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ファンブログではないのですが、ちょっとだけ。
ロザンさん二人とも、2010年国際教育学会・舘糾賞を受賞することが決まったらしいです!
素直にまずすごいなあ、と思ったのですが過去数年(2007年ごろからある賞のようです)の受賞者リストを振り返ってみるとなんだか桁外れに凄いことが・・・!
昨日はオトメアワード2010おーち賞も受賞とのニュースが入ってきてまして、なんだか異色のダブル受賞・・・
とにかくめでたいです!さらなる活躍を南の大陸の片隅から願っています♪
今日は久しぶりにキーワードto音楽です。10の色に合う曲のコレクション。
一つの曲は本当に様々な色でできているのであまり「この曲はこの色!」とか単純化してしまうのは好ましくないのですが、いろいろ連想して集めてみました。
では早速。
赤: アデズ 「Arcadiana」四重奏曲より「Et... (Tango Mortale)」
一番最初の音から出血してますからね、この曲。他の何物でもない、血の色。
しかも感情がその中に凝縮されている、そんな色。痛みと苦しみと、その素直な吐露の真っ赤な色。
橙: スクリャービン 練習曲 op.8-12
嬰ニ短調という超がつくほどのレアな調で書かれた曲、ショパンの「革命」に影響を受けているとあって、かなりの共通点が見られます。向こうは虐殺の血の赤、こちらは熱せられた鉄のオレンジ。
スクリャービンは翼のある音楽が本当に得意ですが、この曲の翼は燃える炎なんだなあ。
黄: メシアン 「鳥のカタログ」より「ニシコウライウグイス」
選んでおいてなんですが、この曲は「黄」とはいってはいけない気がします。なによりも「黄金」ですから。
このなんといってもこの主役の鳥の黄金色の見事さ!そしてそれと早朝の朝日をを音楽で表す見事さ!
夏の早朝が愛しくなる色です。
緑: ブラームス 間奏曲 op.118-6
本当は新緑の緑を選びたかった、でも先に深い闇の緑が来てしまいました。
なんでこの闇はこんなに緑なんだろう、他の色を帯びるのとは違うんだろう、と思います。
やっぱりこれも変ホ短調という調の影響が多いのかな。
青: ドビュッシー 「映像」第I巻より「ラモー礼賛」
以前も言ったと思いますが「シャガールのステンドグラスのブルー」です。
あのステンドグラスが「こんなにも贅沢に、ふんだんに青を!」というほど青を使っているように、この曲も和音の色に限らずただひたすら青を感じる曲です。
紫: メシアン 「20のまなざし」より「十字架のまなざし」
メシアンは数ある色彩の中で特に紫を好んでいたそうです。そして彼がキリストの受難を扱うときは(この曲だけでなく「アーメンの幻影」の第3楽章も)強烈な紫、それから少しの黄緑のコンビネーションを感じます。
英語で言うとExcruciating、強い苦しみと痛みを伴うユニークな色彩です。
白: アデズ 「Living Toys」より「Angels」
もちろんタイトルもあります。ただこの曲の高みに上りつめる透明な音、その不思議な空間と時間は本当に「白」がふさわしいと思います。
やっぱりこう、音が高いと色が薄くなる傾向はあるようです。
黒: ブリテン 「シンフォニア・ダ・レクイエム」より「ラクリモーサ」
戦争レクイエムや、ショスタコの音楽にも真っ黒な感じのはあるのですが、なんといってもこれ。
冒頭から震え上がるような闇。ラクリモーサにしては暗すぎるんじゃないか!?とちょっと思ってしまうほどの。
涙も出ないぞ(ラクリモーサは涙の日という意味)!
