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メルボルンは今日も雨でした。
明日も雨だそうです。
不調のサインがちょこちょこいくつか・・・音楽を欲しなかったり書き物が進まなかったり、ご飯を作るのがおっくうだとか、一つ一つはなんでもないような事が積み重なりつつある・・・
ということで今回は冬と雨から逃げて苦手感を大きくするのではなく雨をなるべく楽しもう、というような大まかな趣旨で今回のキーワードto音楽、雨特集です。
(雨の言葉はこちらのページのリストからお借りしました)
霖雨: プロコフィエフ 10の小品op.12より「ガヴォット」
りんう=「何日も降り続く雨」という意味だそうです。続いているという感じよりはこの曲は「止まない」という雰囲気。じめじめ、冷たく、ちょっぴり憂鬱、なんだかいやだなーという。屋内で暇を持てあましている、または傘の下でいつものように動き回れずにいる雰囲気です。
夕立: ブリテン 「ピーター・グライムス」の「4つの海の間奏曲」より「嵐」
夕立ってとにかく激しく降って後味の切れがいい。なんというかとても「イギリスらしい」この湿度。向こうだと夏でもこの曲くらいの温度なんでしょうか。決して暑くはないんですよね。プラスこの曲の暗さが本当にいきなりやってくる嵐の雲みたいで。降るならこれだけやってさっと晴れてくれるのが一番気持ちいい!
涙雨: リスト ピアノ協奏曲第1番 第3楽章
ほんのわずかに降る雨、という意味での涙雨。とにかくこの曲においての雨粒ってまあるいけど少ないですね。
空は確かに暗いけれどオージーなら傘を差さなくて良いくらい、でも楽しめるくらいに降っているというイメージがあります。この曲に関しては雨粒ピアノだけでなくトライアングルの音とビオラのソロにも是非耳を傾けて下さい♪
陰雨: ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」 第1楽章
霖雨と同じく長雨ですが、これは陰気さを強調しています。虐殺があったあの地に、死者が眠る土の上に降り注ぐ雨。未だ無念は晴れず、そこを訪れる人も深い悲しみを抱え、死者も天もまた泣いているような・・・あらゆる悲しみと重みが集まったような雨です。
雨台風: マーラー 交響曲第5番 第2楽章
さあ、暴れてもらいましょう。この楽章は台風のあらゆる要素を含んでいますが雨の比重は特に大きいです。激しい雨、風、不穏な静けさ、台風の目の青空の輝かしさ、そして雨が去るときの忘れ形見の虹と雫・・・最高ですね。本当にマーラーはスケールがでっかいのです。
霧雨: アデズ 「Asyla」 第3楽章
霧雨、粒が細くとも雨の全体的の量は必ずしも少ないわけではないです。この曲における音の聞こえ方だったり光の感じ方はまるで霧のようになった大雨を通したようなものなのでは?というイメージからここにチョイスしました。とても透明ながら一種の激しさがあり、独特の光の色彩が本当に喜ばしい一曲です。
村時雨: ラヴェル ソナチネ 第1楽章
村時雨はなんだか降ったり止んだりどっちなんだよ!というような雨のことらしいです。それにはころころ曲調が変わって動いたり止まったり、のこの曲がふさわしいですね。前のアデズのように「光」もそれっぽい。様々な雲の厚さや雨を通して色や強さが変わる太陽光が本当にこの曲で感じられます。
狐の嫁入り: ドビュッシー 映像第1集 「動き」
雨が降りながら晴れる「狐の嫁入り」はメルボルンでは結構の頻度で起こります。なんでしょう、雲の動きが速いからでしょうか。青空とどしゃぶりの雨粒の輝き、雲の動きといえばこの曲を私は思います。本当にきらきらしていて、全体のハ長調と中間部の減和音+全音階の組み合わせによる明暗・色彩のコントラストが爽快です。
風雨: ドヴォルザーク 交響曲第7番 第3楽章
私のなかではやっぱり雨と言えばこの曲です。台風ほどではないけれど「大変」と思うくらいの風を伴った雨。雨の中で舞うような、翔るような。暗さも激しさももちろんあるけれどそれをものともせず、めいっぱい楽しむパワフルさ。「風雨になる」、そんな感覚です。
雨霽: ブラームス ドイツ・レクイエム 第2楽章
うせい=雨が晴れること、だそうです。前半は先ほどの「陰雨」よりも暗く悲しい、死の雰囲気を伴った雨。そしてそれが晴れてなによりもすがすがしく明るく青い空に晴れるこの曲は本当に美しいです!ブラームスの色んな面を持ち合わせてるみたいで。
実は意識的にのけた曲がありまして。ラヴェルのピアノ三重奏は全4楽章(あくまで個人的なイメージですが)雨にまつわる印象を持ってて、すでに各楽章でショートストーリーを書いているのでなんとなく別にしとこうかな、と。
あと結構特性がかぶる曲が多くてやむなく外した曲も多かったです。雨に合う音楽は今日リストした他にもたくさんあるのでまた別の機会に・・・
(今日の一曲はお休みです~)
明日も雨だそうです。
不調のサインがちょこちょこいくつか・・・音楽を欲しなかったり書き物が進まなかったり、ご飯を作るのがおっくうだとか、一つ一つはなんでもないような事が積み重なりつつある・・・
ということで今回は冬と雨から逃げて苦手感を大きくするのではなく雨をなるべく楽しもう、というような大まかな趣旨で今回のキーワードto音楽、雨特集です。
(雨の言葉はこちらのページのリストからお借りしました)
霖雨: プロコフィエフ 10の小品op.12より「ガヴォット」
りんう=「何日も降り続く雨」という意味だそうです。続いているという感じよりはこの曲は「止まない」という雰囲気。じめじめ、冷たく、ちょっぴり憂鬱、なんだかいやだなーという。屋内で暇を持てあましている、または傘の下でいつものように動き回れずにいる雰囲気です。
夕立: ブリテン 「ピーター・グライムス」の「4つの海の間奏曲」より「嵐」
夕立ってとにかく激しく降って後味の切れがいい。なんというかとても「イギリスらしい」この湿度。向こうだと夏でもこの曲くらいの温度なんでしょうか。決して暑くはないんですよね。プラスこの曲の暗さが本当にいきなりやってくる嵐の雲みたいで。降るならこれだけやってさっと晴れてくれるのが一番気持ちいい!
