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前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
今日は無事胃の内視鏡検査を終わらせてきました~
割と楽でしたよ。検査の後帰るのに同伴必須なのでそのあとの待ち時間が長かったですが・・・(内視鏡科および上の階のリカバリールームには大変お世話になりました!)
問診とか案内とかの間にちょこちょこ待ち時間は生じたものの、検査自体は(カルテによると)10分もかからなかったそうでびっくり。
もちろん全身麻酔はそれより長い時間効いていましたがそれもそんなには長くなかったみたいです。
(全身麻酔での寝付き(?)と寝起きのすっとスムーズな感じが好きです。ECTの時もそうでしたが、別に不眠でも何でもないけど全身麻酔には敵いませんよ。)
で、その短時間の間に食道の下部から胃を通って十二指腸上部までしっかり検査されてて凄い。
結果のレポートに小さいサイズで各部分の写真がついてるんですけどこれまたクリアで。仕事で検査に使う機器や検査結果の画像などは見たことあるのですが改めて医療技術のすごさを思い知りました。
結果はというと、食道・十二指腸には異常は見られなかったものの胃本体の粘膜にいくつもまばらに軽度の潰瘍ができているとのことでした。出血とか出血の跡とかはなく浅いものばかりですが、レポートの写真でもはっきり赤い点々が見えます。(異常がない部分は自分の内臓ながらものすごくきれいでびっくりしました)
まだ生検(内視鏡検査の際に組織を採取して組織学的検査を行う)の結果が出てないのですがこういう様子だとやっぱりピロリ菌の感染が原因ではないかと。その場合治療により当該ウイルスを退治して、退治できたかを呼気検査で調べるそうです(呼気なんですよね、改めてこれも驚き)。
とにかくこれからの諸々についてはまたGPとアポとらないと。
日本人を始めアジア人は食生活における塩分の多さからピロリ感染ならびに胃がんなどの病気の発生率が高く、ウイルスを除去することはもちろんですが食生活もちゃんと見直さないといけないな、と反省。
(ちなみに前も書いてると思いますがオーストラリア人は肉食文化の影響で大腸がんが多く、今日病院内を歩いてるときもパンフレットとかポスターでBowel cancerの字をちょこちょこ見ました)
今回検査室に入ってすぐ眼鏡を外さなきゃならなかったので検査機器をじっくり見れなくて残念でしたねー。モニターに内視鏡のviewが映ってることだけは(動くので)確認できたのですが。結構大がかりなシステム(でも血圧などのモニタリングとは別になってたみたい?)
ただ移動中にCTスキャンの機械がちょろっと見えましたよ。ドーナツ型のフォルムが近未来的でわくわくしましたよホントに。もっとゆっくり色んなもの見たいな-・・・
それから麻酔もやっぱり神秘だなあ、と。
三国時代に華佗が使ったのが始めと言われていて華岡青洲の実験を経て使われるようになった歴史だったり、今の時代では色んな場面に使われているのにメカニズムが分かってないところもあるし、意識がない間どうなってるんだろうとかどうやって時間・量を調節するんだろうとか、あとは意識レベルについての神秘とか、いろいろ考えるとわくわくすることばっかり。
もうトータルで19回くらいは全身麻酔経験してるのに意識ないから(当たり前)毎回なにがなんだかで終わってしまうのが可笑しくて。
でもなんだかんだ言っても健康が一番ですし(デフォルトのレベルがすでに健康とはちょっと違うところにありますが)、できるならこういう検査を受けなくて済むのが一番ですよね。
朝起きると結構胃が痛いことが多いですし、逆流の度合いは減ったような気がするながらも朝のつらさはない方がいいです。(既に鬱の方面で朝辛いですしなあ)最終的にそこら辺治るといいなあ。
(ちなみに9年生の理科で消化器の病気を一つ選んでリサーチする課題で私胃潰瘍を選んでたんですよね。たしかあのころってピロリ菌の関連が比較的最近知られるようになった時代だったかな、日本のニュースで読んだ覚えもあります。あのころ調べたことと今の知見とどれくらい違うんだろうな~)
今日の一曲: クロード・ドビュッシー チェロソナタ 第2楽章
ドビュッシーの有名な曲というと「月の光」だったり「亜麻色の髪の乙女」だったり、ちょっとロマンチックな色合いで印象派の絵画をちょっと思わせるような鮮やかで美しい色彩の音楽、というイメージがありますがかならずしもそういう曲ばかりではないのです。
