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今日は久しぶりに暖かかったのでシティをぶらぶらしてきました。
主に大手本屋さん。BordersにDymocksにReader's Feast。
以前「モノ書きピアニストはお尻が痛い」で話が出ていたエドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」を目当てにポーの作品集を10ドルで買いました。詩も入ってて日本語でしか持ってなかったのでほくほくです。
そしてついでに見つけたボードレールの「悪の華」も10ドルだったのでなぜか買ってしまいました。
一番欲しかったロルカの詩集とアポリネールの詩集「Alcools」はどこでも見つからず。
Bordersでオンラインで注文しようと思います。(きっとロルカは2冊買うことになると思います)
前はそうでもなかったんですけど最近は原語が英語以外の詩集は原語と英語訳とどっちも載せてることが多いんですかね?今日見たり調べたりした限りで多いな、と思ったので。
ロルカはスペイン語のままクラムの音楽に使われてるのでスペイン語が併記してあるとものすごく助かるので嬉しいですね。
(他の歌曲に関しても同じですが)
本屋は欲しいものだらけで本当に困りますね~ロシア革命が舞台の小説とか、中学の時英語の課題でリサーチしたBataviaの難破についての本とか・・・あとアイルランドの詩集、ポーランドの詩集、他にもたくさん。
他にもMetropolitan Arts Museum Shopや、Spellbookというオカルト系のお店も見てきました。
いつも贔屓にしているThomas' Musicというクラシック専門CD屋さん(現代音楽もかなり充実、民族音楽やDVDもあります)、そして前々から覗いてみたかったオカルト・ファンタジー専門の本屋さんHaunted Bookshopは今日は開いてなかったのでまた今度ぶらりと行きたいですね。
そんなこんなで納期に余裕が出たため今週末は仕事はおやすみ、今日はピアノもおやすみしました。
たまにはこういう週末もあったほうがいいですし、他にもいろいろ小さいこと済ませられましたし、やっぱり暖かい日は外に出ないとなのですが・・・練習しないと心が痛みます。
明日からは仕事もピアノも本腰入れて頑張らなきゃ!
そして時間はかかっていますがVictoria Adamenkoの「音楽における新神話主義」の本も読み進めています。
共感度の高さと中身のエキサイティングさで読む度にものすごくテンションが上がってある意味大変(笑)
音楽における思想だったり作曲技法だったり、学ぶものは本当に多くて。今まで読んだ本で自分にとってのベストなのですが・・・
(感想は全部読んでからにします、その時にまたお願いします)
さらに何よりも「もっと○○の音楽が知りたい!」と触発されています。
スクリャービンだったり、シェーンベルクだったり・・・そしてシュトックハウゼン!
シュトックハウゼンの作品はメシアンコンクールで一部出ていた「Klavierstuck」シリーズと、一緒に入ってたMikrophonie I & IIくらいしか知らなくて、メシアンの生徒といえども随分毛色が違うなあという印象があったり、音楽史の授業でもトータルセリーのブーレーズと同じくくりにされてるもんだからリアリストなのか、という印象があって・・・
(ともかく20世紀音楽に関しては音楽史の授業はミスリードだらけでしたね。クラムの扱いなんか特にそうでしたが)
この本で繰り返しシュトックハウゼンの「Licht」の分析やその解釈、背景にある思想や思いなどの話がいっぱい出てきて、本当に彼の音楽を見直したいな、と思っています。
そしてシュニトケの話も出てくるんですよね-・・・
ショスタコーヴィチの後継者を名乗り、ソヴィエトの作曲家として活動したということで随分前からお知り合いになりたいと思ってた作曲家なんですが、かなり多作な人でどこから手をつけて良いか分からず今ある分からレパートリーが全然広がらなくて。
でもこの本をきっかけに興味を持てる特定の曲が見つかるといいな、と思ってます。
20~21世紀専門、とは言いますが知らないことは本当にたくさん。
新神話主義を軸にして音楽のレパートリーや他の色々を広げていければいいな、と思ってます。
(そして新神話主義はファンタジー系統のリサーチも繋げてかないと♪)
今日の一曲: クロード・ドビュッシー 前奏曲集第2巻より第10番「カノープ」
