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昨日のエントリーをメモなしで書いたので恒例のおことわりを忘れていました。
1)これらの性格分析は私個人の観察と楽器の特性から導き出したものです。
2)あんまり真剣にとらないでいただけると嬉しいです。それなりに分析はしてますが、とりあえずネタということで。
3)メルボルン発データなので環境要因があると思われ日本人の場合どうなっているかは未知です。
4)個人攻撃、誹謗中傷は全く意図していません。
そして先ほどよくよく見たら拍手がぱちぱちされてるではありませんか!それも4つ!
24keysvirus、Trust、オイスター関係と昨日のトランペットとこのブログでカバーしているいくつかのメイントピックを結構網羅していてなんだか本当にありがたいです。そして設置しておいて気づかなくてなんだか申し訳ない・・・
アクセスも徐々に上がってるようで、本当に本当に読んでくださる人には感謝です。
これからもいろいろ書いていくと思いますがよろしくお願いします。
ここ数日心の調子が芳しくなく。
疲労、気分の微妙な落ち込みに加えてピアノの練習途中での急な集中力の低下・・・
程度としては(疲労以外は)大したことないですし、これといって原因も見つからないので一時的なものだと思いますが、だからっていつものようにがんがん前に前にじゃいけません。
(・・・とか言いながら仕事もピアノも(レッスンに向けて?)勉強も家事もやってますが・・・)
こういうときは食べ物でも弾く曲でも聴く音楽でも何かと「あれもいやだ、これもいやだ」となりがち。
そして胃が悪いときには刺激物を避けた方がいいのと同じように、見るもの聴くもの心を動かすものにちょーっと気をつけた方がいいな、というのは経験から覚えてきました。
普段から(決して調子が悪くてひねくれてるわけじゃないです、普段からのひねくれです)結構「癒し」という言葉の安易さに対してかなり疑問を抱いているというか懐疑的だというか・・・
なので一つ断っておきますが「癒しの音楽」について今回話したいわけではないのです。
心を「癒す」とか回復を促す音楽ではなく、心が弱ってる時に聴くと心がささくれ立たないような、心に優しいというか穏やかな状態にさせてくれる音楽を自分の経験から紹介したいと思います。
(注:作曲家の名前で参照することが多いですが、その作曲家の曲全部に当てはまるわけではありません)
ネガティブに説明するのも何ですが、まずは避けたい音楽。
派手だったり外向的な音楽は割と心が防御的になって萎縮しちゃうように思えます。リスト、ワーグナーがぱっと浮かびますが、シューマンもこの類に入ります。シューマンの場合本人の精神の不安定さが若干音楽に表れるのもまたこういう状態には向かない理由でもありますね。
声が入る音楽はぼーっと心を穏やかにして聴くにはやっぱり向いてないかなーという部分もあるような気がします。
人間の耳と脳はやっぱり同じ人間の声に自然と耳を傾けてしまう働きがあるそうなので。
そして何にしても複雑な音楽だと弱った脳が(聞き流すにしても)情報を処理しきれない様子。
自分にとってはなによりもハーモニーが重要らしいです。いつもは大好きなメシアンも心が弱ってると色彩の複雑さがちょっぴりしんどい・・・(汗)でも別の意味で複雑なリゲティはそのメカニカルで幾何学的な性格が心地良く感じます。
あとは強弱が激しかったり、曲が長すぎたり、強いリズムだったり(バルトークなど)、強い感情だったり・・・
それからプロコフィエフの音楽もこういう状態の時は結構苦手かも。というのもプロコフィエフの書く音楽のおそらく一番の特徴というのが「飛躍するメロディー」。とにかく平気で一オクターブとか一気に飛んじゃうアップダウンの激しいメロディーに心がつり上げられたり落とされたりで結構しんどいです。
総括するとおすすめなのは:
1)長すぎず、分厚すぎず、激しすぎず
2)コンパクトなスケール
3)ハーモニーがシンプル
4)自然なメロディー
5)内向的
・・・という特徴をもってるのかなー、なんて・・・
