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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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ブログトピックドラフト会議
今日は夕飯に七味+一味唐辛子をまぶして焼いた鶏肉を食べたのですが、無性に冷やした白ワインが飲みたくなったのでJacob's CreekのSauvignon Blanc(2010年Reserve)を飲んじゃってます。食べながら飲んだらよかったな、と思うくらい余韻と良く合った!

そして今日は新しい家族がうちに来ました。
ヤドカリその1忙しくて全然ご挨拶も出来てないしふれあえてもいない、フライングも甚だしいのですが妹がヤドカリを3匹買ってきましたので写真をアップ。
前々からいるといいなあ、といってたのですがまさか今日買ってくるとは思わず(笑)
3匹とも元気そうな目のくりくりした可愛い子達。可愛いおうちに住ませてあげたいですし、今夜明日と適度にご挨拶+触れあいしたいとおもってます。

今日もなんだか疲れ気味。ピアノもしましたし勉強もしましたしもちろん家事もしましたしね・・・
まだまだ頭はそういったことだったり、例のステンドグラスのことだったり、創作だったりに忙しく逆に思考が渋滞状態になっていて・・・(そしてワインはもちろんその助けになりません!)
でもブログで書きたいこと、話したい事、というのは結構ストックがたまってるんです。まとめる思考がないだけで。
なので自分へちょっぴりNudgeの意味でもちょっとここにがーっと書いてみようかなーなんて・・・

前も書きましたが、現代音楽をもっと聴いて欲しい!な「お奨め現代音楽」記事は書きたいと思ってます。聴きやすく時代を表すような20世紀初期の音楽だったり、聴きにくいけどちょっと聞き込んだり背景をわかったりしたらなるほど、とはまってしまった曲だったり、逆に通でも「これどうかな・・・」というような曲だったり。
現代音楽は音楽自体に加えて時代柄だったり、何を表現していたかとか音楽の哲学が面白かったりするのでそこをつまらなくなく説明するのが難関なんですが・・・そしてどうその「アプローチのしがたさ」という壁を崩すか、ということは一旦ちゃんと考えてみたいなーとか。

お奨め音楽、に関しては他にもトピックがいくつか。
結婚式やお葬式などイベントにぴったりな曲とか(メンデルスゾーンとワーグナーの結婚行進曲はもう飽きた!という個人的な強烈な主張から来ているのですが)、季節や天候にぴったりな曲とか・・・
あとは「夜の音楽」というトピックで「夜」という時間帯とそれが示唆するものだったり描写だったり。
こういうトピックで絞ってお奨め曲について書いてみたり、キーワードに曲を割り当ててみたりというのはリサイタルプログラムを組みたい欲と人に音楽を勧めてみたい欲のどっちもを処理しようとしての試みといっても過言ではないのですがね(汗)

あとはジョージ・クラムの音楽について語りたい。
現代音楽に変な壁がある、というのもそうですが、クラムの音楽に関してはちょーっと誤解があるようだなあ、と前々から思っていて。
彼の音楽は実験音楽的なテクニック=特殊奏法は使っていても精神だったり目的だったりは別のところにあるのに、別の門からアプローチしちゃって勿体ない印象を抱いてるのかなあ、と・・・クラムを愛する音楽家として悶々とした気持ちを抱いているので。
とりあえず小旅行に持ってく論文ともう一つの論文でクラムの音楽をそれぞれ別方向から分析しているものがあるのでそれを読んでから・・・かな?

音楽の力、についてもいろいろ考えることが。
たとえば音楽の使われ方だったり使い方によってどんな力を持つか、だったり。
言葉のない器楽だけの音楽にとくに重きをおきたいな、と思っています(私自身が器楽ベースなので)。
近似のトピックで「癒し」という言葉への私なりの疑問とか。
それにまた近似のトピックでクラシック音楽って巷で(とくに日本で)思われてるようなものじゃないんだ、という。
何にしてもイメージや言葉で音楽の力をリミットしないで!という主張を取り巻くいろいろな考えです。

メンタルヘルスももちろん!
薬に頼らない、または薬物治療と同時に行う治療はこんなに様々な種類とオプションがあるんだぞ!ということとか・・・
ティーンセクションの話は何回かしましたが大人セクションに入院したときの話もしてみたいなあ、とか。
まだまだメンタルヘルスはいろいろ勉強しないと話せないこともありますし、勉強することで触発されることも多くあるのですが・・・
私が話すのをためらってたら自分の「メンタルヘルスの事について話せる環境と社会になったらいいな」という夢に一歩も近づけない気がするので慎重にならざるを得ないトピックでもたまには話していけたら、と思ってます。
もっとメンタルヘルスや心理学の勉強、そしてそれら関係の本を読まないと!

