×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前回エントリーに拍手ありがとうございました!
行って来ましたやってきましたコンサート。プログラムはこんな感じ。
指揮者: Fabian Russell
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
すっかり寒くなってしまった日曜日、朝からリハーサルでした。
ちょっと心配なところはちらほらありつつも2時間半リハーサル。
このリハーサル期間の短さだとどうしても「ゲネプロ」とは言い難いんですよね。
リハーサルの最後には前回よりも若干改まった感じで(宣材用?記念?)写真をとりました。
リハーサルとコンサートの間もとにかく寒いのでアカデミーのラウンジエリアで日の光を浴びながらおしゃべり。
大学時代から友達のファゴットの男の子、そして今回コール・アングレを吹いている女の子。実は彼女は数年前にユースオケでオーボエのリーダーをやっていて、歴代オーボエ奏者の中でもトップクラスの奏者。
そのころの共通の思い出や話題があって(あと私も昔オーボエやってましたし)、色々話が弾みました。
やっぱりダブルリードがあつまるとリードの話でもちきりでしたね。あとは学校で働いてるとオーボエとファゴットどっちも教えなくちゃいけない場合があることとか、それぞれの楽器の先生のこと、他にも数年前のアカデミーのメシアンコンサートの話とか。
興味深い話がいろいろ聞けて、ちょっと憧れだった子と友達になれてよかったです~
コンサートは今年最後ながらこれまでのコンサートをさらに超える素晴らしい演奏になりました。
(扉越しに聞いた)ベルリオーズも、トマジも、ラヴェルも。
トマジでのソリストの音の輝き、ステージの上でちょっとにやけそうになりました(笑)第2楽章での駆け上がるソロがもう!ぞくぞくっとするんですよ!
どうするんですか、これからどんどん成長するんですよあの子は!本当にこれから羽ばたいてくのが楽しみです。
(ちなみに指揮者さん、写真撮影とコンサート前半で珍しくネクタイ締めてスーツ着てました。そしてなぜか休憩中に黒シャツにお色直し・・・なぜだろう)
ダフニスとクロエも、やっぱり短い期間で一発全て上手くいくのは本当に難しかったながらもものすごくしっかりした、細やかな表現から華やかな盛り上がりまで最高の演奏になったと思います。
このコンサートに向けて、この曲に向けてのオケみんな(指揮者を含む)の思いが一つになって実を結んだ結果として納得のいく演奏でした。
みんながみんな素晴らしい演奏をしたのだけれどやっぱり第1フルート、第1ホルン、そしてハープの働きは特別でしたね。スターです。
私自身はというと、この曲でチェレスタパートってどうなの?(大きいのか、弾き甲斐があるのか)と聞かれますが、今年の他のプログラムと比べて音は少ないですけどピアノに負けない(?)表現力を要求されるパートで。表現に関しては自分よくやったとおもいます。チェレスタの演奏について今回大きく学んだこと、色々ありました。
演奏の後、奏者を立たせる時に指揮者さんがそれぞれstand-upした奏者(私もですよ)のところに歩いてきておのおの挨拶して回りました。
というのも(以前書きましたが)今回のコンサートがFabianがユースオケを指揮する最後のコンサート、ということで。
Melbourne Youth Musicの代表の方がステージで公式に謝辞を述べただけでなく、みんなステージ裏に戻ったあとメンバーで改めてお別れと感謝のお集まりをしました。
金管セクションから(「金管奏者同士何をもらって一番嬉しいものは何かちゃんと分かってる」と)ワインを、そしてオケメンバー全員から寄せ書きや写真などをまとめた本を贈呈。渡したコンマスの女の子も、そして指揮者さんもちょっと涙ぐんでいました。
4年ユースオケで指揮者として若い人たちと一緒に音楽を作ってきたFabian。
私がユースオケに戻ってきたのは今年でしたが、それ以前に彼が指揮者として表舞台に立つようになってきた頃から彼のバトンで演奏してきましたし、マネージャーとしても一緒にお仕事しましたし。
厳しい人手はありますし、外見もちょっと怖い人ではあるのですが本当は優しい人で、若い音楽家と一緒に仕事をするのを本当に楽しんでいて。
そんな彼が涙ぐむのを見たのはこれが初めてです。
Fabianのことを指揮者として本当に尊敬しているので彼がこのオーケストラでこれだけ愛されてるんだ、ということが私もとても嬉しくて。実際来年ユースオケやろうかどうしよう、どうなるんだろう、という声も奏者たちから聞かれますし。
といってもオケのメンバーにとってはこれが最後ではもちろんなくて、これから将来彼と一緒にお仕事をする機会はきっとある、と彼自身語ってましたし。
・・・この数年で本当にメルボルンの若い音楽家たち、そして音楽シーンに大きな大きな貢献をした人だ、と改めて実感しました。
さて舞台裏ではしんみりでしたがパブになだれこめば陽気なクラシック音楽家の集まりに早変わり(笑)
真っ黒な服を来た集団がいきなり着たのでいぶかしんで「どういうお集まり?」と知らない人に聞かれました(笑)
メルボルンはパブの室内は禁煙なので、喫煙者の指揮者さんと一緒に飲む時は外でみんなで集まりました。それにしてもとにかく寒い!終始震えてました・・・
コンサートで弾いたオケの色々な人と初めて話してみたり、前のコンサートの指揮者さんや同門の先輩(前ユースオケでソリストやったり、あとPGYOの方を今年指揮していた)だったり、指揮者さんの知り合いと話してみたり、人見知りな私にしては意外な社交性を発揮してました。(「演奏、良かったよ」と伝えたい思いを言葉にすることで本当に簡単に会話が始まるもんですね。あとチェレスタ弾きっていうだけで知ってもらえて好きになってもらえて得ですね(笑))
指揮者さんとはあんまりおしゃべりできなかったのですが(みんなが彼と話したいですからね)ちょっとお隣にお邪魔させてもらいました。(ただ彼が居ない間にどっかの酔っぱらいに絡まれかけて最後のたばことられてしまったのは本当に申し訳ないと思ってます。もうちょっと強く止めればよかった・・・)
いつもより長居してなんと4時間くらいいろんな人と飲みながらしゃべってましたねー。結局飲んだのは5杯、でも周りの方が私よりも酔っぱらってました(笑)
特に前述同門の先輩ですが酔っぱらうと私を持ち上げたくなる癖がもう数年あるんですよねー(苦笑)指揮者さんにお別れしようとしてるとき「これで目線が合う」とか余計なことを(笑)
あの人もずいぶん忙しいみたいでずっとゆっくり話せてないけどまたしらふで、ね。
一日経った今もまだ昨日の演奏のすばらしさ、ユースオケの素敵さ、みんな一緒に過ごした時間の余韻を味わいながら・・・
オーケストラが自分にとってどれだけ大切な居場所で、かけがえない体験で・・・2年間音楽から、オケから離れていたことがどれだけ惜しいことで、これからもずっとオケでお仕事したいな、という思いの強さ、すべてかみしめています。
これからもFabianと、今回知り合った様々な奏者の人たちと、そして他のオケでもチェレスタ弾き・ピアノ弾きとして演奏したり、お話ししたりしたいとなによりも願っています。
素晴らしいコンサートと、素晴らしい打ち上げを心に刻んで。
追記: 最後のリハーサルで撮影された写真、facebookに公開された場合リンクしますね~そして今回のコンサートはオーストラリア3MBSで録音、後日放送されるそうなのでまたそちらもお知らせします。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第3部
今回のコンサートのハイライト、絶頂でした。
バレエのあらすじはこちら(@wikipedia)。
第3部は夜明けに始まり、海賊からパンの神に助け出されたクロエとダフニスの再開シーン、愛の色々こまごましたもの、そして大団円という流れになっています。(バレエで見ると二人の再会からが結構長く感じるんですよね~)
前回私がこのバレエで一番好きなセクションは第3部にある、と書きましたがそれがこの第3部の最初の夜明けの部分。細かいアルペジオの上下する音形が木管やチェレスタ、ハープなどに表れ、だんだん楽器が加わり、鳥の鳴き声が入りながら色彩が明るくなっていくこの喜び!
ヴォーン=ウィリアムスの音楽にも似たようなところがあって。特に途中で入るピッコロの鳥の声が。ヒバリなのかな?鳶のようにも聞こえるけど。ものすごい天翔る感じが気持ちいいんです♪
是非是非この部分は耳と心で存分に味わってください♪
その次に聞いて欲しいのは長い長いフルートのソロ。動画サイトで検索するとここの部分だけの演奏、なんてのもあるほど大きなソロ。
登場人物の細やかな心象・感情をクール過ぎず、色っぽすぎず、でも豊かに表現することが必要とされる、とっても繊細で美しい場面です~
先ほど「再会からが長い」と書きましたが、フィナーレの速い5拍子のセクションに入ってからはあっという間です。弾いてると本当に惜しくなるくらい!
この5拍子の踊りがまた華やかで、歯切れが良くて。そして5拍子というちょっと変わったリズムのアンバランスが上手くmomentum・勢いを創り出しています。
小さなEs管クラリネットの鋭いくるくる回る音色や、スネアドラムのリズム、そしてこのバレエで表れた様々なテーマをうまいこと5拍子に合わせた再現だったり。聴き応えはあるけれどみんなみんなあっというまに通り過ぎていきます!(笑)
森羅万象、自然や人の心の動きや、大きいものも細やかなものも全て網羅している、そしてそれを最も美しいやりかたで表現している「ダフニスとクロエ」。
組曲もありますがどこも抜かすには惜しい素晴らしい音楽なので是非バレエ全曲版で聴いてみてください!
行って来ましたやってきましたコンサート。プログラムはこんな感じ。
指揮者: Fabian Russell
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
すっかり寒くなってしまった日曜日、朝からリハーサルでした。
ちょっと心配なところはちらほらありつつも2時間半リハーサル。
このリハーサル期間の短さだとどうしても「ゲネプロ」とは言い難いんですよね。
リハーサルの最後には前回よりも若干改まった感じで(宣材用?記念?)写真をとりました。
リハーサルとコンサートの間もとにかく寒いのでアカデミーのラウンジエリアで日の光を浴びながらおしゃべり。
大学時代から友達のファゴットの男の子、そして今回コール・アングレを吹いている女の子。実は彼女は数年前にユースオケでオーボエのリーダーをやっていて、歴代オーボエ奏者の中でもトップクラスの奏者。
そのころの共通の思い出や話題があって(あと私も昔オーボエやってましたし)、色々話が弾みました。
やっぱりダブルリードがあつまるとリードの話でもちきりでしたね。あとは学校で働いてるとオーボエとファゴットどっちも教えなくちゃいけない場合があることとか、それぞれの楽器の先生のこと、他にも数年前のアカデミーのメシアンコンサートの話とか。
興味深い話がいろいろ聞けて、ちょっと憧れだった子と友達になれてよかったです~
コンサートは今年最後ながらこれまでのコンサートをさらに超える素晴らしい演奏になりました。
(扉越しに聞いた)ベルリオーズも、トマジも、ラヴェルも。
トマジでのソリストの音の輝き、ステージの上でちょっとにやけそうになりました(笑)第2楽章での駆け上がるソロがもう!ぞくぞくっとするんですよ!
