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なんだかちょっと疲れ気味のこの頃。今日は心の調子もちょっぴりいまいちな部分が・・・
でもチェロはもう少しで奪回できるし(チェロに関しては奪回した後にまた詳しく!)、天気はもう春だしいいこともたくさん。
引き続きのステンドグラスデザイン作業もありますし、明日もピアノにスーパーで買い物に衣替えにいろいろ頑張らなくちゃけないので頑張ってかなきゃ!
ということで景気づけになるような楽器で(珍しくメモなし&ノープランで)楽器と性格第4弾をやっていきたいと思います。
音楽や絵画で頻繁に「天使の奏でる楽器」とされているのがトランペット。
新約聖書の「ヨハネの黙示録」での世を滅ぼす7つのトランペットとを始め、なにかと繋がりが強いイメージです。
(反対に悪魔の楽器はバイオリンというイメージが強いですね)
なので基本的に輝かしい、力強い役割が多く、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」以外では悪役に回ることがない(というか自分が思いつかない)楽器。
奏者の方もなかなか正義感が強い人がけっこういます。
間違ってた・曲がった事が許せない、自分の信条に真っ直ぐな人柄がトランペット奏者の一番の特徴なんじゃないかと思います。
その強く一途な思いはチェロ奏者と共通するところがありますが、チェロ奏者が自分の信条を基準として判断するのに対してトランペット奏者は「正しいか正しくないか」で判断。わりと社会的正義感も強いタイプです。
なのでトランペット奏者と口論したらまず勝てないのでは?と思いますねえ・・・向こうは向こうなりの正義でものを考えてるのでそこが相容れなければ堂々巡りになるだけかも・・・?
議論の展開、突き詰めの過程で熱くなるというよりはやっぱり白黒つけたくてやっきになるというタイプが多く見受けられます。
あともう一つチェロとトランペットが似てるのは一途だからこそのちょっとした不器用さ。
どちらも伴奏をわりと苦手としている楽器で・・・(ただトランペットは楽器の性質上伴奏パートを弾くのが難しいのですが、チェロは楽器はできるのに奏者があんまり伴奏が好きでない、という・・・)
伴奏が苦手、というのはあとやっぱり目立ちたがり屋なところがあるせいも?と思います。
トランペットのメロディーだったりソロだったりというのは輝かしくなんといってもかっこいいもので・・・
そういったトランペットならではのソロをこなしているうちに目立つのも、かっこよくあるのも快感に感じる様になってしまう、という楽器を弾くことによって発達する性格的要素ではないかと思います。
その音からも分かるようにトランペットの人は基本明るく真っ直ぐ、単純で竹を割ったような性格。
判断力があり行動的で、子供のように無邪気にはしゃぐこともあり、ちょっぴり空回りしたり短気だったりもします。
でもなんといっても基本真面目。特に演奏するときはそうですね。
私は実はトランペット奏者の特徴の多くが心のツボにはまってるのですがその中でもトランペット奏者という人達に対して特別に敬意を抱いていることがあります。
トランペットという楽器は唇と息の加減一つで音が外れる楽器。しかも楽器の元々の音量がかなり大きいです。かといって躊躇しながら弾くと余計に音が外れる、という・・・
トランペットでソロを成功させるには「Just go for it」な精神、つまり「案ずるよりも産むが易し」、くよくよ悩まないでただ突進・突撃あるのみ!という精神で向かわなければならないのです。
どんな難しいパッセージでも迷うことなく100%で、音を外すにしても潔く立ち向かうトランペット奏者の演奏と姿勢にいつでも私は惚れ惚れしているのです。
惚れ惚れ、といえば自分データだとトランペット奏者には結構男前が多い気が・・・
ユースオケの演奏旅行の際に女子メンバーが男子メンバーを格付けした結果「ハンサムNo.1」、「抱かれたい男No.1」共に同じトランペット奏者だったのもそうですし、プロ奏者でも何人か心当たりがあります。
ちなみにうちの父もトランペット奏者ですが、客観的に冷静に見るとなかなかですしね。
ただやっぱり顔だけでなく、上記気質の男前さ、というかそういうものがそろってこそのトランペット奏者=男前の気質だと思うのであーんまりルックスは強調しないでおきたいのですが・・・
トランペット奏者の男前、というのは一番クラシックな男前男性像だったり一番スタンダードな男気なのかな~とか思います。
キャラだったり人物だったりに楽器を割り当てるとき、トランペット奏者は性格よりも重視している、ただただ一つの要素があります。
それは「目」。二次元だろうが実在の人物だろうが、トランペット奏者だな、と思う人を見分けるにはその人の目を見ればいい、という100%個人的見解を持っていて。
トランペットが向いてるだろうな、と思う人は尋常なく強く真っ直ぐな目をしてますね。言葉で説明しにくいんですが独特のまなざしです。
・・・と言って実はここで歴史的人物とかから例を引っ張り出してくるはずだったのですがぱっと思いつかず・・・またの機会に!
