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巷はすっかりお祭りシーズン!
・・・というと多少語弊があるのですが。
今は小中高校も休みで、Royal Melbourne Showというお祭りも今週末までやっていて。
加えて昨日メルボルンでおそらく一番盛り上がるイベントがありました。
それはオーストラリアン・フットボール、ことFootieのグランドファイナル!
それまでのシーズン1位と2位が戦う試合で、今年は対戦するのはどっちもVIC州内のチーム。(リーグのチームがほとんどVIC州のチームなのですが、ここ数年グランドファイナルで戦うのがどちらも州内のチーム、というのはあんまり無かったです・・・)
普段はあまりクリケットもFootieも応援してるとかしているわけでもないんですが、やっぱりメルボルン中が熱狂するこの季節はどうしても気になっちゃいますね~。
しかも昨日のその大事な試合は結果引き分け、来週に再試合となりました。
なんでも史上3回目のグランドファイナル引き分け、ということなのですが、この再試合をするルールについては見直しがされるかも・・・?という話もあるのですが、とりあえず来週末もお祭り騒ぎは続きそうです。
ただ私の心が一番躍るお祭りと言えば・・・メルボルン国際金管フェスティバル!
公式サイトはここなのですが・・・今日から一週間サウスメルボルンの国立音楽アカデミーでコンサートなどの公開イベントの他、奏者のためのウォームアップセッション、クラス、マスタークラス、コンペなどのイベントを開催している、金管奏者による金管奏者のための金管フェスティバルなのです。
毎年海外からもたくさん奏者やアンサンブルが来豪してコンサートやマスタークラスを受け持ちますし、同時にそういった奏者との触れあいやBarry Tuckwell Brass Prize(毎回違う金管楽器のためのコンペ)を初め若い金管奏者が羽ばたくための機会を提供する場でもあります。
大学にいた頃は金管奏者の友達が多かったこともありコンサートにいったり、ウォームアップの話を聞いたり、ファイナルコンサートの後の打ち上げについてったりよくしたものですが、卒業してからはあんまりで。
でも毎年1つは金管フェスティバルのコンサートに行こうと決めています。
なぜなら両親が金管奏者である私にとってブラスは自分のルーツ。自分のルーツである音、音楽、そして金管奏者という人々を再確認するという意味でもこのフェスティバルは私にとってものすごく大切なイベントなのです。
金管奏者の方々がみんな好きで、一緒にいて楽しくて。
オケのマネージャー時代でも一番可愛がってくれたのは金管奏者達。みんな良い奴で、陽気で楽しい人達。
私もピアニストながら少し金管コミュニティに貢献できたことがありまして。
主にホルンに関して楽器の購入やとある名奏者である友達の日本デビューについて家族で裏で糸ひいてたり(笑)
その際オーストラリア人の世界的ホルン奏者のバリー・タックウェル(先述コンペの人ですね)の通訳を非公式ながらつとめたり。
タックウェル氏に「名誉金管奏者」だね、と称号をいただいたこともあります(笑)
それくらい好きで、何かできることがあったら力になりたくて。金管コミュニティというものは。
そうやって金管奏者と触れあっているうちにいろんなことを学びました。
楽器の形こそ違えど音の出し方が同じで繋がっている集団のチームワークの大切さ。
唇というものがいかに繊細で可能性を秘めた筋肉かということ。
金管楽器の音の美しさ、凄さ、アンサンブルとしての音の圧倒的さ。
エクササイズやウォームアップの文化、そして呼吸エクササイズのやり方。
そしてなによりもコンサートの後に金管楽器達で集まって音楽やら全然関係ない事やら下ネタを肴にお酒を飲んで談笑し騒ぐことの楽しさ。
もちろん両親はメルボルンで金管楽器をやってたわけじゃないですが、こういう集団が私の源だと思うとなんだか楽しくて誇らしくて。
だから明日、Empire Brassのコンサートに行ってきます。
海外アーティストのコンサートはちょっぴりお値段がはるんですけどお値段以上の価値があること間違いなし!コンサート前の美味しいピッツァも合わせて楽しみです!
最後に金管フェスティバルで何年か前にやってて友達から伝授された呼吸エクササイズを一つ。
(注:拍のスピードと一回に数・吐く息の量は終始一定です)
8拍吸う→8拍吐くを2回
4拍吸う→4拍吐くを2回
2拍吸う→2拍吐くを2回
1拍吸う→1拍吐くを4回
これ慣れてないと最後のほうでちょっと過呼吸になります。なんたって最初に8拍吸って吐いてる同じ量の息を8分の1の時間で吸って吐くんですから。
何に効く・・・というのはちょっと聞いてないんですが(爆)でもやってみた感じ(今は咳がいまだにひどいのでやってませんが)横隔膜の動きが良くなるというか、肺活量の増加にも息のコントロール(同じ量を違う時間で呼吸してるので)にも効くんじゃないかと思います。
ついでなんですが、病院でやってたリラクゼーションも呼吸が大切なんですよね。これやってると数えることと息のコントロールに集中が行くんで結構落ち着く感じが個人的にします。
うーん、まだまだ金管の魅力とか思い出とか楽しさとか伝えきれていない気がする!
