忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日常にしてはちとせわしい
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
最近ピアノもそうですが大分文書きに力入ってます。創作やブログはどっかんと勢いよく書けるのにラジオのお便りは書き始めてから送るまで1週間かかって後でぐだぐだ悩んでしまう・・・いや、どっかんと勢いよく書くほうもその間にぐだぐだ悩むんですが。
(お便りを読んでいただいてはなんだか申し訳ない気持ちになるのです)

今日はピアノのレッスンに行って来ました。リサイタル前最後のレッスンです。
ヴィラ=ロボスの第2楽章と、あと若干スクリャービンも斬られましたがこれは必要なので仕方ないですね。ここからの時期だれちゃいけないのでがっつり頑張るためのいい刺激になりました。
最近リサイタルへの緊張から今までなかったところでミスるようになってきたのですが、だからここからの練習はそういうアクシデント的なミス(弾けないことから繰り返し現れるミスではなく)をなるべく多く経験して、本番でそういうのミスが起こっても大丈夫なようにしていくことが大切ですね。
そしてそこを鍛えるにはこれから演奏機会を重ねていくのも大切なのでそっちもなんとかしなくちゃですね。

レッスンで今回弾いたメシアンのまなざし第11番、途中でいくつか音の長さ・リズムが数列になってるんですが、そこで先生に「Prime number(素数)の数列になっている」と説明したら「Phone number(電話番号)?」と先生がのたまったのが今年最高のボケです。

今日は他にもチラシをコピーしたりおいてもらったり(先生も2つもらって行きました、来てくれるみたいで嬉しいです)。
チラシに関しては、というか周知に関しては今回よりも次回もっと頑張りたいですねー・・・とすでに思いつつあります。
とりあえず今回もなんとかせねば、ですが。

今日は20℃、ぽかぽかの良い天気だったので外でもっとゆっくりできればよかったなあ。明日は24℃だそうで。
シティはうちの周りよりもちょっと涼しい傾向にあるのですが忙しく歩き回ってるとちょっと暑いくらいでしたね。
そんな天気でどうもテンションが上がりやすくちょっとだけ不安定なのをファインコントロールしようとしているのですが、できればリサイタルまではSeroquel飲まずに行きたい、というのが目標です。

今日は久しぶりにお茶屋さんT2を覗いてきました。ちょっと見ない間にかなり変わってるところありましたね。
茶器の種類が増えていたりルイボスティーのラインアップが増えてたり、ケニア風のお茶やオーストラリアにちなんだお茶のラインアップ、さらに蜂蜜、ジャム、お茶の木の種のオイル、アイスティー(ガラスボトル入り)も仲間入り。(だいたいこのページに載っています)なんかものすごく積極的かつ活発なオフェンスにびっくり。
アイスティーはなかなか斬新ですね。Liptonにしろ何にしろ甘くしていないアイスティーなんてまずみないですから。今日はダージリンを買ってみましたがまだ飲んでません。他にもこんな種類があるのでいろいろ試してみたい。
T2は結構カフェとかでお茶葉をおいてる場合が多いのでこのアイスティーのシリーズもこれからの時期カフェで出したらいいんじゃないかな、と密かに思ったり。

それから今日の朝はとあるお知らせが入ってきました。
なんでも私の行ってた小中高校の兄弟校の男子校で音楽のトップを務めてた先生が今年の終わりで退職するということで。
自分の学校ではないんですが合同のコンサートやミュージカルなんかも数々やったのであの先生のバトンで弾いた経験などもあり。
女性にたじたじだったり合宿の時外にテント張って寝てたりち仕事にものすごく打ち込んだり、ちょっと変わり者だったみたいですが、優しい先生で。(その一部がうちの学校の音楽のトップの先生の厳しさとのコントラストから来る物だということはあるのですが)
小柄な方なので合宿なんかで指揮台がないとオーケストラの後ろまで見えなくてかごに乗って指揮してるのをうちの学校の先生たちがこそこそ笑ったりしてたのですが(汗)
合同コンサートとかであの先生が選んで指揮した曲って(学校のオケだとちょっと難しめではありましたが)良い曲ばかりで選曲から造詣の深さも感じられましたし、音楽の好みも似てるなと感じましたし。

それから10年生だったかな、合同のミュージカルで先生中心のちっさいオーケストラピットの一員に(チェロで)選ばれたとき、空き時間にピアノを弾いてたらその先生(キーボード担当だった)がちょっとびっくりした様子で話しかけてきてくれて。珍しい!と思ったのもそうですが自分の演奏で自分に興味を持ってくれる、奏者として認めてくれるのが嬉しかったのは今でも忘れないですし、以来ものすごく好きな先生なのです。
卒業してからもうすぐ10年、以来ご縁がないのですがなんかの拍子で会えないかな、と今回の報せを聴いて改めて思っています。

すっかり思い出話になってしまいましたが、まだまだこれからリサイタルもそれ以外もやることいっぱい。
明日はそんな中ちょっとでも外の天気を味わいたいです。


今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 主題と変奏(弦楽六重奏曲第1番 第2楽章の作曲者によるピアノ編曲)



そろそろブラームスに人肌恋しさを感じる季節も終わりかな?
今回はあんまり演奏としては聴かない印象があるこの曲。今調べたらブラームス27歳の作品、とありますが同い年か!そして同い年にしちゃかなり渋くないかこれ!
確かに20代ならではの情熱とか色彩はあるんですがテーマの和音とかをみるとなんか円熟したほろ苦さがあるというか、40代の作品でもおかしくないような感じが(汗)

タイトルにもあるようにこの変奏曲はもともと弦楽六重奏のための曲の一部をピアノのために編曲したもの。
弦楽六重奏バージョンも同じ弦楽器を重ね、ビオラとチェロを厚くしたアンサンブルの響きが素晴らしくチームワークが光る音楽ですが、ピアノ版も一つも劣るところがないですね。
元が内向きな音楽ではありますがピアノだと音色の暗さや独りで弾いていることからか曲の性格がさらに内省的になる気がします。

渋く暗い短調の部分だけでは無く暖かく光る長調の部分もブラームスらしく、その全ての人間らしさというか人間くささが愛しい曲です。ブラームスの音楽はゲーテの作品と共通点がある印象がありますが、この曲もやっぱりゲーテっぽいとこあるんじゃないかな。

ちなみに先ほど調べてたときにWikipediaでこの元の曲がなぜ「弦楽四重奏」ではなく「弦楽六重奏」の形をとったか、という経緯が書いてありました。ベートーヴェンと比較しちゃうコンプレックスは交響曲だけじゃなかったのか!もうブラームスは泣きたくなるほどブラームスですね(笑)
でもブラームスがビオラとチェロの響きが好きだった、というのはものすごく分かります。それについてはもう彼のビオラソナタとチェロソナタ(各2つ)を聴いてください。私にとっても特に思い入れの深い曲達です。

今回リンクしたのは試聴を優先した録音で弦楽六重奏曲第1番+このピアノ版変奏曲なんですが、実はこちらに弦楽六重奏曲が両方+このピアノ版変奏曲が入ってるCDもあります。買うときはこちらをおすすめ。
やっぱりアックス、スターン、ラレードとヨーヨー・マが最強!室内楽のCDを買うときは彼らの演奏ならまずまちがいないですよ。(ピアノ三重奏曲だったりビオラ抜きの曲はアックス、スターン、マで)

拍手[1回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック