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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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最強マップ?
ここ数日ちょっと調子がうまく回らず(変な日本語だな)だらだら気味。
明日は久しぶりに運転レッスン。免許とってから1年半くらい経ってるんだよなー、どれくらい覚えているものか、どれくらいで感覚が戻ってくるものか。どれくらいで自分の車でレッスンできるようになるか。
あとはレッスンの間にいつどこでどうやって自分の車で運転の練習をするか。
今は妹がほぼ毎日仕事の行き来に使ってるのですが自分でも使えるようになりたいです、車。

そして車を買ったので、ということでMelwayを新調。
Melwayはメルボルン近郊、ならびにそのまた周りをカバーした地図帳です。メルボルンでは(独占ではないはず)一番広く使われている地図帳で、企業のウェブサイトなど一般で何かの場所を参照するときにはMelwayのページと箇所が書いてあることが多いです。
結構ずっしりサイズで持ち歩くものではないですが一家に一冊、とか車一台に一冊、とかメルボルンで愛用されている地図。

地図フェチとは行かないまでも?地図好きな私ですが、実用的な地図帳としてのMelwayの完成度はものすごく高いと思います。見やすく、参照しやすく、探しやすい。メルボルンに限っていうならgoogle mapよりも使い勝手いいんじゃないかな?
日本とは違ってオーストラリアってどんな小さな道路にも名前がついているながらもごちゃごちゃしすぎることがなく、道路が大きさ(規模)や種類に合わせて色分けされている、その度合いもちょうど良い。
それから道路が一方通行だったり狭くなってたり、大雨のときに洪水で通れなくなる道路、きつい坂になってる道路などもちゃんとマークしてある。あとある程度の規模なら公園の歩道まで書いてあったり。
あとページの振り方も割と直感的に使えるというか論理的というか。拡大地図がまたありがたいですし、郊外の広域地図も有用。
ついでに索引も使いやすいです。通りの名前から引いたり、施設の種類で引いたり(コンサート場所探しにはこの索引を使いました)。

実際Melwayの開発・改訂歴って面白そうです。色使いからフォーマットからフォントから、今こうやってものすごく見やすくなっているまでの経緯とか、これだけの情報量をどうやって入れていったか、毎年の改訂で何を新しく入れてきているかとか。
公式サイトで見たら1966年に出た第1版がとんでもない(ってほどじゃないですけど)価格で売ってるみたいで。すごいなあー・・・(あんぐり)
(ちなみに公式サイトにもありますが同じ会社で姉妹版のSydway(シドニー), Brisway(ブリスベン)などもありますが、まだ見たことはないです)

そんなMelwayにはオーストラリアに来て以来お世話になっています。
日常の移動にはまずこれなんですよね。初めていくところもそうでないところも、そして車での移動だけじゃなく公共交通機関、歩きでの移動にも欠かせない。
そして私がオーストラリアに来てから学校に行き始めるまで(荷物も一部着いていなかった)の間、周りの地理を知るのに、そして読み物としても重宝しました。
そのころから今でもMelwayをめくってはどんな面白いところがあるか、どこへどういうルートで行きたいか、妄想したり計画したりしています。

例えば大学の時一回「電車だけで行ったことないところに行ってみよう」とMelwayで計画を立てて一日北から西から電車旅・散歩に出てみたり、海岸線に沿って2駅分散歩に出てみたり。
あとHastings周りにマングローブがあるのを知ってそれを見に行こうと出かけたのもMelwayで見つけたのがきっかけ。確か世界で一番高緯度のマングローブ生息地じゃないかな。
あとは全然違う用途でいえば7年生のときMelwayをめくって地名などに片っ端からツッコミを入れていく、という自主研究(???)をやりました。

ちなみにMelwayには大きな施設(大学など)の拡大地図もあるのですが、メルボルン最大?の墓地Springvale Botanical Cemetaryの地図が(ほとんど使わないですが)面白いですね。見るとなるほど需要あるなーってのはひしひし感じますし(本当に迷子になる人もいるそうで)、あと様々な宗教・文化の墓地がこの中に集まってるのもまた興味深いです。

