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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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メル響2012シーズン公開!
前回のエントリーに拍手どうもです~
大分迷いばかりで行動あまりなくてぐるぐるしてますがなんとかやってます・・・

日本に行くまでもう数日、冷蔵庫を空にしなきゃ、とがんばったはずが思ったよりもいいこと進んで逆に冷蔵庫の中がなくなって困ります・・・
郵便物も幾つか待ってるものがあって(Alchemy Gothic新作カタログ、おそらくダフニスとクロエのパート?)。一応不在時は拾ってもらえるようお願いしているのですが帰ってくるまで見れないのはなんだか残念だな~

・・・と思ってるうちに今日はメル響の2012シーズンの冊子が来ました!
ざーっと見ましたが来年も期待できる、エキサイティングなプログラム勢揃いです。
ということで今日はその概要をちょっとずつ月ごとにかいつまんで紹介したいと思います。

<1~2月>
メインシーズンが始まる前の時期。1月の終わりのオーストラリアの若い作曲家のプログラム、2月始めのDoctor Who特集のコンサートに続くのは毎年恒例、Sidney Myerの無料屋外コンサート!
今年は4つ全部行きたい!と思うようなすごいプログラムです。
ラフマニノフ(死の島&交響的舞曲)+チャイコフスキー「エフゲニー・オネギン」で彩られる最初のコンサート、Didjeriduのソリスト参戦+シベリウス交響曲第2番の2番目のコンサート、コダーイの「ガランタ地方の舞曲」とチャイコの5番が楽しみな3番目のコンサート、そして「惑星」で指揮したKristianがピアソラ(Four seasons of Buenos Aires、持ってないんで聴いてみたかった!)でバイオリンソリストをつとめる最後のコンサート!
友達誘ってみんなでいきたいです♪

<3月>
Melbourne Town HallとMelbourne Recital Centreでメインシーズンが始まる3月。真っ先に目を奪われたのはMatthias Pinscher指揮、Kolja Blacherバイオリン(この人の演奏、前にもメル響でも聴いたはず)のコンサート。デュカの魔法使いの弟子、ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲、そしてベルリオーズの幻想交響曲♪これは外せません。
そして室内楽関係のコンサートもいくつか。特に面白そうなのはショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲とBun-Ching Lam、William Kraftの弦、打楽器などを交えたアンサンブルのコンサートは良いですね~
それからジャズミュージシャンChris Bottiとのコンサートもあるそうです。

<4~5月>
これもまた毎年恒例、新しい音楽のミニシリーズMetropolisが開催されます。
今年のフィーチャーアーティストはEight Blackbirdというオーストラリアのアンサンブル。(近いうちに始めてオーストラリアでツアーをやるそうです)
Reich、Adams、Glassなどアメリカのミニマルミュージックを中心としたコンサート3つ、1つでも行けるといいな、と思ってます。
それから5月にはドヴォルザークの交響番第7番(withブラームス「悲劇的序曲」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番)も演奏されるそうです!

<6月>
6月はEducation Weekがあるそうです。今年は学校やコミュニティとどんなイベントがあるのでしょうか。
まず特筆したいのはモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」とホルスト「惑星」のコンサート。NASAとアメリカの映画プロデューサーDuncan Coppとの共同制作の映像つきのコンサートだそうです!タウンホールがどんな空間になるのか楽しみ。
6月で外したくない!と思うのはショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲(Julian Rachlin)とマーラー4番(ソプラノ:Emma Matthews)のコンサート。どっちもめちゃくちゃ好きな曲で、マーラー4番はおそらく初めて生で聴くはず。(1番、2番、3番、5番、6番、7番、9番と生で聴いてます)
それからバッハの「パッサカリアとフーガ」のオケアレンジ、プーランクのオルガン協奏曲、それからブラームスの交響曲第2番のコンサートも面白そうです。タウンホールのオルガンの響きを楽しみたい!
さらにワーグナー+シュトラウスのオペラの名シーンを集めたコンサートもあるそうです~

<7月>
7月は3つあるコンサートのうち選ぶのが難しい!
最初はベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、Deanの「Amphitheatre」、ドビュッシーのクラリネットとオケのためのラプソディー、さらにレスピーギの「ローマの松」という様々な文化圏の音楽のショーケース。
2つめは尾高忠明さん指揮で全曲ラヴェルのプログラム。ダフニストクロエの組曲第2番、歌曲「シェヘラザード」、ピアノ協奏曲、そしてボレロ。
そして3つめのコンサートはピアノにNicholas Angelichを迎えバラキレフの「イスラメイ」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、そしてムソルグスキーの展覧会の絵。
困るほど、悩むほど豪華な冬です(笑)

