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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Thanks for Visiting! (3000 hit)
いつもこのブログに足を運んでいただいてありがとうございます!
このたびカウンターが3000を超えました!めでたいです!
ただ昨日の就寝後から1日の間検索ロボットがなんだかクレイジーになってて20回とか訪問していてあたふた(汗)
今後とも長らくよろしくお願いいたします♪

このブログでは音楽の話をすること、特定の曲について書いたり紹介したりすることが多いですが、音楽について言葉で語ることについて、話す音を選ぶことについてはよくよく考えながら試行錯誤しています。難しいですが考えるプロセスも選ぶプロセスも文として形にするプロセスも楽しいです。
いつも思うのは特定のジャンルや作曲家の音楽に最初に出会う際に曲のチョイスによってはそのジャンル・作曲家の印象を悪くすることもあることだったり(そしてこの初印象は結構頑固だったりするのが厄介!)。あと特にクラシック音楽においては一曲聴いてそこから広がらない、次に何を聴いたらいいかわからなくてそのまま、ということが多いように思えるので・・・
曲をおすすめしながらその次のステップまで示せるような、そんな曲のすすめかたができたらいいなあと思い努力しています。
そういえばちょっとの間キーワードto音楽もやってませんね・・・ちょっと下準備が必要になるので忙しいときはついつい敬遠しちゃうのですがまたそのうち。

ご無沙汰、といえばメンタルヘルス関係のエントリーもご無沙汰ですね。
話は今あるのですがこれで1エントリーは立たないと思うのでちょっと今日お話しさせてもらいます。

Facebookでこちらのメンタルヘルス団体を幾つかフォローしているのですが、そのうちの一つのアカウントから研究のためのアンケートのお知らせがあったのでアンケートをやってみました。
研究は自傷行為についての調査で、自傷経験のある人を対象にしたアンケートで。
人口統計学的な特徴だったり、自傷に関連があると思われる経験や要因だったり、対人関係についての質問だったり、自傷体験についての質問だったりについて答えました。
仕事で臨床試験などの計画書や報告書の翻訳をすることが多く、アンケート式の研究も一部あるのですが、そういえばあんまりアンケート自体は翻訳したことがないなあ・・・と思いながら。でもいろんなとこでそういう研究を見てるとこういうアンケートを作るのがいかに難しいか、というのは分かります。

自傷については(自分の体験とは別に)いろいろ勉強したりしたので質問がアンケートに入ってる理由とかもある程度予想がつきますね。そう言う意味でもアンケートをやってものすごく興味深かったです。
実際インターネットでアンケートをやるとどれくらいサンプルが集まるか、結果どういう集団になるか、というのは見当もつかないのですが(インターネットのアンケート式の研究の翻訳は抄訳もやったことないですねえ)。
研究結果を知ることがあるのかも分からないですが研究で何らかの新しい傾向とかの発見があって、それが治療やケアの実践につながるといいな、と思います。

今日はヴィラ=ロボスの「ブラジルのバッハ」第4番第2楽章に別れを告げた日でした。
いざ第3楽章、いざサンバのリズム!といいたいながらも第2楽章に未練たらたら。ここが上手く弾けてない、とかそういう話でもなく、ただ単に第2楽章がものすごく好きで別れるのが辛い!という(笑)もうあれだけ弾いてもいいですもん。
やっぱり和音進行の美しさとそれから生まれる色彩の美しさ、そしてなんといってもこの第2楽章は「光」が素晴らしかった!こんな曲は他にはない!と思われるような光の美しさ。
うーん去るのが惜しい、でももっとヴィラ=ロボスを味わいたいですし、いつかまとめて、または選んで「ブラジルのバッハ」第4番を弾けるようになるため先に進まないと、ですね。

最近仕事中の新しい楽しみができました。
それはネットラジオで「Face to Ace 碓氷峠音楽堂本舗」(FM軽井沢)のアーカイブを聴き進めること。
タイトルにあるようにACEさん海月さんのユニット、face to aceがパーソナリティなのです。
そしてリンクにあるように今日現在で#145まである・・・中、やっと#6までたどりつきました。亀の歩みです(他にもいつも通りの音楽とか聴いてますし、いっぺんにたくさん聴けないので・・・)。
オープニングでACEさんが「さわやかな音楽と冷ややかな半笑いをお届けする」とおっしゃってるのですが私は笑い上戸(持病の双極性障害とか情緒不安定も関連してるのかな、なんらかの形で)なので大抵75%以上の笑いになります(笑)音楽もトークも夕方の仕事にぴったりで楽しんで聴いています。

