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前回のエントリーに拍手どうもです~
昨日は行って来ました!The AylesburyのRooftop bar!
友達3人と、ちょっとぶりの再会ですね。親友も看護師さんとしての仕事が始まりましたし都合を付けるのがちょっとだけ難しくなったかな。
The Aylesburyは本体が1階のスペイン料理レストランで、そのちょっと奥にあるエレベーターで5階まで上がってエレベーターを出るともうすぐバーがあります。
中のカウンター席(結構長いカウンターです)と、そしてバルコニーにもテーブルが置いてあったり、バルコニーの端にそって席があったり。
あんまり広くはないので金曜日・土曜日(日曜は休み)だと結構混むみたいです。昨日もちょっと混んでましたがそれでも椅子に座れましたし、両親がくる時は平日なんで大丈夫かな、と。
今回は飲み物だけだったのですが軽食もあるようです。もちろんワインはオーストラリア、海外からいろいろありますし、スピリッツ類も結構あります。ウォッカはGrey GooseとかBelvedereとかもあったり。
雰囲気もよかったし景色もよかったです。(もちろん晴天でないと楽しめないですが、この手の場所は)
メルボルンは小都会なんでそんなものすごい夜景とかはないのですが下にはこのバーがあるLonsdale Streetが見えたり、はす向かいのWesley Uniting Church、ビルの間からはメルボルン一の大聖堂であるSt. Patrick's Cathedralも見えますし、それに「小都会」だから頭上にはオリオン座や南十字星など星だって見えちゃいます(もちろん季節によりますが)。
今度はまた別のRooftop barに行ってみたいですね~
そして今日はユースオケのリハーサル。
ロルカでブランチ(12時ちょっとまえだったので朝食メニュー)でHuevos al Florentine(パンにほうれん草、サーモンとPoached EggにHollandaise Sauce。Huevos al Benedicto=Eggs Benedictのハムをサーモンに換えたもの)を食べて、リハーサルへ。
久しぶりのユースオケ、今日は午後中コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲をリハーサルしました。
そして・・・今日はツィンバロムが来ました!待ってました!
それもなんと私のすぐ隣に配置という・・・今までも実物を見た事はなかったですし、オケでツィンバロムがでてくることってものすごく珍しいので今日は一日ガン見でしたよ!(笑)
ハープシコードみたいな華奢さというかあからさまに壊れやすそうな感じはなかったのですが台に乗ってたり専門の運搬の人がきてたり、結構仰々しい感じでした(メルボルン外から借りてる?)。
ツィンバロムは木でできた箱のような本体に弦が張ってある楽器で、弦を撥で叩いて音をだす楽器です。
ハンガリーの民族楽器なのですが、似たような楽器はイラン、タイ、中国など世界各地にあるみたいです。
今回使っているツィンバロムは木の色がまるで猫目石(キャッツアイ)のような色合いで、側面に掘ってある模様なんかも合わせて中国で仲秋の名月で食べられる「月餅」にそっくりでした(中も黒いですし)。
中に弦が張ってある様はでもピアノの中にそっくり。
撥は「マツイ棒」に似てます(笑)先が綿のようなものでぐるぐる巻きになってて、爪がちょろっと先出ている感じ・・・はある意味指を骨折して包帯巻いたみたいでもあります。
撥は軽く持つためちょうどそこが特殊な形になってるようです(ちょっとアブサンスプーンのようでも・・・ないか)
ツィンバロムを弾いているのは(前も書きましたが)メル響でシンバルを主に弾いてる打楽器奏者の方で、大学で打楽器の先生をやってたので大学のオケマネージャーとしても間接的に・直接的に色々お世話になった方(そして同時に迷惑を多々かけてしまったと思います)。