このブログでも今の創作ストーリーでも勿論ですが、いつか4コマ漫画かなんかでオケ生活を描いてみたいものです。
今日の一曲: ジャン=バティスト・アルバン 「ベニスの謝肉祭」
金管のショーピースといったらこれ・・・と思うのは安易でしょうか?いまいち自信がないのですが・・・(汗)
でもトランペットやホルンでこの曲を吹いてるのは耳にたこができるほど聞いたことがありますし、トロンボーンはわからないのですがテューバのバージョンがあるという話も聞いています。
バリエーション型のショーピースであるこの曲は・・・
その書各々のバリエーションでさまざまな演奏テクニックを披露するきらびやかな音楽です。
元のメロディのノリの良さ、伴奏をしているブラスバンドのノリの良さもあって例えばipodのランダム再生でまわってくると毎回聞いちゃう楽しい曲です。
で、一応ダブルタンギングもトリプルタンギングもいつの間にかできるようになった私は金管奏者になったつもりでちょっと鼻歌的にソロパートを歌ってみたり、声は全く出さなくとも舌と口の中のわずかな声だけで真似したりするのが個人的に楽しいです。(むしろ舌が勝手に動く!)
ただやっぱり最終バリエーション無理!「つもり」も全く駄目!(笑)
友達がホルンでこれ弾いてたときびっくりしましたがああいう1オクターブジャンプ、つまり指ではなく唇の変化を一秒の約12分の1(推定)でやるのは神技の域に入ります!(ちなみにその友人、オクターブトリルができるそうで(汗))
声であれをやろうとおもうともう駄目-(笑)でも駄目だなあ、と思うのも楽しいです。
うちにあるCDは父のさすがのチョイス、ウィンストン・マルサリスの録音。彼は神、というか「The God」ですからね。(ニュアンスの違い)
そのCDに他に入ってる曲でものすごいものがありますよ。マルサリスはCircular breathing、つまり息を吸ってる間に同時に吐ける、息継ぎの入らない演奏を出来る人なんですが・・・普段はちゃんと息を継ぐのですが、一曲聞いてて息継ぎが無く苦しいやつがあります。
でもそれも合わせて、音楽性・センス・パワー・テクニックみんなひっくるめて脱帽ですわー(白旗)
ブラス用の曲ってなんだか金管奏者達の楽しさ、というものが聞いて少し感じられるような気もします。
ぜひぜひこの曲でもコンサート後のどんちゃん飲めや歌えやの楽しい騒ぎをちょっぴり味わってください(笑)
・・・というと多少語弊があるのですが。
今は小中高校も休みで、Royal Melbourne Showというお祭りも今週末までやっていて。
加えて昨日メルボルンでおそらく一番盛り上がるイベントがありました。
それはオーストラリアン・フットボール、ことFootieのグランドファイナル!
それまでのシーズン1位と2位が戦う試合で、今年は対戦するのはどっちもVIC州内のチーム。(リーグのチームがほとんどVIC州のチームなのですが、ここ数年グランドファイナルで戦うのがどちらも州内のチーム、というのはあんまり無かったです・・・)
普段はあまりクリケットもFootieも応援してるとかしているわけでもないんですが、やっぱりメルボルン中が熱狂するこの季節はどうしても気になっちゃいますね~。
しかも昨日のその大事な試合は結果引き分け、来週に再試合となりました。
なんでも史上3回目のグランドファイナル引き分け、ということなのですが、この再試合をするルールについては見直しがされるかも・・・?という話もあるのですが、とりあえず来週末もお祭り騒ぎは続きそうです。
ただ私の心が一番躍るお祭りと言えば・・・メルボルン国際金管フェスティバル!