今日の経験の様々な細々としたことに繋がってる気がするので選びました(笑)
フランス人、というかフランスの音楽は外国が大好き!という印象が強いです。
スペインが舞台の音楽で有名な曲(カルメンなど)の多くはフランス人が書いてますし、他にもイタリア、アフリカ、東洋風など他の文化を題材にしたり取り入れたりすることが本当に多いです。
(新しいもの、エキゾチックなもの好きなのと、音楽における国のアイデンティティが確立するのが比較的遅かった、という要因があります)
ドビュッシーも様々な文化や国を題材にしています。この「カノープ」はその中でもエジプトを題材としています。
エジプトを題材とした作品は以前紹介しましたサン=サーンスの「サムソンとデリラ」だったり、ヴェルディの「アイーダ」がありますが、この曲はかなり性格が違います。
まず「サムソンとデリラ」を紹介したときに言及しました「エジプトらしい曲を書くテキストブックで書いた様な」特徴はなく。
どの曲も「エジプトらしさ」を捉えようと、表現しようとしていることは共通しているのですが・・・
「カノープ」とはエジプトでミイラとともに埋葬された副葬品の一つ。
ミイラを作る時に人体(または動物の体)から抜いた内臓を各々しまうための壷のことです。
古代エジプトで信じられていた生死についての信仰だったり、それにまつわす神秘的な儀式をこの曲は表現しようとしています。
そして現代においてカノープは「古代からの出土品」であり。
先ほどの他の2曲が「リアルタイムの古代エジプト」を表しているのと対照的に、カノープは遠い遠い過去に思いを馳せる、時の長さと栄枯盛衰を感じる曲なのです。
(新神話主義と照らし合わせるとまたちょっと通じるところがあったり)
何にしてもクラシック音楽において本物のエジプト音楽に忠実、というものはあるのかどうか分かりません。
ただこういった「雰囲気を捉える」音楽で実際にそういう気分になって、神秘的で不思議な、「今ここ」から本当に遠いものを感じることができる、というのは本当に音楽って不思議だなあと思います。(文でも絵画でもなかなか難しいことだと思いますよ)
ミケランジェリは実は第1巻しか持ってないのですが、贔屓100%で(先生の先生ですから(笑))この録音をチョイス。「映像」も収録されているのでいつか手に入れたいCDです。
主に大手本屋さん。BordersにDymocksにReader's Feast。
以前「モノ書きピアニストはお尻が痛い」で話が出ていたエドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」を目当てにポーの作品集を10ドルで買いました。詩も入ってて日本語でしか持ってなかったのでほくほくです。
そしてついでに見つけたボードレールの「悪の華」も10ドルだったのでなぜか買ってしまいました。
一番欲しかったロルカの詩集とアポリネールの詩集「Alcools」はどこでも見つからず。
Bordersでオンラインで注文しようと思います。(きっとロルカは2冊買うことになると思います)
前はそうでもなかったんですけど最近は原語が英語以外の詩集は原語と英語訳とどっちも載せてることが多いんですかね?今日見たり調べたりした限りで多いな、と思ったので。
ロルカはスペイン語のままクラムの音楽に使われてるのでスペイン語が併記してあるとものすごく助かるので嬉しいですね。
(他の歌曲に関しても同じですが)
本屋は欲しいものだらけで本当に困りますね~ロシア革命が舞台の小説とか、中学の時英語の課題でリサーチしたBataviaの難破についての本とか・・・あとアイルランドの詩集、ポーランドの詩集、他にもたくさん。
他にもMetropolitan Arts Museum Shopや、Spellbookというオカルト系のお店も見てきました。
いつも贔屓にしているThomas' Musicというクラシック専門CD屋さん(現代音楽もかなり充実、民族音楽やDVDもあります)、そして前々から覗いてみたかったオカルト・ファンタジー専門の本屋さんHaunted Bookshopは今日は開いてなかったのでまた今度ぶらりと行きたいですね。
そんなこんなで納期に余裕が出たため今週末は仕事はおやすみ、今日はピアノもおやすみしました。
たまにはこういう週末もあったほうがいいですし、他にもいろいろ小さいこと済ませられましたし、やっぱり暖かい日は外に出ないとなのですが・・・練習しないと心が痛みます。
明日からは仕事もピアノも本腰入れて頑張らなきゃ!
そして時間はかかっていますがVictoria Adamenkoの「音楽における新神話主義」の本も読み進めています。
共感度の高さと中身のエキサイティングさで読む度にものすごくテンションが上がってある意味大変(笑)
音楽における思想だったり作曲技法だったり、学ぶものは本当に多くて。今まで読んだ本で自分にとってのベストなのですが・・・
(感想は全部読んでからにします、その時にまたお願いします)
さらに何よりも「もっと○○の音楽が知りたい!」と触発されています。
スクリャービンだったり、シェーンベルクだったり・・・そしてシュトックハウゼン!
シュトックハウゼンの作品はメシアンコンクールで一部出ていた「Klavierstuck」シリーズと、一緒に入ってたMikrophonie I & IIくらいしか知らなくて、メシアンの生徒といえども随分毛色が違うなあという印象があったり、音楽史の授業でもトータルセリーのブーレーズと同じくくりにされてるもんだからリアリストなのか、という印象があって・・・
(ともかく20世紀音楽に関しては音楽史の授業はミスリードだらけでしたね。クラムの扱いなんか特にそうでしたが)
この本で繰り返しシュトックハウゼンの「Licht」の分析やその解釈、背景にある思想や思いなどの話がいっぱい出てきて、本当に彼の音楽を見直したいな、と思っています。
そしてシュニトケの話も出てくるんですよね-・・・
ショスタコーヴィチの後継者を名乗り、ソヴィエトの作曲家として活動したということで随分前からお知り合いになりたいと思ってた作曲家なんですが、かなり多作な人でどこから手をつけて良いか分からず今ある分からレパートリーが全然広がらなくて。
でもこの本をきっかけに興味を持てる特定の曲が見つかるといいな、と思ってます。
20~21世紀専門、とは言いますが知らないことは本当にたくさん。
新神話主義を軸にして音楽のレパートリーや他の色々を広げていければいいな、と思ってます。
(そして新神話主義はファンタジー系統のリサーチも繋げてかないと♪)
今日の一曲: クロード・ドビュッシー 前奏曲集第2巻より第10番「カノープ」
今日の経験の様々な細々としたことに繋がってる気がするので選びました(笑)
フランス人、というかフランスの音楽は外国が大好き!という印象が強いです。
スペインが舞台の音楽で有名な曲(カルメンなど)の多くはフランス人が書いてますし、他にもイタリア、アフリカ、東洋風など他の文化を題材にしたり取り入れたりすることが本当に多いです。
(新しいもの、エキゾチックなもの好きなのと、音楽における国のアイデンティティが確立するのが比較的遅かった、という要因があります)
ドビュッシーも様々な文化や国を題材にしています。この「カノープ」はその中でもエジプトを題材としています。
エジプトを題材とした作品は以前紹介しましたサン=サーンスの「サムソンとデリラ」だったり、ヴェルディの「アイーダ」がありますが、この曲はかなり性格が違います。
まず「サムソンとデリラ」を紹介したときに言及しました「エジプトらしい曲を書くテキストブックで書いた様な」特徴はなく。
どの曲も「エジプトらしさ」を捉えようと、表現しようとしていることは共通しているのですが・・・
「カノープ」とはエジプトでミイラとともに埋葬された副葬品の一つ。
ミイラを作る時に人体(または動物の体)から抜いた内臓を各々しまうための壷のことです。
古代エジプトで信じられていた生死についての信仰だったり、それにまつわす神秘的な儀式をこの曲は表現しようとしています。
そして現代においてカノープは「古代からの出土品」であり。
先ほどの他の2曲が「リアルタイムの古代エジプト」を表しているのと対照的に、カノープは遠い遠い過去に思いを馳せる、時の長さと栄枯盛衰を感じる曲なのです。
(新神話主義と照らし合わせるとまたちょっと通じるところがあったり)
何にしてもクラシック音楽において本物のエジプト音楽に忠実、というものはあるのかどうか分かりません。
ただこういった「雰囲気を捉える」音楽で実際にそういう気分になって、神秘的で不思議な、「今ここ」から本当に遠いものを感じることができる、というのは本当に音楽って不思議だなあと思います。(文でも絵画でもなかなか難しいことだと思いますよ)
ミケランジェリは実は第1巻しか持ってないのですが、贔屓100%で(先生の先生ですから(笑))この録音をチョイス。「映像」も収録されているのでいつか手に入れたいCDです。
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