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前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
今日はちょっとおでかけしてきたのですがその前にちょっと。
オーケストラプロジェクトに関してちょっと続報がきました。
なんでも第1コンサート、マーラー6番のコンサートが延期になるそうです。
コンサート場所の都合がついてなかったり、というのがあったり、他にもなんだか難しそうで。
第2コンサートが4月なんでどうかな、中止じゃなくて延期とはいうけどなんだかちょっと心配です。まだ弾くと決まったわけじゃないですが・・・
マーラー6番はチェレスタ弾きとしてものすごく思い入れが強いので、すっごく指をクロスさせておきます。
さて、今日は同門の先輩とNorth Carltonでコーヒーなど。
大学時代はピアノにおいてすでになんとなく「巨匠」的な存在であり、室内楽や伴奏にも忙しく、法律も同時に大学でやってて(音楽のほうで忙しすぎて成績はあれだったときいていますが・・・)。
同じピアニスト、同じ先生に習っている生徒(アカデミー在学中はマイケル=Michael Kieran Harveyにならってたそうでそちらでもコネクションが)、そしてコンサートクラス&地下練習室常連として在学中から若干過保護気味に(特に酔ってるときはひどく心配されます)可愛がってもらってます。
とはいっても向こうは去年は指揮などもやっててかなり忙しく、コンサート後の飲み会でちょっと会ったりするほかはだいぶ久しぶり。
こうやってゆっくり話すのは在学中もあんまりなかったなあ。
もちろんと言うべきか、話のトピックはほぼ100%ピアノについて。ピアニスト同士、というのもありますがやっぱり間があくとそれが優先度高い話題になります。
何弾いてるか、とかこれから何やるか、とか。
あとメシアンのピアノ音楽の話が多かったですね。20のまなざしに鳥のカタログ。
こんどシドニー国際ピアノコンクールに出るらしくて、そのレパートリーを聞いたり。昔から得意としている曲だったり、まだ彼が弾くのを聞いたことない曲もいろいろ。いつのまにかリストのダンテ・ソナタなんか弾いてるのねー・・・
なんか彼が言うにはマイケルに会ったりすると私のこと聞かれるらしいです(笑)
去年はあんまりメールもしてなかったけど心配してくれてるんだなあ、こっちに来たときは会いたいしホバートに遊びにいってもいいしメールももうちょっとしなきゃ。
そして「マイケルに似てるところがある」とも言われましたね。
好きな音楽の傾向とか(実はこれはあんまり正確ではないのです、マイケルは今の現代音楽、未来を向いてる現代音楽が得意で私は後ろを向いてる現代音楽が好き)、あとは「音楽に対してIntellectualなアプローチをしている」ことらしく。(それが特筆するほど珍しいものなんだかどうかは自分でよくわからないですが)
私のintellectualの程度はマイケルに遠く及ばないものですがそう言ってもらえるのは本当にうれしいし光栄なことです。
ちなみに昔マイケルの生徒だった別の友達からも、こちらはヘルスのつくメンタル面で私がマイケルににてるかもしれない、と評されたこともあり。ちなみにちなみに私のドクターも私はメンタルヘルスに対してintellectualなアプローチをする方が合う、と言ってたり。
そして人前でピアノを演奏するのに戻ることを強く促されましたね。
ちょっと場所を借りて(教会とかだと500ドルくらいで借りれるとこもあるそうです)コンサートをちょっとやってみたらどうか、とか。教会だったら信仰つながりでバッハとかメシアンとか合わせてみたらどうか、とか。
いつでも自分の弾いてるの聴いて欲しかったら聴くよ、とも言われましたし。
若干調子良いこという人ではあるんですが、やっぱり私の演奏を聴きたい、という気持ちは本当に真剣だということが分かりますし、私にピアニストで居て欲しい、という気持ちもまた強いことがわかりますし。
私がまだ演奏やりたいと思ってる気持ちもちゃんと分かって見抜いてて、助けの手をさしのべてくれて。
本当に優しい先輩です。
今日そうやって説かれて演奏に戻ることについて真剣に考えようと思い始めました。これからまたちょくちょく会おう、と言って、そうやって実際に会うなかできっとその思いは強まるし、形になり進んできたらまたアドバイスももらえますし。
ということでそれ以来頭の中が若干そのことでいっぱいで。
できたら秋冬で頭が鈍ったり弱気・消極的になるまでに決意を固めたいと思います。ちょっと練習増やしたりとかなんとか、ちょこちょこ今の生活で変えるところもでてくると思いますし。
自分を、特に音楽家としての自分を支えてくれるすべての友人に深く感謝です。
今日の一曲: エドゥアール・ラロ 「スペイン交響曲」 第1楽章
今回のエントリーのタイトルはバッハ由来で、今日話したのはピアノ曲のことでしたがどちらでもない曲をチョイス。前回のエントリーの名残、といいましょうか。