(例えば封神演義だったらだんぜん黄天化なんですが・・・果たして何人が分かってくれるのか・・・(汗))
弦楽器だったらバイオリンが自然とリーダー的存在になるように、金管でのリーダーはトランペット
軍隊で使われることも多いので(天使もまた神のために戦う戦士でもありますが)想像がつくかも知れませんが、ホルン、トロンボーン、テューバという基本ほんわかしてたりマイペースだったりする楽器をきびきびとまとめて、先陣を切って金管軍団を率いる存在でもあります。
トランペットの音っていつ聴いても心が引き締まるし、奮い立つしで・・・そして先ほど言いました奏者達の勇気を思うと本当にこちらも勇気が出ます。
私にとってこんな奏者・人間になりたいなと思うあこがれの存在・・・かもしれません。
・・・こうくると次はホルンかな?ホルンは結構ほとんどインサイダーなので話したい事はいろいろあるのですが(チェロとホルンの関係性もまた面白いですし)・・・さあどうまとまるかしら。
時間がかかったらごめんなさいね~(汗)
今日の一曲: バルトーク・ベーラ ピアノ協奏曲第2番第2楽章
トランペットに縁のある曲を選びました、といったら信じてもらえるでしょうか(笑)
選んだ理由はおいおい・・・
バルトークはオケ使いが独特なスタイルでピカイチなのですが、なんといっても金管の使い方がすごい!
金管に和音を吹かせたりソロを吹かせるだけでなく、それぞれのパートが別々のメロディーで動くポリフォニーが得意です。第1奏者だけでなく第2、第3奏者のソロもあってみんな気が抜けません!
ピアノ協奏曲でもオケのパートがめっちゃ充実していて(この曲をユースオケでやった時にすごいリハーサル時間かけました!)、ポリフォニー、複雑でワイルドなリズム、数えにくい休み小節(私だけ?自分の音楽的なカンにはものすごく自信があるのですがバルトークだけは勘が効きにくいです)・・・
もちろん金管楽器もものすごく活躍するコンチェルトです。
で、なぜ弦抜きで管楽器のセミオーケストラが活躍する第1楽章でなくスローで一見金管は目立たない第2楽章を選んだか。
この楽章はスローなセクションの後、スケルツォにあたる速い軽快なセクションがあって、またスローなセクションが戻る、というこの時代なんだか地味に流行りだった形式?(ラフマニノフとかも使ってます)なんですが・・・
そのスケルツォの最後の最後にあるトランペットの一音!それが私がおそらくどんなレパートリーのなかでも一番かっこいいと思うトランペットソロなのです。
弦や木管、時には打楽器がピアノの音と絡み合い、ちょっぴり幾何学的で、バルトーク&ハンガリー音楽のワイルドさも備えかねたちょっと変わった意味で幻想的な音楽を奏でて(あえて言えばちょっとだけデュカの「魔法使いの弟子」に似てるとこもあるかなー)、その最後のセクションに音がひょいひょいと上り詰めて、その頂上にトランペットソロ!しかも真ん中のドから2オクターブ上のドという超高音!
実はトランペットはCDで聴いてみると少なくともこのソロの前40秒間は弾いていません。(ソロを弾くのが第1奏者なのですが、その40秒前に聞こえるトランペットの音が第1奏者によって弾かれているかどうかわからないので「少なくとも」なのです)
で、何も弾かないところからその超高音をぱっと真っ直ぐ外さず吹かなくちゃいけないこの難しさ!
その40秒間奏者はそうとうどきどきしてるんでしょうね・・・
でも聴いている方もそうとうはらはらしてたのでそのソロが決まってそのまっすぐな高音が聞こえたときの快感だったりたまらないですね!
全部踏まえて本当に惚れちゃいますよ、このトップのドを決めたトランペット奏者!
スローなセクションには触れなかったのですが、これもまた神秘的なバルトークの「夜の音楽」の世界。
バルトークの「夜の音楽」というくくりについてはまだ不勉強なのですが(汗)確かにこういった緩徐楽章は「夜」のものすごく神秘的で、静かで、どこか恐怖があって・・・という側面そのものだなあ、という気がします。
耳で聞いているはずなのに、なんだか全身で音楽を感じてしまうような不思議な感覚もあります。
とりあえずこのトランペットソロは曲の知名度もありますがあまりその大変さが知られてないような気がして。
でも私にとってはそういった大変さだったりも含めて最高にかっこいいソロだと思います。
なので次回この曲を聴いた際には耳を傾けてみてくださいね♪(そしてできれば一緒にはらはらしたり・・・)
でもチェロはもう少しで奪回できるし(チェロに関しては奪回した後にまた詳しく!)、天気はもう春だしいいこともたくさん。
引き続きのステンドグラスデザイン作業もありますし、明日もピアノにスーパーで買い物に衣替えにいろいろ頑張らなくちゃけないので頑張ってかなきゃ!
