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今日は写真など交えて。
今日はユースオケ、トゥーランガリラ交響曲初リハーサル!のはずだったのですが「もしかしたらチェレスタがVCA(リハーサル場所となってる大学)に使われてるかも」というマネージャーさんの懸念が的中、今日も聞きリハーサルのみでした。
ピアニストも来てたので(年は同じくらいかな、今までにも何回か会ってます。おっとりのんびり静かな男性ですよ)余計に一緒に弾きたかったな~・・・ピアノはソリスト位置なので実際弾く時はお互い見える・聞こえるかちょっと心配。彼とはトゥーランガリラあるあるで盛り上がったりしています(そのうちまとめたい)。あと以前ラフマニノフの練習曲についてもそうだったのですがわりと好みが似ているみたい。
ちなみに私のパートと類似しているもう一つの楽器、鉄琴も知ってる人が弾いてます。
CDで聞くのとリハーサルとして聞くのは違いますね。音のバランスが大分違って欲しい音が聞こえやすく、そして取り出しやすく(CDでよりも様々な方向から聞こえてくるため)なって。そして指揮者の振りがあるのは落ち着きます。
そしてリハーサル場では耳栓が居るかも。今回は前回と違ってホルンの後ろ、ピッコロの右方にはいなかったのですが、それでもホルン(頼りにしてますよ、ホルン軍団!)の音を最初の何反射かで受けたり、あと打楽器が多いため広がってきた鐘や鉄琴の音も危険要素です。
でも前回のエントリーで「メシアン、クラムを弾いてから耳が何回か変わったように感じた」と言いましたが今回もまた耳がちょっと変わったような気がします。先ほど書きましたがいろんな方向から音が聞こえること、そしてリハーサルでスコアを見たり、セクション毎、楽器ごと、似たようなパートの楽器ごとにリハーサルをするため音楽をばらしやすくなるんですよね。かみ砕いてくれる感覚です。
さて、話はちょっと遡りますがレクチャーの日関連で。
レクチャーの帰りにサウスバンク、Southgateのアイリッシュ・パブ「P.J. O'Brien's」で一人夕飯してきました。
パブの中に食事用のテーブルや半分個室のようになってるスペースがあるんです(あとで他のお客さんがきて相部屋?になったりして。「いいですよどんどん入って来ちゃって」ってしたとき自分がオージーになったなと思いました)
以前妹と来たときはオイスター(ナチュラル、そしてこちらではスタンダードで最高に美味しいキルパトリック)を食べに来て、ついでにアイルランドのピザみたいなFlatbreadも食べたのですが、今回は寒いメルボルンの晩秋ということでアイリッシュシチューを初めてオーダー。ついでに初めてのギネスビールも。
ギネスは最初の一口の後味がまろやかでよかったですが、ビールがもともと苦手なのは変わらなかったです。
ただしアイリッシュシチューの美味しさには本当にびっくり!こんなに美味しい食べ物に出会えるとは!
