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取り急ぎちょっぴり更新です。まだ仕事&ピアノ&休息の両立でなく鼎立モードです。
以前からTwitterでつぶやき続き随分とフリが長かったプロジェクト、公開しました!
オリヴィエ・メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」をモチーフにしたステンドグラスのデザインです。
下手&素人なりにがんばってみました♪
曲についての説明はwikipediaのこの記事で。
プロジェクトのTogetterまとめはこちら。なぜステンドグラスなのか、という経緯などもあるのでぜひご覧下さい。
そして完成品を8枚セット並べて飾るとこうなります。
(クリックで拡大画像が見れます)
散々騒ぎながら作業してきましたがやっと完成です。
嬉しいのでtwitterにも上げましたし、togetterで上記まとめも作りましたし。
そして今これを初めとして自分の諸創作物を展示するゆるーいギャラリーも制作しています。
次のプロジェクトもちょっぴり発動中です。
音楽を演奏するのが勿論一番!ですが、音楽を別の表現形態で表現すること、そしてそのプロセスによってより音楽を深く理解して感じたいと思いますし、現代音楽については特に視覚的な要素もあった方がとっつきやすいかなーなんていうちょっとした下心もあります。
とにかくもっと音楽と違った角度から触れあいたいと思うので、またなんだかごちゃごちゃ工程につぶやいててもよろしくお願いします(礼)
ギャラリー、こうやってサイト作成するのはちょっと久しぶりで気恥ずかしさだったり別の後ろめたい?感情もあってなかなか進んでないのですが・・・(汗)完成したあかつきにはそちらも宜しくお願いします。
ブログも書きたいトピックいろいろメモってあるので心と頭に余裕を備えて復帰したいと思います。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「世の終わりのための四重奏曲」 第3楽章 「鳥たちの深淵」
もちろん今日はこの一曲!中でもある意味一番ユニークな楽章をチョイスしました。
この四重奏曲は(メシアンの当時の事情から)ピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネットという変則的な編成。
全8楽章ある中ずっと全員が弾いているわけではなく、バイオリンが主役(+ピアノ伴奏)だったり、チェロが主役(+ピアノ伴奏)だったり、ピアノ抜きのトリオで演奏したりと楽章によって編成が変わることがあります。
その中でもこの「鳥たちの深淵」はクラリネットだけ、という珍しい編成。
バイオリンも、チェロも、ピアノも一音も弾きません。
クラリネットは木管楽器のなかでもわりと音量に乏しく、透明だけど中身がオーボエみたいにぎゅっと詰まっていない音。それ一本で大丈夫?という一見頼りないような気もしますが・・・
でもこの曲はクラリネットならでは、の名曲だと思います。
クラリネットというのはそもそもモーツァルトの時代に作られた、打楽器やホルン(角笛としての)だったり笛だったりのそれこそ神話時代からあるような楽器と比べるとだいぶ新しい楽器です。
なので例えば(比べるのもちょっと悪いような気がしますが)似たような楽器のオーボエと比べるとソフトな音がスムーズに出たり、音域が広かったり、音を出すのに要る労力が少なかったり。
その優れた能力と、透明でクールな音を買われて特に20世紀(特にフランス)で、さらにジャズやクレズマーにも愛用されるようになった楽器です。
メシアンもクラリネットのその弱音のポテンシャルを存分に発揮させています。
「聞こえない音が吹ける」とまで言われるクラリネット。何もないところからすーっと幽霊よりも気配を消して表れたり、本当の意味で消え入るようなフレーズの終わりだったり。
「吸い込まれるような闇」を表すにはこれ以上ふさわしい楽器はないですね。
でも曲が曲で楽器が楽器ですから、この曲を聴くときは全くの静寂の中でしかこの曲の真髄を感じることはできないと思います。
ステレオでもいいのですが、できたらしんと静まりかえったホールで。
最高の環境、というのが人っ子一人いないホールなんですが・・・つまりは奏者になる、という。
奏者側からそうやって自分の音が闇と静寂に消散していくのをたった一人で味わえる贅沢・・・いいなあ。
なので是非この曲でのクラリネットの透明な音、そして音が消えるその瞬間をつかまえられるようなるべく無音に近い環境で耳を傾けてくださいね♪
以前からTwitterでつぶやき続き随分とフリが長かったプロジェクト、公開しました!