ということで景気づけになるような楽器で(珍しくメモなし&ノープランで)楽器と性格第4弾をやっていきたいと思います。
音楽や絵画で頻繁に「天使の奏でる楽器」とされているのがトランペット。
新約聖書の「ヨハネの黙示録」での世を滅ぼす7つのトランペットとを始め、なにかと繋がりが強いイメージです。
(反対に悪魔の楽器はバイオリンというイメージが強いですね)
なので基本的に輝かしい、力強い役割が多く、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」以外では悪役に回ることがない(というか自分が思いつかない)楽器。
奏者の方もなかなか正義感が強い人がけっこういます。
間違ってた・曲がった事が許せない、自分の信条に真っ直ぐな人柄がトランペット奏者の一番の特徴なんじゃないかと思います。
その強く一途な思いはチェロ奏者と共通するところがありますが、チェロ奏者が自分の信条を基準として判断するのに対してトランペット奏者は「正しいか正しくないか」で判断。わりと社会的正義感も強いタイプです。
なのでトランペット奏者と口論したらまず勝てないのでは?と思いますねえ・・・向こうは向こうなりの正義でものを考えてるのでそこが相容れなければ堂々巡りになるだけかも・・・?
議論の展開、突き詰めの過程で熱くなるというよりはやっぱり白黒つけたくてやっきになるというタイプが多く見受けられます。
あともう一つチェロとトランペットが似てるのは一途だからこそのちょっとした不器用さ。
どちらも伴奏をわりと苦手としている楽器で・・・(ただトランペットは楽器の性質上伴奏パートを弾くのが難しいのですが、チェロは楽器はできるのに奏者があんまり伴奏が好きでない、という・・・)
伴奏が苦手、というのはあとやっぱり目立ちたがり屋なところがあるせいも?と思います。
トランペットのメロディーだったりソロだったりというのは輝かしくなんといってもかっこいいもので・・・
そういったトランペットならではのソロをこなしているうちに目立つのも、かっこよくあるのも快感に感じる様になってしまう、という楽器を弾くことによって発達する性格的要素ではないかと思います。
その音からも分かるようにトランペットの人は基本明るく真っ直ぐ、単純で竹を割ったような性格。
判断力があり行動的で、子供のように無邪気にはしゃぐこともあり、ちょっぴり空回りしたり短気だったりもします。
でもなんといっても基本真面目。特に演奏するときはそうですね。
私は実はトランペット奏者の特徴の多くが心のツボにはまってるのですがその中でもトランペット奏者という人達に対して特別に敬意を抱いていることがあります。
トランペットという楽器は唇と息の加減一つで音が外れる楽器。しかも楽器の元々の音量がかなり大きいです。かといって躊躇しながら弾くと余計に音が外れる、という・・・
トランペットでソロを成功させるには「Just go for it」な精神、つまり「案ずるよりも産むが易し」、くよくよ悩まないでただ突進・突撃あるのみ!という精神で向かわなければならないのです。
どんな難しいパッセージでも迷うことなく100%で、音を外すにしても潔く立ち向かうトランペット奏者の演奏と姿勢にいつでも私は惚れ惚れしているのです。
惚れ惚れ、といえば自分データだとトランペット奏者には結構男前が多い気が・・・
ユースオケの演奏旅行の際に女子メンバーが男子メンバーを格付けした結果「ハンサムNo.1」、「抱かれたい男No.1」共に同じトランペット奏者だったのもそうですし、プロ奏者でも何人か心当たりがあります。
ちなみにうちの父もトランペット奏者ですが、客観的に冷静に見るとなかなかですしね。
ただやっぱり顔だけでなく、上記気質の男前さ、というかそういうものがそろってこそのトランペット奏者=男前の気質だと思うのであーんまりルックスは強調しないでおきたいのですが・・・
トランペット奏者の男前、というのは一番クラシックな男前男性像だったり一番スタンダードな男気なのかな~とか思います。
キャラだったり人物だったりに楽器を割り当てるとき、トランペット奏者は性格よりも重視している、ただただ一つの要素があります。
それは「目」。二次元だろうが実在の人物だろうが、トランペット奏者だな、と思う人を見分けるにはその人の目を見ればいい、という100%個人的見解を持っていて。
トランペットが向いてるだろうな、と思う人は尋常なく強く真っ直ぐな目をしてますね。言葉で説明しにくいんですが独特のまなざしです。
・・・と言って実はここで歴史的人物とかから例を引っ張り出してくるはずだったのですがぱっと思いつかず・・・またの機会に!
