×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
一つお断りしておきたいのはあのエントリーで紹介した曲にかかわらず敷居や先入観さえ取り払えばほとんどの曲は一聴きしてみる価値がありますし、それこそタイトルとかCDのジャケットとかで選んじゃってもけっこういけると思います。
基本「今日の一曲」で紹介している曲も特別に断りがなければ初心者でもオッケーなものばかりです。(私があんなに詳しく書いちゃうので聴く気を削がれる方もいるだろうとは思いますが)
とはいえやはりクラシックのレパートリーの広さ、種類の多さはすごいのでここで紹介したり、あとそのうち「スタート地点からの広げ方」についても調子に乗って書いてみたいと思います。
ここ数日ちょっと自分の中の調子が変わってきてるようで。
4月も終わりだしそんなに調子も変わらないなあ、とか心配は大袈裟なのかな、とか思ってたところに。
普段の気分(mood)にぶれというか揺れが出てきた、というか。Volatileと呼ぶほどでないけど不安定さが見え隠れ。
いらいらというほどでもないけどそわそわするし、集中力は切れがち、思考がもたついたり迷ったり。
調子が悪い、というのは大袈裟かな・・・と思いますが確かに徴候はあり。
どうやら自分の中に冬が来たようです。
ということで記念でもなんでもないですがメンタルヘルス関係の話で。
例えば鬱はカテゴリーで言うと「気分障害」に別けられます。
(この名前がなんだかぎこちないですがねえ・・・仕事をしてると医学関係の日本語全般「ぎこちないなあ」とか思うんですが精神医学関連では「違うな!」と思う言葉が多いです。統合失調症のように変えられた物もありますが・・・ぶつぶつ)
「気分障害」というカテゴリ名、それから「鬱」という言葉が病気以外でも「気持ちが沈むこと」を意味することから、周りの人としても、患者さん自身としても感情に関する症状に目が行きがちだと思います。
でも鬱は感情のみに影響を及ぼすわけではありません。そして症状は結構目に見えるのですが、事前知識がないために見落とされることが多かったりもします。
ちょっと脱線?感情に関する症状がでるのはそもそも脳の「感情を司るところ」よりも「感情を制御するところ」の働きの問題に関するものらしいです。つまりは前頭葉、集中力や理性、論理的思考も司る場所。なのでそこらへんが一緒に影響を受けるのは珍しくもなんともない、ということ。
心の病気にはざっくり分けるとこんな症状グループがあります。
1) 感情に影響を及ぼす症状 (鬱、躁、感情不安定など)
2) 身体に影響を及ぼす症状 (疲労、痛み、吐き気など)
3) 思考に影響を及ぼす症状 (過度なネガティブ思考、誇大妄想、妄想など、非論理的な思考)
4) 認知機能に影響を及ぼす症状 (記憶、計算力など)
5) 行動に影響を及ぼす症状 (やけ食い、攻撃的な行動、自傷など)
あと幻覚など現実認識に影響する症状(精神病症状って言われてますがなんか名前が・・・)など、他にもいろいろあります。
特定の病気においてこれらの症状のどれがどれくらい強く表れるかは人それぞれ。
そして長期で病気を患うと時と共に変わることももちろんあり。(精神疾患の診断名ってあやふやなところはありますから症状が変わって診断名が変わることも)
年齢層でもこの症状のバランスって変わると思います。
例えば子供だと感情の表現がまだうまくできなく行動に症状が強く表れたり。
思春期だとホルモンの働きもあり感情が不安定になり感情症状が強く表れたり。
もちろんそれだけに限りませんが。
精神医で「専門分野」として年齢層での専門もありますが、特定の病気について知識が深い、というだけでなく年齢によっての症状の表れ方とか対処の仕方、特定の年齢層の患者さんとの接し方を熟知しているということもあるんだろうな。
(何回か書いてますが私のドクターは若い人専門です)
感情症状っていうのは周りの人からみてやっぱり気づきやすいのかな、と思います。「通常の域」を超えた場合明らかに何かがおかしいぞ、という(ただ軽度だと気づきにくいと思います)。
