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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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日豪 good & bad
クラシック音楽を聴く限り一番愛国精神が強いのはチェコ、次にイギリスだと思う流 星姫です。こんにちは。
(ちなみに一番の外国好きはフランスっぽいですね。クラシック音楽を聴く限り)

シティにいったらメルボルンはオリンピック色が皆無でまあいまさら驚くようなことではないんですが。

いつのまにかメルボルンに住んでいる年数のほうが多くなり、永住権の書類もどうやら2011年までかかると言われて。そんななかでメルボルンでよかったこと、メルボルンであんまり好きじゃないこと、日本でよかったこと、日本であんまり好きじゃないこと・・・いろいろ考えますがそんな話をさせていただこうと思います。
(注:あくまで個人の意見です)

まず。
<メルボルンでよかったことTop 5>
1)いろんな国の、だけでなく本当にいろんな人とお友達になれる。
学校以来の友達だけでもスリランカ、中国人のハーフ、ロシア、先祖に流刑囚が2人もいる(2人は珍しい)生粋のオーストラリア人、ドイツ人のハーフ、中国系マレー人がいますし、大学でもいろんな楽器を弾く人と、そしてずいぶん年上の友達もできたりして。入院時代(まあ後述ということで)も本当に色んな背景の人たちと知り合いました。あと同性愛者の人も普通にいますしね。いろんな意味で垣根が無いところです。
中東系、アフリカ系は今でも縁が無いですがねー。いるところにはいっぱいいるんですよ。

2)食文化が多彩
シティを回るだけでも本当にいろんな食べ物があります。それもやっぱり上記多文化の賜物。
メルボルンはイタリアンは特においしいですね。あと私の住んでるエリアの近くには韓国人がまとまって住んでる地域もあって、おいしい韓国料理も食べれますし。私の住んでるエリア自体はインド人が多いエリアなので本場のカレーもおいしくいただけたり。こないだはアイリッシュ・パブ(アイルランド移民は初期多かったらしい)に行きましたがそれもまたちょっと違っていい感じでした。そこの話はまた後ほど。
あとカフェ文化も充実してますよ~。

3)ゆったりしてる
オーストラリア第2の都市とはいえ、そんなに人口は多くないし、まあ第2ってことで産業などよりも音楽や芸術や食など文化を重視して発展させた街です。基本オージーはルーズなお国柄ですし(笑)なんというか背伸びしない、laid backなスタイルの町だと思います。一応活発ではありますがね、それなりに。

4)人に気をあんまり使わない
学校、大学、オケ、病院、どこにいっても人に接するのに悩むことが少ないですね。オージーのフレンドリーなアプローチに逆に「こんなにストレートで、悩まないでいっていいの?」と思うこともしばしば。人が本当の意味で生き生きしてるという感じかな?

5)夏がいい
漠然としててごめんなさい(笑)。メルボルンの夏は過ごしやすい・・・といったら嘘になります。超低湿度、たまには40度を超える気温(熱風が吹いたり、陰にいても暑い)、節水、田舎でははんぱない山火事、超高レベル紫外線・・・でもちゃんと現地人に習って対策をちゃんとすれば(サングラス、水分補給、日焼け止めなど)本当にそのダイナミックさを楽しめます。
たとえばこっちでは季節逆転で大晦日は夏なので新年とともに泳いだりとか、激しい雷嵐を見物したりとか、暑い日の午後急に風向きが変わって天気が変わるクールチェンジでは大粒の雨にぬれてみたりとか。
暑くてだらだらでも、毎年やっぱりいいな、と確信します。

<メルボルンで好きじゃないところTop 5>
1)落書きが多い
いるんですよねーそういうことをするやつが。古い建物でも電車でもお構いなしに。
しかもセンスがなくて困ります。

2)電車のシステムがこっぴどい
遅れたりキャンセルされたりは日常茶飯事、特に夏場は暑さのせいかそれが増えます。電車のネットワークでカバーされてないところもあるし、政治的にも問題があるし、施設が良くないし・・・車社会になるのもしょうがない。
ちなみにシティから私の駅に帰る場合ラッシュアワーに普通の時間割どおりでも30分電車がない場合も。これはおかしい。

