×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
今日は早朝からすごい嵐で精神がかなり悪影響を受けてたところに身体のサイクルだったり変則スケジュールだったり(こんなときにいつもと違ったことするもんじゃないですね)でかなり不調でした。どうも頭に雲がかかったみたいな鈍さと重さ。幸い仕事はコピペの部分が多くてさくさく進んで助かりましたが。
こういう日は決まってどっかで電車の運行が止まりますね。今日はトラムもちょっと止まってたとこあったみたいですし。
変な天気が多い割には公共交通機関はかなり脆弱なメルボルン。だれもが不満に思ってることだけど州政府はなかなか動いてくれないという、全く困ったものではあります。
去年メルボルンがMost Liveable City(世界で最も住みやすい街)として数年ぶりにバンクーバー(とウィーン?)を抜き返して1位に返り咲きましたが、このニュースを聞いたとき(確かこのブログに書いてるんじゃないかな)かなり驚きました。
メルボルンはインフラの面でも観光の面でも他のあらゆる面でもここ数年大きな変化はないですし、やっぱりこの交通機関のぼろっちさは街として評価をするのになかなかネックなんじゃないか、と思いますし。
その他にも思ってみると紫外線の強さとか、この天気の不安定さ、観光(特に都市部)のぱっとしないのもありますし、街も例えば日本の大都市と比べちゃうとそんなにきれいでも大きくもないですし、サービスの便利さもまだまだ全然、というところたくさんありますし。基本もろもろ遅れたりととなってなかったり、いい加減なことも色々あったり。
それで世界のあんな素敵なところやこんな綺麗なところや、そういうものを超えてMost Liveable Cityになれるのはなんか不思議なことだと住んでて思います。
でも実際住んでて心地良い何かがあるのは確かで。メルボルンに住んで16年近く、この町で暮らしながら観光客的な目線も忘れず維持して・・・そして多少の特殊な事情はあるものの自分の意思で両親から離れてここに住むと決めた、それにはやっぱりこの町に対して色々思うことがあったということで。
(特殊な事情、というのはメンタルヘルス周りだったり音楽周りだったり友達がこちらでできている、という確かにメルボルンの長所・魅力とは関連しているのですが必ずしもみんなに当てはまらないこと、ということです)
日本に住んでたらきっと気にすることはなかったと思いますが、「多文化社会」ってのはやっぱいいな、と思います。色んな肌の色の人が歩いてたり、いろんな言語が飛び交ったり、色んな本場の料理や色んな国ベースのお店があったりとか。それがなんか楽しいですし、自然になって。
世界全体と比較してどうかは分かりませんがメルボルンは様々な人種だったり、ファッション文化だったり同性愛者をはじめとした性嗜好に関して割と寛容な方だと思います。(あくまで私が知ってる範囲ですし、問題がまったくないわけではないですが)
私にとって大切なのはメンタルヘルスとアートの面ですかね。
メンタルヘルスのケアに関しては割とケア体制がありますし、コミュニティとしてもそういった病気で苦しんでいる患者さんに対しては比較的寛容でsupportingな態度の人が多いみたいですし。
アートに関しては大小様々なギャラリーで国内外の作品だったり有名な作品の展示があったり。音楽も国内外の演奏家ラインアップやアンサンブルのレベル(&元気)、最新の作曲を含むレパートリーの幅の充実だったり。(うちの両親がいつもうらやましがります、こちらでのコンサートの話をしたり)
音楽と言えばユースオケや小中高での音楽の教育(レッスン)などのシステムには通ってきた一人として本当に感謝していますし、音大生の就職先を提供しているという意味でも良いですしね。
それから街の規模も大きくない方がいいですし、あんまり賑やかしいのもあれですし。あくまでも個人的な好みですが。
トラムも電車もあるけど歩いて回れちゃう、のんびりたらたら歩いてても周りが気にならない、それから庭園や建築など見てて面白いものもたくさんありますし。
街の全体的な雰囲気もまたメルボルンは好きです。古い建物のそびえ立つのとか、小道やアーケードにカフェがあるのとか。忙しすぎず、どこか心地良い。
メルボルンのあるヴィクトリア州は国内旅行者が一番多い州でもあります。
観光といえばやっぱりペンギンのいるフィリップ島だったりワイナリーで有名なヤラバレーなどのエリア、グレート・オーシャン・ロードやWilson's Promontory、Grampiansなど主に郊外などが行き先になりますが、オーストラリアの他の場所にはない観光名所がたくさんあって、海外から見るとあんまりぱっとしないかもしれないけど国内ではとってもポピュラーなところがたくさんあったり。
Most Liveable Cityに見られる「暮らしやすさ」というのは観光で来るだけではなかなかわかりにくい(または観光においてあまり重視しない、見ない)ところも多くあると思います。
それに加えて住んでいると割と自然なことだったり、あとはなかなかこういう雰囲気的なものもなかなか言葉や写真だと説明しにくいところがたくさんあったり。(ついでにそういう雰囲気もある程度街に慣れないと感じられないこともあるみたいですし)
なのでいつもメルボルンの話をするときにこの魅力が伝わってるかな?と色々不安というか迷うことが多いのですが・・・でも去年の大晦日についてのエントリーは比較的うまくいったかも?
これからもメルボルンという街がどれだけ素敵で心地良くて楽しい街か、ということだったり自分のこの町への思いをなんとか伝えていきたいと思います。
今日の一曲: アラム・ハチャトゥリアン 「ガイーヌ」より「目覚めとアイーシャの踊り」
最近ショスタコーヴィチとプロコフィエフ以外の「ソヴィエトの作曲家」に大分愛着が湧いてきて嬉しいです。この時代この土地、本当に魅力的な音楽がいっぱい!
そのなかでもハチャトゥリアンはソヴィエト広しといえども今のアルメニアにあたる地域の出身で、ロシアソヴィエトの面々とはかなり違った味付けと文化圏の音楽を書きます。
ちょっと東洋風だったりちょっと中東風だったり、小アジアの地理と文化が垣間見える音楽です。
バレエ「ガイーヌ」(ガヤネー)の中で一番有名な「剣の舞」は私が生涯で初めて好きになった曲ですが、最近はこのバレエの他の曲にもはまりはじめています。素晴らしいキャラクタ-!
その中でもこの「目覚めとアイーシャの踊り」は最初のいかにも20世紀の「夜の音楽」的なハーモニー(不協和音)や楽器の使い方からものすごくエキゾチックな香りが漂うアイーシャの踊りまで良い味を出しています♪
東欧よりも東の音楽でのバイオリンの使われ方ってやっぱり独特だと思います。この曲でのそれは中国の二胡に通じるようなあの甘さがあって、なんか大陸でつながってるんだなーという不思議な実感。一度民族音楽をハンガリーから中国までたどってみると面白そうです。
で、そのバイオリンをサポートしてるオケ、特にハープなんかがまこの少しおとぎ話のような雰囲気を醸し出して。
そして最後の最後の方でチェレスタが入って来るとこなんかいいですね!(オケにおいてチェレスタの登場って大抵こんな感じ(笑))
まるで異国のスイーツを一皿味わうみたいな素敵な体験ですね~♪
(ソヴィエトのオケはレベルも高いですしものすごいエネルギッシュです。是非とも本場のオケで味わいください♪)
今日は早朝からすごい嵐で精神がかなり悪影響を受けてたところに身体のサイクルだったり変則スケジュールだったり(こんなときにいつもと違ったことするもんじゃないですね)でかなり不調でした。どうも頭に雲がかかったみたいな鈍さと重さ。幸い仕事はコピペの部分が多くてさくさく進んで助かりましたが。
こういう日は決まってどっかで電車の運行が止まりますね。今日はトラムもちょっと止まってたとこあったみたいですし。
変な天気が多い割には公共交通機関はかなり脆弱なメルボルン。だれもが不満に思ってることだけど州政府はなかなか動いてくれないという、全く困ったものではあります。
去年メルボルンがMost Liveable City(世界で最も住みやすい街)として数年ぶりにバンクーバー(とウィーン?)を抜き返して1位に返り咲きましたが、このニュースを聞いたとき(確かこのブログに書いてるんじゃないかな)かなり驚きました。
メルボルンはインフラの面でも観光の面でも他のあらゆる面でもここ数年大きな変化はないですし、やっぱりこの交通機関のぼろっちさは街として評価をするのになかなかネックなんじゃないか、と思いますし。
その他にも思ってみると紫外線の強さとか、この天気の不安定さ、観光(特に都市部)のぱっとしないのもありますし、街も例えば日本の大都市と比べちゃうとそんなにきれいでも大きくもないですし、サービスの便利さもまだまだ全然、というところたくさんありますし。基本もろもろ遅れたりととなってなかったり、いい加減なことも色々あったり。
それで世界のあんな素敵なところやこんな綺麗なところや、そういうものを超えてMost Liveable Cityになれるのはなんか不思議なことだと住んでて思います。
でも実際住んでて心地良い何かがあるのは確かで。メルボルンに住んで16年近く、この町で暮らしながら観光客的な目線も忘れず維持して・・・そして多少の特殊な事情はあるものの自分の意思で両親から離れてここに住むと決めた、それにはやっぱりこの町に対して色々思うことがあったということで。
(特殊な事情、というのはメンタルヘルス周りだったり音楽周りだったり友達がこちらでできている、という確かにメルボルンの長所・魅力とは関連しているのですが必ずしもみんなに当てはまらないこと、ということです)
日本に住んでたらきっと気にすることはなかったと思いますが、「多文化社会」ってのはやっぱいいな、と思います。色んな肌の色の人が歩いてたり、いろんな言語が飛び交ったり、色んな本場の料理や色んな国ベースのお店があったりとか。それがなんか楽しいですし、自然になって。
