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前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
ちょっとスケジュールの立て方(というか仕事の受けよう)を間違えて納期がだいぶきつくなってしまいました。たぶん。
とりあえず明日はピアノなしで一日仕事+夜も働く、で様子見。もしかしたらピアノ時間をこれからちと削り気味になるかも。あーあ。
とりあえず音楽書けたり碓氷峠かけたりしてなんとか乗り切らないと。
ということでもしかしたらこちらもちょっとご無沙汰するかもしれないので心の荷を今日下ろしていこうと思います。
久しぶりのキーワードto音楽!「四大元素に関するイメージ」シリーズになります。一応去年の季語のと同じく季節ごとに一つ、というペースで続けたいシリーズ。できたら来年は季語に戻って、そしてその後は四大元素・・・とそこまで続くかわからないのですがある程度リサイクルできるようになってるかも。
とりあえず続くといいな。(そしてほかのキーワードto音楽もちょこちょこ)
それでは今回は夏ということで「炎」に関するイメージを。元のキーワードは英語で考えたので英語表記にします。
1) Passion: シューマン 「ウィーンの謝肉祭の道化芝居」 第4楽章「間奏曲」
日本語で言えば情熱、いわゆる心の炎ですね。シューマンは炎の中でもこれが得意分野ですよね~この曲は特に熱情が迸るような、理性の門を破って翔るものすごい勢いがあります。(ちなみにこないだランダム再生で聖飢魔IIの「アダムの林檎」→この曲と続けて流れて、なんか似たような炎を感じましたね。)
2) Beacon: スクリャービン 「炎に向かって」
日本語でどう言ったらいいかわからないんですが、要するに目印や導き手となる光や火のことを指す言葉。スクリャービンのこの曲の場合は物理的というよりは精神的なものですね。暗闇の中から炎を見つけ、それに向かい一体となり燃え上がるエクスタシー。神秘的なテイストでお送りします。
3) Progress: ショスタコーヴィチ 交響曲第11番「1905年」 第4楽章「警鐘」
よく神話で人が神から何らかの手段で火を得てそこから文明が「進歩」した、という話がありますが、食べ物を調理保存すること(+それにまつわる文化)、鉄を鍛えること、夜に明かりを得ること、エネルギーを生み出すこと・・・そういった「進歩」をちょっと悪い意味に解釈して選んだのがこの曲。この曲にまつわる詳細はまた後日。とにかく20世紀を前へ前へ突っ走る鋼とコンクリートと炎の音楽に警鐘を鳴らす側面がある曲です。
4) Spark: Michael Kieran Harvey 「Addict」
ゲームSacrificeの炎の神Pyroが火の長所として「想像力のひらめきの火花」という表現をしたところから得たキーワード。火花は古には(そして今も)火をおこす最初のきっかけ。それは一瞬輝く、とらえなければまた消えてしまう。それがなんだかマイケルの思考回路を表すようだな、と思ってチョイス。たくさんの火花とニューロンの電気信号がピアノとシンセサイザーで駆け巡ります。
5) Rage: ヴェルディ 「レクイエム」より「Dies Irae」
意味は激怒、憤怒など。怒りはよく炎に例えられるということでチョイス。タイトルが「怒りの日」、ということもありますが数ある「怒りの日」の中でも特に炎属性が強い、荒れ狂うのがすさまじい!心の底が暴れ出すような曲調に(私の持ってる録音では)大砲のようなティンパニの音。これが怒りでなくて、炎でなくてなんなのか。
6) Destruction: クラム マクロコスモス第2巻 第7楽章「トラ!トラ!トラ!」&第8楽章「ノストラダムスの予言」
Destruction=破壊。神話において世界を滅ぼすことになってるのが多いエレメントは炎ですね。筆頭として新約聖書の「ヨハネの黙示録」。私がこの2曲を弾くときは(メシアンの20のまなざし第18番もそうですが)ヨハネの黙示録をイメージしています。空から炎が注ぎ地が燃え上がる、血と火が川となって流れる完膚無き無差別破壊。
7) Warfare: ワーグナー 「ニーベルンクの指環」 「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」
先ほどの「進歩」「破壊」につながって「戦争」も昔の昔から炎と結びつけられます。ワルキューレは北欧の戦乙女で、戦死した英雄の魂を回収しに出向くのです。戦あるところに彼女たちあり、ということで。もちろんホルストの「火星」もにたイメージですが、こちらの方が実際に「炎」を感じる気がしてチョイスしました。
8) Warmth: チャイコフスキー 「四季」より「1月:炉端にて」
この場合のWarmthは暖かさとかぬくもりというより「暖(だん)」ですね。毛皮を持たない人間が冬の寒さをしのぐのに炎はとっても大切。日本の童謡「たきび」とも似たイメージですね。外の寒さと風と、火の暖かさと、そしてどこか寂しい気分とで成り立つ独特の風景、そして独特の心持ち。
9) Infernal: プロコフィエフ 交響曲第3番「炎の天使」 第1楽章
炎はキリスト教関連においては地獄にて燃えさかり、罪人を焼き、罰し苦しめるものともされています。そんな暗く激しい、独特の臭い(あくまでもイメージ)を放つ炎をこの曲の特に冒頭は思わせます。炎の天使、とはこの曲において悪魔のこと。交響曲全体(およびそのストーリー)に漂う救われない背徳の雰囲気がまあすばらしいですね!