3)もっと魚を食べさせてくれ
海はあるけど生で食べたりする魚の質とか種類の数は結構低いです。こっちにすんでると光り物が恋しくなりますわー。

4)テレビがつまらない
スポーツはまだいいとして、reality tv と長期連載ドラマが多数を占めてるのはなあ・・・なのでうちは両親と祖父に日本の番組を録画してもらってます。

5)地名が・・・
アボリジニの言葉から来た地名に特にあるんですけどやたらと長かったり似通ってたりスペリングが難しかったりとか結構ありますね。こんなにWで始まる地名が多い国は少ないでしょう(笑)

<日本でよかったところTop 10>
1)クイズ番組が手ごたえありすぎ
Qさま、平成教育シリーズ、ネプリーグ、タイムショック、雑学王ひいきです。知的好奇心がとどまるところをしりません(笑)

2)きれい
どこにいっても本当に片付いてたりごみが無かったりできれいだなーって思います。いろんな国にもうちょっと見習ってもらいたいものです。

3)自然がいい
オーストラリアに住んでなんですけどやっぱり日本の潤いのある景観はいいですね。日本人は自然に目を特に向ける人種だと思います。四季も含めて本当に文化にとりいれたくなるような自然にあふれてますもんね。

4)古いものも新しいものもセンスがいい
メルボルンの最近の建築ははっきり言って変です。古いものも際立って美しいものはないんですよね(ヨーロッパとかと比べちゃいけないってわかってますけど)。
日本のいろんなデザインとか建築は本当に時代の移り変わりが目に見えて、さらにどんな時代でも大切にされて、美しく思えるみたいなところがあって好きです。

5)食べ物がおいしい
やっぱり基本は日本食です。うちでも作るのは大体日本食。自分で料理をするようになってから特に和食のありがたさを身に感じるようになりました。レバーとかハツとかいろんな魚とかきのことかオーストラリアではなかなか手に入らないものもあって日本にいくといつも補給してます♪

<日本ですきじゃないところTop 5>
1)価値観が合わない
どこがどうっていうこともわからないんですけど・・・社会・法での倫理観とかもそうですし意見の話、教育の話、あと私はオージーにしても結構個人主義(なんて言葉があれば)なほうですし、そもそも年功序列というシステムがあったことも去年まで知らなかった人ですから。基本的に日本人の性格とかお国柄は好きなはず・・・とおもってるんですけど案外ちょくちょく「んー」となっちゃいます。

2)都会に人が多すぎる
もう字面どおりです。ただ私の上司によればロンドンと比べると大阪も静かなほうだとか。

3)動物に対する倫理が・・・
ペットとか、テレビでとか、ようするにそういうことです。
ヘビは投げてはいけません(これ一番怒りました。だってヘビ大好きですもん)。
あんまり動物に関するブームもあって欲しくないかなあ・・・というのはいつも思いましたが。
オーストラリアは動物は保護している人たち以外は案外クールな反応ですよ。だから虫マニアとかもあんまりいない・・・のはちょっとさびしいですが(笑)

4)道が狭い
しょうがないのはわかってます。でも運転レッスンを始めた身になると・・・怖いんです(汗)ぞっとします。

5)漠然と・・・ついていけないなあ・・・って思います
こうやって海外から日本の情報とか趣味とかに興味を持つ分はいいんですけど・・・日本に住んでたら周りの文化とか流行とかがめまぐるしく移り変わったりするのに絶対ついていけないような気がするんですよ。日本の文化って基本深く広く短くですから。
そういう意味でもやっぱり「ゆったり」が好きなのかも知れません。

・・・という100%個人的な見解でしたが(ただ電車の件は思ってるのは絶対私だけじゃないです)
これでメルボルンに来ないでおこうとは思わないで欲しいです(苦笑)
こりずに是非夏に来てください。私が対策を教えますので(笑)


今日の一曲: スメタナ「わが祖国」より「Tabor」

(チェコの愛国主義つながりで。しかしびっくりしましたよ。フサの「プラハのための音楽1968」で使われた一緒のメロディーが出てきたんで。ふつうこっちが先じゃないかなあ、とか思いながら(笑)チェコの昔のメロディーなのでメロディーが一緒なのは驚きませんが使い方も結構似てたので驚きました。)

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