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いつもいつも私中心のことなのはどうかなーと思ったので今日は学生時代から友達とやっていたトランプゲームのことについて少し。
説明が下手なので伝わらないかもしれないですがなかなかはまる奥の深いゲームです。
その名は「500」。
通常4人で行うゲームで、「ナポレオン」(といっても私はナポレオンをやったことがありませんが)のようなトリックテイキングゲームです。向かいに座っている2人同士でチームを組んで、10セット(トリック)カードを出し合い2人の間で決まった数のトリックを勝ち取りポイントを稼ぐ・・・というようなゲームです。
とりあえずここにルールが乗ってます・・・
が自分も説明してみます。
使うカードは黒の5~A、赤の4~Aとジョーカー1枚。
それぞれの手札は10枚、プラス3枚の「キティー」があります。
それぞれ手札を見て、このスートを切り札とすればトリックをいくつ取れるか、というビッドを申告します。
最低のビッドはトリック6つ(つまり過半数)、さらにスートには優劣があって(スペード<クラブ<ダイヤ<ハート<ノートランプ、つまり切り札なし)、前の人が「6 Hearts (ハートでトリック6つ)」をビッドしたら次の人はどのスートでも少なくとも7つをビッドしなければなりません。
それで誰かのビッドに対して他の人がみんなパスしたら切り札はその人の申告したスートになり、その人は3枚のキティーを手札に加え、3枚不要だと思うカードを捨て札にします。
そして10トリックの勝負をするわけですが・・・この切り札です。
基本的に最初に出されたスートを出さなければなりませんが、スートがなくなった場合、別のスートを何でも出すのもいいですが切り札のスートのカードを出せば自動的にトリックを勝ち取れます(ただ、次の人がそれより強い切り札を出せばその人の勝ちです)。
切り札のスートがハートだとします。そうすると一番弱い切り札(でも他の切り札でないカードよりは強い)はハートの4、そして数の順に強さを増して10、その次がQ、K、A、それより強いのがダイヤの(つまり同じ色の別のスートの)J、切り札のスートのJ、そして一番強いのがジョーカーになります。
この場合の切り札のスートのJをRight Bower、もうひとつのJをLeft Bowerと呼びます。
Left bowerは切り札があるかどうか手札を見てるときに見落としやすいので注意!
ノートランプでは切り札はジョーカーのみです。
自分がどれくらいどんな強い切り札を持ってるか、他の強さのカードはどうかを考えるのはもちろん、自分のパートナー、そして敵がどんなカードを持ってるかを考えなくちゃいけません。
それを見るのにいいのはビッドで誰がどんなスートを申告するか、そして勝負でどんなカードを出してるかを分析することですねー。そこらへんなんとなく分かり始めてきてるんですけど。
で、申告したビッドを達成するとスートの優劣によって得点が入ります(申告した以上に勝っても追加点はもらえません)。達成しないと同じ得点をマイナスされます。もうひとつのチームには獲得トリック数に応じて(スート関係なし、そして相手チームの勝敗関係なしに)ポイントがもらえます。
こうやってひとつのチームが500ポイントになるまで、またはマイナス500ポイントになるまでゲームを続けます。ただ勝つときは自分のチームがビッドしたのを勝つことでしか勝てません(相手のビッドで何トリックか獲得した得点で500を超えてもだめらしいです)。だから「自分が勝つこと」よりも「相手を負けさせること」のほうが大事になることも。
このゲームの面白いところがまだあります。それは「ミゼール」ルール。
ミゼールをビッドしたら(ビッドが7以上のときのみ)それは自分が10トリック中全部のトリックにおいて負けてみせる、という賭け。
ビッドでミゼールを獲得したらパートナーはお休み、自分で敵二人に負け続けなくちゃいけません。
これは大きく250ポイントがかかってますが普通の勝負とはちょっと違った考え方をしなければいけないことが難しいです。
もしもミゼールをビッドしたのに誰かがそれを超えるビッド(8以上)をしても、できることはあります。それは「オープン・ミゼール」。
ルールはミゼールと一緒ですが、ビッドした人は手札を敵に見せなければなりません。つまり手札に弱点があれば敵にそれをつかれてしまうこともあり。
これは500ポイントかかってる一発勝負で、かなり難しいです。脳がすごい疲れます。そしてあんまり頻繁には見られません。
ここでは伝えられなかったいろんな駆け引きがあるんですよ。そしてこのゲームを習得する唯一の方法は練習、なので・・・友達と遊ぶといろいろと教えてくれるし、見て盗むみたいなところもあります。
その駆け引きがものすごく楽しくて、ものすごく論理として分かりやすいものなので・・・4人そろったら必ずといっていいほど500心が疼きます。
いつか日本で友達100人できたら(!?)広めたいトランプゲームです。
500クラブを始めるのがひそかな夢・・・だったり?
