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今日のトピックは以前「あっ」と気づいたままずっと忘れてたトピックです。
メルボルンの公共交通機関には電車、バス、そしてトラム(市電)があります。
電車と比べるとトラムは車道を走るにもかかわらず「案外」ダイヤの乱れが少ない交通機関で住んでるとちょこちょこ結構使ってます。
比較的よく使うトラムの路線の一つにNo. 1があります(トラムの路線は番号表記です)。
別に自分の家に近いとか、全然そうじゃないんですが何かと縁が深い。
というのも割と音楽関係で行くところがこの路線を使うことが多くて・・・
で、そのルート1番のトラムに揺られてたら「この路線アート関係のロケーション多いぞ・・・」と気づき。
よくよく考えたら実際そうなんですよね。
ということで今日はルート1番のトラムに揺られながらメルボルンのアートを楽しむ、みたいな試みをしてみようと思います。
そもそもルート1番はシティの北、East CoburgとSouth Melbourneのビーチを繋ぐ路線です。ほとんどの路線はメルボルン大学で終点なのですが1番はまだその北まで行く少ない路線の一つです。
でもあんまり北の方には行ったことないので(そんなに長いわけじゃないですが)、今回は大学から南へ進むことにします。
まずは大学。Swanston Streetのメルボルン大学のトラムストップ(stop no. 1)で降りて、大学を横切っていくと音楽家の住処、Conservatorium of Music(通称:the Con)に着きます。コンサートが開かれたりもするMelba Hall、それから隣の建物にはオーストラリアのパーシー・グレインジャー博物館もあります。
(実はElizabeth Street側のルート19番から来た方が近いには近いです。)
トラムは大学で他の路線と合流してそのままSwanston Streetを南下。La Trobe Street(stop no. 8)で降りれば州立図書館もあります。
Collins Streetの停留所(stop no.11)で降りるとすぐ前にあるのがMelbourne Town Hall。現在メル響の本拠地でもありますし、南半球最大のパイプオルガンがあることでも有名です。
その次の停留所(stop no. 13)、Flinders Streetで降りると左手にあるのがFederation Square。ヤラ川が見渡せるBMW Edgeというホールではコンサートが行われたりしますし、NGV(美術館)のIan Potter Centreではオーストラリアの美術が楽しめます。さらに川沿いにBirrarung Marrを歩いて行くとパブリック・アートもありますよ~(以前紹介しましたFederation BellsやThe Angelなど)
さらにFlinders Street駅のある右側に渡ってヤラ川を渡ると只今改装中のHamer Hallがあります。改装してない時はメルボルン最大の演奏ロケーション。
そのすぐ向こうにはState Theatreで舞台やオペラ、バレエが見れますし、玄関前の広場でもなにやらやってることがありますし。
そしてそのまた向こう(ここまでくると最寄りの停留所はno. 14ですね)にはNGVのInternational、つまり海外からの作品を主に扱うギャラリーがあります。ダリやモローを見に行ったのもここ。
他の路線は今進んでる道(St. Kilda Road)を真っ直ぐ進みますがルート1番は美術館の角を右に曲がります。曲がって左手にあるのがVictorian College of Arts(今はメルボルン大学の一部、として扱われてるらしいです)。ここでユースオケのリハーサルが行われてます。
そしてそのまま次の停留所まで行くと(stop no. 17?)ここ数年で新しくできたMelbourne Recital Centreがあります。ここはまだ行ったことないですがトラムから外の電光掲示板を見る限りコンサートやその他いろいろイベントやってるみたいですね~
そしてトラムはSturt Streetを進みます。Stop no. 18で降りるとこないだ行きましたMalthouse Theatre、そしてAustralian Centre of Contemporary Artsがあります。前者は小規模のシアターが幾つか、そして後者は・・・行ったことないんですがおそらく美術館+αではないかと。
ここからちょっと間空きます。トラムはKings Wayを横切り、サウスメルボルンに突入。Park Streetを進んでClarendon Streetの角で降りて少し歩くと国立アカデミーに着きます。
ここから先は思い当たりがないので国立アカデミーを今回の旅の終点としましょうか。
ここでよーくよーく考えてみるとルート1番沿いに演奏場がたくさん見られるだけじゃなくて「演奏の後の飲み場所」もルート1番沿いとその近辺に沢山あるようですね(笑)まあ自然な事なんでしょうが・・・
