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前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
こないだのBirthday drinksから(というかそれよりずっと以前から)話はでていたけれどまだまだ一つも工面していない友達とのジャムセッション、とりあえず彼女と弾くんだったらこんな曲がいい、というアイディアはまとまってきたのでカウントダウン方式で紹介します。
リストは今回弾きたい、に限ったレパートリーではなくこのコンビでこれからも、という体で。バイオリンとピアノの室内楽としてのコンビが楽しい曲の紹介リストも兼ねています。
おさらいしますと彼女(バイオリン)はバロック~ロマン派中心に割と手堅い、真面目なレパートリーが好き。特にこないだ弾いていたモーツァルト、ブラームス辺りがホームグラウンド。
そして私は後期ロマン派~20,21世紀が専門、メシアンが大本命でフランス音楽中心に普段は弾いています。
そんな2人がなんとか間をとって楽しく弾けるようにするにはこんな曲がいいんじゃないかな・・・
(10) シマノフスキ 「神話」 第1楽章「アレトゥーザの泉」
シマノフスキのバイオリン曲の繊細さってとんでもないレベルですが、その最高峰がこの曲だと思います。バイオリンとピアノの絡み方はもう、繊細かつ濃密、恋人のよう。
でももちろんバイオリンパートも難しいですし、ピアノのパートの音の多さが・・・まあ絶望するほどのもので(笑)いくらシマノフスキの曲を弾いたことをあるといえどもあの人のハーモニーは初見とかじゃあ弾けません。ということで今回は没に。
(9) シマノフスキ 「ノクターンとタランテラ」
これも弾きたいシマノフスキの一つ。こういうマーラーやバルトークあたりから始まった「夜の音楽」がもっと弾きたい!あと無類のタランテラ好きで、この曲の独特な毒が大好きで。勢いがいいんですよね。
ただこれ先ほどのと違ってバイオリンのパートがかなりしんどいんじゃないか、と思われるのでいきなりこれを友達に弾け、というのはさすがに気が引けます。ということで今回(後略)
(8) ペルト 「Fratres」
こないだCD買って「このバージョンも良い!」となったこの曲。ペルトの曲は前から好きで、ピアノのソロ作品が少ないからわがまま言っても体験したいと思ってまして。
これは・・・どうなんだろうな、難易度的には(バイオリンパートは)。ペルトの曲は弾いたことないんでどんなもんなんだか・・・という話からまた後に続きます。
(7) ヒンデミット バイオリンソナタ ホ長調(1935)
ヒンデミットといっても聞きやすいものそうでないものいろいろ。イギリス色が強かったり、たまにはブラームスっぽい曲もあったり。そんななかこのソナタは普段ヒンデミットを弾かない人でも結構いけるんじゃないかな?と思います。
第1楽章はイギリス風でメロディック、第2楽章はMeatyでエキサイティング。あとはピアニストの腕にかかってきます(私だ!)。
(6) 武満 「妖精の距離」
「武満なんかどう?」とこないだ聞いたら「お手柔らかに(汗)」と言われたのですがこの曲はイチオシですよ。メシアンがOKなら(OKだそうです)これも行ける、と思います。ちょっとメシアンっぽいところがある、歌うバイオリン。私もまだ詳しくは知らない曲ですが好きで、そのうちチャレンジ的な意味でいっかいぶつけてみたいです。やったらなんか扉が開くような気がするんですよね。
(5) フランク バイオリンソナタ
やっぱりバイオリンとピアノの室内楽、といったらこれは外せない気がするんです。あの子が大学時代この曲を弾いてるのを聴いてぴったりだな、と思いましたし、ロマン派フランス音楽のレパートリー、そしてロマンチックな表現も広げないとですし。室内楽の体験は教え教わる相互関係ですが、この曲だったら私が学ぶことの方が圧倒的に多いだろうな。学びたい。
(4) ペルト 「鏡の中の鏡」
先ほどの続き。ペルトの音楽と初めましてするならこっちのほうがいいと思うんですよ。ついでに室内楽も数年ぶりですからね、私。他人と弾く勘を取り戻すためにもお手柔らかに、穏やかに・・・ということで技巧的にも曲調も優しい優しいこの曲がいいと思います。
(3) ブラームス バイオリンソナタ 第2番
彼女と私の数少ないがっつり一致の接点がブラームス。ピアノ四重奏で一緒に弾いたこともあります。その中でも第1番はこないだまで彼女が弾いてましたし、第3番は割と大きめで難しめ、ということでやっぱりこの第2番かな。こぢんまりしていて、内向きのブラームス気質が2人の性格にうまく合う気がするんですよね(第2楽章は弾いたことありますし、私も)。
(2) メシアン 「世の終わりのための四重奏曲」 第8楽章 「イエスの不滅性への賛歌」
私がメシアン好きだけじゃなく、彼女も好きな曲。スローな曲の方が初見し易い&合わせやすいですし、お互いの音を聴くのにぴったりだと思うのです。いずれは四重奏曲で・・・と願っていますがチェロの第5楽章、バイオリンの第8楽章は単品で今すぐでも弾いて見たいです。
(1) ショスタコーヴィチ バイオリンソナタ
前からちょこちょこ「弾こう」と言っていた曲。二人とも共通で好きな曲なのでこれはほぼ確実。問題は私の器量ですよ、ピアノ的な(汗)あとこれを二人で弾くとどんな風になるのか、というのも楽しみ。ミステリアスな第1楽章、攻撃的な第2楽章、そして旅のような第3楽章。初見でどれだけ把握できるか、作り上げられるかわくわくします。
曲の中身の紹介まで結局回らなくてすみません(汗)とりあえず「バイオリンとピアノのためにこういうレパートリーがあるんですよ」というのだけでも記憶に残ってくれれば嬉しいです。
とりあえず今日の一曲をこのリストから簡潔に・・・・
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス バイオリンソナタ第2番 第2楽章
ブラームスは3つ(+α)バイオリンソナタを書いています。3つとも大分雰囲気が違って、どれも魅力的。
先ほども書いたように第2番はちょっとこぢんまりというか、全体的に控えめな女性的な雰囲気があって。季節で言うなら秋かな。
第2楽章はスローな楽章。ちょっぴり田園的な、暖かみのあるゆっくりしたセクションと、軽やかなダンスのようなセクションが入れ替わり立ち替わり表れます。
その歌と踊りがどちらも素朴さがあって、なんとなく民俗音楽的な雰囲気もありますね。
壮大なロマンスではなく、手のひらサイズの暖かみが愛しい曲です。
こないだ別のバイオリン友達からお薦めがあった(そして買った)アンネ=ゾフィー・ムターの演奏で、全部で3つのソナタを合わせてどうぞ。
こないだのBirthday drinksから(というかそれよりずっと以前から)話はでていたけれどまだまだ一つも工面していない友達とのジャムセッション、とりあえず彼女と弾くんだったらこんな曲がいい、というアイディアはまとまってきたのでカウントダウン方式で紹介します。
リストは今回弾きたい、に限ったレパートリーではなくこのコンビでこれからも、という体で。バイオリンとピアノの室内楽としてのコンビが楽しい曲の紹介リストも兼ねています。
おさらいしますと彼女(バイオリン)はバロック~ロマン派中心に割と手堅い、真面目なレパートリーが好き。特にこないだ弾いていたモーツァルト、ブラームス辺りがホームグラウンド。
そして私は後期ロマン派~20,21世紀が専門、メシアンが大本命でフランス音楽中心に普段は弾いています。
そんな2人がなんとか間をとって楽しく弾けるようにするにはこんな曲がいいんじゃないかな・・・
(10) シマノフスキ 「神話」 第1楽章「アレトゥーザの泉」
シマノフスキのバイオリン曲の繊細さってとんでもないレベルですが、その最高峰がこの曲だと思います。バイオリンとピアノの絡み方はもう、繊細かつ濃密、恋人のよう。
でももちろんバイオリンパートも難しいですし、ピアノのパートの音の多さが・・・まあ絶望するほどのもので(笑)いくらシマノフスキの曲を弾いたことをあるといえどもあの人のハーモニーは初見とかじゃあ弾けません。ということで今回は没に。
(9) シマノフスキ 「ノクターンとタランテラ」
これも弾きたいシマノフスキの一つ。こういうマーラーやバルトークあたりから始まった「夜の音楽」がもっと弾きたい!あと無類のタランテラ好きで、この曲の独特な毒が大好きで。勢いがいいんですよね。
ただこれ先ほどのと違ってバイオリンのパートがかなりしんどいんじゃないか、と思われるのでいきなりこれを友達に弾け、というのはさすがに気が引けます。ということで今回(後略)
(8) ペルト 「Fratres」
こないだCD買って「このバージョンも良い!」となったこの曲。ペルトの曲は前から好きで、ピアノのソロ作品が少ないからわがまま言っても体験したいと思ってまして。
