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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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「緩」の季節満喫中。
前回のエントリーに拍手どうもです~

今「ぷっすま」の録画を見ているところです(30分になって週またぎの企画が多いのでリアルタイムでみるとやきもきしそうですねえ)。オードリーの「彅スケにしてあげたい10のこと」企画やってます。ユースケさんプロデュースの大分めぐりがこのシリーズでは一番好きですね。大分はあんまり見たことがなかったのと、あとこのシリーズで見るような日本では自分の足で一つの町をちょっと見て回ってみる、というタイプの観光をしたことがないので。
ついでにながらメルボルンに来たお友達にしてあげたい10のこと、とかここでやってみようかしら、とか考えています。
また今度。

今日はメルボルンはぽかぽかした陽気でよかったです。
明日行きたいメル響のコンサート(予約に含めてなかったやつ)のチケットを買いにシティにでて、ついでにロルカでブランチをいただいて。
コンサートに関しては私の好きなドヴォルザークの7番が弾かれる、ということで前から気になってたのですが某所で偶然こぼれ聞いたことによると大学時代のホルン友達でマレーシア・フィルで主席ホルンをやっている友達がこのコンサートを弾きに戻ってくるらしいのでこれはいかなきゃ!と。後で会えるといいな。ずいぶん久しぶり。

そんなこんなでチケットを買ったあとはあまりにも天気がよくて暖かいもんだからちょっとサウスバンクまで歩いて(Hamer Hallの周りはまさに工事が行われてたり)、いつものジェラートやさんにパッションフルーツのジェラートがあったので日だまりの中でゆっくり食べたり。
それからちょっと歩いてFlinders Street Stationの西側にあるBanana Alleyという一帯(こないだメル響のSecret Symphonyの舞台になったPlatform Oneがある、元は仕入れたバナナの保管・熟成庫だったところだそうで)を見たり。

あとFlinders Street Stationの西端からヤラ川を斜めに、Crown Casinoの方向に向かって横切るSandridge Bridgeの歩道橋も歩いてみたり。初めてではないんですがこの橋の「テーマ」について認識したのは初めて。
この橋にはなにやら巨大な人のような形をしたモニュメントがいくつかあって、そしてパネルが飾ってあって。Wikipedia英語版に画像がありました
パネルはオーストラリアへの移民の元の国についての簡易プロフィールが川の南岸側からアルファベット順に並んでいて。どこにその国があるか、どんな目的での移民が多いか、移住人口はどれくらいか、などなど。
もちろん日本もありますよ。どこまで少ない国まで含めてるのか、まではわかりませんでしたがずらーっと並びます(一部「西アフリカ諸国」「湾岸諸国」とかくくってある国々もあります)。
で、人の形をしたモニュメントはオーストラリアの原住民を表したものが1つ、そしてイギリスの流刑民から今現在までオーストラリアに入ってきた移民を時代・目的ごとにカテゴリ分けしてシンボル・キャラクター化したものみたいです(ちなみになぜか可動式なようです)。
ちょっとだけ勉強になりましたね。ゆっくり見たわけじゃないのでちょっとだけ。

メルボルンのシティ周りって自分の書き物で既に舞台として使ってるところもちょこちょこあるながらまだまだロケーションにしたいところたくさんあるんですよね。
色々書きたい物はあるのですが、基本ファンタジーベースが圧倒的に多いんでがっつりメルボルンの良さとか好きなところをそのまま扱う、生かすようなストーリーが書けたらなあ。
メルボルンの建築物、文化、人々、雰囲気、四季、天候、色々と。でも平凡な小さい街ですから話を広げるのが私には難しかったりするのです。ファンタジーがあってもメルボルンの魅力を伝えることができる文書きになれたらなあ。

ついでながら「メルボルンサウンドトラック」みたいのをつくってみたいな、と思ってました。写真付きでね。
メルボルンの風景・雰囲気に似合うクラシックから曲を拾ってみたり、あとface to aceの曲に似合うメルボルンの景色を探してみたり(合うと思うんですよーもろもろ)。
16年住んでてできないはずがないと思うんですよ、こういう企画。

やっぱり天気がいいと、暖かいと気分もちょっと上がりますね。
音楽聞きながらスーパーマーケットから帰り歩いてると上記のようにいろいろと思考が回る。(寒いときは思考が止まる。)
ただ反動もきやすいのか家に帰ってから完全スイッチオフになりましたが・・・
昨日もメシアンの「天使のまなざし」練習中に若干軽躁に入りかけましたし、今の時期は「落ち込みやすい」よりも「動きやすい」のが懸念かなあ。
全部フラット、はまたいけないけどある程度安定したバランスがとれるかどうか。
もっとこういう天気の日が続くといいけどなー。


今日の一曲: ジェラルド・フィンジ 「Let Us Garlands Bring」より「Come away, come away, death」



何回もこのブログで書いていますが私は歌曲だったらイギリスの歌曲が一番のお気に入りで。
このフィンジの歌曲も伴奏クラスで弾いて一聞き惚れ、そして今回大学でこの歌曲集の録音を借りて他の楽章も聴けるようになりました~

この「Let us Garlands Bring」に収録されている歌はシェークスピアの詩を歌詞としてるのですが、この「Come away, come away, death」は喜劇「十二夜」の一節を歌詞としているらしいです。(映画で一回見たけどどのくだりでこれがあったか覚えてない・・・)

ウォーロックの歌曲に似た、でもそれほど陰鬱でないさらっとした暗さがあるこの曲。なんとなく絵画のような。
最初から「死」を連想させるような重い足取りのようなピアノ伴奏とシリアスな調子のメロディー、歌声。
拍子の変わり方が独特ですよね。フレーズの作り方の不規則さ、といえばいいのか。

イギリス音楽って一般的にイギリス的な文化で育った・体験した人の心をより容易に、深く掴むようなところがあるのですがそうでなくても心の深いところ、日常ではあまりアクティブに使わないようなところにしみいる感じがあると思っていますし、それが好きで(ただし私はイギリス的な文化で育っているのでそうでない人がどう感じるのかはちょっと分からなかったり)。
この曲もどこをどう見ても「イギリス」な感じがやっぱり味わい深くて、そんなテイストをイギリス文化圏外でももっと広く味わってもらいたいと思っています。

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