具はにんじん、ジャガイモ、タマネギ、セロリ、そしてラム(もともとはマトンだそうです。羊が嫌いな人には保証できません)。スプーンとバターナイフしかこないのですが、フォークが要らないほど肉も野菜も煮込まれてます~味付けはクリームシチューに似てなくもないですがクリームではないです。ちょっとしょっぱいかな。そして写真にも写ってますローズマリー(生枝+シチュー内)の香りが凄いですね!やはりラムとローズマリーはベストコンビ。そして再度のパンを浸して食べるのもまた最高♪
お腹がいっぱいになっても残すのがもったいなくて、胃が悲鳴をあげても食べ続けてしまう(汗)
もうリピート決定です♪
デザートのスペシャルメニューにルバーブタルトがあったのですがさすがにだめでした・・・代わりにいつものTutto Beneのジェラートを(そこはもうすぐ冬だしお腹十分目だから食べない、というわけではないんです。ゲン担ぎ程度の胃もたれ予防、というか。寒いんでBaby scoopにはしています(笑))
さて、前回のレクチャーで話した方がBirrarung MarrにあるFederation Bellsの設計者の一人、という話を前エントリーで書きました。
Birrarung MarrはPrinces Bridgeとヤラ川を挟んでサウスバンクとはす向かい、Federation Squareから東に(MCGの見える方向に)歩いて行くとある公園のようなスペース。
子どものためのプレイグラウンド、Public art、その他アート関係の施設、ヤラ川の景色を楽しむベンチ、さらにはかつてこのエリアにすんでいた原住民の文化を取り入れたアートやディスプレイなどもそなえています。
左はもともとNational Gallery of Victoria(そうそう、このウィークエンドであの美術館は150周年祭やってるみたいです)の前に住んでたDeborah HalpernのThe Angelという彫刻です。
その中にあるのがFederation BellsというPublic Artです。
この大小39個の柱に空に向かって付いた鐘。形も見るといわゆる西洋の釣り鐘型だったり、東洋の釣り鐘に近い曲線のもの、花瓶のような形のもの・・・形、大きさ、配置など全て計算の元に設計されています。
2001年のオーストラリア建国(連邦成立)100周年の記念に向けて計画が始められ、Federation Squareの一帯の完成とともに2002年にこの鐘も完成。屋根もない空間に立ってるためたまに音色などの関係で修復などが行われているそうです。
なんとBBC、Lonely Planetの世界のパブリックアート10選(2ページ目に掲載)にも選ばれているとのこと!すごいなあ!
この39個のベル、電子制御で毎日3回(午前8~9時、午後12時30分~1時30分、午後5時~6時)に音楽が流れます。オーストラリアの作曲家だったり、RMITという大学の生徒の作品だったり、あと一般公募も公式ウェブサイトから行っているそうです。割と感覚的に操作できるというサイトのツール(要flash)で作曲し、そこで(midiファイルとして?)投稿して選考を待つ、というとのこと。
これを読んで作曲に心惹かれたので今日リハーサル前に(そして巨大なフレンチトーストをDeGraves Streetのあるカフェで食べたので腹ごなしの散歩に)見に行って、そして聴いてきました。すごい面白いです。思わずにやにや。
音楽が流れている間鐘の柱の間を縫うように歩いてみたり、あとずっと遠ざかった聞こえ方を試してみたり。
真剣に作曲投稿、考えてみたいと思います。
そしてレクチャーで話があったのですが一昨日のレクチャーを主催しているAustralian Music Psychology Societyはメルボルン大学に最近できたCenter of Music, Mind and Wellbeing(CMMW)という音楽と科学、心理学などを扱う研究施設と協力関係にあるのですが、そのCMMWが7月からMelbourne Recital Centerでレクチャーシリーズを始めるという話がありまして。
で、ウェブで調べてみたらCMMWのサイトが立派になって、なんとレクチャーシリーズだけでなく将来には独自の大学のコースなども(音楽科、心理学科とも独立して?)手がける計画があるという話が出ていて。
オーストラリア、しかもメルボルンでもしかしたら将来自分の進みたい分野の勉強、ができるかもしれないというのはとてつもない希望ですね。
心理学で大学に戻るか、それとも音楽科学(仮)で大学に戻るか、本当に楽しみなのでネタやメモなどどんどんまとめたり勉強したりしていきたいです!意欲が湧きます♪
自分も、そしてCMMWを中心としたメルボルンの音楽研究シーンもこれから成長していくことができますように。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン トゥーランガリラ交響曲 第3楽章「トゥーランガリラ I」
リハーサルで色んな事が周りで起こると色んな事が見えてきますね。
なにげに鉄琴とコントラバス(だけ)一緒のパートを弾いてたり、たまに意外なところにバスクラのソロが出てきたり、パートの絡み合い、そして全く違う動き、全てがとても神秘的。
シリーズになっていない楽章に比べて「愛の歌」シリーズ、そしてそれよりもさらに「トゥーランガリラ」シリーズの楽章は比較的とっつきにくくなってる印象がありますが、その「トゥーランガリラ」シリーズにおいてのこの絡み合い&全く違う動きが創り出す「世界」の独特さって素晴らしいと思います。(もちろん交響曲全体のコンセプトを代表しているタイトルですしすね!)