「交響曲」と名がついてますが昨日ちょろっと書きましたように形式としてはバイオリン交響曲に近く。5楽章編成のなかにスペイン的な魅力がいっぱい詰まっています。
とはいえラロはフランスの作曲家、いわゆるいつもの「フランス人がスペインにあこがれてスペイン音楽を書く」という(ドビュッシー、ビゼーなど)あれなんですが・・・
あとどうも仲の良いバイオリン友達の認識だとわりとチャラい、ショーピース扱いみたいです。
私も割と軽薄な音楽が嫌いなほうですが彼女も同じくらい(少なくとも)そうで。でもバイオリンはある程度ショーピース的な曲もレパートリーに加えておくことが求められるみたいですよ。
私にとってはでもこの曲ってそこまでショーピースではないんですね。確かに交響曲と呼ぶにはバイオリンのソリストを大々的に中心にしていて、確かに派手で華麗でそんなに深い音楽ではないけれど・・・
楽しい、だけじゃすまないしっかりした何かがあると思います。
(実はサポートとなるオケパートがそこそこしっかりしている、というのと、あとは弾き手のスタイルにも大きく左右されてくると思います、こういう曲って特に)
私が好きなのは第3,4楽章ですがこの曲の顔ともいえる第1楽章もまたなかなかエキサイティング。
バイオリンが自由に、情熱的に駆け回るのがやっぱり爽快ですし、ニ短調という調とスペインという国のダークな部分がものすごく生きてると思います。
メインテーマ(?)をバイオリンソロが弾くときのdown bow3回が力強くて気に入ってたり。(弓は引いたり(down)押したり(up)して音がでるのですが、引く場合の方が音のアタックががっつり来るので、押すほうを使わないで引く→一回離れて戻ってまた引く→一回離れて戻ってまた引く、という弾き方になります。この説明で分かるかな?)
あとはバイオリンでよくやることですがちょっと高めの音でももっと緊張感と情熱を出すために一番下のG弦で弾いてしまう、という奏法も聴かれます。強烈な音色になるんですよ。
ショーピースであってもなかなか憎めない曲。大変聞きやすいですしバイオリンの音はこれだ、というのをある程度聴くことができる曲としておすすめです。ぜひ聴く際は全楽章どうぞ。いろんなキャラクターが楽しめますよ♪
私が持ってるのはアンネ=ゾフィー・ムターの演奏。彼女の演奏は人によって好みが分かれると思いますが、クレイジーで情熱的な、(以前から書いてますが)女性ならではながら最近の女性には比較的見られない印象のある激しさ・強さが濃く現れてるのが私は大好きです。女たるものある意味こうありたい。
同じくスペイン系ショーピースとして有名な「ツィゴイネルワイゼン」がカップリング曲として入ってます。
今日はちょっとおでかけしてきたのですがその前にちょっと。
オーケストラプロジェクトに関してちょっと続報がきました。
なんでも第1コンサート、マーラー6番のコンサートが延期になるそうです。
コンサート場所の都合がついてなかったり、というのがあったり、他にもなんだか難しそうで。
第2コンサートが4月なんでどうかな、中止じゃなくて延期とはいうけどなんだかちょっと心配です。まだ弾くと決まったわけじゃないですが・・・
マーラー6番はチェレスタ弾きとしてものすごく思い入れが強いので、すっごく指をクロスさせておきます。
さて、今日は同門の先輩とNorth Carltonでコーヒーなど。
大学時代はピアノにおいてすでになんとなく「巨匠」的な存在であり、室内楽や伴奏にも忙しく、法律も同時に大学でやってて(音楽のほうで忙しすぎて成績はあれだったときいていますが・・・)。
同じピアニスト、同じ先生に習っている生徒(アカデミー在学中はマイケル=Michael Kieran Harveyにならってたそうでそちらでもコネクションが)、そしてコンサートクラス&地下練習室常連として在学中から若干過保護気味に(特に酔ってるときはひどく心配されます)可愛がってもらってます。
とはいっても向こうは去年は指揮などもやっててかなり忙しく、コンサート後の飲み会でちょっと会ったりするほかはだいぶ久しぶり。
こうやってゆっくり話すのは在学中もあんまりなかったなあ。
もちろんと言うべきか、話のトピックはほぼ100%ピアノについて。ピアニスト同士、というのもありますがやっぱり間があくとそれが優先度高い話題になります。
何弾いてるか、とかこれから何やるか、とか。
あとメシアンのピアノ音楽の話が多かったですね。20のまなざしに鳥のカタログ。
こんどシドニー国際ピアノコンクールに出るらしくて、そのレパートリーを聞いたり。昔から得意としている曲だったり、まだ彼が弾くのを聞いたことない曲もいろいろ。いつのまにかリストのダンテ・ソナタなんか弾いてるのねー・・・
なんか彼が言うにはマイケルに会ったりすると私のこと聞かれるらしいです(笑)
去年はあんまりメールもしてなかったけど心配してくれてるんだなあ、こっちに来たときは会いたいしホバートに遊びにいってもいいしメールももうちょっとしなきゃ。
そして「マイケルに似てるところがある」とも言われましたね。