これは・・・どうなんだろうな、難易度的には(バイオリンパートは)。ペルトの曲は弾いたことないんでどんなもんなんだか・・・という話からまた後に続きます。
(7) ヒンデミット バイオリンソナタ ホ長調(1935)
ヒンデミットといっても聞きやすいものそうでないものいろいろ。イギリス色が強かったり、たまにはブラームスっぽい曲もあったり。そんななかこのソナタは普段ヒンデミットを弾かない人でも結構いけるんじゃないかな?と思います。
第1楽章はイギリス風でメロディック、第2楽章はMeatyでエキサイティング。あとはピアニストの腕にかかってきます(私だ!)。
(6) 武満 「妖精の距離」
「武満なんかどう?」とこないだ聞いたら「お手柔らかに(汗)」と言われたのですがこの曲はイチオシですよ。メシアンがOKなら(OKだそうです)これも行ける、と思います。ちょっとメシアンっぽいところがある、歌うバイオリン。私もまだ詳しくは知らない曲ですが好きで、そのうちチャレンジ的な意味でいっかいぶつけてみたいです。やったらなんか扉が開くような気がするんですよね。
(5) フランク バイオリンソナタ
やっぱりバイオリンとピアノの室内楽、といったらこれは外せない気がするんです。あの子が大学時代この曲を弾いてるのを聴いてぴったりだな、と思いましたし、ロマン派フランス音楽のレパートリー、そしてロマンチックな表現も広げないとですし。室内楽の体験は教え教わる相互関係ですが、この曲だったら私が学ぶことの方が圧倒的に多いだろうな。学びたい。
(4) ペルト 「鏡の中の鏡」
先ほどの続き。ペルトの音楽と初めましてするならこっちのほうがいいと思うんですよ。ついでに室内楽も数年ぶりですからね、私。他人と弾く勘を取り戻すためにもお手柔らかに、穏やかに・・・ということで技巧的にも曲調も優しい優しいこの曲がいいと思います。
(3) ブラームス バイオリンソナタ 第2番
彼女と私の数少ないがっつり一致の接点がブラームス。ピアノ四重奏で一緒に弾いたこともあります。その中でも第1番はこないだまで彼女が弾いてましたし、第3番は割と大きめで難しめ、ということでやっぱりこの第2番かな。こぢんまりしていて、内向きのブラームス気質が2人の性格にうまく合う気がするんですよね(第2楽章は弾いたことありますし、私も)。
(2) メシアン 「世の終わりのための四重奏曲」 第8楽章 「イエスの不滅性への賛歌」
私がメシアン好きだけじゃなく、彼女も好きな曲。スローな曲の方が初見し易い&合わせやすいですし、お互いの音を聴くのにぴったりだと思うのです。いずれは四重奏曲で・・・と願っていますがチェロの第5楽章、バイオリンの第8楽章は単品で今すぐでも弾いて見たいです。
(1) ショスタコーヴィチ バイオリンソナタ
前からちょこちょこ「弾こう」と言っていた曲。二人とも共通で好きな曲なのでこれはほぼ確実。問題は私の器量ですよ、ピアノ的な(汗)あとこれを二人で弾くとどんな風になるのか、というのも楽しみ。ミステリアスな第1楽章、攻撃的な第2楽章、そして旅のような第3楽章。初見でどれだけ把握できるか、作り上げられるかわくわくします。
曲の中身の紹介まで結局回らなくてすみません(汗)とりあえず「バイオリンとピアノのためにこういうレパートリーがあるんですよ」というのだけでも記憶に残ってくれれば嬉しいです。
とりあえず今日の一曲をこのリストから簡潔に・・・・
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス バイオリンソナタ第2番 第2楽章
ブラームスは3つ(+α)バイオリンソナタを書いています。3つとも大分雰囲気が違って、どれも魅力的。
先ほども書いたように第2番はちょっとこぢんまりというか、全体的に控えめな女性的な雰囲気があって。季節で言うなら秋かな。
第2楽章はスローな楽章。ちょっぴり田園的な、暖かみのあるゆっくりしたセクションと、軽やかなダンスのようなセクションが入れ替わり立ち替わり表れます。
その歌と踊りがどちらも素朴さがあって、なんとなく民俗音楽的な雰囲気もありますね。
壮大なロマンスではなく、手のひらサイズの暖かみが愛しい曲です。
こないだ別のバイオリン友達からお薦めがあった(そして買った)アンネ=ゾフィー・ムターの演奏で、全部で3つのソナタを合わせてどうぞ。
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