作曲家でいうとおすすめはモンポウ、ラヴェル、ヴォーン=ウィリアムスあたり。
ラヴェルはあの透明な色彩と不思議な軽さが調子が悪い時でも私にはすっと自然に入って来ます。色彩も音楽全体も生き生きとしているのでちょっぴり元気やエネルギーももらえたり。
モンポウは以前「今日の一曲」でも紹介しましたがカタルーニャの民族音楽を扱う作曲家で、カタルーニャの民族音楽のピカイチなメロディーと手のひらに収まるようなコンパクトでシンプルな音楽にかなり重症の時でも穏やかさをもたらしてくれました。
ヴォーン=ウィリアムスに限らずイギリスの音楽はノスタルジックな性格で、せかさないというか「後ろ向きでも全然いいよー」という姿勢がいいいな、と個人的に思います。ヴォーン=ウィリアムスの音楽に感じる景色と雰囲気にものすごーく思い入れがあって。
曲で言ったらなにがいいかなー・・・
1) モーリス・ラヴェル マ・メール・ロワ
ラヴェルの音楽で手のひらサイズ、しかも童心に帰って子供のように愛してくれる純粋な曲。
ピアノ版もオケ版もありますが、どっちも違う魅力があります。
落ち着きだったらピアノ版、暖かさだったらオケ版・・・かな?
2) フェデリコ・モンポウ 内なる印象
いつだったか入院し退院したあとふと惹かれてしまったこの曲。
内なる印象というタイトルのとおり心に秘めるような音楽で、まあるくて大切な小曲集です。
特におすすめは第一楽章、そして「Parjaro Triste( 悲しい鳥)」。
どちらも必要最小限の音とちょうど良いスペースでうまいこと心を静かに動かしてくれます。
3) ヴォーン=ウィリアムス 揚げひばり
ヴォーン=ウィリアムスってこんな曲ばっかり書くよねーという部分もあるのですが、でもだからって憎むことはできないこの曲。メロディーの自然さ、広がる草原、吹くそよ風・・・
心が窮屈に感じたとき、本当に欲している世界を与えてくれる音楽。
4) オリヴィエ・メシアン 幼子イエスに注ぐ20のまなざし 第1番「父のまなざし」
メシアンは複雑な色彩を書くときが生き生きしていますが、こんな曲も。
テンポが一音=一秒というのがやっぱり効きますね(といっても誰も厳密にそれを守ってるわけじゃありませんが)。鼓動に近いテンポだとやっぱり神経はどうも落ち着くようです。ずーっとその一音一秒で変化がなく、音楽自体もものすごく穏やかな弧を書いていて。父性の暖かさ。
5) ヨハネス・ブラームス 交響曲第1番第2楽章
ブラームスは内向的な音楽の性格と、あと子守歌が得意なこともあって心が不調なときに向いていますがなんといってもブラームスの音楽は親身になって傍にいてくれるのですねー。
包容力があって、暖かくて、人間的で。例えばヴォーン=ウィリアムスだと広い空間が心地良い反面ちょっぴり淋しく感じるのですが、ブラームスの音楽はそうやって隣にいてくれる存在の暖かさと心地よさを味わえます。
音楽には本当に人の心をいろんな風に動かすことができる力を持っていて。
心を癒すというのは分からないのですが人自身が力を取り戻せるように支えてくれる、ちょっと手を貸してくれることはできます。
世界津々浦々色々な音楽があって、探せば自分の心のその都度都度の状態にぴったり合う音楽がみつかります。
上記は私個人の経験から見つけた曲ですが、(前にも言いましたが)もっと他の人の心を支える手助けができる音楽を見つけるお手伝いができたらいいなあーと思っています。
ただ今は休息ですね。はい。これから衣替えです。
明日からはまた仕事だから回復するためになるべく自分にとっていいこと、正しいことをしていこうと思います。
今日の一曲はお休みです。
1)これらの性格分析は私個人の観察と楽器の特性から導き出したものです。
2)あんまり真剣にとらないでいただけると嬉しいです。それなりに分析はしてますが、とりあえずネタということで。
3)メルボルン発データなので環境要因があると思われ日本人の場合どうなっているかは未知です。
4)個人攻撃、誹謗中傷は全く意図していません。
そして先ほどよくよく見たら拍手がぱちぱちされてるではありませんか!それも4つ!