10) Divine: メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」 第20楽章「愛の教会のまなざし」
先ほどと反対に、炎はキリスト教圏やゾロアスター教を始め様々な神話・宗教で「聖なるもの」としても捉えられています。メシアンにおけるそれは神の愛だったり、聖なる光であったり、ものすごい喜びと荘厳さを兼ね備えたイメージがありますね。そしてメシアンなので炎はきっと七色に光りますよ!
11) Wild: メシアン 練習曲「火の島I」
今回もメシアンかぶり。自然において火山や山火事など炎は「猛々しく」、激しく荒れ狂うイメージです(本能のイメージに通じるところもありますね)。とにかくこのパワーが伝えたい、と思ったらこの曲しかない。火山の中に潜んでいる熱と動きと爆発性をそのまま音楽にしたような躍動感と激しさ、パワーに満ちた音楽で、本能と生命に訴えかけます。
12) Determination: ブラームス 交響曲第1番 第1楽章
以前ツイッターで炎には速く激しく広がるような「外的な」「自由な」「明るい」炎と、その場でひたすら温度を上げ濃く燃える「内的な」「拘束された」「暗い」炎がある、というような話をしましたが(いつか広げたい!)、その後者をより強くカバーするためにこのキーワードとこの曲を選びました。意味は「断固した決意」が近いでしょうか。狙いを定め、動くタイミングを計りながら心の中で激しく燃やす炎です。
今年の抱負として炎というエレメントをもっと自分のものにしたいとありましたが今回のエントリーがその助けになるかは書いてみてちょっと自信ないです(汗)なんだろうなあ、いろいろカバーできてないこと、イメージを形にできてないこと、いろいろあって。こういうアプローチでまだできること、することたくさんあると思うんだけど。
とりあえず少しでも糧になって、第一歩となればいいなあ・・・さてどうなるか。要精進。
(今日の一曲はキーワードto音楽なのでお休みです)
ちょっとスケジュールの立て方(というか仕事の受けよう)を間違えて納期がだいぶきつくなってしまいました。たぶん。
とりあえず明日はピアノなしで一日仕事+夜も働く、で様子見。もしかしたらピアノ時間をこれからちと削り気味になるかも。あーあ。
とりあえず音楽書けたり碓氷峠かけたりしてなんとか乗り切らないと。
ということでもしかしたらこちらもちょっとご無沙汰するかもしれないので心の荷を今日下ろしていこうと思います。
久しぶりのキーワードto音楽!「四大元素に関するイメージ」シリーズになります。一応去年の季語のと同じく季節ごとに一つ、というペースで続けたいシリーズ。できたら来年は季語に戻って、そしてその後は四大元素・・・とそこまで続くかわからないのですがある程度リサイクルできるようになってるかも。
とりあえず続くといいな。(そしてほかのキーワードto音楽もちょこちょこ)
それでは今回は夏ということで「炎」に関するイメージを。元のキーワードは英語で考えたので英語表記にします。
1) Passion: シューマン 「ウィーンの謝肉祭の道化芝居」 第4楽章「間奏曲」
日本語で言えば情熱、いわゆる心の炎ですね。シューマンは炎の中でもこれが得意分野ですよね~この曲は特に熱情が迸るような、理性の門を破って翔るものすごい勢いがあります。(ちなみにこないだランダム再生で聖飢魔IIの「アダムの林檎」→この曲と続けて流れて、なんか似たような炎を感じましたね。)
2) Beacon: スクリャービン 「炎に向かって」
日本語でどう言ったらいいかわからないんですが、要するに目印や導き手となる光や火のことを指す言葉。スクリャービンのこの曲の場合は物理的というよりは精神的なものですね。暗闇の中から炎を見つけ、それに向かい一体となり燃え上がるエクスタシー。神秘的なテイストでお送りします。
3) Progress: ショスタコーヴィチ 交響曲第11番「1905年」 第4楽章「警鐘」
よく神話で人が神から何らかの手段で火を得てそこから文明が「進歩」した、という話がありますが、食べ物を調理保存すること(+それにまつわる文化)、鉄を鍛えること、夜に明かりを得ること、エネルギーを生み出すこと・・・そういった「進歩」をちょっと悪い意味に解釈して選んだのがこの曲。この曲にまつわる詳細はまた後日。とにかく20世紀を前へ前へ突っ走る鋼とコンクリートと炎の音楽に警鐘を鳴らす側面がある曲です。
4) Spark: Michael Kieran Harvey 「Addict」