その筆頭・・・とは言えないですがまあ「これドビュッシー?」と言われそうな曲の一つとしてこのチェロソナタを挙げたいと思います。
全体的に音がちょっと渋い。強いて言えば最後の第3楽章が一般的なドビュッシーの音楽に近いかな。
(余談ですがドビュッシーの弦楽四重奏曲とヴォーン=ウィリアムスの弦楽四重奏曲第1番、ほぼ作曲家逆なんじゃないかと錯覚することが多いです。同じキーなのも相まって)
そのチェロソナタの中でも色んな意味で変わり者なのがこの第2楽章。
ドビュッシーといったらやっぱり前述のとおりハーモニーの色彩ですし、チェロっていったら音の豊かさ、歌うメロディーなどのイメージがあるのですが、これはどっちからも離れてる感じで。
曲のほとんどがピチカートで、語り弾き的な、特に東洋の琵琶法師を思わせるようなところがあり。
ピアノの伴奏もまばらで色彩はずっと不明確な感じ。
変わり者ではあるけれど、何か味がある感じです。
チェロがこういう役を演じてみる(そして見事に演じられる)のも新鮮ですし、即興的なエレメントが入ってるのもまた心地良い。ピアノとチェロの関係性も普段とは違う感じで、聴く方はもちろん、弾く方にとってもちょっと奇妙な何かがあるのかな。(奏者の心持ちというかとらえ方がものすごーく気になる曲です。
で、変わり者ではあるけれど、自分が趣味でやってる「楽器&曲の人物への割り当て」想像でこの曲を弾いて欲しい人がちゃんといるんですよね。もちろん想像なんで実際に弾くのを聴くことは叶わないんですが、この人だったらこの楽章を生きさせてくれそうな何かがある、というのがあって。
最初はどうやって捉えたらいいか分からなかった曲ですが、最近生で演奏を聴けたのと、さらにそうやって想像においても曲と人物がマッチしたことによりこの曲となんとかつながりを作れた感じがします。そういう曲との出会い方・好きになるルートもある、ということで。
選んだ録音は同じドビュッシーのバイオリンソナタ、それからラヴェルのピアノトリオとのカップリング。
ラヴェルのピアノトリオはホントに素晴らしい曲ですし、ドビュッシーのバイオリンソナタもチェロソナタほどではないものの一癖あるドビュッシーが味わえます。
今日は無事胃の内視鏡検査を終わらせてきました~
割と楽でしたよ。検査の後帰るのに同伴必須なのでそのあとの待ち時間が長かったですが・・・(内視鏡科および上の階のリカバリールームには大変お世話になりました!)
問診とか案内とかの間にちょこちょこ待ち時間は生じたものの、検査自体は(カルテによると)10分もかからなかったそうでびっくり。
もちろん全身麻酔はそれより長い時間効いていましたがそれもそんなには長くなかったみたいです。
(全身麻酔での寝付き(?)と寝起きのすっとスムーズな感じが好きです。ECTの時もそうでしたが、別に不眠でも何でもないけど全身麻酔には敵いませんよ。)
で、その短時間の間に食道の下部から胃を通って十二指腸上部までしっかり検査されてて凄い。
結果のレポートに小さいサイズで各部分の写真がついてるんですけどこれまたクリアで。仕事で検査に使う機器や検査結果の画像などは見たことあるのですが改めて医療技術のすごさを思い知りました。
結果はというと、食道・十二指腸には異常は見られなかったものの胃本体の粘膜にいくつもまばらに軽度の潰瘍ができているとのことでした。出血とか出血の跡とかはなく浅いものばかりですが、レポートの写真でもはっきり赤い点々が見えます。(異常がない部分は自分の内臓ながらものすごくきれいでびっくりしました)
まだ生検(内視鏡検査の際に組織を採取して組織学的検査を行う)の結果が出てないのですがこういう様子だとやっぱりピロリ菌の感染が原因ではないかと。その場合治療により当該ウイルスを退治して、退治できたかを呼気検査で調べるそうです(呼気なんですよね、改めてこれも驚き)。
とにかくこれからの諸々についてはまたGPとアポとらないと。
日本人を始めアジア人は食生活における塩分の多さからピロリ感染ならびに胃がんなどの病気の発生率が高く、ウイルスを除去することはもちろんですが食生活もちゃんと見直さないといけないな、と反省。
(ちなみに前も書いてると思いますがオーストラリア人は肉食文化の影響で大腸がんが多く、今日病院内を歩いてるときもパンフレットとかポスターでBowel cancerの字をちょこちょこ見ました)
今回検査室に入ってすぐ眼鏡を外さなきゃならなかったので検査機器をじっくり見れなくて残念でしたねー。モニターに内視鏡のviewが映ってることだけは(動くので)確認できたのですが。結構大がかりなシステム(でも血圧などのモニタリングとは別になってたみたい?)
