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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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ふぁみりー
・・・の話をする前に一つ。
平成教育学院放課後で宇治原さんの勉強法として「新聞は複数違うのを読む」っていうのがありましたがこっちでは学校でそう習うのでちょっとびっくりしました。
高校の2年生、3年生の英語(つまりこっちの国語)授業では新聞の記事を読んだり、opinion articlesに書かれている意見を分析したり、文の手法を学んだりそれで自分で書いてみるとかいうことも授業の一環で。(どっちかというと本を読むのが好きなので正直言って相対的に言えば多少面倒くさくはありました)
オーストラリアの新聞はthe Age、Herald Sun、the Australianの3つがメジャーどころで、それぞれの特徴もざっときき。その中でHerald Sunはopinion articleにちょっと意見の偏った感じのが多くてよく某ライターの記事を「あー偏ってるわー」っていってクラスみんなで苦笑してたんですが、数年後私がピアノを教えている楽器店の音楽学校で試験の伴奏をしたクラリネットの女の子のお父さんがそのライターで実際に顔を合わせてしまったという・・・(笑)案外近くにいてびっくりでした。

さて本題へ。
うちは音楽一家です、というのが多少自慢なのですが、音楽家といっても結局みんなアマチュア(私はどうなんだろう)で。
父はトランペットとギター、母はホルン、私はピアノとチェロ、妹はピアノとヴィオラ・・・ということで親世代は金管楽器、私たちの世代は弦楽器となって。次の世代はきっと木管楽器じゃなかろうかとたまに笑います。
金管楽器を弾かないながらもどうやら私の中には金管楽器奏者の血がしっかりと流れている・・・ということはまたの機会でゆっくり話したいところです。

私たち家族の全員が(同時ではありませんが)弾いた曲があって。ワーグナーの「マイスタージンガー」の序曲なんですが(あんまり好きではないです、個人的に)・・・妹は学校のオケでイージーバージョンでしたけど、確かに全員弾いています。
私が弾いたときは家でCDをかけて練習してたら父と母が自分の持ってるスコアを引っ張り出して一緒に弾いた思い出があります。ああこれがワーグナーじゃなかったら(両親が大学・オケ時代に使ってたスコアはワーグナーがなかなか多いです・・・「ジークフリートの葬送行進曲」はそれぞれ勉強した痕跡が残ってるスコアが一つずつ残ってますし)

家族全員の共通点、というのがまた最近できまして。
それは「結局理系家族」とでも呼びましょうか(笑)
父は(おそらく)経済関係を大学でやって、でも結局カーオーディオ関係、そして今は化学系統の会社で働いてプラスチックがどうとかいつも言ってます。
母は大学では文学専攻(+フランス語)、芸術にも精通していておそらく私の知っている人のなかで一番趣味が良い(それも必ずしも無難ではなく玄人的な趣味のよさ)人なんですが40を超えてからある日自分の思考回路は結局理系だったことに気づき。
妹は大学の進路を決めるときになって何がしたいかわからず、父に「迷ったら理系」みたいな感じの本を薦められいまメルボルン大学で化学工学をやっていて。
そして私は小さいころから興味が理系偏りながらも音楽の道を歩み、とことん(?)歩んだところで医薬翻訳の勉強を始め、医学が意外とすごい好きだということに目覚め。
形は違うながらも「結局理系」という・・・遺伝子に組み込まれてたのかと思うくらい最近の笑いのネタです。

あとオーストラリアの生活からかいろんな文化にオープンなところも共通してますね。
もともとお父さんが海外に行くのが好きで(今もそうです。海外出張はいつも多いです。)・・・オーストラリアに転勤で来てから私たちも結構いろんなところに連れてってもらって。特に次の赴任先のシンガポールはすごかったですし。
海外とか外国とかに結構ためらいのない、憧れを覚える人種っぽいです、うちの家族は。
母はちなみに私たちと違ってオーストラリアにいた時間は日本に住んでいた時間よりずっと少ないですこっちが恋しいところもあるみたいです。
私たち姉妹はすっかりラリアっ子ですが(笑)

離れ離れに暮らしてるだけあって(父は単身赴任で近いうちにジャカルタ行きですし)、こういう風につながりとか共通点が見つかるとそれだけでなにかうれしいものがあります♪


今日の一曲:ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」より「ワルツ」


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