どうするんですか、これからどんどん成長するんですよあの子は!本当にこれから羽ばたいてくのが楽しみです。
(ちなみに指揮者さん、写真撮影とコンサート前半で珍しくネクタイ締めてスーツ着てました。そしてなぜか休憩中に黒シャツにお色直し・・・なぜだろう)
ダフニスとクロエも、やっぱり短い期間で一発全て上手くいくのは本当に難しかったながらもものすごくしっかりした、細やかな表現から華やかな盛り上がりまで最高の演奏になったと思います。
このコンサートに向けて、この曲に向けてのオケみんな(指揮者を含む)の思いが一つになって実を結んだ結果として納得のいく演奏でした。
みんながみんな素晴らしい演奏をしたのだけれどやっぱり第1フルート、第1ホルン、そしてハープの働きは特別でしたね。スターです。
私自身はというと、この曲でチェレスタパートってどうなの?(大きいのか、弾き甲斐があるのか)と聞かれますが、今年の他のプログラムと比べて音は少ないですけどピアノに負けない(?)表現力を要求されるパートで。表現に関しては自分よくやったとおもいます。チェレスタの演奏について今回大きく学んだこと、色々ありました。
演奏の後、奏者を立たせる時に指揮者さんがそれぞれstand-upした奏者(私もですよ)のところに歩いてきておのおの挨拶して回りました。
というのも(以前書きましたが)今回のコンサートがFabianがユースオケを指揮する最後のコンサート、ということで。
Melbourne Youth Musicの代表の方がステージで公式に謝辞を述べただけでなく、みんなステージ裏に戻ったあとメンバーで改めてお別れと感謝のお集まりをしました。
金管セクションから(「金管奏者同士何をもらって一番嬉しいものは何かちゃんと分かってる」と)ワインを、そしてオケメンバー全員から寄せ書きや写真などをまとめた本を贈呈。渡したコンマスの女の子も、そして指揮者さんもちょっと涙ぐんでいました。
4年ユースオケで指揮者として若い人たちと一緒に音楽を作ってきたFabian。
私がユースオケに戻ってきたのは今年でしたが、それ以前に彼が指揮者として表舞台に立つようになってきた頃から彼のバトンで演奏してきましたし、マネージャーとしても一緒にお仕事しましたし。
厳しい人手はありますし、外見もちょっと怖い人ではあるのですが本当は優しい人で、若い音楽家と一緒に仕事をするのを本当に楽しんでいて。
そんな彼が涙ぐむのを見たのはこれが初めてです。
Fabianのことを指揮者として本当に尊敬しているので彼がこのオーケストラでこれだけ愛されてるんだ、ということが私もとても嬉しくて。実際来年ユースオケやろうかどうしよう、どうなるんだろう、という声も奏者たちから聞かれますし。
といってもオケのメンバーにとってはこれが最後ではもちろんなくて、これから将来彼と一緒にお仕事をする機会はきっとある、と彼自身語ってましたし。
・・・この数年で本当にメルボルンの若い音楽家たち、そして音楽シーンに大きな大きな貢献をした人だ、と改めて実感しました。
さて舞台裏ではしんみりでしたがパブになだれこめば陽気なクラシック音楽家の集まりに早変わり(笑)
真っ黒な服を来た集団がいきなり着たのでいぶかしんで「どういうお集まり?」と知らない人に聞かれました(笑)
メルボルンはパブの室内は禁煙なので、喫煙者の指揮者さんと一緒に飲む時は外でみんなで集まりました。それにしてもとにかく寒い!終始震えてました・・・
コンサートで弾いたオケの色々な人と初めて話してみたり、前のコンサートの指揮者さんや同門の先輩(前ユースオケでソリストやったり、あとPGYOの方を今年指揮していた)だったり、指揮者さんの知り合いと話してみたり、人見知りな私にしては意外な社交性を発揮してました。(「演奏、良かったよ」と伝えたい思いを言葉にすることで本当に簡単に会話が始まるもんですね。あとチェレスタ弾きっていうだけで知ってもらえて好きになってもらえて得ですね(笑))