オケの楽器一つ一つでは(時にはソリスト扱いのピアノでも)とてもパートが断片的な感じで。
なんだろう、この音の連なりは、意味があるのか、どこで入ってくるのかわからない、みたいな感じなのですがオケで集まってくるとそれが意味を成してきたり。
メシアンの音楽でとてもアクティブだけど瞑想的な(静かじゃない瞑想!)性質があるのですがこれは同じパッセージがサイクルのように繰り返されてることから派生しています。
しかも、楽器によってその繰り返されているパッセージ(そしてそれを形作る独特のリズム!)、さらには繰り返しのサイクルもまた違ったりでそれがぐるぐると不思議な、万華鏡のような世界を繰り広げています。
音の中に居ると本当に百もの色彩の渦に巻き込まれているような感覚です。
前回のレクチャーについてのエントリーの話にも繋がるのですが、耳が慣れていない複雑な音楽は聴くと音の渦のように、圧倒する感じに聞こえてしまうのです。
でもその渦の中でサイクルを見つけたり、特定の楽器の音を捕まえたり、それでなくともその渦に心身預けてみたり。いろいろ楽しみ方はあります。
この楽章で前オーケストラが弾いている箇所って本当に複雑で、本当に色彩は圧倒的で。でもものすごいうねりがあって・・・トゥーランガリラという言葉の意味合いにも繋がるような宇宙を動かす力、大いなる時の流れ、そして生命のエネルギーを感じます。(「トゥーランガリラ」シリーズの楽章は他のよりも「理(ことわり)」、メカニズムを感じるのに愛着を覚えます)
実はこの楽章でちょっとチェレスタはピアノとのデュエットがあります。
静かな中で起伏の激しい、不思議な弧を描くソロ楽器やバイオリンのグリッサンドなどとサイクルを奏でます♪
そして好きなところはもう一つ。この楽章のエンディングがまるでこの音楽をほどいていくような、だんだん音楽を断片的にして消えていくような感覚で。
あとよーくよく聴いてみると要所要所でコントラバスが下降するパッセージのサイクルでオケを支えています。これもなんとなく粋ですね。
ユースオケはチェロとコントラバスが随分元気が良いのでそこも本当に楽しみです♪
今日はユースオケ、トゥーランガリラ交響曲初リハーサル!のはずだったのですが「もしかしたらチェレスタがVCA(リハーサル場所となってる大学)に使われてるかも」というマネージャーさんの懸念が的中、今日も聞きリハーサルのみでした。
ピアニストも来てたので(年は同じくらいかな、今までにも何回か会ってます。おっとりのんびり静かな男性ですよ)余計に一緒に弾きたかったな~・・・ピアノはソリスト位置なので実際弾く時はお互い見える・聞こえるかちょっと心配。彼とはトゥーランガリラあるあるで盛り上がったりしています(そのうちまとめたい)。あと以前ラフマニノフの練習曲についてもそうだったのですがわりと好みが似ているみたい。
ちなみに私のパートと類似しているもう一つの楽器、鉄琴も知ってる人が弾いてます。
CDで聞くのとリハーサルとして聞くのは違いますね。音のバランスが大分違って欲しい音が聞こえやすく、そして取り出しやすく(CDでよりも様々な方向から聞こえてくるため)なって。そして指揮者の振りがあるのは落ち着きます。
そしてリハーサル場では耳栓が居るかも。今回は前回と違ってホルンの後ろ、ピッコロの右方にはいなかったのですが、それでもホルン(頼りにしてますよ、ホルン軍団!)の音を最初の何反射かで受けたり、あと打楽器が多いため広がってきた鐘や鉄琴の音も危険要素です。
