忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Drivin' Around
公共交通機関がなんだかいまいちな街、メルボルン。
生活にも車があると便利ですし、観光にはほとんど不可欠、就職にも有利だという話も。
やっぱり運転できた方がいい!ということで今年から私も運転レッスンを受けています。

そもそもここヴィクトリア州では。
16歳になるとLearners免許(L)という「運転を習い始めてもいいですよ」&「フル免許の人同伴でのみ運転できますよ」的な免許を筆記試験で(コンピューターでですが)受けることができて。(ちなみにL免許はID&年齢証明になるので18歳になるときまでにはとっとくと便利です)

そして18歳になると同伴なしで運転できるProbationary免許(P)を取得するためにハザードテスト+運転テストを受けることができるのです。

この州に限らずオーストラリアでは若い人の運転事故が多いので、P免許については最近いろいろ運転条件とか取得条件を厳しくしたりされていますが、私は先に免許をとった友達と同じくややこしいことはなにもせず運転レッスンで経験を積んでテストを受けます。

運転を習う方法は・・・
1)ドライビングスクールの先生に来てもらって先生の車で練習。基本家から拾ってもらって家に戻ってきますが希望により別の場所まで連れてってもらうこともOK。
2)個人の運転の先生に習う。
3)親に習う。家の車で。
いずれも運転初めてのセッションからいきなり公道でレッスンです。

私は1)の方法をとってます。45分レッスンで。
家のある通りの両側にずらっと路上駐車があるのを抜けたり、ロータリーを回ったり、70km/hの道を走ったり。
そこらの民家の前の車の後ろに路上駐車する練習をしたり。方向転換の練習も。
ハンドルさばきはだいぶ今日ほめられましたが大きな道に入ったり車線変更だったりという「判断力」はまだまだですね。ロータリーに入るタイミングとか黄色信号のタイミングはちょっと上手くなりましたが。

今日聞いてみたらめでたくテストは11月頃には受けれる、との話で。
やったあ、と思う反面普通のコンディションでは運転できても例えば車庫入れとか、夜の運転、トラムの通ってる道での運転、そしてシティなどであるフックターン(トラムの通ってる道で左車線から右折する)、Uターンとか高速道路の運転(&合流)とか長時間の運転などまだまだ経験していないこともたくさん。
一人で運転できるようになるとはいえ、まだまだ自分でも心配だな~なんて思ってます。

こんな自分を見るとこないだのTomorrow, when the war beganでエリー達が17歳にしてバイクや4WDを乗り回しているのをみるとしっかりしてるなー田舎っ子オージーは・・・なんて思っちゃいますよ。

ちなみにP免許でなくフル免許になるのは取得3年後、たしか自動的に送られてくるんです。
ずいぶん先の話なんですが・・・その時には山道だろうが田舎道だろうがある程度度胸をもって立ち向かえるように・・・なるかしら?

P免許が取れて、車を購入したらモーニントン半島に一人でドライブに行きたいな、と思ってます。
あそこならちょっと遠くても道は普通ですし。電車ではいけないところですから。
長時間運転できるならいつかはLakes Entranceまでゆったり旅行にいったり・・・というかそれにはまだ気が早すぎますね!
あとはフェリー(Spirit of Tasmania)に愛車と乗り込んでタスマニア旅行、なんて。

夢はいろいろありますがなによりも安全運転。
事故には気をつけてうまくやっていきたいものです。


今日の一曲: カレン・ハチャトゥリアン チェロソナタ 第4楽章



今日初めて聞いて「すげえ!!」と歩きながら妙な方向に盛り上がってしまった一曲。
ちなみに「剣の舞」のアラム・ハチャトゥリアンではなく、甥っ子だそうです。

そもそも昔チェロでショスタコーヴィチのチェロソナタを弾いている時代、ショスタコーヴィチがピアノで、彼と深い親交があった今は亡きチェロの巨匠ロストロポーヴィチがチェロを弾く演奏があると聞いてCDを買ったのです。これも名演・名曲なのでまた別の機会に紹介しますが・・・

そのCDは、ロストロポーヴィチと親交のあったソヴィエトの作曲家の作品をロストロ+作曲家の生演奏でお送りする、というもので。
基本ソヴィエト音楽はポスト・ショスタコとなるとやっぱりうーーーん・・・という印象があって。
カバレフスキーを聞くならハチャトゥリアンの方が良いし、でもハチャトゥリアンを聞くんだったらプロコフィエフのほうが格段上だし・・・

ただ生涯で一番最初に好きになった曲は「剣の舞」ですし、ショスタコの音楽も小さい頃から好きで強烈に影響を受けて・・・
なんでしょうね、その強烈に冷徹で残酷で熱いブラック&グレーのコンクリートの世界がたまらないんでしょうか。

このチェロソナタもその「強烈に冷徹で残酷で熱いブラック&グレーのコンクリートの世界」そのもので。
なんてったって単純に「凶悪」です!
トッカータとは名付いていますが本性は凶暴なタランチュラ・・・ではなくタランテラ。
ものすごくねじまがった方向に一途で突っ走ってて。
トリッキーなんだけど、凶暴さがものすごく勝ってます。

カレン・ハチャトゥリアンは作曲家としてすげえなあ!とこの曲で思ったのですが、よくよく考えてみるとピアノパートは彼が弾いているわけで・・・演奏の凶悪さも半端ないですね!
繰り返される不協和音のHammeringといったら・・・なんだか弟子入りしたくなりますわ。
なんでしょう、ソヴィエト・・・だから、ということもあるんでしょうか。ショスタコーヴィチやシュニットケにも見られる暴力的だけど冷徹(ここがハンガリーとは違う)なエネルギー。

最後に・・・楽譜面にまだお目にかかってないのですが、チェロのパートどうやらかなり難しいようで・・・生演奏録音だと言いましたが、あの!ロストロポーヴィチが苦戦している!姿を見れるのはこの曲のエンディングが初めて!かなりレアものですよ~
恐るべし、カレン・ハチャトゥリアン!

(Amazonで再入荷見込みがたってないだとー!)

拍手[0回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック