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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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メル響コンサート「The Planets - A Journey in Music and Film」間奏
前回のエントリーに拍手どうもですー♪

今日はちょっとコンサート場所の段取りをしてました。万事うまくいけば9月22日になりそうです。
とりあえず木曜に場所見にいくことが決まりました。(ちなみに去年友達のデュオコンサートに行った教会なのでいいピアノがあることは分かってます。でも見たり弾いたりしないとね)もろもろ詳細はまた後日。

昨日はメル響のコンサートに行って来ました。ホルストの惑星なんですが今回は大きなスクリーンでNASAからの各惑星の映像も流れる、ということで興味津々で行ってきました。

プログラムはこんな感じ:
指揮者:Alexander Shelly
モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」
(休憩)
ホルスト 「惑星」
(Melbourne Symphony Orchestra Chorusの女声合唱、Chorus Master:Jonathan Grieves-Smith)

モーツァルトは大学のリスニングリストに入ってたこともあって、他にちょこちょこ聴いたり特定のパッセージをオーディションで弾いたりしたことはあって知ってはいる曲ですがあんまり進んで聴くような曲ではないです。
でも同じたまーに聴くにしてもやっぱり録音で聴くよりは生で聞くのがいいですよ。
ちょうどチェロ側の前の方に座ってたのでチェロとコントラバスばっかり見てたのですが何か自分が昔あそこで弾くのを目指してたのを思い出しましたね。いつも通り一糸乱れずのアンサンブルの低音弦なんですがモーツァルトみたいにクリアな音楽だと余計それがなんか輝くというか憧れるというか。いいなあ。

「惑星」ももう何回も何回も聴いてるんですがそれでもやっぱりいい音楽なんですよね。(既になんかマニアになりつつある?なんらかの執着はあるんですよ、明らかに)
ホルストは天才、というかホルストはホルストにしか出来ないことをやってるなあ、というのがものすごく感じられて。
結局映像よりも演奏のほうにかまけてた形になりました(笑)もちろん映像も見ましたよ!見たことあるものないもの色々。火星の地上探査機(っていうのかな?)の映像とか、惑星や衛星の映像、色々あった中で一番のお気に入りは天王星の最後で流れた天王星の本体と輪が同心円状になっていて、向こう遠くに太陽が輝いていて影になる、という映像でした。
もともと外部惑星の天王星・海王星あたりが好きなのですが、自分の持ってる宇宙シミュレーションソフトCelestiaでそういう惑星を見ると太陽までの遠さがものすごく愛しいのですよね。

演奏は何より金星と土星が美しかった!
金星での冒頭のホルンソロとか、途中のチェロソロとか完璧でしたよ!あの難しいひやひやもののソロがああ美しく演奏されるとは行って良かった!自分が知ってる金星の演奏のなかでベスト、またはそれにかなり近いのでは、と思います。
あと土星のトロンボーンのコラールとかフルートのコラールとかハープのデュエットとかもよかったー。なんか土星の演奏の質が高いのはものすごく幸せです。
それから今回もメルボルン・タウンホールでの演奏ということで南半球一大きいパイプオルガンが火星・土星・天王星・海王星で聞けるという贅沢さ。以前も書いてるように小さいパートではあるのですがこのオルガンの存在感だと大事なパートだと実感しますね。

それから今回木星・天王星のテンポが遅め、というか全体的に重めな性格に仕上がってましたね。
ボリュームが増すというか、惑星そのものの「大きさ」を表すような感じ。割とこの2つの楽章は派手に勢いよく、に慣れてるので新鮮でした。
ただしテンポの崩れがちょこちょこっと起きてたのもこの2つの楽章で、奏者にも新鮮な解釈だったのかもしれませんね。

今回映像付きのコンサートということもあって子ども連れもたくさん来てましたね。
私が初めてホルストの「惑星」と出会ったのが小学3年とか4年とかでしたし、あと私がオーストラリアに来る直前(5年生、こっちの1学期)うちの学校では授業で惑星について習ったみたいなのでやっぱりこの曲に出会うのはそれくらいの年齢が多いのか、いいのか。ちょっと考えさせられますね。

あと帰りすれちがった方が金星が好きだった、と聴いたのですがこうやって全部の楽章を通して聴いてメディアでよく使われる木星・火星以外の楽章に改めて出会って好きになるっていいな、と思います。
前も書いてるのですが「惑星」は全体でも50分ほどですし、各楽章も10分を超えるものはなく、さらに7つも対照的な性格の楽章が揃ってるので色々と面白いというか都合がいいというか。
もちろん演奏によって印象は変わると思いますがね。(今回私も金星が際だって美しいと思ったので反響がポジティブなのはちゃんと伝わってる証拠だな、と思います)

それからこの夜は部分月食で、コンサートから出てくると欠けてる、くらいのはずだったのですが行く時からずっと雨で見れず。残念。
明日の金星の太陽面通過も朝だったらきっと曇ってるだろうなあ・・・これも残念、になりそう。


今日の一曲: 「Throw it out the window」

惑星は去年さんざんやったしあんまモーツァルト書くことないんで全く関係ないですがこの歌を。なんのことか、と言われると思いますがこれで。
私が出会ったのは学校時代の(妹の)Song book的な物だったのですが、そういう子どもが集まってキャンプファイヤーとかなんとかで楽しく歌ったり、とかそういうときに歌われる歌なんですよね。

歌の内容、というのは英語圏で子どもに歌ったり教えたりするNursery Rhymesを途中から「Throw it out the window」に変えてしまう、という。(Twitterのハッシュタグによくある「○○に変えると~」みたいなものですね)
私の知ってるバージョンだとNursery Rhymesの部分はゆっくり歌われて、Throw it out the windowの部分はテンポアップするのがまたキャッチー。

これ、すでにNursery Rhymesを知ってる人はいいんですが、私みたいにちょっと大きくなってから英語圏に入った人だとまじめにNursery Rhymeを覚えたり歌ったりしようとすると全部Throw it out the windowになっちゃうんですよね!
変にキャッチーだから一度はまると抜けられない厄介なところも(笑)

でも英語圏の子どもにうけること間違いない(?)ですし楽しい歌です。もう笑いながら歌えます。

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