好きな音楽の傾向とか(実はこれはあんまり正確ではないのです、マイケルは今の現代音楽、未来を向いてる現代音楽が得意で私は後ろを向いてる現代音楽が好き)、あとは「音楽に対してIntellectualなアプローチをしている」ことらしく。(それが特筆するほど珍しいものなんだかどうかは自分でよくわからないですが)
私のintellectualの程度はマイケルに遠く及ばないものですがそう言ってもらえるのは本当にうれしいし光栄なことです。
ちなみに昔マイケルの生徒だった別の友達からも、こちらはヘルスのつくメンタル面で私がマイケルににてるかもしれない、と評されたこともあり。ちなみにちなみに私のドクターも私はメンタルヘルスに対してintellectualなアプローチをする方が合う、と言ってたり。
そして人前でピアノを演奏するのに戻ることを強く促されましたね。
ちょっと場所を借りて(教会とかだと500ドルくらいで借りれるとこもあるそうです)コンサートをちょっとやってみたらどうか、とか。教会だったら信仰つながりでバッハとかメシアンとか合わせてみたらどうか、とか。
いつでも自分の弾いてるの聴いて欲しかったら聴くよ、とも言われましたし。
若干調子良いこという人ではあるんですが、やっぱり私の演奏を聴きたい、という気持ちは本当に真剣だということが分かりますし、私にピアニストで居て欲しい、という気持ちもまた強いことがわかりますし。
私がまだ演奏やりたいと思ってる気持ちもちゃんと分かって見抜いてて、助けの手をさしのべてくれて。
本当に優しい先輩です。
今日そうやって説かれて演奏に戻ることについて真剣に考えようと思い始めました。これからまたちょくちょく会おう、と言って、そうやって実際に会うなかできっとその思いは強まるし、形になり進んできたらまたアドバイスももらえますし。
ということでそれ以来頭の中が若干そのことでいっぱいで。
できたら秋冬で頭が鈍ったり弱気・消極的になるまでに決意を固めたいと思います。ちょっと練習増やしたりとかなんとか、ちょこちょこ今の生活で変えるところもでてくると思いますし。
自分を、特に音楽家としての自分を支えてくれるすべての友人に深く感謝です。
今日の一曲: エドゥアール・ラロ 「スペイン交響曲」 第1楽章
今回のエントリーのタイトルはバッハ由来で、今日話したのはピアノ曲のことでしたがどちらでもない曲をチョイス。前回のエントリーの名残、といいましょうか。
「交響曲」と名がついてますが昨日ちょろっと書きましたように形式としてはバイオリン交響曲に近く。5楽章編成のなかにスペイン的な魅力がいっぱい詰まっています。
とはいえラロはフランスの作曲家、いわゆるいつもの「フランス人がスペインにあこがれてスペイン音楽を書く」という(ドビュッシー、ビゼーなど)あれなんですが・・・
あとどうも仲の良いバイオリン友達の認識だとわりとチャラい、ショーピース扱いみたいです。
私も割と軽薄な音楽が嫌いなほうですが彼女も同じくらい(少なくとも)そうで。でもバイオリンはある程度ショーピース的な曲もレパートリーに加えておくことが求められるみたいですよ。
私にとってはでもこの曲ってそこまでショーピースではないんですね。確かに交響曲と呼ぶにはバイオリンのソリストを大々的に中心にしていて、確かに派手で華麗でそんなに深い音楽ではないけれど・・・
楽しい、だけじゃすまないしっかりした何かがあると思います。
(実はサポートとなるオケパートがそこそこしっかりしている、というのと、あとは弾き手のスタイルにも大きく左右されてくると思います、こういう曲って特に)
私が好きなのは第3,4楽章ですがこの曲の顔ともいえる第1楽章もまたなかなかエキサイティング。
バイオリンが自由に、情熱的に駆け回るのがやっぱり爽快ですし、ニ短調という調とスペインという国のダークな部分がものすごく生きてると思います。
メインテーマ(?)をバイオリンソロが弾くときのdown bow3回が力強くて気に入ってたり。(弓は引いたり(down)押したり(up)して音がでるのですが、引く場合の方が音のアタックががっつり来るので、押すほうを使わないで引く→一回離れて戻ってまた引く→一回離れて戻ってまた引く、という弾き方になります。この説明で分かるかな?)
あとはバイオリンでよくやることですがちょっと高めの音でももっと緊張感と情熱を出すために一番下のG弦で弾いてしまう、という奏法も聴かれます。強烈な音色になるんですよ。
ショーピースであってもなかなか憎めない曲。大変聞きやすいですしバイオリンの音はこれだ、というのをある程度聴くことができる曲としておすすめです。ぜひ聴く際は全楽章どうぞ。いろんなキャラクターが楽しめますよ♪
私が持ってるのはアンネ=ゾフィー・ムターの演奏。彼女の演奏は人によって好みが分かれると思いますが、クレイジーで情熱的な、(以前から書いてますが)女性ならではながら最近の女性には比較的見られない印象のある激しさ・強さが濃く現れてるのが私は大好きです。女たるものある意味こうありたい。
同じくスペイン系ショーピースとして有名な「ツィゴイネルワイゼン」がカップリング曲として入ってます。
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