大学の近くのAlfred Hotel、シティのYoung & Jacksons、Federation SquareのTransport、サウスバンクのJarrah Bar(Quay Westホテル内)、Curve Bar、たまにSpiegeltent、サウスメルボルンのLimerick Hotelなどなど・・・(ちなみに今あげたのは実際に行ったのです)
何かとこれからもお世話になりそうです(笑)
今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ (オーケストラ編曲:オットリーノ・レスピーギ) 練習曲「音の絵」 より「祭り」(オケ編曲版では第2番)
以前N響アワーでオケ編曲された曲についての特集やってましたが(途中からしか録画されてなかったんですが・・・)、原曲も名曲で、編曲されても素晴らしく輝くケースもあるんですよね(たまに原曲以上に、または全く違う輝きで)。
このラフマニノフの練習曲のレスピーギによる編曲はラフマニノフ自身はいろいろ言いたいことがあったそうですが、別に悪くはないと思います。(素晴らしいか、といったら別ですが・・・)
やっぱり特定の楽器でのみできること、光ることってあるんですよね。
(ピアノでしか不可能!ということももちろんあって、だからレスピーギは練習曲全17曲中5つを選んで編曲しています)
それを考えると「練習曲」というジャンル(必ずしも技巧偏りじゃないですが)をオケに編曲した、ということに関しては凄いと思います。
この曲にある(ラフマニノフの曲などでよくある)ロシアらしい祭りの活気、雰囲気、光、そういうものがオケの色彩で本当に輝いてますし。
でもやっぱり難しい。
レスピーギは自身の作曲だったり編曲だったり、どっちにおいても本当に色彩豊かで「品の良い」音楽を創る人だと思います。(もちろんそれ以上のものも持ってますが!)
それに加えてレスピーギはラフマニノフの音楽、彼のオケ書きスタイルを本当に勉強してるな、という印象もあります。オケの書き方が本当に!ラフマニノフのスタイルに似てて。
ピアノや個々の楽器、小規模アンサンブルと比べてオーケストラのための作曲にはお国柄がものすごく出やすいと思うのですがレスピーギはイタリア人なのにロシアっぽい色彩を創ることができる、という・・・不思議です。
このレスピーギによるラフマニノフのオケ編曲はやっぱりピアニストに一番聞いてもらいたいですね。
練習曲「音の絵」はピアニストに愛されてる曲ですからね・・・いろんな意見が出てくると思いますし、この曲の別の側面も出てくると思いますし。
好きも嫌いも「ここが違うな」もあると思いますがぜひ一度聴いてみて下さい。
メルボルンの公共交通機関には電車、バス、そしてトラム(市電)があります。
電車と比べるとトラムは車道を走るにもかかわらず「案外」ダイヤの乱れが少ない交通機関で住んでるとちょこちょこ結構使ってます。
比較的よく使うトラムの路線の一つにNo. 1があります(トラムの路線は番号表記です)。
別に自分の家に近いとか、全然そうじゃないんですが何かと縁が深い。
というのも割と音楽関係で行くところがこの路線を使うことが多くて・・・
で、そのルート1番のトラムに揺られてたら「この路線アート関係のロケーション多いぞ・・・」と気づき。
よくよく考えたら実際そうなんですよね。
ということで今日はルート1番のトラムに揺られながらメルボルンのアートを楽しむ、みたいな試みをしてみようと思います。
そもそもルート1番はシティの北、East CoburgとSouth Melbourneのビーチを繋ぐ路線です。ほとんどの路線はメルボルン大学で終点なのですが1番はまだその北まで行く少ない路線の一つです。
でもあんまり北の方には行ったことないので(そんなに長いわけじゃないですが)、今回は大学から南へ進むことにします。
まずは大学。Swanston Streetのメルボルン大学のトラムストップ(stop no. 1)で降りて、大学を横切っていくと音楽家の住処、Conservatorium of Music(通称:the Con)に着きます。コンサートが開かれたりもするMelba Hall、それから隣の建物にはオーストラリアのパーシー・グレインジャー博物館もあります。
(実はElizabeth Street側のルート19番から来た方が近いには近いです。)
トラムは大学で他の路線と合流してそのままSwanston Streetを南下。La Trobe Street(stop no. 8)で降りれば州立図書館もあります。
Collins Streetの停留所(stop no.11)で降りるとすぐ前にあるのがMelbourne Town Hall。現在メル響の本拠地でもありますし、南半球最大のパイプオルガンがあることでも有名です。
その次の停留所(stop no. 13)、Flinders Streetで降りると左手にあるのがFederation Square。ヤラ川が見渡せるBMW Edgeというホールではコンサートが行われたりしますし、NGV(美術館)のIan Potter Centreではオーストラリアの美術が楽しめます。さらに川沿いにBirrarung Marrを歩いて行くとパブリック・アートもありますよ~(以前紹介しましたFederation BellsやThe Angelなど)