オリヴィエ・メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」をモチーフにしたステンドグラスのデザインです。
下手&素人なりにがんばってみました♪
曲についての説明はwikipediaのこの記事で。
プロジェクトのTogetterまとめはこちら。なぜステンドグラスなのか、という経緯などもあるのでぜひご覧下さい。
そして完成品を8枚セット並べて飾るとこうなります。
(クリックで拡大画像が見れます)
嬉しいのでtwitterにも上げましたし、togetterで上記まとめも作りましたし。
そして今これを初めとして自分の諸創作物を展示するゆるーいギャラリーも制作しています。
次のプロジェクトもちょっぴり発動中です。
音楽を演奏するのが勿論一番!ですが、音楽を別の表現形態で表現すること、そしてそのプロセスによってより音楽を深く理解して感じたいと思いますし、現代音楽については特に視覚的な要素もあった方がとっつきやすいかなーなんていうちょっとした下心もあります。
とにかくもっと音楽と違った角度から触れあいたいと思うので、またなんだかごちゃごちゃ工程につぶやいててもよろしくお願いします(礼)
ギャラリー、こうやってサイト作成するのはちょっと久しぶりで気恥ずかしさだったり別の後ろめたい?感情もあってなかなか進んでないのですが・・・(汗)完成したあかつきにはそちらも宜しくお願いします。
ブログも書きたいトピックいろいろメモってあるので心と頭に余裕を備えて復帰したいと思います。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「世の終わりのための四重奏曲」 第3楽章 「鳥たちの深淵」
もちろん今日はこの一曲!中でもある意味一番ユニークな楽章をチョイスしました。
この四重奏曲は(メシアンの当時の事情から)ピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネットという変則的な編成。
全8楽章ある中ずっと全員が弾いているわけではなく、バイオリンが主役(+ピアノ伴奏)だったり、チェロが主役(+ピアノ伴奏)だったり、ピアノ抜きのトリオで演奏したりと楽章によって編成が変わることがあります。
その中でもこの「鳥たちの深淵」はクラリネットだけ、という珍しい編成。
バイオリンも、チェロも、ピアノも一音も弾きません。
クラリネットは木管楽器のなかでもわりと音量に乏しく、透明だけど中身がオーボエみたいにぎゅっと詰まっていない音。それ一本で大丈夫?という一見頼りないような気もしますが・・・
でもこの曲はクラリネットならでは、の名曲だと思います。
クラリネットというのはそもそもモーツァルトの時代に作られた、打楽器やホルン(角笛としての)だったり笛だったりのそれこそ神話時代からあるような楽器と比べるとだいぶ新しい楽器です。
なので例えば(比べるのもちょっと悪いような気がしますが)似たような楽器のオーボエと比べるとソフトな音がスムーズに出たり、音域が広かったり、音を出すのに要る労力が少なかったり。
その優れた能力と、透明でクールな音を買われて特に20世紀(特にフランス)で、さらにジャズやクレズマーにも愛用されるようになった楽器です。
メシアンもクラリネットのその弱音のポテンシャルを存分に発揮させています。
「聞こえない音が吹ける」とまで言われるクラリネット。何もないところからすーっと幽霊よりも気配を消して表れたり、本当の意味で消え入るようなフレーズの終わりだったり。
「吸い込まれるような闇」を表すにはこれ以上ふさわしい楽器はないですね。
でも曲が曲で楽器が楽器ですから、この曲を聴くときは全くの静寂の中でしかこの曲の真髄を感じることはできないと思います。
ステレオでもいいのですが、できたらしんと静まりかえったホールで。
最高の環境、というのが人っ子一人いないホールなんですが・・・つまりは奏者になる、という。
奏者側からそうやって自分の音が闇と静寂に消散していくのをたった一人で味わえる贅沢・・・いいなあ。
なので是非この曲でのクラリネットの透明な音、そして音が消えるその瞬間をつかまえられるようなるべく無音に近い環境で耳を傾けてくださいね♪
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