思考症状は自分でも気づきにくいところありますし(気づきにくく、正しにくく、悪循環に陥りやすい)、身体症状は例えば頭痛とかだったら風邪とかかもしれないですし。認知症状も一番最初は主観的な感覚なのかなあ・・・
幻覚は主観的な感覚が多いですし。
じゃあ行動症状は?というと・・・本来自分よりも周りが先に気づくものではないかと思います。
ちょっと最近お酒が増えてきてるんじゃない?とか。
貧乏揺すりとかが尋常じゃないんじゃないレベルだよ、とか。
ちょっと行動が軽率というか衝動的になってないか、とか。
で、ここでなんでぐるぐるしているかというと精神疾患、またはそれに至らない心の不調の早期発見、早期介入についてはいろいろ話がありますが・・・患者さん自身の目の付け所と周りの人の目の付け所は違うんだろうな、とぼんやり思ってたんです。
自分では気づけないこともありますし、自分でしか気づけないこともある。
どうやってそこをケアに生かすか・・・
・・・ということをぐるぐるしてるのですがどうも自分調子が乗りません。
10年ほど前は思春期まっただなか、感情関連、行動関連、思考関連の症状がどんと前にでてましたが・・・
時と学習で大分変わりました。ここ数年だとやっぱりそわそわ、いらいら、集中力の低下、思考力の低下などが最初のサインであとは感情症状が(両方向)ある程度。
前と比べると随分楽にはなりましたがねえ・・・
あなどっちゃいけないな、と改めて思います。そして早めに気づけるのは幸いだ、と。
明日はレクチャーがあります。聴覚と音の認識に関するレクチャーで。
生物的な側面が強い、というか感覚(Perception)については大学1年の心理学、認知神経科学のくくりでやったので少なくとも話は分かるし楽しいかなと思います。
なのできっとブログはお休みですが学んで来ます~
今日の一曲: Shiny Entertainmentのゲーム「Sacrifice」より Persephoneサウンドトラック (Kevin Manthei作曲)
(一応Youtubeに上がってました)
今日はちょっと趣向を変えて。最近アクティブにやってるわけじゃないんですけど、心にひっかかるところいろいろあるゲームです。
敷居が高い、というわけではないんですが一人称視点リアルタイム戦略ゲームでRPG要素もあるので調子が悪い時は真っ先にできなくなるのです(汗)
Sacrifice。Shiny Entertainmentにより2000年に作られたファンタジーリアルタイム戦略ゲームです。
主人公は自分の住んでいた世界で呼び出した悪魔に世界を滅ぼされ、たどり着いたのが5柱の神々の住む世界。そこで神々に仕えることになり、神々の様々な思惑に巻き込まれながら自分が呼び出した悪魔と再開し、対戦する・・・というようなお話。
5柱の神々はそれぞれ領土(天空に浮いた島々)を持っていて、誰の領土にいるかによってBGMが変わります。(戦闘時は戦闘の音楽になります)
Persephoneは生命の女神。正義と包容力をうりにしてますが、自分にとっての「正しい」が真実の「正しい」だと思いこんでいる困ったおばさんでもあります。
Persephoneはこのゲームのチュートリアルを管轄する神でもあるので、このゲームを始めてプレイヤーが初めて出会う神でもあります。(だからこそ印象にもっとも残る音楽でもあります)
それはまあ初めてこのゲームのストーリーをすすめるならPersephoneがお勧めだよ、という示唆でもあり。実際彼女が与えてくれる戦闘用の魔法やクリーチャーはバランスが良いらしいです。
ゲーム内の音楽は結構最近好きです。よくできてるなあ、と。
オケとデジタルメディアをミックスしたり、様々な文化の音楽を取り入れてるし、音楽自体のクオリティもなかなか。
そしてそれぞれの神の領土のCG風景に音楽がいいことマッチする。
Persephoneの音楽はドラムと合唱とオケのコンビが魅力的。
時に暗くなり雨が降ったり、光が差したりする常春(常夏?)の緑のジャングルにも似た風景に本当にわくわくします。
今日なんで朝起きてすぐに、そしてそれからちょくちょく自分の心にこの音楽が戻ってくるのはなぜなのかしら。
一つお断りしておきたいのはあのエントリーで紹介した曲にかかわらず敷居や先入観さえ取り払えばほとんどの曲は一聴きしてみる価値がありますし、それこそタイトルとかCDのジャケットとかで選んじゃってもけっこういけると思います。
基本「今日の一曲」で紹介している曲も特別に断りがなければ初心者でもオッケーなものばかりです。(私があんなに詳しく書いちゃうので聴く気を削がれる方もいるだろうとは思いますが)
とはいえやはりクラシックのレパートリーの広さ、種類の多さはすごいのでここで紹介したり、あとそのうち「スタート地点からの広げ方」についても調子に乗って書いてみたいと思います。
ここ数日ちょっと自分の中の調子が変わってきてるようで。
4月も終わりだしそんなに調子も変わらないなあ、とか心配は大袈裟なのかな、とか思ってたところに。
普段の気分(mood)にぶれというか揺れが出てきた、というか。Volatileと呼ぶほどでないけど不安定さが見え隠れ。
いらいらというほどでもないけどそわそわするし、集中力は切れがち、思考がもたついたり迷ったり。
調子が悪い、というのは大袈裟かな・・・と思いますが確かに徴候はあり。
どうやら自分の中に冬が来たようです。
ということで記念でもなんでもないですがメンタルヘルス関係の話で。
例えば鬱はカテゴリーで言うと「気分障害」に別けられます。
(この名前がなんだかぎこちないですがねえ・・・仕事をしてると医学関係の日本語全般「ぎこちないなあ」とか思うんですが精神医学関連では「違うな!」と思う言葉が多いです。統合失調症のように変えられた物もありますが・・・ぶつぶつ)
「気分障害」というカテゴリ名、それから「鬱」という言葉が病気以外でも「気持ちが沈むこと」を意味することから、周りの人としても、患者さん自身としても感情に関する症状に目が行きがちだと思います。
でも鬱は感情のみに影響を及ぼすわけではありません。そして症状は結構目に見えるのですが、事前知識がないために見落とされることが多かったりもします。
ちょっと脱線?感情に関する症状がでるのはそもそも脳の「感情を司るところ」よりも「感情を制御するところ」の働きの問題に関するものらしいです。つまりは前頭葉、集中力や理性、論理的思考も司る場所。なのでそこらへんが一緒に影響を受けるのは珍しくもなんともない、ということ。
心の病気にはざっくり分けるとこんな症状グループがあります。
1) 感情に影響を及ぼす症状 (鬱、躁、感情不安定など)
2) 身体に影響を及ぼす症状 (疲労、痛み、吐き気など)
3) 思考に影響を及ぼす症状 (過度なネガティブ思考、誇大妄想、妄想など、非論理的な思考)
4) 認知機能に影響を及ぼす症状 (記憶、計算力など)
5) 行動に影響を及ぼす症状 (やけ食い、攻撃的な行動、自傷など)
あと幻覚など現実認識に影響する症状(精神病症状って言われてますがなんか名前が・・・)など、他にもいろいろあります。
特定の病気においてこれらの症状のどれがどれくらい強く表れるかは人それぞれ。
そして長期で病気を患うと時と共に変わることももちろんあり。(精神疾患の診断名ってあやふやなところはありますから症状が変わって診断名が変わることも)
年齢層でもこの症状のバランスって変わると思います。
例えば子供だと感情の表現がまだうまくできなく行動に症状が強く表れたり。
思春期だとホルモンの働きもあり感情が不安定になり感情症状が強く表れたり。
もちろんそれだけに限りませんが。
精神医で「専門分野」として年齢層での専門もありますが、特定の病気について知識が深い、というだけでなく年齢によっての症状の表れ方とか対処の仕方、特定の年齢層の患者さんとの接し方を熟知しているということもあるんだろうな。
(何回か書いてますが私のドクターは若い人専門です)
感情症状っていうのは周りの人からみてやっぱり気づきやすいのかな、と思います。「通常の域」を超えた場合明らかに何かがおかしいぞ、という(ただ軽度だと気づきにくいと思います)。