指揮者さんとはあんまりおしゃべりできなかったのですが(みんなが彼と話したいですからね)ちょっとお隣にお邪魔させてもらいました。(ただ彼が居ない間にどっかの酔っぱらいに絡まれかけて最後のたばことられてしまったのは本当に申し訳ないと思ってます。もうちょっと強く止めればよかった・・・)
いつもより長居してなんと4時間くらいいろんな人と飲みながらしゃべってましたねー。結局飲んだのは5杯、でも周りの方が私よりも酔っぱらってました(笑)
特に前述同門の先輩ですが酔っぱらうと私を持ち上げたくなる癖がもう数年あるんですよねー(苦笑)指揮者さんにお別れしようとしてるとき「これで目線が合う」とか余計なことを(笑)
あの人もずいぶん忙しいみたいでずっとゆっくり話せてないけどまたしらふで、ね。
一日経った今もまだ昨日の演奏のすばらしさ、ユースオケの素敵さ、みんな一緒に過ごした時間の余韻を味わいながら・・・
オーケストラが自分にとってどれだけ大切な居場所で、かけがえない体験で・・・2年間音楽から、オケから離れていたことがどれだけ惜しいことで、これからもずっとオケでお仕事したいな、という思いの強さ、すべてかみしめています。
これからもFabianと、今回知り合った様々な奏者の人たちと、そして他のオケでもチェレスタ弾き・ピアノ弾きとして演奏したり、お話ししたりしたいとなによりも願っています。
素晴らしいコンサートと、素晴らしい打ち上げを心に刻んで。
追記: 最後のリハーサルで撮影された写真、facebookに公開された場合リンクしますね~そして今回のコンサートはオーストラリア3MBSで録音、後日放送されるそうなのでまたそちらもお知らせします。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第3部
今回のコンサートのハイライト、絶頂でした。
バレエのあらすじはこちら(@wikipedia)。
第3部は夜明けに始まり、海賊からパンの神に助け出されたクロエとダフニスの再開シーン、愛の色々こまごましたもの、そして大団円という流れになっています。(バレエで見ると二人の再会からが結構長く感じるんですよね~)
前回私がこのバレエで一番好きなセクションは第3部にある、と書きましたがそれがこの第3部の最初の夜明けの部分。細かいアルペジオの上下する音形が木管やチェレスタ、ハープなどに表れ、だんだん楽器が加わり、鳥の鳴き声が入りながら色彩が明るくなっていくこの喜び!
ヴォーン=ウィリアムスの音楽にも似たようなところがあって。特に途中で入るピッコロの鳥の声が。ヒバリなのかな?鳶のようにも聞こえるけど。ものすごい天翔る感じが気持ちいいんです♪
是非是非この部分は耳と心で存分に味わってください♪
その次に聞いて欲しいのは長い長いフルートのソロ。動画サイトで検索するとここの部分だけの演奏、なんてのもあるほど大きなソロ。
登場人物の細やかな心象・感情をクール過ぎず、色っぽすぎず、でも豊かに表現することが必要とされる、とっても繊細で美しい場面です~
先ほど「再会からが長い」と書きましたが、フィナーレの速い5拍子のセクションに入ってからはあっという間です。弾いてると本当に惜しくなるくらい!
この5拍子の踊りがまた華やかで、歯切れが良くて。そして5拍子というちょっと変わったリズムのアンバランスが上手くmomentum・勢いを創り出しています。
小さなEs管クラリネットの鋭いくるくる回る音色や、スネアドラムのリズム、そしてこのバレエで表れた様々なテーマをうまいこと5拍子に合わせた再現だったり。聴き応えはあるけれどみんなみんなあっというまに通り過ぎていきます!(笑)
森羅万象、自然や人の心の動きや、大きいものも細やかなものも全て網羅している、そしてそれを最も美しいやりかたで表現している「ダフニスとクロエ」。
組曲もありますがどこも抜かすには惜しい素晴らしい音楽なので是非バレエ全曲版で聴いてみてください!
PR