喜びはひとしおです。今シーズン初ジェラートが早く食べれるような天気になるといいなあ、と思ってます。

そしてメルボルンに旅行でいらっしゃる方、イタリアンレストランの美味しい食事の後には是非是非ジェラートがおすすめですよ!むしろ夏はジェラートなしでは過ごせないかも・・・?


今日の一曲: オットリーノ・レスピーギ 「ボッティチェッリの3枚の絵」より「春」



春、イタリア・・・と来たらヴィヴァルディの「春」より断然こっち!
どうやらマイナーらしいこの曲集ですが、ローマ三部作と同じくらいレスピーギのイタリア愛が詰まってます。
曲はマイナーでもボッティチェッリの絵は有名ですのでイメージしやすいのでは?と思いますが・・・

春。
それは若さと躍動の季節。誕生の季節、復活の季節。恋の季節であり、つまりは繁殖の季節。
ただならぬ生命エネルギーに満ちた時期なのです。
ちょっとたがが外れたような、それくらいのハイがちょうど良い。(ストラヴィンスキーの春の祭典なんかまさにそれですね。ただあの曲はその意味以外でも規格外ですが。)

春という季節のそのハイなエネルギーがこの曲は最初の音から詰まってます。
鳥のさえずりを表すトリルに、ボッティチェッリの絵にも見られる喜びの踊り、若さと愛。

ローマの松の第1楽章ともにた曲調なのですが、そっちと同じくホルンが高音で苦労しております(汗)
中低音の楽器もぎりぎりまで高い音域まで持ってきて、ピアノや鉄琴、チェレスタ、バイオリン、フルートなどの高音もがんがん使って。
浮き足だった、興奮したような喜びを表すのがレスピーギは得意です。

多数の違った長さやリズム・テンポのメロディーを組み合わせて、めまぐるしく明るくくるくる踊るのが本当に本当に私はこの曲で愛しいと思います。
この曲集だと他の2つの楽章の方が実は好きなんですけれど、あくまでも相対的な評価ですので・・・
3楽章とも是非元になったボッティチェッリの絵画を(ネットで調べるとすぐ出てくるので)そちらも見ながら視覚・聴覚どちらも通じて楽しみましょう♪

(追記:リンクしたCD・・・挿絵の「古風」がちょっと古風過ぎやしないかなあ?(笑))

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