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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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オーケストラと交友関係
前回のエントリーに拍手どうもありがとうございます~
まだちょっと一人で舞い上がってるのですが続報があったときはまたお願いします~

最近こっち生活、というか仕事と音楽で心と頭がいっぱいになってしまって創作とかいろいろ手に付かない状態です。まあ優先順位は正しいといえば正しいですが・・・
といっても翻訳の仕事のほうもいざオケ生活を終わらせて戻るのがしんどいです(汗)翻訳の仕事が苦というわけではないのですが一度あっちの世界に戻ってしまうとどうも・・・

今年一年でオケ演奏に復帰したわけですが、同時に音楽畑の人との交流とも復帰して。
卒業してから2年ほどピアノも弾かない、コンサートも行かない、ほとんど誰とも会わない期間があったので・・・
在学中一緒だった同い年の、そして年上の友達はその間に海外に行ってる人も居ますが。
メルボルンの古くからの・新しい友達、それから海外にいってる友達とコンタクトを取るのにfacebookはハードル下げるのにとっても有効でした。なんとか活用しようとしています(笑)

もともとそんなに外向的な性格ではないですが、一人の人を知り合ったのがきっかけで交友が広がるパターンもあったり、あとやっぱりオケにおいての交友の広がりというのは今も昔も偉大ですね。
単純計算で80人くらい一緒にリハーサルやコンサートで時を一緒に過ごしたり、音楽を一緒に作ったり、一緒に飲みに行ったりしますから。同じファミリー(木管など)の奏者同士はほとんど間違いなく知り合いですしね。

在 学中に大学のオケのマネージャーをやってたときは仕事の関係で(ゲストを含め)メンバー全員について把握しなくちゃいけなかったですし、打ち上げでも一通 りみんなのところに回るようにしていましたし。あと創作のため、自分の勉強のためにいろんな楽器の人からそれぞれの楽器の話を聞いたり。
仕事だから、という以外にもやっぱり音楽家とつるむのが好きで。

一緒にオケで弾いてるとやっぱり他の場所とくらべて他の人に声がかけやすい環境だ、とは思いますね。
音楽一般について共通の話題はもちろんありますし違う楽器の人にも「どんなパート?」とか「難しそうだね」とか声かけられますし、なんといってもコンサートのあとの「Well done!」というのはものすごい優秀な会話スターターですね(笑)よく使います。

マネージャーという職種だとメンバーたちみんな自然と私のことを気にかけてくれて、結構「守られる」立場としてみんな世話焼いてくれて、声をかけたり助けてくれたりしてました。
今だと、チェレスタを弾いているとそれだけで知ってもらえる、それだけで好きになってもらえるようなことがあり(笑)会話が弾む、というか大分それで気が楽になるのは助かります~

ユースオケだったり大学のオケだったり、私は基本メンバーが若い人のオケとこれまでお仕事をさせていただいています。なので今だと20歳から30歳弱くらいの知り合いが多いです。
ユースオケに最初入ったのは15歳の時で、メンバーはみんな年上だったのが10年たったら(当たり前のことですが)みーんな年下ばっかり。
新しく知り合った友達は妹くらいの年の子が多いです。みんな才能にあふれた元気な音楽家たちで、それくらいの年齢だとあまり普段年の差を感じることは少ないのですがどうしてもお姉さん・お母さん的な目線でみちゃうとき、あります(笑)みんな愛しいですし可愛いんですよー♪

そ してオケを通じていろんな指揮者さんとお話させてもらったりします。こないだも書きましたが指揮者さんはメンバーたちとも(年の差があっても)気軽に仲良 くおしゃべりします。あと楽器の先生なども結構打ち上げやその他色々でご一緒するので結構年の離れた知り合い・お友達もオケを通じて増えますね。
年上の人相手だとやっぱり話を聞く方に回ることが多いです。オケの話、お酒の話、音楽についての論議などいろんな面白い話が聴けて面白いです。
(私も結構大学にいるときは音楽オタク友達と活発に話し合ったもんですが、これもやっぱり数年あいた後はなかなかアクティブに自分の思いを話すのが難しいのでまだリハビリ中です)

一つ思い出話。
今一番お世話になっているいつもの指揮者さんとは何回か奏者としてお仕事させていただいていますが、一度だけオケマネージャー兼奏者という形で大学のオケでお仕事したことがあります。(ショスタコーヴィチの交響曲第1番、と弾く方もなかなか大きいパートでした)
リハーサルの頃から「無理しないで」というようなことを言ってくださって優しくしていただいて。
コンサートの日っていうのはもちろんマネージャーにとっては恐ろしく忙しい日で。
仕事の一つがコンサートの○分前コールで奏者たち(に大声で)や指揮者・ソリスト(に控え室に出向いて)にコンサート開始前のお知らせを何回か(20分と10分、だったかな)しに行くんですが・・・
で、指揮者さんの控え室に20分前コールしにいったらちょいちょい、と呼ばれてオケにおいてのピアノやチェレスタのレパートリーについてなど、いろいろお話したのが本当に楽しい思い出なんです。
(ただ10分コールまで居てしまって慌てましたが(笑))

何回か書いてるかもわかりませんが私は初対面よりも「久しぶり」が苦手な人見知りで、今でも指揮者さんを始め昔からの音楽仲間に思うようにスムーズに接することができてないような自覚があるのですが・・・
でもオケという場だからこそ今こうやって自分は人と徐々に再会したりおしゃべりしたり、新しく人に会ったりできてると思います。
今いろんな人と一緒に音楽やって、交流して、飲んで(重要)、一緒にそういう時間を過ごせていることが本当に楽しくて。
素晴らしい音楽を弾くのももちろんですが音楽に間接的に関わる部分も本当に好きです。メルボルンの若い(そして若くない?心はみんな若いです)音楽家たち、みんな好きです!
これからも続きますように。

最近長年の音楽活動の中で記憶に残ったり、思い出だったり笑ったり、そういうエピソードをちょっとメモしてました。このブログとは別にちょっと小出しにして公開しようかなあ~とか考えてるんですけど図解無しの文のみでどれだけ伝わるか、ということが心配なのと性格と文体で「おもしろおかしく」なるかどうか自信がなくて。(そもそもこのブログと別、というのはlight-heartedなスタイルで書きたいからなんです)
それから今創作も手に付いてない中これ以上自分がやること増やすのもどうかなーというのもあり。
まだまだちょっと思案中ですがなんとか実現できたらな、と思っています。
是非オケの楽しさ、音楽の色々、メルボルンの音楽家たちの魅力を伝えて行きたいので。


今日の一曲: ヘンリー・パーセル 「メアリー女王のための葬送音楽」



前々から取り扱いたいと思ってた曲です。
金管奏者(アマチュア)の娘として、そして金管奏者の友達が多い中でやっぱりブラスバンドのレパートリーには興味津々、そしてサウンドも自分にとって親しみの深いもの。
やっぱりイギリスのブラスは最高!

この曲、バロック時代に書かれた曲ですが映画「時計仕掛けのオレンジ」のタイトル音楽にアレンジして使われていることで有名です。(同映画、そして原作の小説はクラシック音楽について言及が多いですね~ 参照:Wikipedia 改めて観てみたいような観たくないような、小説も読みたいかどうか決めかねてる作品です)
シンセサイザーのサウンドもものすごくふさわしいですが、オリジナルのブラスの音も素晴らしいです。

でも私が心を打たれたのは最初のドラムのソロ。
完全な静寂のなかこういうソロを叩くのはなんとなく奏者の気持ちになって緊張してしまうのですが聞く側としてはこの序章の効果的なこと!

シンセサイザーにしても変わらない、あの特徴的な和音進行も好きです。和音数個でこれだけ荘厳な雰囲気がでるものかと。
やっぱり金管は「共に奏でる」感じの曲が光ります。

映画サントラ、そして元のブラスバージョン、どちらも(並べて)楽しみたいですね~
(ちなみに私の持ってるのはどうやら完全版じゃないみたい)
(リンクしたCD、イギリス音楽アソートで多くの曲になんだか心惹かれます・・・)

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