ゲームSacrificeの炎の神Pyroが火の長所として「想像力のひらめきの火花」という表現をしたところから得たキーワード。火花は古には(そして今も)火をおこす最初のきっかけ。それは一瞬輝く、とらえなければまた消えてしまう。それがなんだかマイケルの思考回路を表すようだな、と思ってチョイス。たくさんの火花とニューロンの電気信号がピアノとシンセサイザーで駆け巡ります。
5) Rage: ヴェルディ 「レクイエム」より「Dies Irae」
意味は激怒、憤怒など。怒りはよく炎に例えられるということでチョイス。タイトルが「怒りの日」、ということもありますが数ある「怒りの日」の中でも特に炎属性が強い、荒れ狂うのがすさまじい!心の底が暴れ出すような曲調に(私の持ってる録音では)大砲のようなティンパニの音。これが怒りでなくて、炎でなくてなんなのか。
6) Destruction: クラム マクロコスモス第2巻 第7楽章「トラ!トラ!トラ!」&第8楽章「ノストラダムスの予言」
Destruction=破壊。神話において世界を滅ぼすことになってるのが多いエレメントは炎ですね。筆頭として新約聖書の「ヨハネの黙示録」。私がこの2曲を弾くときは(メシアンの20のまなざし第18番もそうですが)ヨハネの黙示録をイメージしています。空から炎が注ぎ地が燃え上がる、血と火が川となって流れる完膚無き無差別破壊。
7) Warfare: ワーグナー 「ニーベルンクの指環」 「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」
先ほどの「進歩」「破壊」につながって「戦争」も昔の昔から炎と結びつけられます。ワルキューレは北欧の戦乙女で、戦死した英雄の魂を回収しに出向くのです。戦あるところに彼女たちあり、ということで。もちろんホルストの「火星」もにたイメージですが、こちらの方が実際に「炎」を感じる気がしてチョイスしました。
8) Warmth: チャイコフスキー 「四季」より「1月:炉端にて」
この場合のWarmthは暖かさとかぬくもりというより「暖(だん)」ですね。毛皮を持たない人間が冬の寒さをしのぐのに炎はとっても大切。日本の童謡「たきび」とも似たイメージですね。外の寒さと風と、火の暖かさと、そしてどこか寂しい気分とで成り立つ独特の風景、そして独特の心持ち。
9) Infernal: プロコフィエフ 交響曲第3番「炎の天使」 第1楽章
炎はキリスト教関連においては地獄にて燃えさかり、罪人を焼き、罰し苦しめるものともされています。そんな暗く激しい、独特の臭い(あくまでもイメージ)を放つ炎をこの曲の特に冒頭は思わせます。炎の天使、とはこの曲において悪魔のこと。交響曲全体(およびそのストーリー)に漂う救われない背徳の雰囲気がまあすばらしいですね!
10) Divine: メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」 第20楽章「愛の教会のまなざし」
先ほどと反対に、炎はキリスト教圏やゾロアスター教を始め様々な神話・宗教で「聖なるもの」としても捉えられています。メシアンにおけるそれは神の愛だったり、聖なる光であったり、ものすごい喜びと荘厳さを兼ね備えたイメージがありますね。そしてメシアンなので炎はきっと七色に光りますよ!
11) Wild: メシアン 練習曲「火の島I」
今回もメシアンかぶり。自然において火山や山火事など炎は「猛々しく」、激しく荒れ狂うイメージです(本能のイメージに通じるところもありますね)。とにかくこのパワーが伝えたい、と思ったらこの曲しかない。火山の中に潜んでいる熱と動きと爆発性をそのまま音楽にしたような躍動感と激しさ、パワーに満ちた音楽で、本能と生命に訴えかけます。
12) Determination: ブラームス 交響曲第1番 第1楽章
以前ツイッターで炎には速く激しく広がるような「外的な」「自由な」「明るい」炎と、その場でひたすら温度を上げ濃く燃える「内的な」「拘束された」「暗い」炎がある、というような話をしましたが(いつか広げたい!)、その後者をより強くカバーするためにこのキーワードとこの曲を選びました。意味は「断固した決意」が近いでしょうか。狙いを定め、動くタイミングを計りながら心の中で激しく燃やす炎です。
今年の抱負として炎というエレメントをもっと自分のものにしたいとありましたが今回のエントリーがその助けになるかは書いてみてちょっと自信ないです(汗)なんだろうなあ、いろいろカバーできてないこと、イメージを形にできてないこと、いろいろあって。こういうアプローチでまだできること、することたくさんあると思うんだけど。
とりあえず少しでも糧になって、第一歩となればいいなあ・・・さてどうなるか。要精進。
(今日の一曲はキーワードto音楽なのでお休みです)
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