でも前回のエントリーで「メシアン、クラムを弾いてから耳が何回か変わったように感じた」と言いましたが今回もまた耳がちょっと変わったような気がします。先ほど書きましたがいろんな方向から音が聞こえること、そしてリハーサルでスコアを見たり、セクション毎、楽器ごと、似たようなパートの楽器ごとにリハーサルをするため音楽をばらしやすくなるんですよね。かみ砕いてくれる感覚です。
さて、話はちょっと遡りますがレクチャーの日関連で。
レクチャーの帰りにサウスバンク、Southgateのアイリッシュ・パブ「P.J. O'Brien's」で一人夕飯してきました。
パブの中に食事用のテーブルや半分個室のようになってるスペースがあるんです(あとで他のお客さんがきて相部屋?になったりして。「いいですよどんどん入って来ちゃって」ってしたとき自分がオージーになったなと思いました)
以前妹と来たときはオイスター(ナチュラル、そしてこちらではスタンダードで最高に美味しいキルパトリック)を食べに来て、ついでにアイルランドのピザみたいなFlatbreadも食べたのですが、今回は寒いメルボルンの晩秋ということでアイリッシュシチューを初めてオーダー。ついでに初めてのギネスビールも。
ギネスは最初の一口の後味がまろやかでよかったですが、ビールがもともと苦手なのは変わらなかったです。
具はにんじん、ジャガイモ、タマネギ、セロリ、そしてラム(もともとはマトンだそうです。羊が嫌いな人には保証できません)。スプーンとバターナイフしかこないのですが、フォークが要らないほど肉も野菜も煮込まれてます~味付けはクリームシチューに似てなくもないですがクリームではないです。ちょっとしょっぱいかな。そして写真にも写ってますローズマリー(生枝+シチュー内)の香りが凄いですね!やはりラムとローズマリーはベストコンビ。そして再度のパンを浸して食べるのもまた最高♪
お腹がいっぱいになっても残すのがもったいなくて、胃が悲鳴をあげても食べ続けてしまう(汗)
もうリピート決定です♪
デザートのスペシャルメニューにルバーブタルトがあったのですがさすがにだめでした・・・代わりにいつものTutto Beneのジェラートを(そこはもうすぐ冬だしお腹十分目だから食べない、というわけではないんです。ゲン担ぎ程度の胃もたれ予防、というか。寒いんでBaby scoopにはしています(笑))
Birrarung MarrはPrinces Bridgeとヤラ川を挟んでサウスバンクとはす向かい、Federation Squareから東に(MCGの見える方向に)歩いて行くとある公園のようなスペース。
子どものためのプレイグラウンド、Public art、その他アート関係の施設、ヤラ川の景色を楽しむベンチ、さらにはかつてこのエリアにすんでいた原住民の文化を取り入れたアートやディスプレイなどもそなえています。
左はもともとNational Gallery of Victoria(そうそう、このウィークエンドであの美術館は150周年祭やってるみたいです)の前に住んでたDeborah HalpernのThe Angelという彫刻です。
その中にあるのがFederation BellsというPublic Artです。
この大小39個の柱に空に向かって付いた鐘。形も見るといわゆる西洋の釣り鐘型だったり、東洋の釣り鐘に近い曲線のもの、花瓶のような形のもの・・・形、大きさ、配置など全て計算の元に設計されています。
2001年のオーストラリア建国(連邦成立)100周年の記念に向けて計画が始められ、Federation Squareの一帯の完成とともに2002年にこの鐘も完成。屋根もない空間に立ってるためたまに音色などの関係で修復などが行われているそうです。
なんとBBC、Lonely Planetの世界のパブリックアート10選(2ページ目に掲載)にも選ばれているとのこと!すごいなあ!