公式サイトはここなのですが・・・今日から一週間サウスメルボルンの国立音楽アカデミーでコンサートなどの公開イベントの他、奏者のためのウォームアップセッション、クラス、マスタークラス、コンペなどのイベントを開催している、金管奏者による金管奏者のための金管フェスティバルなのです。
毎年海外からもたくさん奏者やアンサンブルが来豪してコンサートやマスタークラスを受け持ちますし、同時にそういった奏者との触れあいやBarry Tuckwell Brass Prize(毎回違う金管楽器のためのコンペ)を初め若い金管奏者が羽ばたくための機会を提供する場でもあります。
大学にいた頃は金管奏者の友達が多かったこともありコンサートにいったり、ウォームアップの話を聞いたり、ファイナルコンサートの後の打ち上げについてったりよくしたものですが、卒業してからはあんまりで。
でも毎年1つは金管フェスティバルのコンサートに行こうと決めています。
なぜなら両親が金管奏者である私にとってブラスは自分のルーツ。自分のルーツである音、音楽、そして金管奏者という人々を再確認するという意味でもこのフェスティバルは私にとってものすごく大切なイベントなのです。
金管奏者の方々がみんな好きで、一緒にいて楽しくて。
オケのマネージャー時代でも一番可愛がってくれたのは金管奏者達。みんな良い奴で、陽気で楽しい人達。
私もピアニストながら少し金管コミュニティに貢献できたことがありまして。
主にホルンに関して楽器の購入やとある名奏者である友達の日本デビューについて家族で裏で糸ひいてたり(笑)
その際オーストラリア人の世界的ホルン奏者のバリー・タックウェル(先述コンペの人ですね)の通訳を非公式ながらつとめたり。
タックウェル氏に「名誉金管奏者」だね、と称号をいただいたこともあります(笑)
それくらい好きで、何かできることがあったら力になりたくて。金管コミュニティというものは。
そうやって金管奏者と触れあっているうちにいろんなことを学びました。
楽器の形こそ違えど音の出し方が同じで繋がっている集団のチームワークの大切さ。
唇というものがいかに繊細で可能性を秘めた筋肉かということ。
金管楽器の音の美しさ、凄さ、アンサンブルとしての音の圧倒的さ。
エクササイズやウォームアップの文化、そして呼吸エクササイズのやり方。
そしてなによりもコンサートの後に金管楽器達で集まって音楽やら全然関係ない事やら下ネタを肴にお酒を飲んで談笑し騒ぐことの楽しさ。
もちろん両親はメルボルンで金管楽器をやってたわけじゃないですが、こういう集団が私の源だと思うとなんだか楽しくて誇らしくて。
だから明日、Empire Brassのコンサートに行ってきます。
海外アーティストのコンサートはちょっぴりお値段がはるんですけどお値段以上の価値があること間違いなし!コンサート前の美味しいピッツァも合わせて楽しみです!
最後に金管フェスティバルで何年か前にやってて友達から伝授された呼吸エクササイズを一つ。
(注:拍のスピードと一回に数・吐く息の量は終始一定です)
8拍吸う→8拍吐くを2回
4拍吸う→4拍吐くを2回
2拍吸う→2拍吐くを2回
1拍吸う→1拍吐くを4回
これ慣れてないと最後のほうでちょっと過呼吸になります。なんたって最初に8拍吸って吐いてる同じ量の息を8分の1の時間で吸って吐くんですから。
何に効く・・・というのはちょっと聞いてないんですが(爆)でもやってみた感じ(今は咳がいまだにひどいのでやってませんが)横隔膜の動きが良くなるというか、肺活量の増加にも息のコントロール(同じ量を違う時間で呼吸してるので)にも効くんじゃないかと思います。
ついでなんですが、病院でやってたリラクゼーションも呼吸が大切なんですよね。これやってると数えることと息のコントロールに集中が行くんで結構落ち着く感じが個人的にします。
うーん、まだまだ金管の魅力とか思い出とか楽しさとか伝えきれていない気がする!
このブログでも今の創作ストーリーでも勿論ですが、いつか4コマ漫画かなんかでオケ生活を描いてみたいものです。
今日の一曲: ジャン=バティスト・アルバン 「ベニスの謝肉祭」
金管のショーピースといったらこれ・・・と思うのは安易でしょうか?いまいち自信がないのですが・・・(汗)
でもトランペットやホルンでこの曲を吹いてるのは耳にたこができるほど聞いたことがありますし、トロンボーンはわからないのですがテューバのバージョンがあるという話も聞いています。
バリエーション型のショーピースであるこの曲は・・・
その書各々のバリエーションでさまざまな演奏テクニックを披露するきらびやかな音楽です。
元のメロディのノリの良さ、伴奏をしているブラスバンドのノリの良さもあって例えばipodのランダム再生でまわってくると毎回聞いちゃう楽しい曲です。
で、一応ダブルタンギングもトリプルタンギングもいつの間にかできるようになった私は金管奏者になったつもりでちょっと鼻歌的にソロパートを歌ってみたり、声は全く出さなくとも舌と口の中のわずかな声だけで真似したりするのが個人的に楽しいです。(むしろ舌が勝手に動く!)
ただやっぱり最終バリエーション無理!「つもり」も全く駄目!(笑)
友達がホルンでこれ弾いてたときびっくりしましたがああいう1オクターブジャンプ、つまり指ではなく唇の変化を一秒の約12分の1(推定)でやるのは神技の域に入ります!(ちなみにその友人、オクターブトリルができるそうで(汗))
声であれをやろうとおもうともう駄目-(笑)でも駄目だなあ、と思うのも楽しいです。
うちにあるCDは父のさすがのチョイス、ウィンストン・マルサリスの録音。彼は神、というか「The God」ですからね。(ニュアンスの違い)
そのCDに他に入ってる曲でものすごいものがありますよ。マルサリスはCircular breathing、つまり息を吸ってる間に同時に吐ける、息継ぎの入らない演奏を出来る人なんですが・・・普段はちゃんと息を継ぐのですが、一曲聞いてて息継ぎが無く苦しいやつがあります。
でもそれも合わせて、音楽性・センス・パワー・テクニックみんなひっくるめて脱帽ですわー(白旗)
ブラス用の曲ってなんだか金管奏者達の楽しさ、というものが聞いて少し感じられるような気もします。
ぜひぜひこの曲でもコンサート後のどんちゃん飲めや歌えやの楽しい騒ぎをちょっぴり味わってください(笑)
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