24keysvirus、Trust、オイスター関係と昨日のトランペットとこのブログでカバーしているいくつかのメイントピックを結構網羅していてなんだか本当にありがたいです。そして設置しておいて気づかなくてなんだか申し訳ない・・・
アクセスも徐々に上がってるようで、本当に本当に読んでくださる人には感謝です。
これからもいろいろ書いていくと思いますがよろしくお願いします。
ここ数日心の調子が芳しくなく。
疲労、気分の微妙な落ち込みに加えてピアノの練習途中での急な集中力の低下・・・
程度としては(疲労以外は)大したことないですし、これといって原因も見つからないので一時的なものだと思いますが、だからっていつものようにがんがん前に前にじゃいけません。
(・・・とか言いながら仕事もピアノも(レッスンに向けて?)勉強も家事もやってますが・・・)
こういうときは食べ物でも弾く曲でも聴く音楽でも何かと「あれもいやだ、これもいやだ」となりがち。
そして胃が悪いときには刺激物を避けた方がいいのと同じように、見るもの聴くもの心を動かすものにちょーっと気をつけた方がいいな、というのは経験から覚えてきました。
普段から(決して調子が悪くてひねくれてるわけじゃないです、普段からのひねくれです)結構「癒し」という言葉の安易さに対してかなり疑問を抱いているというか懐疑的だというか・・・
なので一つ断っておきますが「癒しの音楽」について今回話したいわけではないのです。
心を「癒す」とか回復を促す音楽ではなく、心が弱ってる時に聴くと心がささくれ立たないような、心に優しいというか穏やかな状態にさせてくれる音楽を自分の経験から紹介したいと思います。
(注:作曲家の名前で参照することが多いですが、その作曲家の曲全部に当てはまるわけではありません)
ネガティブに説明するのも何ですが、まずは避けたい音楽。
派手だったり外向的な音楽は割と心が防御的になって萎縮しちゃうように思えます。リスト、ワーグナーがぱっと浮かびますが、シューマンもこの類に入ります。シューマンの場合本人の精神の不安定さが若干音楽に表れるのもまたこういう状態には向かない理由でもありますね。
声が入る音楽はぼーっと心を穏やかにして聴くにはやっぱり向いてないかなーという部分もあるような気がします。
人間の耳と脳はやっぱり同じ人間の声に自然と耳を傾けてしまう働きがあるそうなので。
そして何にしても複雑な音楽だと弱った脳が(聞き流すにしても)情報を処理しきれない様子。
自分にとってはなによりもハーモニーが重要らしいです。いつもは大好きなメシアンも心が弱ってると色彩の複雑さがちょっぴりしんどい・・・(汗)でも別の意味で複雑なリゲティはそのメカニカルで幾何学的な性格が心地良く感じます。
あとは強弱が激しかったり、曲が長すぎたり、強いリズムだったり(バルトークなど)、強い感情だったり・・・
それからプロコフィエフの音楽もこういう状態の時は結構苦手かも。というのもプロコフィエフの書く音楽のおそらく一番の特徴というのが「飛躍するメロディー」。とにかく平気で一オクターブとか一気に飛んじゃうアップダウンの激しいメロディーに心がつり上げられたり落とされたりで結構しんどいです。
総括するとおすすめなのは:
1)長すぎず、分厚すぎず、激しすぎず
2)コンパクトなスケール
3)ハーモニーがシンプル
4)自然なメロディー
5)内向的
・・・という特徴をもってるのかなー、なんて・・・
作曲家でいうとおすすめはモンポウ、ラヴェル、ヴォーン=ウィリアムスあたり。