これを読んで作曲に心惹かれたので今日リハーサル前に(そして巨大なフレンチトーストをDeGraves Streetのあるカフェで食べたので腹ごなしの散歩に)見に行って、そして聴いてきました。すごい面白いです。思わずにやにや。
音楽が流れている間鐘の柱の間を縫うように歩いてみたり、あとずっと遠ざかった聞こえ方を試してみたり。
真剣に作曲投稿、考えてみたいと思います。
そしてレクチャーで話があったのですが一昨日のレクチャーを主催しているAustralian Music Psychology Societyはメルボルン大学に最近できたCenter of Music, Mind and Wellbeing(CMMW)という音楽と科学、心理学などを扱う研究施設と協力関係にあるのですが、そのCMMWが7月からMelbourne Recital Centerでレクチャーシリーズを始めるという話がありまして。
で、ウェブで調べてみたらCMMWのサイトが立派になって、なんとレクチャーシリーズだけでなく将来には独自の大学のコースなども(音楽科、心理学科とも独立して?)手がける計画があるという話が出ていて。
オーストラリア、しかもメルボルンでもしかしたら将来自分の進みたい分野の勉強、ができるかもしれないというのはとてつもない希望ですね。
心理学で大学に戻るか、それとも音楽科学(仮)で大学に戻るか、本当に楽しみなのでネタやメモなどどんどんまとめたり勉強したりしていきたいです!意欲が湧きます♪
自分も、そしてCMMWを中心としたメルボルンの音楽研究シーンもこれから成長していくことができますように。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン トゥーランガリラ交響曲 第3楽章「トゥーランガリラ I」
リハーサルで色んな事が周りで起こると色んな事が見えてきますね。
なにげに鉄琴とコントラバス(だけ)一緒のパートを弾いてたり、たまに意外なところにバスクラのソロが出てきたり、パートの絡み合い、そして全く違う動き、全てがとても神秘的。
シリーズになっていない楽章に比べて「愛の歌」シリーズ、そしてそれよりもさらに「トゥーランガリラ」シリーズの楽章は比較的とっつきにくくなってる印象がありますが、その「トゥーランガリラ」シリーズにおいてのこの絡み合い&全く違う動きが創り出す「世界」の独特さって素晴らしいと思います。(もちろん交響曲全体のコンセプトを代表しているタイトルですしすね!)
オケの楽器一つ一つでは(時にはソリスト扱いのピアノでも)とてもパートが断片的な感じで。
なんだろう、この音の連なりは、意味があるのか、どこで入ってくるのかわからない、みたいな感じなのですがオケで集まってくるとそれが意味を成してきたり。
メシアンの音楽でとてもアクティブだけど瞑想的な(静かじゃない瞑想!)性質があるのですがこれは同じパッセージがサイクルのように繰り返されてることから派生しています。
しかも、楽器によってその繰り返されているパッセージ(そしてそれを形作る独特のリズム!)、さらには繰り返しのサイクルもまた違ったりでそれがぐるぐると不思議な、万華鏡のような世界を繰り広げています。
音の中に居ると本当に百もの色彩の渦に巻き込まれているような感覚です。
前回のレクチャーについてのエントリーの話にも繋がるのですが、耳が慣れていない複雑な音楽は聴くと音の渦のように、圧倒する感じに聞こえてしまうのです。
でもその渦の中でサイクルを見つけたり、特定の楽器の音を捕まえたり、それでなくともその渦に心身預けてみたり。いろいろ楽しみ方はあります。
この楽章で前オーケストラが弾いている箇所って本当に複雑で、本当に色彩は圧倒的で。でもものすごいうねりがあって・・・トゥーランガリラという言葉の意味合いにも繋がるような宇宙を動かす力、大いなる時の流れ、そして生命のエネルギーを感じます。(「トゥーランガリラ」シリーズの楽章は他のよりも「理(ことわり)」、メカニズムを感じるのに愛着を覚えます)
実はこの楽章でちょっとチェレスタはピアノとのデュエットがあります。
静かな中で起伏の激しい、不思議な弧を描くソロ楽器やバイオリンのグリッサンドなどとサイクルを奏でます♪
そして好きなところはもう一つ。この楽章のエンディングがまるでこの音楽をほどいていくような、だんだん音楽を断片的にして消えていくような感覚で。
あとよーくよく聴いてみると要所要所でコントラバスが下降するパッセージのサイクルでオケを支えています。これもなんとなく粋ですね。
ユースオケはチェロとコントラバスが随分元気が良いのでそこも本当に楽しみです♪
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