で、軽井沢といえばメシアンが日本に行ったときに書いた「七つの俳諧」じゃないか、と。
数年前(メシアンイヤーの時)にアカデミーとマイケルが演奏したのを生で聴いて以来だな、おかしいなと思ったら大学の図書館に録音がなかった!どっかで買わなくちゃなあ。
鳥のカタログの舞台となってるフランス各地も行ってみたいけど(特にウエッサン島)、せっかく身近な日本なんだから七つの俳諧の舞台も行ってみたいな、と改めて。
出てくる地名は奈良・宮島・軽井沢・山中湖(最初の2つについては母が「修学旅行みたい」と言ってました。まあ観光ですもんね、メシアンも)。私はどこもまだ行ったことがないです。(でも山中湖は両親の家から割と近いかも・・・?)

「七つの俳諧」は日本では特に日本が舞台ということでちょっと親近感を過度に期待されてしまってがっかりするパターンがありがちではないかな、と。メシアンの楽器使いってもともとちょっと特殊ですし(だからメシアンはまずピアノ曲をおすすめします)、この曲ではわりと楽器のパートが断片化してる上、曲における鳥の声の部分が比較的多いのもあり(メシアンみたいに鳥の声から風景を描くのは難しい・・・)。
良い曲は良い曲なんですよね。ちょっと耳が慣れなくちゃ難しいです、でも。アカデミーで上記演奏をした友達の一人もちょっとぴんとこなかった、と言ってましたし。
(ここでさっきの「作曲家の初印象の曲」の話に戻るわけですね)

メシアンはメルボルンにも(演奏・鳥関係で)来てて、オーストラリアに来たときの鳥の声体験は「彼方の閃光」という曲に現れてます。その時はメシアン夫妻はMt. Dandenongを訪れてたそうですが、そこは私も何度か行ったことがあります。ただ「彼方の閃光」の曲の方はまだまだよく知らない!大変だ、勉強しなきゃ!

ということでこれからもこんな調子で色々書いていきたいと思います。
あまりブログを書くために無理はしたくないんですが、「忙しい」理由で手が回ってないトピックやエリアがかなり存在しているのでなんとかしたいなあ。
それからこれで463エントリー目、500エントリー記念もちょっと視野にいれなくちゃ。


今日の一曲: ジョージ・クラム 「Federico's Little Song for Children」 第4楽章「Caracola」



クラムも割と触れてない曲集がちょこちょこと。今日は久しぶりのicebreakerです。
1986年に書かれたこの曲集もそのタイトル通りロルカの詩が歌詞として使われています。
楽器編成はソプラノ、ハープ、そしてなんとフルート奏者がピッコロ、フルート、アルトフルートとバスフルートを持ち替えするというなかなかびっくりな編成。

この「Caracola」はそんななかでも一番特殊と思われるバスフルートが使われてます。同じくクラムのLux Aeternaでも使われる楽器ですが響きはもっと暗くハスキーな感じ(あっちはものすごいゆっくりなビブラートをかけたリッチな音ですからねー)。
そして言わずもがなソプラノも、そしてハープも活躍しています。といってもどのパートも比較的断片的かな。でもその分それぞれの楽器がちゃんと聞こえる・・・というか。

「Caracola」はかたつむりや、巻き貝の類を指す言葉で。(ロルカは他にも「白いcaracola」「黒いcaracola」という題の詩を書いています)
この詩いいんですよね~短いながらも世界がちゃんと確立してて。内容はちなみにざっくり言えば「海で貝を拾って耳に当てると海の音がする」というあれです。もちろん詩なのでこんなざっくりはいってないですが。

で、結局曲に起こす前の詩が好きで、あとそれぞれの楽器のパートが好きで。でも好きだからこそなのか、曲の全体としては今日はじめてぴんと来始めたんですよね。
割といい色してますし、これからじわじわ自分の中で伸びていくといいな、という願いもこめて今日紹介にチョイスしました。
クラム初心者にはちょっと向いてないかな(この曲だけじゃなくてリンクしたCDに収録されてる曲全部)、と思われますがそういった注意も含めて紹介、ということで。

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