灰: ショスタコーヴィチ 前奏曲とフーガ 変ロ短調
これは最初に好きになってからずっと譲らないですね。フーガで様々な調に変わっていく中でもベースは灰色で、灰色がかった○○色、とかそういうイメージで。その灰色の中でずっと心地良く沈んでいくような、浸ってしまうような・・・灰色の無限の可能性。
桃: フォーレ 「パヴァーヌ」
ピンク!という感じの明るいピンクではなく、ちょっと紫がかった、落ち着いた・・・というか少し渋い、大人のピンク。とっても女性的な、花のような、儚くも美しい曲です。
フォーレはわりと渋くて深いピンクが得意なような気がします。
うーん、なんかいつも通り一つ二つ納得いかないものはありますが・・・
・・・やっぱり曲を一つの色にしぼるのは難しい、というかもうこれっきりにしたいです(笑)
最近ブログちょっとだけ迷走気味なので「よし」と思えるエントリーが書けるようになりたいですね。
今日の一曲: ベンジャミン・ブリテン 「シンフォニア・ダ・レクイエム」より「ラクリモーサ」
先ほどの真っ黒けの曲です。
最近BBSでの二重被爆者の話について話題になっていますが・・・
私が最初に思ったのは「イギリスユーモアだけど結構やりすぎたなあ」ということ、次に「日本人って真面目だなあ」ということ、そしてその次に思ったのが「ああ、なんだかブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムの話を思い出すなあ」と思いました。
この曲、勿論「戦争レクイエム」とは別の曲で、合唱なしのオケのためのレクイエムです。
話によると日本政府により皇紀2600年奉祝曲として作られた曲らしいです。けっこう締め切り押してたらしいです。でも宗教的なフレーバーだったり、暗い曲調などのためもあってか演奏拒否になったそうです。
日本政府もまあこのころはブリテンの音楽みたいな音楽に理解がなかったでしょうし、最初からなんで頼んだかなあ、という思いもありますし、ブリテンもこういう曲をなぜ贈ったかなあ、という思いもあります。
(ただ一説としてブリテンはあまりにも締め切りが厳しかったので当時別の目的で書いていた曲を使わざるを得なかった、という話もあります)
(あ、それから演奏拒否については第2次世界大戦のこともありうやむやになってたのですが終戦後10年くらいに日本でちゃんと初演できたようです)
先ほど言いましたように「ラクリモーサ」としてはものすごく厳しく、暗い曲です。
最初の打撃から始まって、重く重く、悲しさを通り越して、暗く・・・
実はこの曲、よく知っていて、ものすごく好きなのですが、あまり書くことがありません。
なぜかというと、実際真っ向から向き合って解釈したことがないからです。
勿論、「戦争レクイエム」とは別のテーマを扱っていて、全く別の音楽なんだということは分かるのですが、それが何なのか、また自分の中では固まっていません。
この楽章だけでなく、全部。
それがなんだか悔しいのですが、いつかできたらな、と思います。
もちろん音楽を聴くのに私の解釈はいちいち要りませんのでとりあえず聴いてみてくださいね(笑)
(これ、今Amazonでリンク探してたんですがほとんどと言っていいほどレビューがありませんね!そんなに日本で浸透してないマイナーな曲なの!?それとも上記事情を引きずっているとか・・・(勿論冗談ですよ!))
ロザンさん二人とも、2010年国際教育学会・舘糾賞を受賞することが決まったらしいです!
素直にまずすごいなあ、と思ったのですが過去数年(2007年ごろからある賞のようです)の受賞者リストを振り返ってみるとなんだか桁外れに凄いことが・・・!
昨日はオトメアワード2010おーち賞も受賞とのニュースが入ってきてまして、なんだか異色のダブル受賞・・・
とにかくめでたいです!さらなる活躍を南の大陸の片隅から願っています♪
今日は久しぶりにキーワードto音楽です。10の色に合う曲のコレクション。
一つの曲は本当に様々な色でできているのであまり「この曲はこの色!」とか単純化してしまうのは好ましくないのですが、いろいろ連想して集めてみました。
では早速。
赤: アデズ 「Arcadiana」四重奏曲より「Et... (Tango Mortale)」
一番最初の音から出血してますからね、この曲。他の何物でもない、血の色。
しかも感情がその中に凝縮されている、そんな色。痛みと苦しみと、その素直な吐露の真っ赤な色。
橙: スクリャービン 練習曲 op.8-12
嬰ニ短調という超がつくほどのレアな調で書かれた曲、ショパンの「革命」に影響を受けているとあって、かなりの共通点が見られます。向こうは虐殺の血の赤、こちらは熱せられた鉄のオレンジ。
スクリャービンは翼のある音楽が本当に得意ですが、この曲の翼は燃える炎なんだなあ。
黄: メシアン 「鳥のカタログ」より「ニシコウライウグイス」
選んでおいてなんですが、この曲は「黄」とはいってはいけない気がします。なによりも「黄金」ですから。
このなんといってもこの主役の鳥の黄金色の見事さ!そしてそれと早朝の朝日をを音楽で表す見事さ!