さらにFlinders Street駅のある右側に渡ってヤラ川を渡ると只今改装中のHamer Hallがあります。改装してない時はメルボルン最大の演奏ロケーション。
そのすぐ向こうにはState Theatreで舞台やオペラ、バレエが見れますし、玄関前の広場でもなにやらやってることがありますし。
そしてそのまた向こう(ここまでくると最寄りの停留所はno. 14ですね)にはNGVのInternational、つまり海外からの作品を主に扱うギャラリーがあります。ダリやモローを見に行ったのもここ。
他の路線は今進んでる道(St. Kilda Road)を真っ直ぐ進みますがルート1番は美術館の角を右に曲がります。曲がって左手にあるのがVictorian College of Arts(今はメルボルン大学の一部、として扱われてるらしいです)。ここでユースオケのリハーサルが行われてます。
そしてそのまま次の停留所まで行くと(stop no. 17?)ここ数年で新しくできたMelbourne Recital Centreがあります。ここはまだ行ったことないですがトラムから外の電光掲示板を見る限りコンサートやその他いろいろイベントやってるみたいですね~
そしてトラムはSturt Streetを進みます。Stop no. 18で降りるとこないだ行きましたMalthouse Theatre、そしてAustralian Centre of Contemporary Artsがあります。前者は小規模のシアターが幾つか、そして後者は・・・行ったことないんですがおそらく美術館+αではないかと。
ここからちょっと間空きます。トラムはKings Wayを横切り、サウスメルボルンに突入。Park Streetを進んでClarendon Streetの角で降りて少し歩くと国立アカデミーに着きます。
ここから先は思い当たりがないので国立アカデミーを今回の旅の終点としましょうか。
ここでよーくよーく考えてみるとルート1番沿いに演奏場がたくさん見られるだけじゃなくて「演奏の後の飲み場所」もルート1番沿いとその近辺に沢山あるようですね(笑)まあ自然な事なんでしょうが・・・
大学の近くのAlfred Hotel、シティのYoung & Jacksons、Federation SquareのTransport、サウスバンクのJarrah Bar(Quay Westホテル内)、Curve Bar、たまにSpiegeltent、サウスメルボルンのLimerick Hotelなどなど・・・(ちなみに今あげたのは実際に行ったのです)
何かとこれからもお世話になりそうです(笑)
今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ (オーケストラ編曲:オットリーノ・レスピーギ) 練習曲「音の絵」 より「祭り」(オケ編曲版では第2番)
以前N響アワーでオケ編曲された曲についての特集やってましたが(途中からしか録画されてなかったんですが・・・)、原曲も名曲で、編曲されても素晴らしく輝くケースもあるんですよね(たまに原曲以上に、または全く違う輝きで)。
このラフマニノフの練習曲のレスピーギによる編曲はラフマニノフ自身はいろいろ言いたいことがあったそうですが、別に悪くはないと思います。(素晴らしいか、といったら別ですが・・・)
やっぱり特定の楽器でのみできること、光ることってあるんですよね。
(ピアノでしか不可能!ということももちろんあって、だからレスピーギは練習曲全17曲中5つを選んで編曲しています)
それを考えると「練習曲」というジャンル(必ずしも技巧偏りじゃないですが)をオケに編曲した、ということに関しては凄いと思います。
この曲にある(ラフマニノフの曲などでよくある)ロシアらしい祭りの活気、雰囲気、光、そういうものがオケの色彩で本当に輝いてますし。
でもやっぱり難しい。
レスピーギは自身の作曲だったり編曲だったり、どっちにおいても本当に色彩豊かで「品の良い」音楽を創る人だと思います。(もちろんそれ以上のものも持ってますが!)
それに加えてレスピーギはラフマニノフの音楽、彼のオケ書きスタイルを本当に勉強してるな、という印象もあります。オケの書き方が本当に!ラフマニノフのスタイルに似てて。
ピアノや個々の楽器、小規模アンサンブルと比べてオーケストラのための作曲にはお国柄がものすごく出やすいと思うのですがレスピーギはイタリア人なのにロシアっぽい色彩を創ることができる、という・・・不思議です。
このレスピーギによるラフマニノフのオケ編曲はやっぱりピアニストに一番聞いてもらいたいですね。
練習曲「音の絵」はピアニストに愛されてる曲ですからね・・・いろんな意見が出てくると思いますし、この曲の別の側面も出てくると思いますし。
好きも嫌いも「ここが違うな」もあると思いますがぜひ一度聴いてみて下さい。
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