ただ移動中にCTスキャンの機械がちょろっと見えましたよ。ドーナツ型のフォルムが近未来的でわくわくしましたよホントに。もっとゆっくり色んなもの見たいな-・・・
それから麻酔もやっぱり神秘だなあ、と。
三国時代に華佗が使ったのが始めと言われていて華岡青洲の実験を経て使われるようになった歴史だったり、今の時代では色んな場面に使われているのにメカニズムが分かってないところもあるし、意識がない間どうなってるんだろうとかどうやって時間・量を調節するんだろうとか、あとは意識レベルについての神秘とか、いろいろ考えるとわくわくすることばっかり。
もうトータルで19回くらいは全身麻酔経験してるのに意識ないから(当たり前)毎回なにがなんだかで終わってしまうのが可笑しくて。
でもなんだかんだ言っても健康が一番ですし(デフォルトのレベルがすでに健康とはちょっと違うところにありますが)、できるならこういう検査を受けなくて済むのが一番ですよね。
朝起きると結構胃が痛いことが多いですし、逆流の度合いは減ったような気がするながらも朝のつらさはない方がいいです。(既に鬱の方面で朝辛いですしなあ)最終的にそこら辺治るといいなあ。
(ちなみに9年生の理科で消化器の病気を一つ選んでリサーチする課題で私胃潰瘍を選んでたんですよね。たしかあのころってピロリ菌の関連が比較的最近知られるようになった時代だったかな、日本のニュースで読んだ覚えもあります。あのころ調べたことと今の知見とどれくらい違うんだろうな~)
今日の一曲: クロード・ドビュッシー チェロソナタ 第2楽章
ドビュッシーの有名な曲というと「月の光」だったり「亜麻色の髪の乙女」だったり、ちょっとロマンチックな色合いで印象派の絵画をちょっと思わせるような鮮やかで美しい色彩の音楽、というイメージがありますがかならずしもそういう曲ばかりではないのです。
その筆頭・・・とは言えないですがまあ「これドビュッシー?」と言われそうな曲の一つとしてこのチェロソナタを挙げたいと思います。
全体的に音がちょっと渋い。強いて言えば最後の第3楽章が一般的なドビュッシーの音楽に近いかな。
(余談ですがドビュッシーの弦楽四重奏曲とヴォーン=ウィリアムスの弦楽四重奏曲第1番、ほぼ作曲家逆なんじゃないかと錯覚することが多いです。同じキーなのも相まって)
そのチェロソナタの中でも色んな意味で変わり者なのがこの第2楽章。
ドビュッシーといったらやっぱり前述のとおりハーモニーの色彩ですし、チェロっていったら音の豊かさ、歌うメロディーなどのイメージがあるのですが、これはどっちからも離れてる感じで。
曲のほとんどがピチカートで、語り弾き的な、特に東洋の琵琶法師を思わせるようなところがあり。
ピアノの伴奏もまばらで色彩はずっと不明確な感じ。
変わり者ではあるけれど、何か味がある感じです。
チェロがこういう役を演じてみる(そして見事に演じられる)のも新鮮ですし、即興的なエレメントが入ってるのもまた心地良い。ピアノとチェロの関係性も普段とは違う感じで、聴く方はもちろん、弾く方にとってもちょっと奇妙な何かがあるのかな。(奏者の心持ちというかとらえ方がものすごーく気になる曲です。
で、変わり者ではあるけれど、自分が趣味でやってる「楽器&曲の人物への割り当て」想像でこの曲を弾いて欲しい人がちゃんといるんですよね。もちろん想像なんで実際に弾くのを聴くことは叶わないんですが、この人だったらこの楽章を生きさせてくれそうな何かがある、というのがあって。
最初はどうやって捉えたらいいか分からなかった曲ですが、最近生で演奏を聴けたのと、さらにそうやって想像においても曲と人物がマッチしたことによりこの曲となんとかつながりを作れた感じがします。そういう曲との出会い方・好きになるルートもある、ということで。
選んだ録音は同じドビュッシーのバイオリンソナタ、それからラヴェルのピアノトリオとのカップリング。
ラヴェルのピアノトリオはホントに素晴らしい曲ですし、ドビュッシーのバイオリンソナタもチェロソナタほどではないものの一癖あるドビュッシーが味わえます。
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