他にもブログのメイントピックにかかわらず創作(あ、メイントピックか?)、好きなもの、思いついたもの身の回りのことなど書いて行けたらなあ・・・と願ってはいますが。
どうしてもこう、今日みたいにまとまらない思いばっかりが渦巻くときもありますが、無理はしすぎずとも何かを形にしていければ、という思いでこのブログを続けております。

次回こそは、次回こそはぐだぐだでない文を書きたいと思います・・・!


今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」



多少二次創作にも足をつっこんでいる身なのですが、オスカー・ワイルドの「サロメ」をベースにしたリヒャルト・シュトラウスのオペラ「サロメ」はなんてすぐれた二次創作なんだろうとしょっちゅう舌を巻いています。
じっさいがっつりお知り合いの作品(文も音楽も)ではないのですが、新約聖書に一瞬出てくるだけの、ほとんど名も出ていないような人物をここまで複雑に仕立て上げれるのか!ということに関してただただ驚くばかりで。

義父のせいで性に対してある種の嫌悪感を持っている、純粋な少女が囚われの預言者ヨカナーン(またの名をヨハネ)に会ったことがきっかけでなんだか困った方向に感情と愛(かどうかも定かではないもの)が走ってしまう・・・その他の豹変も合わせて、なんでしょう、こんなアンチヒロインもまた珍しいですよね。でも女性という存在として同時にものすごく興味深い。

そんなんかの「7つのヴェールのダンス」。義父であるヘロデ王が彼の前でサロメが踊れば彼女の好きなものを何でも与える、と言ったことに目を光らせたサロメの渾身の舞。
解釈によりストリップ的な踊りだったりそうでなかったり、でも何にしてもものすごく官能的なテイストが強い踊り。

実はこのナンバーはオケ曲としてもかなり聴き応えがある曲で、独立して演奏されることもしばしば。
大学でコンサートの後半が同じくリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」組曲とこれ、という一見無茶なような、でも楽しいコンサートをやったこともありました。

なんせ(普段はわりと好きじゃない作曲家ですが)楽器使いのマスターのシュトラウス。オケの一人一人にとってものすごく弾き甲斐のあるパートであり、感情的というか音楽的にもものすごく満足のいく曲。
木管楽器のそれぞれの音の妖艶さもぞくぞくしますし、ハープとチェレスタ(Yay)もあでやかな色彩で魅せますし、みんながサロメ♪(すごい表現だなあ)
なのでもちろん聴き手にも100%サロメ、サロメのたくさんの「女として顔」100%が伝わるような音楽なのです♪

もちろん最初に言いたいことは・・・チェレスタのパートに耳を傾けて欲しいです!なんせちょっぴり目立たないながらも名脇役で、リハーサルでも私が弾くとなんだか視線を感じてたり(実際に見てくれてるみたいなんですよ、色んなメンバー達が。認識は大変ありがたいですがちょっと恥ずかしい(笑))・・・
音が聞こえる、というよりは音の周りの余韻が太陽にかかった虹色のかさのように聞こえる、という程度なのですが・・・名脇役です。譲りません。

そして個人的な一番大好きポイントが後半で(再現部的な・・・再現部、ではないのですが)テンポが上がってきたところでの高音トランペット。
聴いたらすぐ分かると思うのですが、何もないところからすっと出てぱっとクールに吹かれるあのパッセージがたまらないです!シュトラウスはやっぱり金管をかっこよくプロデュースする能力に長けてますわ。

どんなに言葉を費やしても(特に私のつたない言葉では)この曲が秘めている妖艶さとパワーだったり、ワイルドとシュトラウスが描写する「サロメ」というキャラクターの複雑さの1%も伝えられないことがもどかしい・・・
まずはCDを!と言いたいところなのですが実はYoutubeなど動画サイトにオペラのシーンとして動画がアップされていますので視覚と聴覚で、様々なプロダクションの様々な演技+演奏を味わえます♪

一つサンプルを。



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