今回なかなか出会わない楽器のソリスト、ということで色々大変だと思うのですが、このツィンバロムという楽器自体がなかなかの曲者らしいです。
何よりも「腰が痛くなる」そうで。
ツィンバロムはピアノの右ペダルと同じく響きを開放するペダルがついてるのですが、それが箱の部分の中央から下に伸びてるためピアノやチェレスタよりも奥にペダルがあって、しかも楽器が台に乗ってるためペダル、そして楽器の演奏する面が高い。
さらに高音を弾くときは奥の方まで腕・体を伸ばさなくちゃいけない。
ということで腰には良くないようです。
さらに手前の低音部分は手前から順に半音ずつ音が上がってくのですが途中から一張りの弦が2つ、3つのセクションに分かれていて、一番高音のセクションは順番がめちゃくちゃになるみたいです(ファゴットの指使いが途中めちゃくちゃになるのと似たような感じかな)。
調弦するときもそれぞれの弦(ちなみに2~3本で1セット)を調律するときにも一張り調弦することで複数の弦の音程が合わなくちゃならないそうで、それも大変だとか。
(例えば同じ弦に左右でドとソがあるので両方合わせる必要がある。しかも音域によって左右・左右中の音程が変わったりややこしいです)
でもそんなややこしい諸々をほとんど感じさせない素晴らしい演奏をすぐそばで聞けて、そしてこの珍しい楽器の大好きな音と響きを存分味わえて(ガン見しながら)感極まってました。ソロの多い第3楽章「歌」はもちろんですが、やっぱり第5楽章「間奏曲」にはこの音が必要!以前紹介したときも書きましたがこの繰り返しの多い曲をずっと聴いてて飽きるどころかさらに好きになっています。
オケも今回のリハーサルで大分まとまってきて、自信のある演奏になってきたので29日のコンサートにはばっちりだと思います。(コンサートのお知らせは次回)
明日はみっちりショスタコーヴィチ。こっちのほうが量もでかいですしものすごく難しいので明日大きな進歩があるといいな、と思ってます。私はほとんど弾かないのですが。
弦楽器も木管楽器も金管楽器も、そしてなんといっても打楽器、みんなショスタコがんばれ!
今日の一曲: コダーイ・ゾルターン 「ハーリ・ヤーノシュ」組曲 第3楽章 「歌」
ツィンバロムの音色がわかりやすく、贅沢に味わえる一曲。
弦楽器中心のオケと一緒に弾いたり、ちょこちょこソロがあったり。
連打したり、アルペジオ(分散和音)を弾いたり、伴奏に回ったり、基本的な弾き方はわりとカバーされてるんじゃないかな。
オケだけでも少しエキゾチックなメロディーやハーモニーがあるのですが、このツィンバロムの音色はさらに異国の雰囲気を醸し出しますね~
ソロがあるのはツィンバロムだけではないです。
この楽章はちょっと長めのビオラソロから始まります。他の楽器が全く弾いてない、ビオラがたった一人で弾く正真正銘のひとりぼっちのソロ!
これもまた異国風のメロディーによく合う暖かい音色で。
今回ユースオケでこれを弾いてる人は初めてリーダーを務めるのですがものすごーく緊張するソロですね!大変です!でもこのソロってものすごーくゆったりしているのが魅力なので弾く側も聴く側も余裕をもって聴きたいですね。
他にも木管の各楽器に伸びるようなメロディーのソロがあったり、いろんな楽器の音の魅力を他のオケの楽器のサポートに乗せて味わうことができる、慎ましいけれど魅力あふれる曲です。
ゆったりした音楽を聴きたいときに、そしてツィンバロムという素晴らしい楽器と出会うためにぜひ。
今回はコダーイの作品を集めたCDをセレクト。この組曲以外で私が愛してやまないのが「ガランタ舞曲」。まだこのブログでは紹介してないかな。チェレスタのパートは残念ながらないのですがハーリ・ヤーノシュに負けず劣らずの東欧独特のフレーバー、そしてこの組曲を凌駕するものすごいエネルギッシュな音楽です。また機会があれば改めて。
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昨日は行って来ました!The AylesburyのRooftop bar!
友達3人と、ちょっとぶりの再会ですね。親友も看護師さんとしての仕事が始まりましたし都合を付けるのがちょっとだけ難しくなったかな。
The Aylesburyは本体が1階のスペイン料理レストランで、そのちょっと奥にあるエレベーターで5階まで上がってエレベーターを出るともうすぐバーがあります。
中のカウンター席(結構長いカウンターです)と、そしてバルコニーにもテーブルが置いてあったり、バルコニーの端にそって席があったり。
あんまり広くはないので金曜日・土曜日(日曜は休み)だと結構混むみたいです。昨日もちょっと混んでましたがそれでも椅子に座れましたし、両親がくる時は平日なんで大丈夫かな、と。
今回は飲み物だけだったのですが軽食もあるようです。もちろんワインはオーストラリア、海外からいろいろありますし、スピリッツ類も結構あります。ウォッカはGrey GooseとかBelvedereとかもあったり。
雰囲気もよかったし景色もよかったです。(もちろん晴天でないと楽しめないですが、この手の場所は)
メルボルンは小都会なんでそんなものすごい夜景とかはないのですが下にはこのバーがあるLonsdale Streetが見えたり、はす向かいのWesley Uniting Church、ビルの間からはメルボルン一の大聖堂であるSt. Patrick's Cathedralも見えますし、それに「小都会」だから頭上にはオリオン座や南十字星など星だって見えちゃいます(もちろん季節によりますが)。
今度はまた別のRooftop barに行ってみたいですね~
そして今日はユースオケのリハーサル。
ロルカでブランチ(12時ちょっとまえだったので朝食メニュー)でHuevos al Florentine(パンにほうれん草、サーモンとPoached EggにHollandaise Sauce。Huevos al Benedicto=Eggs Benedictのハムをサーモンに換えたもの)を食べて、リハーサルへ。
久しぶりのユースオケ、今日は午後中コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲をリハーサルしました。
そして・・・今日はツィンバロムが来ました!待ってました!
それもなんと私のすぐ隣に配置という・・・今までも実物を見た事はなかったですし、オケでツィンバロムがでてくることってものすごく珍しいので今日は一日ガン見でしたよ!(笑)
ハープシコードみたいな華奢さというかあからさまに壊れやすそうな感じはなかったのですが台に乗ってたり専門の運搬の人がきてたり、結構仰々しい感じでした(メルボルン外から借りてる?)。
ツィンバロムは木でできた箱のような本体に弦が張ってある楽器で、弦を撥で叩いて音をだす楽器です。
ハンガリーの民族楽器なのですが、似たような楽器はイラン、タイ、中国など世界各地にあるみたいです。
今回使っているツィンバロムは木の色がまるで猫目石(キャッツアイ)のような色合いで、側面に掘ってある模様なんかも合わせて中国で仲秋の名月で食べられる「月餅」にそっくりでした(中も黒いですし)。
中に弦が張ってある様はでもピアノの中にそっくり。
撥は「マツイ棒」に似てます(笑)先が綿のようなものでぐるぐる巻きになってて、爪がちょろっと先出ている感じ・・・はある意味指を骨折して包帯巻いたみたいでもあります。
撥は軽く持つためちょうどそこが特殊な形になってるようです(ちょっとアブサンスプーンのようでも・・・ないか)
ツィンバロムを弾いているのは(前も書きましたが)メル響でシンバルを主に弾いてる打楽器奏者の方で、大学で打楽器の先生をやってたので大学のオケマネージャーとしても間接的に・直接的に色々お世話になった方(そして同時に迷惑を多々かけてしまったと思います)。