今日の一曲: フランシス・プーランク クラリネットソナタ 第3楽章
ストラヴィンスキーの「カルタ遊び」が出てくると思ったクラシックマニアの皆さん、いたらごめんなさい(笑)
同じ時代でもこれはフランスのプーランクのつつましい編成のクラリネットソナタです。
プーランクって結構音楽の質に曲によってかなり差がでる作曲家ですが、木管楽器の小編成をやらせたら彼は輝きますね。
こう洗練されてシンプル、でも技巧的にも物足りないことは全然ない、そしてフランスの都会のエスプリや20世紀のフレッシュさに満ちていて。楽器の良さが際立ちますし。なんといってもフランス人に木管楽器の名手は多いですしね。(なんだか聞いたところによるとフランス人に良く見られる薄い唇はフルートに特に向いているとか)
クラリネット・・・は、別項で話したいところですが比較的新しい楽器で。ホルンとかが昔の昔にほら貝とか角笛としてあったのと比べると18世紀、つまりモーツァルトの時代に生まれた楽器ですから。
一枚のリードで振るわされた音がすとーんとした形の楽器を通り透明でしなやかな、ひょうひょうとした音になります。
新しい楽器だから機動力にも優れていて、やらせればなんでもできちゃう器用な楽器、というのがこの曲にも現れています。
ロンド形式というさまざまな性格のエピソードが現れるこの曲の中で時にはのびのびと、時にはアクロバティックに立ち回りその楽器の持つさまざまな顔をクラリネットは見せます。
で、なんかほほえましいんですよ、それが。そのエスプリときらきらくるくるとした音楽が。
もともとクラリネットは創作を通じて初めて良く知るようになった楽器ですが・・・本当にこの魅力にとりこになってよかったなーと思わせてくれる曲です。
説明が下手なので伝わらないかもしれないですがなかなかはまる奥の深いゲームです。
その名は「500」。
通常4人で行うゲームで、「ナポレオン」(といっても私はナポレオンをやったことがありませんが)のようなトリックテイキングゲームです。向かいに座っている2人同士でチームを組んで、10セット(トリック)カードを出し合い2人の間で決まった数のトリックを勝ち取りポイントを稼ぐ・・・というようなゲームです。
とりあえずここにルールが乗ってます・・・
が自分も説明してみます。
使うカードは黒の5~A、赤の4~Aとジョーカー1枚。
それぞれの手札は10枚、プラス3枚の「キティー」があります。
それぞれ手札を見て、このスートを切り札とすればトリックをいくつ取れるか、というビッドを申告します。
最低のビッドはトリック6つ(つまり過半数)、さらにスートには優劣があって(スペード<クラブ<ダイヤ<ハート<ノートランプ、つまり切り札なし)、前の人が「6 Hearts (ハートでトリック6つ)」をビッドしたら次の人はどのスートでも少なくとも7つをビッドしなければなりません。
それで誰かのビッドに対して他の人がみんなパスしたら切り札はその人の申告したスートになり、その人は3枚のキティーを手札に加え、3枚不要だと思うカードを捨て札にします。
そして10トリックの勝負をするわけですが・・・この切り札です。
基本的に最初に出されたスートを出さなければなりませんが、スートがなくなった場合、別のスートを何でも出すのもいいですが切り札のスートのカードを出せば自動的にトリックを勝ち取れます(ただ、次の人がそれより強い切り札を出せばその人の勝ちです)。
切り札のスートがハートだとします。そうすると一番弱い切り札(でも他の切り札でないカードよりは強い)はハートの4、そして数の順に強さを増して10、その次がQ、K、A、それより強いのがダイヤの(つまり同じ色の別のスートの)J、切り札のスートのJ、そして一番強いのがジョーカーになります。
この場合の切り札のスートのJをRight Bower、もうひとつのJをLeft Bowerと呼びます。
Left bowerは切り札があるかどうか手札を見てるときに見落としやすいので注意!