世界全体と比較してどうかは分かりませんがメルボルンは様々な人種だったり、ファッション文化だったり同性愛者をはじめとした性嗜好に関して割と寛容な方だと思います。(あくまで私が知ってる範囲ですし、問題がまったくないわけではないですが)
私にとって大切なのはメンタルヘルスとアートの面ですかね。
メンタルヘルスのケアに関しては割とケア体制がありますし、コミュニティとしてもそういった病気で苦しんでいる患者さんに対しては比較的寛容でsupportingな態度の人が多いみたいですし。
アートに関しては大小様々なギャラリーで国内外の作品だったり有名な作品の展示があったり。音楽も国内外の演奏家ラインアップやアンサンブルのレベル(&元気)、最新の作曲を含むレパートリーの幅の充実だったり。(うちの両親がいつもうらやましがります、こちらでのコンサートの話をしたり)
音楽と言えばユースオケや小中高での音楽の教育(レッスン)などのシステムには通ってきた一人として本当に感謝していますし、音大生の就職先を提供しているという意味でも良いですしね。
それから街の規模も大きくない方がいいですし、あんまり賑やかしいのもあれですし。あくまでも個人的な好みですが。
トラムも電車もあるけど歩いて回れちゃう、のんびりたらたら歩いてても周りが気にならない、それから庭園や建築など見てて面白いものもたくさんありますし。
街の全体的な雰囲気もまたメルボルンは好きです。古い建物のそびえ立つのとか、小道やアーケードにカフェがあるのとか。忙しすぎず、どこか心地良い。
メルボルンのあるヴィクトリア州は国内旅行者が一番多い州でもあります。
観光といえばやっぱりペンギンのいるフィリップ島だったりワイナリーで有名なヤラバレーなどのエリア、グレート・オーシャン・ロードやWilson's Promontory、Grampiansなど主に郊外などが行き先になりますが、オーストラリアの他の場所にはない観光名所がたくさんあって、海外から見るとあんまりぱっとしないかもしれないけど国内ではとってもポピュラーなところがたくさんあったり。
Most Liveable Cityに見られる「暮らしやすさ」というのは観光で来るだけではなかなかわかりにくい(または観光においてあまり重視しない、見ない)ところも多くあると思います。
それに加えて住んでいると割と自然なことだったり、あとはなかなかこういう雰囲気的なものもなかなか言葉や写真だと説明しにくいところがたくさんあったり。(ついでにそういう雰囲気もある程度街に慣れないと感じられないこともあるみたいですし)
なのでいつもメルボルンの話をするときにこの魅力が伝わってるかな?と色々不安というか迷うことが多いのですが・・・でも去年の大晦日についてのエントリーは比較的うまくいったかも?
これからもメルボルンという街がどれだけ素敵で心地良くて楽しい街か、ということだったり自分のこの町への思いをなんとか伝えていきたいと思います。
今日の一曲: アラム・ハチャトゥリアン 「ガイーヌ」より「目覚めとアイーシャの踊り」
最近ショスタコーヴィチとプロコフィエフ以外の「ソヴィエトの作曲家」に大分愛着が湧いてきて嬉しいです。この時代この土地、本当に魅力的な音楽がいっぱい!
そのなかでもハチャトゥリアンはソヴィエト広しといえども今のアルメニアにあたる地域の出身で、ロシアソヴィエトの面々とはかなり違った味付けと文化圏の音楽を書きます。
ちょっと東洋風だったりちょっと中東風だったり、小アジアの地理と文化が垣間見える音楽です。
バレエ「ガイーヌ」(ガヤネー)の中で一番有名な「剣の舞」は私が生涯で初めて好きになった曲ですが、最近はこのバレエの他の曲にもはまりはじめています。素晴らしいキャラクタ-!
その中でもこの「目覚めとアイーシャの踊り」は最初のいかにも20世紀の「夜の音楽」的なハーモニー(不協和音)や楽器の使い方からものすごくエキゾチックな香りが漂うアイーシャの踊りまで良い味を出しています♪
東欧よりも東の音楽でのバイオリンの使われ方ってやっぱり独特だと思います。この曲でのそれは中国の二胡に通じるようなあの甘さがあって、なんか大陸でつながってるんだなーという不思議な実感。一度民族音楽をハンガリーから中国までたどってみると面白そうです。
で、そのバイオリンをサポートしてるオケ、特にハープなんかがまこの少しおとぎ話のような雰囲気を醸し出して。
そして最後の最後の方でチェレスタが入って来るとこなんかいいですね!(オケにおいてチェレスタの登場って大抵こんな感じ(笑))
まるで異国のスイーツを一皿味わうみたいな素敵な体験ですね~♪
(ソヴィエトのオケはレベルも高いですしものすごいエネルギッシュです。是非とも本場のオケで味わいください♪)
PR