夏の早朝が愛しくなる色です。
緑: ブラームス 間奏曲 op.118-6
本当は新緑の緑を選びたかった、でも先に深い闇の緑が来てしまいました。
なんでこの闇はこんなに緑なんだろう、他の色を帯びるのとは違うんだろう、と思います。
やっぱりこれも変ホ短調という調の影響が多いのかな。
青: ドビュッシー 「映像」第I巻より「ラモー礼賛」
以前も言ったと思いますが「シャガールのステンドグラスのブルー」です。
あのステンドグラスが「こんなにも贅沢に、ふんだんに青を!」というほど青を使っているように、この曲も和音の色に限らずただひたすら青を感じる曲です。
紫: メシアン 「20のまなざし」より「十字架のまなざし」
メシアンは数ある色彩の中で特に紫を好んでいたそうです。そして彼がキリストの受難を扱うときは(この曲だけでなく「アーメンの幻影」の第3楽章も)強烈な紫、それから少しの黄緑のコンビネーションを感じます。
英語で言うとExcruciating、強い苦しみと痛みを伴うユニークな色彩です。
白: アデズ 「Living Toys」より「Angels」
もちろんタイトルもあります。ただこの曲の高みに上りつめる透明な音、その不思議な空間と時間は本当に「白」がふさわしいと思います。
やっぱりこう、音が高いと色が薄くなる傾向はあるようです。
黒: ブリテン 「シンフォニア・ダ・レクイエム」より「ラクリモーサ」
戦争レクイエムや、ショスタコの音楽にも真っ黒な感じのはあるのですが、なんといってもこれ。
冒頭から震え上がるような闇。ラクリモーサにしては暗すぎるんじゃないか!?とちょっと思ってしまうほどの。
涙も出ないぞ(ラクリモーサは涙の日という意味)!
灰: ショスタコーヴィチ 前奏曲とフーガ 変ロ短調
これは最初に好きになってからずっと譲らないですね。フーガで様々な調に変わっていく中でもベースは灰色で、灰色がかった○○色、とかそういうイメージで。その灰色の中でずっと心地良く沈んでいくような、浸ってしまうような・・・灰色の無限の可能性。
桃: フォーレ 「パヴァーヌ」
ピンク!という感じの明るいピンクではなく、ちょっと紫がかった、落ち着いた・・・というか少し渋い、大人のピンク。とっても女性的な、花のような、儚くも美しい曲です。
フォーレはわりと渋くて深いピンクが得意なような気がします。
うーん、なんかいつも通り一つ二つ納得いかないものはありますが・・・
・・・やっぱり曲を一つの色にしぼるのは難しい、というかもうこれっきりにしたいです(笑)
最近ブログちょっとだけ迷走気味なので「よし」と思えるエントリーが書けるようになりたいですね。
今日の一曲: ベンジャミン・ブリテン 「シンフォニア・ダ・レクイエム」より「ラクリモーサ」
先ほどの真っ黒けの曲です。
最近BBSでの二重被爆者の話について話題になっていますが・・・
私が最初に思ったのは「イギリスユーモアだけど結構やりすぎたなあ」ということ、次に「日本人って真面目だなあ」ということ、そしてその次に思ったのが「ああ、なんだかブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムの話を思い出すなあ」と思いました。
この曲、勿論「戦争レクイエム」とは別の曲で、合唱なしのオケのためのレクイエムです。
話によると日本政府により皇紀2600年奉祝曲として作られた曲らしいです。けっこう締め切り押してたらしいです。でも宗教的なフレーバーだったり、暗い曲調などのためもあってか演奏拒否になったそうです。
日本政府もまあこのころはブリテンの音楽みたいな音楽に理解がなかったでしょうし、最初からなんで頼んだかなあ、という思いもありますし、ブリテンもこういう曲をなぜ贈ったかなあ、という思いもあります。
(ただ一説としてブリテンはあまりにも締め切りが厳しかったので当時別の目的で書いていた曲を使わざるを得なかった、という話もあります)
(あ、それから演奏拒否については第2次世界大戦のこともありうやむやになってたのですが終戦後10年くらいに日本でちゃんと初演できたようです)
先ほど言いましたように「ラクリモーサ」としてはものすごく厳しく、暗い曲です。
最初の打撃から始まって、重く重く、悲しさを通り越して、暗く・・・
実はこの曲、よく知っていて、ものすごく好きなのですが、あまり書くことがありません。
なぜかというと、実際真っ向から向き合って解釈したことがないからです。
勿論、「戦争レクイエム」とは別のテーマを扱っていて、全く別の音楽なんだということは分かるのですが、それが何なのか、また自分の中では固まっていません。
この楽章だけでなく、全部。
それがなんだか悔しいのですが、いつかできたらな、と思います。
もちろん音楽を聴くのに私の解釈はいちいち要りませんのでとりあえず聴いてみてくださいね(笑)
(これ、今Amazonでリンク探してたんですがほとんどと言っていいほどレビューがありませんね!そんなに日本で浸透してないマイナーな曲なの!?それとも上記事情を引きずっているとか・・・(勿論冗談ですよ!))
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