ノートランプでは切り札はジョーカーのみです。
自分がどれくらいどんな強い切り札を持ってるか、他の強さのカードはどうかを考えるのはもちろん、自分のパートナー、そして敵がどんなカードを持ってるかを考えなくちゃいけません。
それを見るのにいいのはビッドで誰がどんなスートを申告するか、そして勝負でどんなカードを出してるかを分析することですねー。そこらへんなんとなく分かり始めてきてるんですけど。
で、申告したビッドを達成するとスートの優劣によって得点が入ります(申告した以上に勝っても追加点はもらえません)。達成しないと同じ得点をマイナスされます。もうひとつのチームには獲得トリック数に応じて(スート関係なし、そして相手チームの勝敗関係なしに)ポイントがもらえます。
こうやってひとつのチームが500ポイントになるまで、またはマイナス500ポイントになるまでゲームを続けます。ただ勝つときは自分のチームがビッドしたのを勝つことでしか勝てません(相手のビッドで何トリックか獲得した得点で500を超えてもだめらしいです)。だから「自分が勝つこと」よりも「相手を負けさせること」のほうが大事になることも。
このゲームの面白いところがまだあります。それは「ミゼール」ルール。
ミゼールをビッドしたら(ビッドが7以上のときのみ)それは自分が10トリック中全部のトリックにおいて負けてみせる、という賭け。
ビッドでミゼールを獲得したらパートナーはお休み、自分で敵二人に負け続けなくちゃいけません。
これは大きく250ポイントがかかってますが普通の勝負とはちょっと違った考え方をしなければいけないことが難しいです。
もしもミゼールをビッドしたのに誰かがそれを超えるビッド(8以上)をしても、できることはあります。それは「オープン・ミゼール」。
ルールはミゼールと一緒ですが、ビッドした人は手札を敵に見せなければなりません。つまり手札に弱点があれば敵にそれをつかれてしまうこともあり。
これは500ポイントかかってる一発勝負で、かなり難しいです。脳がすごい疲れます。そしてあんまり頻繁には見られません。
ここでは伝えられなかったいろんな駆け引きがあるんですよ。そしてこのゲームを習得する唯一の方法は練習、なので・・・友達と遊ぶといろいろと教えてくれるし、見て盗むみたいなところもあります。
その駆け引きがものすごく楽しくて、ものすごく論理として分かりやすいものなので・・・4人そろったら必ずといっていいほど500心が疼きます。
いつか日本で友達100人できたら(!?)広めたいトランプゲームです。
500クラブを始めるのがひそかな夢・・・だったり?
今日の一曲: フランシス・プーランク クラリネットソナタ 第3楽章
ストラヴィンスキーの「カルタ遊び」が出てくると思ったクラシックマニアの皆さん、いたらごめんなさい(笑)
同じ時代でもこれはフランスのプーランクのつつましい編成のクラリネットソナタです。
プーランクって結構音楽の質に曲によってかなり差がでる作曲家ですが、木管楽器の小編成をやらせたら彼は輝きますね。
こう洗練されてシンプル、でも技巧的にも物足りないことは全然ない、そしてフランスの都会のエスプリや20世紀のフレッシュさに満ちていて。楽器の良さが際立ちますし。なんといってもフランス人に木管楽器の名手は多いですしね。(なんだか聞いたところによるとフランス人に良く見られる薄い唇はフルートに特に向いているとか)
クラリネット・・・は、別項で話したいところですが比較的新しい楽器で。ホルンとかが昔の昔にほら貝とか角笛としてあったのと比べると18世紀、つまりモーツァルトの時代に生まれた楽器ですから。
一枚のリードで振るわされた音がすとーんとした形の楽器を通り透明でしなやかな、ひょうひょうとした音になります。
新しい楽器だから機動力にも優れていて、やらせればなんでもできちゃう器用な楽器、というのがこの曲にも現れています。
ロンド形式というさまざまな性格のエピソードが現れるこの曲の中で時にはのびのびと、時にはアクロバティックに立ち回りその楽器の持つさまざまな顔をクラリネットは見せます。
で、なんかほほえましいんですよ、それが。そのエスプリときらきらくるくるとした音楽が。
もともとクラリネットは創作を通じて初めて良く知るようになった楽器ですが・・・本当にこの魅力にとりこになってよかったなーと思わせてくれる曲です。
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