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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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気分転換など
前回のエントリーに拍手どうもです!

先生のバースデーコンサート、いよいよ明日です!
色んな音楽(主にシューベルト)を聴いて、色んな人と会って先生の誕生日を祝うのが楽しみ。
なのでコンサートだけでなくあとで飲み会みたいのもあるかな、とちょっと期待。きっと寒くて雨降りなんであったかいところでどこか・・・(笑)

そんななか今日もちょろっとロケハン。
教会なんかは今はほとんどどこでもホームページを持ってて写真が見れたりメールで連絡がとれたりできるのですが、どうもそのホームページが例えば「church melbourne」とかいうキーワードで検索してもgoogle mapに連動してでてきたりとかしなかったり、普通のgoogle検索でもイエローページみたいなディレクトリのページが先に出てきたり、どうも不便。
なのでMelwayの索引の「places of worship」のセクションを一つずつ見て該当する地域の教会を一つ一つ検索して。
で、ホームページまでたどり着いてもコンサートを開いてるかどうか、規模はどれくらいか、ピアノなどの設備があるかどうかというのがぱっと見つけられなかったりするので(教会の中の写真を調べてピアノが見つかることも)また大変。
でもいいですね、最近は写真が一杯載ってるホームページもあって、建物の中やステンドグラス、パイプオルガンなどの写真も見られて。古い教会も新しい教会もほんとに惚れ惚れするような建物がたくさんあります。素敵だな~

それから今日はちょっとこれから数週間どんな曲を気分転換に弾くかさらってみたり。
今基礎みたいなものをカバーするような目的でモンポウの「歌と踊り」第5,6番をちょっと弾いてるのと、あとニシコウライウグイスもキープして。(反面嬰ニ短調のバッハと最近あんまり弾かなくなってたプロコフィエフはまたの機会に、とさよならに)
やっぱりカバレフスキーは(特にこの期間では)外せない。去年弾かなかったものをいくつか。
あと数ヶ月前に見つけたシマノフスキの初期の練習曲(Op.4-3)もやってみようかな、と。
それから前から何回も弾いているラフマニノフの練習曲「音の絵」op.39-4。

できればあとは(この期間では習得できない曲の)初見をちょこちょこ混ぜたり、あとフォーレを一曲試してみたいですね。前回の今日の一曲を選んだ前後からちょっと気になってて、というかやっぱりやらなくちゃと思って。
フォーレなんですがね、やっぱりどうしても晩期のを選びたくなってしまう。どんな作曲家でも晩年の作品が好きで、時代的にも、そして自分の弾く他のフランス音楽との相性を考えても晩年の作品を弾いた方がいいのかなあ、とは思うのですが・・・
でも音楽って人間そのものと同じで良いこと悪いこと・続けたもの捨てたもの全部ひっくるめて若いときから積み重ねてきた経験とか色々があってこそ晩年のそれがあると思うんですよ。
それもあって、そして自分がまだ若いのもあってなんかこう気持ち的に最初の作品をすっとばしていきなり晩年の作品を弾いちゃう、というのはどうもためらわれるのです。

それを考慮していろいろフォーレを聴いてみても「これだ!」とぱっと捕まれるものはないんですよね。それはシューベルトも一緒で(ピアノソナタの初期~中期の楽譜を借りてきているのですが・・・)。
弾くレパートリーを広げるってなかなか大変。その多くが自分の音楽的な偏食によるものなのですが・・・

いろいろ広げたい方向はありますが、是非ともフランスの方でもちょっと広げられれば、と思ってはいるんです。フォーレ方向なり、プーランク方向なり、はたまたブーレーズ方向なり。
というのも今企画してるコンサートが上手くいったら、次はフランス音楽を中心のプログラムを!と思っているので(鬼が大笑いしそうですが・・・何事も今回のを乗り越えてからですね!)。
ドビュッシー、ラヴェル、メシアンだけじゃちょっと・・・と思うので。今日前弾いた曲とかをさらってたらどうやら水関連の曲が多くなりそう。