涙雨: リスト ピアノ協奏曲第1番 第3楽章
ほんのわずかに降る雨、という意味での涙雨。とにかくこの曲においての雨粒ってまあるいけど少ないですね。
空は確かに暗いけれどオージーなら傘を差さなくて良いくらい、でも楽しめるくらいに降っているというイメージがあります。この曲に関しては雨粒ピアノだけでなくトライアングルの音とビオラのソロにも是非耳を傾けて下さい♪
陰雨: ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」 第1楽章
霖雨と同じく長雨ですが、これは陰気さを強調しています。虐殺があったあの地に、死者が眠る土の上に降り注ぐ雨。未だ無念は晴れず、そこを訪れる人も深い悲しみを抱え、死者も天もまた泣いているような・・・あらゆる悲しみと重みが集まったような雨です。
雨台風: マーラー 交響曲第5番 第2楽章
さあ、暴れてもらいましょう。この楽章は台風のあらゆる要素を含んでいますが雨の比重は特に大きいです。激しい雨、風、不穏な静けさ、台風の目の青空の輝かしさ、そして雨が去るときの忘れ形見の虹と雫・・・最高ですね。本当にマーラーはスケールがでっかいのです。
霧雨: アデズ 「Asyla」 第3楽章
霧雨、粒が細くとも雨の全体的の量は必ずしも少ないわけではないです。この曲における音の聞こえ方だったり光の感じ方はまるで霧のようになった大雨を通したようなものなのでは?というイメージからここにチョイスしました。とても透明ながら一種の激しさがあり、独特の光の色彩が本当に喜ばしい一曲です。
村時雨: ラヴェル ソナチネ 第1楽章
村時雨はなんだか降ったり止んだりどっちなんだよ!というような雨のことらしいです。それにはころころ曲調が変わって動いたり止まったり、のこの曲がふさわしいですね。前のアデズのように「光」もそれっぽい。様々な雲の厚さや雨を通して色や強さが変わる太陽光が本当にこの曲で感じられます。
狐の嫁入り: ドビュッシー 映像第1集 「動き」
雨が降りながら晴れる「狐の嫁入り」はメルボルンでは結構の頻度で起こります。なんでしょう、雲の動きが速いからでしょうか。青空とどしゃぶりの雨粒の輝き、雲の動きといえばこの曲を私は思います。本当にきらきらしていて、全体のハ長調と中間部の減和音+全音階の組み合わせによる明暗・色彩のコントラストが爽快です。
風雨: ドヴォルザーク 交響曲第7番 第3楽章
私のなかではやっぱり雨と言えばこの曲です。台風ほどではないけれど「大変」と思うくらいの風を伴った雨。雨の中で舞うような、翔るような。暗さも激しさももちろんあるけれどそれをものともせず、めいっぱい楽しむパワフルさ。「風雨になる」、そんな感覚です。
雨霽: ブラームス ドイツ・レクイエム 第2楽章
うせい=雨が晴れること、だそうです。前半は先ほどの「陰雨」よりも暗く悲しい、死の雰囲気を伴った雨。そしてそれが晴れてなによりもすがすがしく明るく青い空に晴れるこの曲は本当に美しいです!ブラームスの色んな面を持ち合わせてるみたいで。
実は意識的にのけた曲がありまして。ラヴェルのピアノ三重奏は全4楽章(あくまで個人的なイメージですが)雨にまつわる印象を持ってて、すでに各楽章でショートストーリーを書いているのでなんとなく別にしとこうかな、と。
あと結構特性がかぶる曲が多くてやむなく外した曲も多かったです。雨に合う音楽は今日リストした他にもたくさんあるのでまた別の機会に・・・
(今日の一曲はお休みです~)
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