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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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引き続き気張ってます。
今日のピアノ練習はなんだか思うようにいかず。単なる練習不足、ということで・・・
なのでこの案件が終わったら「できるときに練習」でなく「なるべく毎日練習」モードに切り替えたいと思います。
仕事の開始時間を早くして、仕事の時間もなるべく減らさず、でもピアノの時間を潜り込ませて。
もちろん仕事や他の都合によりたまに練習しないはあると思いますが。

毎回ブログの冒頭も(毎日ツイッターも)頑張ってる自慢ばっかりになってますが・・・
頑張ることは当たり前のことのようですが、幾度も「頑張れない」経験をしてきたのでどうしても嬉しくて。
(・・・で思い出したのですが冬になったらこれを維持することができるか自信がないなあ)
ようするにお調子者なんですよ(汗)
でも調子に乗ってあんまり突っ走らないようにしたいと思います。

本題その1。
こないだのコンサートでマーラーの5番、第4楽章を聴いているとき(というかいつもあの曲を聴くとそうなんですが)思ったんですが、「あんな曲を書いてくれる恋人がいたら幸せだよなあ」、と。
この楽章は以前「今日の一曲」でも取り扱ったのですがマーラーが結婚ほやほやの時に妻アルマに向けて書いたラブレター的な曲だと言われてまして。
曲に詰まってる愛といったらトップクラスですし、その愛もそうですが表現の仕方が上手い以上に上手かったり、音楽の才能とか感性とか含めても物凄く惹かれる「タイプ」です。
(ただ結婚の際に「これからは僕の作品を君の作品と見てほしい」と当時作曲もしていたアルマに言ったらしいですが(後に作曲再開していい、ということにしていますが)これが自分だったらなかなか快く承諾はできないよなあ・・・)

こないだ思うところがあってブリテンとピアーズの関係についてちょっと調べてまして。
以前もピアーズがブリテンにとってミューズであったことなどをこのエントリー(作曲家の「ミューズ」についての話)で話しているのですが、もっと調べるといろいろでてくるんですよね。
同性愛のカップルだということを隠さず、仕事では一緒に旅したり、ブリテンは曲を書きピアーズはそれを歌い。
この話とは直接関係ないのですがブリテンは爵位、ピアーズはナイトの称号を王室からいただいてますし、ブリテンが先に亡くなったときは(関係が公になってるにもかかわらず)英国女王からお悔やみの手紙がピアーズに来てますし、二人隣同士ののお墓に入ってますし。

ブリテンとピアーズ、そしてこれもまたこのブログでよく話に上がりますメシアンとロリオ女史のようにお互いの進む道だったり才能だったりを尊重して、お互いを高め合う関係に一番憧れます。異性であろうが同性であろうが、それが音楽であろうが他の分野であろうが。
(母に1回以上「もしも結婚するなら相手の人はやっぱり音楽らへんわかり合える人じゃないといけないんじゃない」と言われては居ますが」)

ただ自分にとってミューズのような存在が現れる、というのは憧れますが自分が誰かのミューズになる、というのはなかなか想像しがたいですね。
むしろこっぱずかしい気がしないでもないです(汗)でも私が弾くために(そして私の好みや手の大きさに合わせて)曲をかいてもらえるとしたら素直にものすごく嬉しいです。
追っかけられるよりも追っかけるほうでして、特に音楽・創作に関しては自分の道をどんどん進む傾向がありますし・・・

何を言ってるのかよく分からなくなってきましたのでここら辺で。


今日の一曲: アラム・ハチャトゥリアン バイオリン協奏曲 第1楽章



バイオリン協奏曲のレパートリーの中では誰もが通る道、といっても過言じゃないでしょう、この曲。
(少なくともメルボルンでは若いバイオリニストはみんなこれとブルッフの協奏曲を弾いてますね。ちなみにチェロだとエルガーがそれに相当します)
名曲かといえば必ずそうとも言い切れないのですが、先述ブルッフと同じく自分のなかでここ数年で株が上がってる曲です。

ロシア~ソヴィエトの音楽って独特の「冷たさ」と「熱さ」の共存があって。
そして妙な厳しさがあって、ソヴィエトの時代になるとむしろどこかで拒絶しているようにも感じるキャラクターがある、という印象です。

ハチャトゥリアンもそんなソヴィエトの音楽の性格を濃く備えていて・・・
大体ソヴィエトの音楽はショスタコ似かプロコフィエフ似に分かれるんですけど、彼はプロコ寄りです。
(以前紹介しました甥のカレンはショスタコ寄り)
でも現在のアルメニア出身という、西アジア的ないろいろがプロコフィエフとはかなり違います。その傾向はこの曲だったら第2主題のメロディーや雰囲気の不思議な甘さ、エキゾチックでスパイシーな香りに現れています。

そしてハチャトゥリアンが強いのは(バイオリン協奏曲だというのは百も承知ですが)木管楽器。
この楽章の途中で2小節とかぱっと木管だけになったりする部分があって、めちゃめちゃ輝くんですよね~

もちろんバイオリンのパートもそのハチャトゥリアンの音楽の様々な側面をあますことなく表現していて。
その表現の幅の広さと豊かさはバイオリンならではだと思います。

この曲もオススメですが、同じハチャトゥリアンだったらバレエ「スパルタクス」の「アダージョ」が一番良いです!弾いたことがあるのですが録音をもってないのでまた別の機会に・・・

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