弾きたいものがたくさんある!という焦燥感に常に追われているような気がするのですが、今日その一部が理解できたような気がします。
要するに過去に弾いた曲がすっかり弾けなくなっているかもしれない、という自分への不信感だったようで。
実際今日ドビュッシーなりラヴェルなり色々弾いてみて「意外とちゃんと弾けるな!」とものすごく驚いて同時に安心したのですよね。もっと自分が習得した曲をmaintainできる能力を信じてやれよ!と自分で思いますもん。
そりゃあ前弾いたときにちゃんと弾けてなかったとこは今も弾けませんし、細かいところは指が上手く回らなかったりするとこもありますが、大まかな流れ、和音進行、手や指の動きやタッチなどは案外覚えてますし、そんな何ヶ月もかけて再習得しなくちゃいけないものでは全然ないんだ、と。
そこをちゃんと踏まえて自分は今なにを弾くべきか、ちゃんと考えていかないとと思います。

とにかくこの数週間リフレッシュして、ここ数ヶ月弾いてきた曲で得るものとは違うものを得て、場所決めて、集中して演奏の準備をしなくちゃですね。(暗譜のことあんまり考えてないんですが大丈夫かな・・・)
企画のほうはまあ腰が重かったりするところもあるのですが弾くサイドに関してはいつも楽しんでいられるようちょこちょこ配慮したりなんだりして。

とりあえず明日は祝うぞー!(笑)
先生と友達と楽しい時間が過ごせますように。


今日の一曲: face to ace 「SMILE」



借りた・買ったコレクションラストです。(思いの外かかったなあ)
この曲は日本で注文したミニアルバム「風と貝がら」からの一曲。このCDは夏に関わる、夏を連想させる曲が6曲入ったアルバムです。
「SMILE」は毎週楽しみに聴いているface to aceのお二人がパーソナリティーのFM軽井沢の番組「碓氷峠音楽堂本舗」のエンディングで流れるので一部ながら毎週1回は(再聴するのでたいてい週2回)聴いています。
(ちなみに番組が始まったときの最新アルバムがこれだったからなのかな、オープニング曲「風と貝がら」、第2部の前の挿入曲「CARNAVAL」もこのアルバムからなのです)
暖かいながらも切ないところがあるのがエンディングにぴったり(笑)

その暖かさっていうのがギターの音色だったり、ロ長調というキーだったり、アレンジだったり、あとACEさんの歌声だったり、歌詞だったり、本当に隅々まで暖かいのですね。
歌詞といえば私は耳だけで歌詞を拾うのがものすごく苦手なのですが、「鬼灯色の風」というのが最初耳に入ってきたときはもうなんとも言えない気持ちになりました!色!色彩!もう!

この曲はACEさん作曲ですが、私にとって歌声とメロディーを楽しむイメージがある曲はジャケットで確認してみるとACEさんの曲が多かったりするのですね(歌い手ですから自然なことなんでしょうけどね)。
これと、あと「Peaks」の方の「月華抄」がその方向では今のところ最高峰だと思います。

そんなこんなでここ数ヶ月毎週複数回聴いているにも関わらず毎回毎回タイトルの通り笑顔になってしまう優しい曲です。(ほんとこういう音楽がピンポイントで欲しくなる、必要なときってありますからねー)

今回私が購入した「Peaks」も「風と貝がら」も、face to aceのmyspaceで何曲か一部を試聴することができるんです。
普段この「今日の一曲」では試聴できる録音を優先的に選んでるのに今回(そしてpeaksの時も)myspaceに試聴がない曲を選んでしまいました(汗)
ということで改めて先ほどのリンク先の曲リストの下にある「See all featured」で7曲試聴できますよ、とここに記しておきます。そしてものすごくおすすめしておきます。
また他の曲も後日紹介していきますね。

拍手[2回]

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