今回なかなか出会わない楽器のソリスト、ということで色々大変だと思うのですが、このツィンバロムという楽器自体がなかなかの曲者らしいです。
何よりも「腰が痛くなる」そうで。
ツィンバロムはピアノの右ペダルと同じく響きを開放するペダルがついてるのですが、それが箱の部分の中央から下に伸びてるためピアノやチェレスタよりも奥にペダルがあって、しかも楽器が台に乗ってるためペダル、そして楽器の演奏する面が高い。
さらに高音を弾くときは奥の方まで腕・体を伸ばさなくちゃいけない。
ということで腰には良くないようです。
さらに手前の低音部分は手前から順に半音ずつ音が上がってくのですが途中から一張りの弦が2つ、3つのセクションに分かれていて、一番高音のセクションは順番がめちゃくちゃになるみたいです(ファゴットの指使いが途中めちゃくちゃになるのと似たような感じかな)。
調弦するときもそれぞれの弦(ちなみに2~3本で1セット)を調律するときにも一張り調弦することで複数の弦の音程が合わなくちゃならないそうで、それも大変だとか。
(例えば同じ弦に左右でドとソがあるので両方合わせる必要がある。しかも音域によって左右・左右中の音程が変わったりややこしいです)
でもそんなややこしい諸々をほとんど感じさせない素晴らしい演奏をすぐそばで聞けて、そしてこの珍しい楽器の大好きな音と響きを存分味わえて(ガン見しながら)感極まってました。ソロの多い第3楽章「歌」はもちろんですが、やっぱり第5楽章「間奏曲」にはこの音が必要!以前紹介したときも書きましたがこの繰り返しの多い曲をずっと聴いてて飽きるどころかさらに好きになっています。
オケも今回のリハーサルで大分まとまってきて、自信のある演奏になってきたので29日のコンサートにはばっちりだと思います。(コンサートのお知らせは次回)
明日はみっちりショスタコーヴィチ。こっちのほうが量もでかいですしものすごく難しいので明日大きな進歩があるといいな、と思ってます。私はほとんど弾かないのですが。
弦楽器も木管楽器も金管楽器も、そしてなんといっても打楽器、みんなショスタコがんばれ!
今日の一曲: コダーイ・ゾルターン 「ハーリ・ヤーノシュ」組曲 第3楽章 「歌」
ツィンバロムの音色がわかりやすく、贅沢に味わえる一曲。
弦楽器中心のオケと一緒に弾いたり、ちょこちょこソロがあったり。
連打したり、アルペジオ(分散和音)を弾いたり、伴奏に回ったり、基本的な弾き方はわりとカバーされてるんじゃないかな。
オケだけでも少しエキゾチックなメロディーやハーモニーがあるのですが、このツィンバロムの音色はさらに異国の雰囲気を醸し出しますね~
ソロがあるのはツィンバロムだけではないです。
この楽章はちょっと長めのビオラソロから始まります。他の楽器が全く弾いてない、ビオラがたった一人で弾く正真正銘のひとりぼっちのソロ!
これもまた異国風のメロディーによく合う暖かい音色で。
今回ユースオケでこれを弾いてる人は初めてリーダーを務めるのですがものすごーく緊張するソロですね!大変です!でもこのソロってものすごーくゆったりしているのが魅力なので弾く側も聴く側も余裕をもって聴きたいですね。
他にも木管の各楽器に伸びるようなメロディーのソロがあったり、いろんな楽器の音の魅力を他のオケの楽器のサポートに乗せて味わうことができる、慎ましいけれど魅力あふれる曲です。
ゆったりした音楽を聴きたいときに、そしてツィンバロムという素晴らしい楽器と出会うためにぜひ。
今回はコダーイの作品を集めたCDをセレクト。この組曲以外で私が愛してやまないのが「ガランタ舞曲」。まだこのブログでは紹介してないかな。チェレスタのパートは残念ながらないのですがハーリ・ヤーノシュに負けず劣らずの東欧独特のフレーバー、そしてこの組曲を凌駕するものすごいエネルギッシュな音楽です。また機会があれば改めて。