<8月>
2012年の8月はメル響、そしてメルボルンにとって本当に特別な月です。
一つはメル響のホームグラウンドであるHamer Hall(旧名Melboure Concert Hall)が改装を経て再オープンされること。
そしてもう一つは以前メル響で主席指揮者(だったかな?)をつとめていたMarkus Stenzが帰ってくること!
コンサートに頻繁に行くようになった頃彼がメル響を指揮してたこともありますし、メルボルンの聴衆は本当に彼を愛していたので、ものすごーく特別な指揮者さんなのです。
彼は今回メルボルンで3つコンサートをやるそうで。
1つはマーラー3番+アデズ、Deanのプログラム、2つめはベートーヴェンの交響曲第6番「田園」とワーグナーの「ワルキューレ」第1幕、そして3つめはなんと内緒のプログラムだそうです。(Australian Youth Orchestraのメンバーも参加とのこと。コンサート1,2に行かないと3つめは行けないとかかいてるのですがどうなんでしょう)

<9月>
9月もまた良いコンサート目白押し。
Andrew Litton指揮、Stephen Houghピアノのコンサート(グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲」、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番、プロコフィエフの交響曲第7番)も行きたいですし、ドヴォルザークの「謝肉祭」序曲+チェロ協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第6番のコンサートもすごいのですが、なによりも金管フェスティバル(10周年)とタイアップのコンサートが!
モーツァルトのホルン協奏曲第2番をRadovan Vlatkovicが、そしてヴォーン=ウィリアムスのテューバ協奏曲をOystein Baadsvik、というダブルコンチェルトのラインアップ。Oystein Baardsvikは過去の金管フェスティバルで演奏を聴いたり、オケで共演もしているので彼の演奏のすごさは本当に身にしみてます。楽しみ楽しみ!

<10月>
10月はポピュラー関係のコンサートが多いですね。
メルボルン動物園とタイアップのサン=サーンスの「動物の謝肉祭」だったり、家族向けのコンサートだったり、映画「ウェスト・サイド・ストーリー」50周年記念でオケの演奏+映画というまた変わったコンサートだったり。
でも「おおっ!」と思ったのはやっぱり「指輪物語」のコンサートでしょうね(映画「ホビットの物語」公開記念)。
聴きに行きたい、聴きに行きたい、でもチケットが高い(爆)
それから実は地方公演に気になるプログラムが。BendigoとSheppartonでのコンサートなんですが、Benjamin Northey指揮、Michael Bertoncelloトロンボーンでレスピーギ「古風な舞曲とアリア」第3組曲、ロータのトロンボーン協奏曲、それからチャイコフスキー交響曲第4番、という。遠いなあ・・・

<11月>
11月の最初にはBell Shakespeare Companyと共同の様々な「ロミオとジュリエット」をフィーチャーしたプログラムがあったり、尾高忠明さん指揮でDurufleのレクイエムがあったり(聴いたことないんですよね、どんなんだろうなと)。
それから室内楽も面白い。目をつけてるのはストラヴィンスキー「兵士の物語」のトリオバージョン(バイオリン+クラリネット+ピアノ)、ヒンデミットのクラリネット+バイオリン+チェロ+ピアノの四重奏曲、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番とかなり好みにツボなプログラムがあります。
この月で面白いな、と思ったのがピアニストGarrick Ohlsson。彼はメル響と11月の中旬にブラームスのピアノ協奏曲第1番、下旬にはブラームスのピアノ協奏曲第2番、さらに室内楽コンサートでブラームスのピアノソロ・室内楽作品を弾きまくるという・・・この人超人!?と今から恐々としております(笑)

<12月>
12月は毎年恒例ヘンデルの「メシア」、それからポピュラー方面ではHuman Natureとクリスマスコンサートで共演があるそう。今年のシーズンはちょっといつもより長めかな?

・・・という風にかなり見所たくさんのプログラム。今年も「choose your own」コースで6つ選ぼうと思ってますが悩みますね~(後から買えるにしても・・・)
そして今年はポピュラー関係のコンサート(しかもクオリティ高そうな、タイアップ作品のファン心をくすぐりそうなものばっかり)が多そうでそちらも期待できますね~
ちなみにチェレスタ率もまあまあ良いですので指をクロス。オーディションを受ける機会が来ますように。


(今日の一曲はお休みです)

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