ラヴェルはあの透明な色彩と不思議な軽さが調子が悪い時でも私にはすっと自然に入って来ます。色彩も音楽全体も生き生きとしているのでちょっぴり元気やエネルギーももらえたり。
モンポウは以前「今日の一曲」でも紹介しましたがカタルーニャの民族音楽を扱う作曲家で、カタルーニャの民族音楽のピカイチなメロディーと手のひらに収まるようなコンパクトでシンプルな音楽にかなり重症の時でも穏やかさをもたらしてくれました。
ヴォーン=ウィリアムスに限らずイギリスの音楽はノスタルジックな性格で、せかさないというか「後ろ向きでも全然いいよー」という姿勢がいいいな、と個人的に思います。ヴォーン=ウィリアムスの音楽に感じる景色と雰囲気にものすごーく思い入れがあって。
曲で言ったらなにがいいかなー・・・
1) モーリス・ラヴェル マ・メール・ロワ
ラヴェルの音楽で手のひらサイズ、しかも童心に帰って子供のように愛してくれる純粋な曲。
ピアノ版もオケ版もありますが、どっちも違う魅力があります。
落ち着きだったらピアノ版、暖かさだったらオケ版・・・かな?
2) フェデリコ・モンポウ 内なる印象
いつだったか入院し退院したあとふと惹かれてしまったこの曲。
内なる印象というタイトルのとおり心に秘めるような音楽で、まあるくて大切な小曲集です。
特におすすめは第一楽章、そして「Parjaro Triste( 悲しい鳥)」。
どちらも必要最小限の音とちょうど良いスペースでうまいこと心を静かに動かしてくれます。
3) ヴォーン=ウィリアムス 揚げひばり
ヴォーン=ウィリアムスってこんな曲ばっかり書くよねーという部分もあるのですが、でもだからって憎むことはできないこの曲。メロディーの自然さ、広がる草原、吹くそよ風・・・
心が窮屈に感じたとき、本当に欲している世界を与えてくれる音楽。
4) オリヴィエ・メシアン 幼子イエスに注ぐ20のまなざし 第1番「父のまなざし」
メシアンは複雑な色彩を書くときが生き生きしていますが、こんな曲も。
テンポが一音=一秒というのがやっぱり効きますね(といっても誰も厳密にそれを守ってるわけじゃありませんが)。鼓動に近いテンポだとやっぱり神経はどうも落ち着くようです。ずーっとその一音一秒で変化がなく、音楽自体もものすごく穏やかな弧を書いていて。父性の暖かさ。
5) ヨハネス・ブラームス 交響曲第1番第2楽章
ブラームスは内向的な音楽の性格と、あと子守歌が得意なこともあって心が不調なときに向いていますがなんといってもブラームスの音楽は親身になって傍にいてくれるのですねー。
包容力があって、暖かくて、人間的で。例えばヴォーン=ウィリアムスだと広い空間が心地良い反面ちょっぴり淋しく感じるのですが、ブラームスの音楽はそうやって隣にいてくれる存在の暖かさと心地よさを味わえます。
音楽には本当に人の心をいろんな風に動かすことができる力を持っていて。
心を癒すというのは分からないのですが人自身が力を取り戻せるように支えてくれる、ちょっと手を貸してくれることはできます。
世界津々浦々色々な音楽があって、探せば自分の心のその都度都度の状態にぴったり合う音楽がみつかります。
上記は私個人の経験から見つけた曲ですが、(前にも言いましたが)もっと他の人の心を支える手助けができる音楽を見つけるお手伝いができたらいいなあーと思っています。
ただ今は休息ですね。はい。これから衣替えです。
明日からはまた仕事だから回復するためになるべく自分にとっていいこと、正しいことをしていこうと思います。
今日の一曲はお休みです。
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