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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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キーワードto音楽 秋の季語
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
日本料理パーティーは誕生日のちょっと早め、ということになると思いますがまた実行のちブログで報告したいと思います~

昨日はなんとなく日常関連のブログ書いてる間に間違って消してしまいました(汗)
摂食障害について以前レクチャーの感想として西洋と東洋の社会文化的違いはどうなのかな~と思っていて日本の論文がないと探してたのですがいくつか見つかりました。CiNiiはやっぱり優秀&Usefulですね!お世話になっています(といっても論文読むのはちょっと久しぶりですが・・・ストックもたくさんあるんで消化してかなきゃ)。

今日はキーワードto音楽、いい加減秋バージョン。
季語の秋は旧暦なので7~9月なんですよね(汗)もっと早くにやっておけばよかった・・・
冬は10~12月なんだ・・・と思うとあまりなんというか晩秋らしい感じの曲も使えず。結構難しかったです、今回(もちょっと早くやるだけで大分解決したとは思いますが・・・)

それでは早速GO♪ (今日も何だか10曲でなくて11曲になったようです)

めであい月: マーラー 交響曲第7番 第4楽章
牽牛と織女が愛し合う月、ということで7月の別称だそうです。でもやっぱりこう、夜でも暖かくて夕べに愛を奏で囁き合う、というイメージからどうしてもやっぱり最近縁が深いマーラー7番。マーラーは7月生まれなんですよね、ちなみに(私と1日違い)。

二星(じせい): クラム マクロコスモス第4巻「天体の力学」 第2楽章「はくちょう座β」
これも織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)のことを指す言葉ですが、でも私にとってはどうしてもはくちょう座のアルビレオの二重星なのです!青と黄色の双子星♪
(奇しくもはくちょう座は夏の大三角形なのですが三角形に入ってるのはアルビレオじゃなくてデネブです。星座の反対側)

精霊流し: ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章
ベートーヴェンのお葬式に演奏された、という話とこの曲の「見送る」「受け入れる」感じが。
案外お盆にあってるんじゃないかと思います。あのろうそくを川に流す情景に不思議とぴったりなんですよね。

月今宵(つきこよい): ドビュッシー 「映像」第2巻 「廃寺にかかる月」
やっぱりこれですね~以前拙い録音をアップしてしまいましたが・・・名月といったら断然これだと思います。
日本の「荒城の月」にとっても近いイメージ。(マイナス桜)山の中の古いお寺と綺麗な月と、しんみりしたお酒。
とてもひんやりとした秋の夜の風景です。

薄(すすき): ラヴェル 死せる王女のためのパヴァーヌ
すすき自体というよりもすすき野(北海道のあそこじゃなく!)の雰囲気です。あのさらさらさら、という音と涼しげに渡る風がこの曲の不思議な雰囲気にぴったりなんですよね。どの花よりも、どの風よりも。
心を空にして味わいたいです。

色なき風: アデズ Traced Overhead
透明、透明・・・うーん・・・と悩んでここに。透明度ならどんな水晶にも負けない、そして果てしない軽さがあって!結局秋かどうか、というのはまた難しいのですが・・・でも秋の空って昼も夜も夕方も上へ上へ、というイメージがあるのでそういう意味ではこの曲はぴったりです。

物の音澄む(もののねすむ): ペルト Summa
秋ってFallとアメリカ英語で言いますが木の葉だけでなくもっと見えない物がいろいろゆっくり落ちていくような季節だと思います。なのでガーシュインの「ポーギーとベス」の「Summertime」から派生した曲ではありますがこの曲をチョイス。音が澄む、ということに関してはペルトは本当に専門家ですしね。

金木犀: バルトーク ピアノ協奏曲第3番 第1楽章
全体的な雰囲気だと春ととれないこともないんですがでも色彩の黄金、どこか甘い感じ、そして女性的な感じ。いろんな感覚への訴えかけがこの花を思わせます。(ちなみにバルトークは死ぬ前にこの曲を妻に向けて書いたそうで、普段みたいな荒々しさとか複雑さを取り除いた、本当に優しさにあふれた曲なのです)

色葉散る: ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲第2番 第2楽章
ひらりひらりと落ちる紅と黄色、そして落葉とともに感じる涼しさ~肌寒さ、そして不思議な切なさと寂しさ。
ちょうど私がこの曲に出会ったのも秋でした。チェロとビオラの音色が特に切なさを誘う、チェコらしく秋らしく美しい一曲。

秋の名残: エルガー 弦楽セレナード 第1楽章
私にとって「秋」といったらさっきのドヴォルザークか、またはもちょっと秋の更けた感じでこの曲です。先の冬が透けて見える秋、というか。落葉はもうそろそろ熊手でかき集めた方がいいかなあ・・・という時期。
ブランケットとミルクティー・・・というイメージがあります。

冬近し: シューベルト 交響曲第7番 第2楽章
空が静かで、夕方は寒く心をきゅっと切なく締め付けて。もう冬なのか、と思い。そろそろ火を入れたり雪に備えたり・・・と秋は恋しく冬もなんか楽しみ、みたいな。ほんの少しの空気のぬくもりがほんとうにいとおしく。でも消して冬の曲ではなく秋の音楽なんですよね。


旧暦の秋だとロシア系の音楽はまだ顔を見せませんね。冬の季語に期待。
そして冬で一周してしまいますね、Seasonalキーワードto音楽シリーズ。来年はどうしようかな・・・また考えておきます。


そして今回も今日の一曲はお休みです。
しいていえば(日本が春なのは重々承知の上ですが)やっぱりドヴォルザーク、シューベルトあたりが一番おすすめ。そして日本ではイギリス音楽・ミニマル音楽がヨーロッパやオーストラリアでほどメジャーじゃないためエルガー、ペルトもプッシュプッシュ♪

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