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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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すっかり寝てました・・・
今日は朝に大型案件の最初の大型案件の翻訳作業を終わらせて(あとはチェックだけ・・・といっても時間が大分かかりそうですが)。
昼ご飯が遅れて食べ終わったままそのまま寝てしまって(汗)
クラムを聴いたりクラムノートを進めたりサントラノートを続けたり本を読んだりしようと思ってたのですが・・・
結局ピアノもやらずじまい。
納期はまだまだ大丈夫なので週末はピアノと上記いろいろをゆっくりやりたいと思います。

この気候も精神も一気に冬になった感じだったり、疲れだったり、出たり少しよくなったりする発疹だったり。(明日最寄りのお医者さん行く予定です)
そして体のサイクルもあってめちゃくちゃ眠かったみたいです。

私がモルフォ蝶やトリバネアゲハの夢だったりその他諸々の夢を見ているあいだ、Musica Vivanの主催で今ドイツ~オーストラリアのツアーをやっているカウンターテナーのAndreas SchollとハープシコードのTamar HalperinのTwitterインタビューが行われていました。
TLに残ってるのを読んだら本当にシンプルなことですが弾く楽器にかかわらず、おそらく音楽の外でも大事なことでいっぱいだったのでTogetterでまとめてみました。
「2011年3月4日、シドニーでのMusica VivaによるAndreas Scholl&Tamar HalperinへのTwitterインタビュー(英語)」
中身は英語ですが色んな人に知っていただけるといいな、と思います。
(ちなみにオーストラリアをこれから回る、ということで各州都でコンサートも聞けますよ!)

そういえば昨日ブログ書いてて途中で消えちゃって(汗)
オーボエの時みたいに死にものぐるいで書き直すときもあれば昨日のようにまあいいやーと諦めちゃうこともあり。
最近ちょっと冬な感じにやられて既に精神がへばりつつある良い例で・・・
そしてちょっと自分を甘やかし気味。
このくらいの精神不調は冬季には本当に珍しくないことで、全体的な調子が数段下がるのももう分かってるんですが・・・
無理しちゃいけないけど悪い習慣が本当の冬までに育っちゃわないようにしないと。

そしてついこないだメルボルン大学の心理学科(?)のニュースレターが向こうの事情で来なくなったことがものすごーく残念!どこでセミナーの情報を得たらいいのか・・・

最後になっちゃいましたが今日は国際教育学会の舘糾賞授賞式&受賞記念シンポジウムでロザンのお二人が舘糾賞を受賞されたそうですね。
漫才師としての仕事、著書、クイズ番組での活動が理由に挙げられてますが他にもラジオの内容だったり、調べてみると色んな団体とお仕事しているのでそういうのも評価に入ってるのかなーと。
これからも様々なところでお二人が楽しく活躍してるのを見れるといいな、と思ってます。


今日の一曲: オットリーノ・レスピーギ 「6つの小品」より「スコットランドのメロディー」



こないだ母が「日本の歌だと思って歌ってても本当はスコットランド民謡だったりすること多いよね」というようなことを言ってました。たしかにそうで、たとえば「蛍の光」なんかも日本の歌だと思われることが多いみたいですね。
(元はAuld Lang Syneというスコットランドの歌で、わりと現在はこっちでも大晦日に歌われることが多いような気がします)

実はスコットランド民謡などで使われる音階は日本の「四七抜き音階」(音階の4番目のファと7番目のシを抜いたドレミソラの五音音階)といわれるものと物凄くよく似てて、だから親しみやすい、ということもあるようです。
(日本のポップや民謡はほとんどピアノの黒鍵で弾ける、というのをTVで数年前に観ましたが同じ理由です)
さらにイギリスまわりの民謡は本当にメロディーの美しさにウェイトが大きく心に響くのもあります。

だからこのイタリアの作曲家レスピーギも同じ音階を使って「スコットランドの雰囲気」を醸し出し、そして全体的な音楽の構成をものすごくシンプルにしてメロディーのシンプルな美しさが引き立つようにしています。

レスピーギといえば「ローマの松」など一見派手で巨大な音楽を書く、オーケストラ使いの素晴らしい作曲家として知られているような印象を受けます。
でもその「ローマの松」でさえ大きなオケを動員するものの30分もしない曲で、彼の多くの曲がわりと「ミニチュア」なスケールで、でも内容を充実させて書かれているのです。

その中でも本当の本当に「ミニチュア」なこの曲集。珍しくピアノのために、そしてピアノ連弾のために書かれています。
難易度と曲の性格からみて子供のための小品だと思います。
曲の性格、というのは例えばチャイコフスキーの「くるみわり人形」やシューマンの「子供の情景」などと同じく小さいけれどバラエティに富んだ、ものすごく大切できらきらする曲をおもちゃ箱のようにあつめた・・・という感覚です。

この「大切できらきら」がスコットランド風のノスタルジックな雰囲気と混ざると本当に素直に心にふんわり来て。
本当に好きなんですよ。曲集の中でもこの楽章を特に想っています。

レスピーギの音楽が派手なのは主にお国柄、というかイタリアのいろいろを表現するために必要な色彩のパレットで。
彼自身の心は本当に内的な方向に向いているんじゃないか、と私は思います。

レスピーギは実は好きながらも未開発な部分が多く・・・
これからももっと彼の音楽とであっていきたいです。

(リンクした録音ですが、試聴があるだけでなく、埋もれてしまった、忘れられてしまったけれど本当に良い曲がたくさん詰まってます。これからも紹介していきたいですがブゾーニとGoetzの作品が秀逸だと想います。ぜひ試聴してみてください!)


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