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もう明日です!
<メルボルン大学音楽科オーケストラ コンサート4>
指揮者:Fabian Russell
[プログラム]
ラヴェル 道化師の朝の歌
デザンクロ Incantation, Threne et Danse (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ストラヴィンスキー 春の祭典
会場:Melbourne Town Hall
10月30日(日曜日) 午後5時開演 入場無料
(コンサートの詳細はメルボルン大学音楽科サイトのページに)
昨日今日とリハーサルがありました。
デザンクロは録音がないのでちょっとエントリーがつかめない部分もあったのですが指揮者さんとチェックしてスコアからキューを写したら大丈夫になりました(汗)
それにしても指揮者さんのスコア、フランス音楽によくある手書きっぽいフォント(手書きなの?)スコアで恐ろしく読みにくそう!
トランペットのソロの男の子によるとデザンクロはこれがオーストラリア初演かもしれない、ということで。
みんなに馴染みが薄い曲で、結構リズムとかテンポ変化とかトリッキーなところも少なくないながらも大分まとまってきました。
特にホルンのソロ、それから腹の据わったむちの音、ビオラのソロがお気に入り♪
この曲で改めて思ったのが、弱音の弦とチェレスタを合わせるのの難しさ。
ふわっとしている音とはいえ、鉄琴の部分をヒットするところで音のアタックはしっかりあり。それなりの音量で弾かなくちゃいけないですし(もっと音量大きくて良い、と言われました)。
弦は弱音だとすーと入ってこれるんで音の初めが聞き取りにくい。だから指揮者に合わせなきゃいけないんですが、弦楽器は前側と後ろ側で諸々要因からタイムラグがあるためバトンを見ててもそこぴったりで音がこなくてちょっと躊躇ってしまう!
ダフニスとクロエでは木管やホルンのソロとぴたっと合わせるものすごく難しい場所もぴたっとこなしたのにこっちのほうが数倍難しい感覚・・・
ちょこちょこ聴いた限りだとラヴェルもだいぶまとまってきてるみたいですし、春の祭典も朝リハーサルしてたみたいだし。リハーサルの短い期間で無理があるにしてもなんとかなってるようで。
もう明日、というとなかなか実感が湧かないですがオールブラック(ラグビーではなく)をまとったらきっと気合いが入ると思います。
さて、そんな間にとってもテンションの上がるお知らせが入ってきました。
まだ非公式なお知らせなのですがちょろっと。
ユースオケを後にした、今回の大学オケのコンサートを指揮しているFabianが数年前にやっていた、若い人とプロの音楽家からなるオーケストラ、The Orchestra Projectが今年12月2日(前回のコンサートからちょうど3年)に改めて再開となるとのお知らせがFacebookでありました!
ユースオケの面々、プロの方々、そして世界に旅立ったメルボルンの仲間からもたくさん「いいね!」を集めていいね&コメント欄があっというまに凄いことに(笑)それだけメルボルンの音楽シーンで楽しみにされている、期待のプロジェクトなんです。
指揮者・オケメンバーなど関わるメンバ-、場所、レパートリーなどについてはまだ続報を待たなくちゃいけないそうで。(決まってはいるとのことで、あとは12月2日を待つだけですね)
前回やってたときは私は聴衆側だったのですが(友達が多数演奏側にいました)、今回は呼んでもらえる気配がちょっとだけあるので(笑)ひたすら指をクロスしています♪
弾けなかったら残念だけど、でも聴けるのもまた楽しみ。
どんな集まりになるのか、どんな曲を弾くのか、本当に楽しみです。
ということで演奏自体は明日で終わりになる色が濃いですが、まだまだ今年は楽しみにしてることいっぱいです!
どうかどうかパートがもらえますように、そして来年修理済のチェレスタorメル響所有のいいチェレスタで弾かせてもらえますように♪(もちろんピアノも)
今日の一曲: アルフレッド・デザンクロ 「Incantation, Threne et Danse」より第2楽章「Threne」
(録音は未だに見つからず・・・)
知り合う期間が短い、というのもありますが、いろいろまだまだ謎の残る曲。
そもそもIncantation(呪文を唱えること)を最初に持ってくるのは分かるんですがその後になんでThrene(哀歌)とDanse(踊り)を持ってくるのか、どうしてこの3つをチョイスしたのか、とか・・・
あえて言えば前レクチャーで聞いたような「儀式的な」「神秘的な」方向でくくってるのか。しかもキリスト教圏に限らずして(あくまでも大体のスタイルは、ですが・・・)。難しい。
そんななかで私がチェレスタ奏者として唯一弾く楽章、「Threne」。
伝統的にコンチェルトの類は速い楽章→遅い楽章→速い楽章という構成ですが、これもその流れに従っています。
ものすごーくふわふわしていて、哀歌というにはちょっと感情的にぼんやりしているけれど、独特の神秘的で静かな雰囲気がものすごく美しい曲です。
ミュート付きのソロトランペットが伴奏なしでメロディーを奏でるところの美しさ!
オーボエとのデュエットもまたシンプルながら秀逸で。
そしてなんといってもハーモニーが美しいです。
フレーズの終わりに落ち着く場所がいつもほっとするような、ため息が漏れるような和音で、ドビュッシーを思わせるような「和音の進行がメロディーになっている」パッセージでの色彩の移り変わりに静かに惚れます♪
チェレスタもその和音の進行がメインで、この雰囲気、そして和音の世界にはこの楽器の音が本当に欠かせないなと納得ですね。
Incantationの力強さ、Danseの華やかさの間に位置する、ちょうど腕で胸に抱えられるくらいの大きさの愛しい楽章です。
<メルボルン大学音楽科オーケストラ コンサート4>
指揮者:Fabian Russell
[プログラム]
ラヴェル 道化師の朝の歌
デザンクロ Incantation, Threne et Danse (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ストラヴィンスキー 春の祭典
会場:Melbourne Town Hall
10月30日(日曜日) 午後5時開演 入場無料
(コンサートの詳細はメルボルン大学音楽科サイトのページに)
昨日今日とリハーサルがありました。
デザンクロは録音がないのでちょっとエントリーがつかめない部分もあったのですが指揮者さんとチェックしてスコアからキューを写したら大丈夫になりました(汗)
それにしても指揮者さんのスコア、フランス音楽によくある手書きっぽいフォント(手書きなの?)スコアで恐ろしく読みにくそう!
トランペットのソロの男の子によるとデザンクロはこれがオーストラリア初演かもしれない、ということで。
みんなに馴染みが薄い曲で、結構リズムとかテンポ変化とかトリッキーなところも少なくないながらも大分まとまってきました。
特にホルンのソロ、それから腹の据わったむちの音、ビオラのソロがお気に入り♪
この曲で改めて思ったのが、弱音の弦とチェレスタを合わせるのの難しさ。
ふわっとしている音とはいえ、鉄琴の部分をヒットするところで音のアタックはしっかりあり。それなりの音量で弾かなくちゃいけないですし(もっと音量大きくて良い、と言われました)。
弦は弱音だとすーと入ってこれるんで音の初めが聞き取りにくい。だから指揮者に合わせなきゃいけないんですが、弦楽器は前側と後ろ側で諸々要因からタイムラグがあるためバトンを見ててもそこぴったりで音がこなくてちょっと躊躇ってしまう!
ダフニスとクロエでは木管やホルンのソロとぴたっと合わせるものすごく難しい場所もぴたっとこなしたのにこっちのほうが数倍難しい感覚・・・
ちょこちょこ聴いた限りだとラヴェルもだいぶまとまってきてるみたいですし、春の祭典も朝リハーサルしてたみたいだし。リハーサルの短い期間で無理があるにしてもなんとかなってるようで。
もう明日、というとなかなか実感が湧かないですがオールブラック(ラグビーではなく)をまとったらきっと気合いが入ると思います。
さて、そんな間にとってもテンションの上がるお知らせが入ってきました。
まだ非公式なお知らせなのですがちょろっと。
ユースオケを後にした、今回の大学オケのコンサートを指揮しているFabianが数年前にやっていた、若い人とプロの音楽家からなるオーケストラ、The Orchestra Projectが今年12月2日(前回のコンサートからちょうど3年)に改めて再開となるとのお知らせがFacebookでありました!
ユースオケの面々、プロの方々、そして世界に旅立ったメルボルンの仲間からもたくさん「いいね!」を集めていいね&コメント欄があっというまに凄いことに(笑)それだけメルボルンの音楽シーンで楽しみにされている、期待のプロジェクトなんです。
指揮者・オケメンバーなど関わるメンバ-、場所、レパートリーなどについてはまだ続報を待たなくちゃいけないそうで。(決まってはいるとのことで、あとは12月2日を待つだけですね)
前回やってたときは私は聴衆側だったのですが(友達が多数演奏側にいました)、今回は呼んでもらえる気配がちょっとだけあるので(笑)ひたすら指をクロスしています♪
弾けなかったら残念だけど、でも聴けるのもまた楽しみ。
どんな集まりになるのか、どんな曲を弾くのか、本当に楽しみです。
ということで演奏自体は明日で終わりになる色が濃いですが、まだまだ今年は楽しみにしてることいっぱいです!
どうかどうかパートがもらえますように、そして来年修理済のチェレスタorメル響所有のいいチェレスタで弾かせてもらえますように♪(もちろんピアノも)
今日の一曲: アルフレッド・デザンクロ 「Incantation, Threne et Danse」より第2楽章「Threne」
(録音は未だに見つからず・・・)
知り合う期間が短い、というのもありますが、いろいろまだまだ謎の残る曲。
そもそもIncantation(呪文を唱えること)を最初に持ってくるのは分かるんですがその後になんでThrene(哀歌)とDanse(踊り)を持ってくるのか、どうしてこの3つをチョイスしたのか、とか・・・
あえて言えば前レクチャーで聞いたような「儀式的な」「神秘的な」方向でくくってるのか。しかもキリスト教圏に限らずして(あくまでも大体のスタイルは、ですが・・・)。難しい。
そんななかで私がチェレスタ奏者として唯一弾く楽章、「Threne」。
伝統的にコンチェルトの類は速い楽章→遅い楽章→速い楽章という構成ですが、これもその流れに従っています。
ものすごーくふわふわしていて、哀歌というにはちょっと感情的にぼんやりしているけれど、独特の神秘的で静かな雰囲気がものすごく美しい曲です。
ミュート付きのソロトランペットが伴奏なしでメロディーを奏でるところの美しさ!
オーボエとのデュエットもまたシンプルながら秀逸で。
そしてなんといってもハーモニーが美しいです。
フレーズの終わりに落ち着く場所がいつもほっとするような、ため息が漏れるような和音で、ドビュッシーを思わせるような「和音の進行がメロディーになっている」パッセージでの色彩の移り変わりに静かに惚れます♪
チェレスタもその和音の進行がメインで、この雰囲気、そして和音の世界にはこの楽器の音が本当に欠かせないなと納得ですね。
Incantationの力強さ、Danseの華やかさの間に位置する、ちょうど腕で胸に抱えられるくらいの大きさの愛しい楽章です。
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