思考症状は自分でも気づきにくいところありますし(気づきにくく、正しにくく、悪循環に陥りやすい)、身体症状は例えば頭痛とかだったら風邪とかかもしれないですし。認知症状も一番最初は主観的な感覚なのかなあ・・・
幻覚は主観的な感覚が多いですし。
じゃあ行動症状は?というと・・・本来自分よりも周りが先に気づくものではないかと思います。
ちょっと最近お酒が増えてきてるんじゃない?とか。
貧乏揺すりとかが尋常じゃないんじゃないレベルだよ、とか。
ちょっと行動が軽率というか衝動的になってないか、とか。
で、ここでなんでぐるぐるしているかというと精神疾患、またはそれに至らない心の不調の早期発見、早期介入についてはいろいろ話がありますが・・・患者さん自身の目の付け所と周りの人の目の付け所は違うんだろうな、とぼんやり思ってたんです。
自分では気づけないこともありますし、自分でしか気づけないこともある。
どうやってそこをケアに生かすか・・・
・・・ということをぐるぐるしてるのですがどうも自分調子が乗りません。
10年ほど前は思春期まっただなか、感情関連、行動関連、思考関連の症状がどんと前にでてましたが・・・
時と学習で大分変わりました。ここ数年だとやっぱりそわそわ、いらいら、集中力の低下、思考力の低下などが最初のサインであとは感情症状が(両方向)ある程度。
前と比べると随分楽にはなりましたがねえ・・・
あなどっちゃいけないな、と改めて思います。そして早めに気づけるのは幸いだ、と。
明日はレクチャーがあります。聴覚と音の認識に関するレクチャーで。
生物的な側面が強い、というか感覚(Perception)については大学1年の心理学、認知神経科学のくくりでやったので少なくとも話は分かるし楽しいかなと思います。
なのできっとブログはお休みですが学んで来ます~
今日の一曲: Shiny Entertainmentのゲーム「Sacrifice」より Persephoneサウンドトラック (Kevin Manthei作曲)
(一応Youtubeに上がってました)
今日はちょっと趣向を変えて。最近アクティブにやってるわけじゃないんですけど、心にひっかかるところいろいろあるゲームです。
敷居が高い、というわけではないんですが一人称視点リアルタイム戦略ゲームでRPG要素もあるので調子が悪い時は真っ先にできなくなるのです(汗)
Sacrifice。Shiny Entertainmentにより2000年に作られたファンタジーリアルタイム戦略ゲームです。
主人公は自分の住んでいた世界で呼び出した悪魔に世界を滅ぼされ、たどり着いたのが5柱の神々の住む世界。そこで神々に仕えることになり、神々の様々な思惑に巻き込まれながら自分が呼び出した悪魔と再開し、対戦する・・・というようなお話。
5柱の神々はそれぞれ領土(天空に浮いた島々)を持っていて、誰の領土にいるかによってBGMが変わります。(戦闘時は戦闘の音楽になります)
Persephoneは生命の女神。正義と包容力をうりにしてますが、自分にとっての「正しい」が真実の「正しい」だと思いこんでいる困ったおばさんでもあります。
Persephoneはこのゲームのチュートリアルを管轄する神でもあるので、このゲームを始めてプレイヤーが初めて出会う神でもあります。(だからこそ印象にもっとも残る音楽でもあります)
それはまあ初めてこのゲームのストーリーをすすめるならPersephoneがお勧めだよ、という示唆でもあり。実際彼女が与えてくれる戦闘用の魔法やクリーチャーはバランスが良いらしいです。
ゲーム内の音楽は結構最近好きです。よくできてるなあ、と。
オケとデジタルメディアをミックスしたり、様々な文化の音楽を取り入れてるし、音楽自体のクオリティもなかなか。
そしてそれぞれの神の領土のCG風景に音楽がいいことマッチする。
Persephoneの音楽はドラムと合唱とオケのコンビが魅力的。
時に暗くなり雨が降ったり、光が差したりする常春(常夏?)の緑のジャングルにも似た風景に本当にわくわくします。
今日なんで朝起きてすぐに、そしてそれからちょくちょく自分の心にこの音楽が戻ってくるのはなぜなのかしら。
PR