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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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回想:大学オケのコンサートの日におけるオケマネージャーの一日
今日は100%唐突なトピックです。
特に自分の生活、および思考、出来事などとは関係なく、いかなる前後関係も存在しないと考えられます(笑)
きっと仕事とピアノと明日のバースデーディナーの準備に忙しくて疲れてしまったんでしょうか・・・
ちょっと改めてまとめてみたいとおもったんですよね。大学のオケでマネージャーをやってたときの生活の一部を。
創作のため、ということでも特にないようなのですが・・・(すでに組み込まれているため)
唐突感はまったくぬぐえませんがとりあえずメモに近いまとめとして~

大学のオケのコンサートは大抵木曜日の夜にあります。
サウンドチェック(ゲネプロ)は午後で。(こないだそうだったんですが朝リハーサル、夜コンサートだと特にマネージャーの場合は間の時間ずっと落ち着かないんでこの方が楽なスケジュールです~)
朝はコンサートクラスという、その名の通りステージ上で弾いたり、他の生徒の演奏を聴いたりする授業。聴くよりも弾く方が好きなのでマネージャーやってる間もコンサートクラスでは演奏することが多かったです。なので午前中はオケのことは一旦忘れて演奏モード。

オケマネージャー活動が始まるのはランチ後。電車でコンサート場所に向かって2時半くらいに到着。
到着すると昨日の夜トラックに積まれて運ばれた機材・楽器などが既に到着しています。
(昨夜:リハーサルが終わった後、トラックにのせるものをステージ裏に集めるとトラックが来て運んでくれるんです。主に打楽器、あとコントラバスやチューバものせられるので運んで欲しい場合は任せられます)
もうこの時点で打楽器奏者が来てない場合すぐやってきて各々自分たちの楽器の準備を始めます。マネージャーは椅子を並べたりしてステージの準備。
グランドピアノとか指揮者の台とかは重いんで力持ちの男子が来るまで放置(怪我しかねないですからね)。

そうこうしているうちにオケのメンバーや指揮者、その他スタッフが来ます。サウンドチェックは4時半なのですが金管奏者なんかは早めに来てウォームアップしたり適当に吹いたりしてますし。もちろん遅れる人もいます。(メルボルンなんで電車も遅れますし。あと駐車場が見つからない!というケースも)
4時半から6時半、リハーサルの間は照明が眩しいだったりコンサートの終わりで渡す花束はちゃんととどいてるかどうかなどあれやこれや走り回り。そして6時半にリハーサルが終わってもマネージャーの仕事は終わりません。可及的速やかにメンバーを送り出してピアノなどの調律のためホールを静かにして。
チェックするところ一まわりチェックしてからオケメンバーと夕飯へ。

でも結局メンバーよりは早く戻らなくちゃいけません。開演8時だと7時からまたちょろちょろと・・・
フロントの様子を見たり、ステージの様子を見たり。オケの待期してる部屋をちょっと片付けたり。
実際は全て予定通り行っていればこの時点であんまりすることはないんですよね。
なので結局そわそわうろうろぐるぐると歩き回るオケマネージャー(笑)

コンサートが始まる○分前、のお知らせもマネージャーの仕事。オケに、ソリストに、指揮者に報せに行く間どっかでなんか尋ねられたり話が弾んだりしちゃうこともしばしば。
通常30分前、10分前、そして5分前(とっと並びやがれ!の合図)にお知らせを行うので結局ぐるぐる歩いてばかりいます。
8時になってオケをステージに送り出し、不具合がないことを確認したところでちょっとだけ一息付けます。(最初の曲は短くて曲の変わり目にメンバーチェンジあったり、次の曲でソリストでたりそのソリストに花束渡したりするので「ちょっとだけ」)

休憩時間もステージのレイアウトチェンジだったり先ほどの「○分前コール」があるので結局休めません(笑)
休憩が終わってオケを送り出してシンフォニー的な曲が始まってやっと休憩です。だれも居ないウォームアップルームでウォームアップルームのお茶とかコーヒーとかを片付けて倒れ込んでしばし感傷に浸ります。(そのカーペットの上で管楽器が唾抜きしてたのは百も承知です・・・)
感傷に浸りながらも片付けのことはもちろん考えなきゃいけませんし。

やっぱり一番大変なのはコンサート後の片付けだと思います。(この時点でもう10時半過ぎてます)
要は午後にやったことの全く逆なんですが(椅子など片付けて、トラックに乗せて大学に戻す打楽器などをまたまとめて、などなど)なんせみんな疲れてますし。
みんな先に飲み屋に行ってしまって、というのもなにか心を急かすものがあり(笑)
でも全てが終わってがらんとしたホールというのも独特の空気があって風情がありますが・・・

でもとにかく片付けが終わったらなるべく早く飲み屋にGO!ですよ(笑)
すっかりもうみんな飲んでるので(指揮者もすでに到着している)とりあえず入るなりお酒を頼むと同時にみんなに挨拶始め。
そのまま終電まで飲んだり話したりします。(人によってはその後もまだシティに行って食べたりするみたいです・・・あれは真似できませんね)
あんまり長い時間はいれないんですけどコンサート後の打ち上げって本当に楽しい思い出が多いので・・・結果良いのかな、と思います。へとへとですし。次の日も練習とか場合によっては授業もありますし。

・・・と、こんな感じです。
まとめてみてやっぱり「どうして書いたんだろうな~」と思いますが・・・もうこういう経験からも遠ざかるばかりですからね。(奏者としてコンサートに関わることはあるでしょうが・・・)
なので今書かないともしかしたらこれからずっと書かないかなとも思うので・・・

ブログに何を書くか、にかならず考えがなきゃいけないわけではないのですが、なんだか腑に落ちないまま今日の更新は終わりです。



今日の一曲: ジョージ・クラム スペイン歌曲集I 「アルハンブラの幽霊達」より第2楽章「6本の弦」

Naxosでの録音(試聴も可)

まだこの曲集ノータッチでしたね。こないだ(といっても随分前になりましたが)買ったCDに収録されていた曲です。
まずは曲集のタイトルが格好いいのですが(笑)
この曲集は2009年に書かれた、クラムの最新作の一つで。そしてここしばらくロルカの詩から離れてたクラムがロルカに回帰した、何か特別なところがありそうな曲集でもあります。
(クラムも随分お年を召してますがスペイン歌曲集「I」と名付けてますのでこれからも書く気満々なんでしょうね♪)

そしてこの「6本の弦」。もちろんギターのことです。
バリトンの歌声、打楽器、そしてちゃんとギターも現れます。ビブラフォーンのソフトに広がる余韻だったり、ギターの悲しげで暗い音色だったり・・・
歌詞に使われてるロルカの詩「6本の弦」には蜘蛛(タランチュラ)が網を張る様子が描かれてますが、ギターの上下するアルペジオはまるで闇に光る蜘蛛の巣のようです。

そしてこの曲では本当に「余韻」を楽しむ空間と時間が与えられているのが本当にいいです。耳をいやでも澄ませる、あらゆる感覚を研ぎ澄ませる(でもとてもリラックスした感じで)、そんなような音楽です。


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