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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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イースター周りいろいろ
昨日の秋の季語キーワードto音楽に拍手ありがとうございます!

今日は仕事休みで外に出ました。
主に大学の図書館(お目当てのスコアはなかったのですが・・・)、そしてシティ。
今日はこういったものを手に入れました。
The ImpressionistMove Recordsから出ている私の先生(Stephen McIntyre)演奏のCD「The Impresionists」です。
収録曲はドビュッシーの「映像」第1集・第2集、「子供の領分」、ラヴェルの「夜のガスパール」、そしてサティのGnossienne(第1~3番)。
先生はフランス印象派専門なのでがっつりホームグラウンドです。
大学にあるので前々から聴き親しんでるのですが今回やっと購入。
次回のレッスンでサインしてもらいます(笑)
あとレッスンついでに一緒にコーヒーを囲んでお話したいです・・・いつか。

キリスト教を公立教育など過度に持ち込むこと、押しつけることをあまりよしとしないオーストラリアですが、クリスマスとイースターというキリスト教関連の2大祭りは連休ができることもあり結構商業的にも盛り上がります。
イースターと言えばイースターエッグのチョコレート。本物の卵でなくこういうのを隠して見つけるわけですね(やったことはないのですが・・・)

イースターはキリストが十字架にかけられ亡くなり、そして復活したことを祭る行事。亡くなったのがGood Friday、そして復活したのがEaster Sundayでこの2日は祝日なのですが(学校はもう何日か休み扱いしますが)、Easter Sundayが「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定義されているため毎年日にちは変わります。
(ちなみに今年はGood Fridayが4月22日です。)
うちの学校はキリスト教(英国正教)の学校だったので、イースターの前のイエスがエルサレム入りしたPalm Sundayだったり、その前の断食の時期Lentに関しても習いました。断食はしませんがその前に粉を消費するためパンケーキを作るShrove Tuesday=「パンケーキデー」は毎年学校でやりました。
クリスマス同様イースターには幼稚園から高校生まで全校集まって賛美歌を歌ったりする集会がありました。

先ほど商業的に盛り上がると言いましたが、クリスマスが終わったらもうすぐイースターエッグを売り出す気の早いところもあります。
イースターの時期にかかわらず3月の始めにはもうどこもかしこもチョコレートだらけ!
私も今日買ってきました。稼いでるんだから妹といいもんたべよう、ということで・・・
Koko black easter egg easter egg insideRoyal ArcadeのKoko Blackに行ってきました。
ウズラさんのイラストの可愛さで即決しましたこのセット。ミルクチョコレートとダークチョコレートのエッグが入っています。

そして買うだけでなく店で大量にチョコレートを摂取してきました。
アイスココアをいただいたり(チョコレートshaving、チョコアイス+バニラアイス入り。チョコアイスがめちゃくちゃ美味しいんです)、あとピースで買えるチョコ3ついただいたり。
Tasmanian Leatherwood Honey(なんてまあ濃厚な蜂蜜!癖の強いカテゴリーでは一番好きなLeatherwoodの蜂蜜です)、Salted Caramel(日本のメディアで塩チョコ、塩キャラメルを見たので試したかったのです)、そしてOrange Cointreau Truffle(上品な感じでした~酒入りチョコ好き!)。
自分でも恐ろしいほどチョコ食べました。普段はチョコレートそんなに大好き、というわけではないんですがたまに外にでるとこうです。

ただ懲りてません(笑)こんどまたKoko Blackに行ってチョコレートアフォガート(コーヒーでなくチョコレートをバニラアイスにかける)をいただきたいですし、こないだこっちのCMでみたラムレーズン味のダークチョコレートTim Tamを帰りにスーパーで買いましたし(汗)

Tim Tamはオーストラリアを代表するお菓子です。チョコでコーティングした&チョコを含んだビスケットです。
日本だと輸入食品のお店だったり、あと私はVillage Vanguardで見たことあります。
何をもって代表する、というかというとこちらの空港でかならず売ってるので(笑)
フレーバーにもよりますが、母は甘すぎる,といいます。オーストラリアに来たらお試しあれ♪

そろそろチョコレートの話もつかれました(汗)
実は妹が昨日ザッハトルテを作って冷蔵庫にあるんです・・・
どうも狂っているとしか言えない状態・・・今年のイースターはチョコまみれになりそうです。というかなります。


今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ ピアノソナタ第3番



今日予定通り借りれたのがプロコフィエフのピアノソナタ全集。全部で9曲ありますが、この冬第2番を弾こうかなーと。あと第3番も好きなんですがもちょっとあとでも大丈夫かなーと・・・
そんな感じで迷ってました。

第2番も第3番も大学時代に友達が何人か弾いてて。そろそろ私も弾きたくなりました。
どちらも自分の創作でキャラに弾かせていて。弾かせるとそれで満足しちゃう、キャラの演奏・解釈で満足できる場合もあるのですがどうもこの2つのソナタはそうではなく。
自分も弾きたい、自分の中の誰かのではなく、自分なりの表現をしたい、と。

第2番と第3番は書かれた時代が近いのもあって似たところがたくさんあります。私の好きなタランテラ様の音楽が特徴的なところだったり、棘と毒のあるダイナミックな暗さだったり。
ただ第2番が4楽章編成なのと対照的に第3番は単一楽章。
・・・対照的に、というのも間違ってるかも知れませんね。見ようによっては1楽章のあいだに4つのセクションがあるようにも思えます。

プロコフィエフの音楽の一番の特徴、というとその毒や皮肉を交えた曲調、ドライな情熱、理系的な計算と強迫観念・・・などいろいろありますが唯一だ!と思うのは「飛躍の激しいメロディー・パッセージ」だと思います。速い曲、遅い曲に関わらず。オーケストラだと本当にバイオリン泣かせで(でもクラリネットは他の楽器と比べて得意)、そしてもちろんピアノにとっても容易なものではありません。
鍵盤の上を超人的な跳躍で駆け回る、とっても激しくmanicな、クレイジーな音楽。

ロシア音楽ってチャイコフスキーからスクリャービン、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ・・・そしてプロコフィエフもそうですがロマンチックなときはロマンチックで、ぬくもりとは違う甘さを持っています。
そんな面はこの曲にもあります。この少し、いやそれ以上に狂った音楽の中でさてこの甘さをどう解釈するか。
そういう側面もプロコフィエフの音楽で魅力的なところだと思います。

先ほど4つのセクションが・・・と言いましたが、実は4つ以上セクションがあるのかもしれない。見方によって変わるような・・・
どこか機械的でorderlyな、でもどこか確実に正常ではないこの迷路の中を一度駆け抜けて見ませんか・・・・?

(Boris Bermanの録音(試聴有り)をリンクしましたが、同じCDに収録されている10の小品も個性の強い名曲揃いです)

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