先ほど書いたように毎年改訂しているMelwayですが、さすがにお値段などの関係で毎年買うことはできず。
実用的には確かに毎年買う必要はないですね(面白いですけど)。新しい道路ができたり、商店街・住宅地が広がったり、メインのセクションでカバーされているエリアが広がったりメルボルンの地理も色々変わり続けてはいますが。
ただ今年新しいのを買う前、うちにあった最新版はなんと2005年版(探したらその前に使ってたもっと古いのも残ってた)。さすがにあの頃と比べるとバイパス・高速道路などかなり大きな変化が起こってますからね。
電車などで立ち回る分にはまあまあOKながらも車でとなるとやっぱり最新の情報が必要。
ということで今回最新版が手に入ってわくわくしていると同時になんとなくほっとしています。

とりあえず今はMelway上で旅にでるだけじゃなくて実際に色んなところに(一人で)運転して行けるようにならないと。
前々から「運転できるようになったらここに行きたい!」というドライブコースがあるんですよね。海沿いの道をずっと何かして、Frankstonの「魔女の宅急便」のモデルと言われている坂を通って、Mornington Peninsulaの先の方まで。海に行ったり、あとはあそこらへんに今は温泉リゾートもありますからね。(昔Melwayで道をたどった時はなかったですが)
Melwayをめくって見る夢は果てないどころかいっそう膨らみそうです(笑)


今日の一曲: Daniel Nelson 「Metallephonic Remix」 第1楽章「Iron」

アメリカのamazonのMP3アルバム(試聴あり)

昔々のブラスフェスティバルで弾いて以来ずっと録音を持たずに過ごし、こないだやっとiTunesで録音をダウンロードした曲。会いたかった!
ただし私が弾いたのはテューバとオケ(+エレキ&ベース)のためのバージョン、こちらはテューバと吹奏楽(+エレキ&ベース)のリミックス版。ソリストはあのときもこの録音も同じ、Oystein Baadsvikです。(もともとこの曲が彼のために書かれたんです)

つい今書きましたがこの曲はエレキギター(1人)とベースギター(1人)が入るちょっと異色の編成。昔の演奏でもこの録音でも心なしか音量控えめなのが勿体ないパートです。ちょっと格好いいですよ、エレキ隊。
さらにオケもチェレスタ・ピアノどっちも入っていて必要かつ素敵な色彩を添えています。
(ついでに第1楽章と第7楽章で出てくる金属を鎚で打つような音も好き!)

あとちょこちょこテューバの曲を知っていますがMetallephonicはソロのテューバのパートが技巧の面でも作曲の面でもものすごくユニークですね。軽々と縦横無尽に飛び回る音だったり、しっとりと歌い上げたり、重めの、ちょっと図々しいような音で歌わせたり(図々しさはテューバならではの魅力だと思います)。
聴いていてテューバってすごいな、Oysteinってすごいな、と驚かされます。

この第1楽章を始めMetallephonicはリズムがものすごく躍動的・幾何学的で魅力にあふれていますね。
弾く方としてはなかなか複雑で、他の曲であんまり出会わないリズムもでてきますがものすごく直感に訴える、図形を作るような。
弾いてても聴いていても楽しくてしょうがない。

ホルストの「惑星」のようにこのMetallephonicも7楽章編成、そしてそれぞれの楽章が魅力的で個性的なキャラクターを持っているのが特徴です。で、全体的に短く、ノリの良い楽章も多いためさくっと楽しく聴けるのもまたこの曲のいいところだと思います。

さらにこの同じCDにはチューバをソロとした色んな楽しい曲が詰まってます。
Oysteinの十八番、というかsignature pieceである特殊技巧をふんだんに使った「Fnugg blues」もお薦め。
是非是非試聴してみてくださいな♪
(実は前ブラスフェスティバルで弾いたときの演奏の動画が未だにネットで見れる(しかもはっきり自分映ってる)のですがまあそれはここでは・・・ということで)

今年のブラスフェスティバルではOysteinはメル響と演奏したりするそうなので(チケット予約済)それも楽しみ!

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