(例えば封神演義だったらだんぜん黄天化なんですが・・・果たして何人が分かってくれるのか・・・(汗))
弦楽器だったらバイオリンが自然とリーダー的存在になるように、金管でのリーダーはトランペット
軍隊で使われることも多いので(天使もまた神のために戦う戦士でもありますが)想像がつくかも知れませんが、ホルン、トロンボーン、テューバという基本ほんわかしてたりマイペースだったりする楽器をきびきびとまとめて、先陣を切って金管軍団を率いる存在でもあります。
トランペットの音っていつ聴いても心が引き締まるし、奮い立つしで・・・そして先ほど言いました奏者達の勇気を思うと本当にこちらも勇気が出ます。
私にとってこんな奏者・人間になりたいなと思うあこがれの存在・・・かもしれません。
・・・こうくると次はホルンかな?ホルンは結構ほとんどインサイダーなので話したい事はいろいろあるのですが(チェロとホルンの関係性もまた面白いですし)・・・さあどうまとまるかしら。
時間がかかったらごめんなさいね~(汗)
今日の一曲: バルトーク・ベーラ ピアノ協奏曲第2番第2楽章
トランペットに縁のある曲を選びました、といったら信じてもらえるでしょうか(笑)
選んだ理由はおいおい・・・
バルトークはオケ使いが独特なスタイルでピカイチなのですが、なんといっても金管の使い方がすごい!
金管に和音を吹かせたりソロを吹かせるだけでなく、それぞれのパートが別々のメロディーで動くポリフォニーが得意です。第1奏者だけでなく第2、第3奏者のソロもあってみんな気が抜けません!
ピアノ協奏曲でもオケのパートがめっちゃ充実していて(この曲をユースオケでやった時にすごいリハーサル時間かけました!)、ポリフォニー、複雑でワイルドなリズム、数えにくい休み小節(私だけ?自分の音楽的なカンにはものすごく自信があるのですがバルトークだけは勘が効きにくいです)・・・
もちろん金管楽器もものすごく活躍するコンチェルトです。
で、なぜ弦抜きで管楽器のセミオーケストラが活躍する第1楽章でなくスローで一見金管は目立たない第2楽章を選んだか。
この楽章はスローなセクションの後、スケルツォにあたる速い軽快なセクションがあって、またスローなセクションが戻る、というこの時代なんだか地味に流行りだった形式?(ラフマニノフとかも使ってます)なんですが・・・
そのスケルツォの最後の最後にあるトランペットの一音!それが私がおそらくどんなレパートリーのなかでも一番かっこいいと思うトランペットソロなのです。
弦や木管、時には打楽器がピアノの音と絡み合い、ちょっぴり幾何学的で、バルトーク&ハンガリー音楽のワイルドさも備えかねたちょっと変わった意味で幻想的な音楽を奏でて(あえて言えばちょっとだけデュカの「魔法使いの弟子」に似てるとこもあるかなー)、その最後のセクションに音がひょいひょいと上り詰めて、その頂上にトランペットソロ!しかも真ん中のドから2オクターブ上のドという超高音!
実はトランペットはCDで聴いてみると少なくともこのソロの前40秒間は弾いていません。(ソロを弾くのが第1奏者なのですが、その40秒前に聞こえるトランペットの音が第1奏者によって弾かれているかどうかわからないので「少なくとも」なのです)
で、何も弾かないところからその超高音をぱっと真っ直ぐ外さず吹かなくちゃいけないこの難しさ!
その40秒間奏者はそうとうどきどきしてるんでしょうね・・・
でも聴いている方もそうとうはらはらしてたのでそのソロが決まってそのまっすぐな高音が聞こえたときの快感だったりたまらないですね!
全部踏まえて本当に惚れちゃいますよ、このトップのドを決めたトランペット奏者!
スローなセクションには触れなかったのですが、これもまた神秘的なバルトークの「夜の音楽」の世界。
バルトークの「夜の音楽」というくくりについてはまだ不勉強なのですが(汗)確かにこういった緩徐楽章は「夜」のものすごく神秘的で、静かで、どこか恐怖があって・・・という側面そのものだなあ、という気がします。
耳で聞いているはずなのに、なんだか全身で音楽を感じてしまうような不思議な感覚もあります。
とりあえずこのトランペットソロは曲の知名度もありますがあまりその大変さが知られてないような気がして。
でも私にとってはそういった大変さだったりも含めて最高にかっこいいソロだと思います。
なので次回この曲を聴いた際には耳を傾けてみてくださいね♪(そしてできれば一緒にはらはらしたり・・・)
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