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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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もうすぐ×2。
前回のエントリーに拍手どうもです!
あっという間にもう2週間、ということで私のリサイタルのお知らせをこちらにも。

日時: 9月22日(土) 14:30~
場所: Richmond Uniting Church、メルボルン
プログラム:
ヨハン・セバスチャン・バッハ トッカータ ホ短調
エイトル・ヴィラ=ロボス 「ブラジル風バッハ第4番」より
 第2楽章 コラール(藪の歌)
 第3楽章 アリア(賛歌)
オリヴィエ・メシアン 「幼子に注ぐ20のまなざし」より
 第11番 聖母の最初の聖体拝受
 第7番 十字架のまなざし
 第14番 天使達のまなざし
 第5番 子に注ぐ子のまなざし
アレクサンドル・スクリャービン 「炎に向かって」

リサイタルの準備・・・は、ぼちぼちですねえ。大きな問題がないのは本当にありがたいのですが逆に音楽的な手応えもいまいちなく。本番は100%出し尽くしたいのでなんとかせねば。

そんな中日本にいく準備も進行中。諸々お土産を下見したりなんだり。
両親は欲しいものがピンポイントで(しかも5月に一回来てるんで)あんまり困らなかったり。逆に私はこの度大学生になったいとこへのお土産が一番難しいです。もう大学生!?という感覚と、あと若い女の子の好みが分からなくて(汗)

そして予定も立てないと、ということで最近せかせかしていました。
一時帰国は一ヶ月弱。前回よりもゆっくりしていくのでやりたいこといっぱいです。
とりあえずこんなとこ行く・行きたいな、というのを今日はおおまかにまとめます。

まずはなんと言ってもface to ace。
今回もまた三島にある両親の家に滞在、ということでスケジュールを見ていたら三島でライブが
face to aceではなく「プチ是ちゃん+ACEちゃん」というユニットでのライブです(公式の呼び名ですよ)。こちらはACEさん出演です。
そしてもちろん海月さんに会ってから帰りたいのでface to aceの秋ツアーの東京でのライブもチケット予約しました(2topというお二人出演のライブスタイルです)。
クラシック以外のコンサート行くのはほぼ初めてといってもいいくらいですし日本でコンサート行くのも初めて。どきどきします。楽しみ。

そして前回見に行けなかった愛知県美術館の常設展。クレーが見たい!あとシュルレアリスムとかクリムトとかもストライクゾーンなので!愛知の祖父母の家に行ったときにぜひ行きたい。
美術館といったら母が昨日こんなの見に行ったどう?と紹介があった東京のブリヂストン美術館の展示、「ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで」。ドビュッシーの音楽と時代はもちろん、絵画での印象派も象徴派ももっと濃く知りたいのでこれは見逃せない。翻訳会社さんのところにご挨拶が東京なので一緒の時にいくっきゃないですね。

さらに今回も行きたい花鳥園。掛川になるか富士になるかはわかりませんがどっちにしてもエミューの子が大きくなってしまった!残念!(もちろんエミューはオーストラリアに生息している鳥ですがなかなか赤ちゃんは見れないのですよ!)
前回富士花鳥園でふれあいさせていただいたのはナンベイヒナフクロウでしたができたら次回はもっと大きいフクロウとふれあいたいなあ・・・休日とかは担当フクロウの種類が多いのだそうですがさてどうなるか。

今回祖父母のところに行くだけでなく、日本にいたころ住んでいた福島県いわき市まで行きたいな、と思ってます。詳細はわからないのですがとりあえず行きたいな、と・・・
そして詳細未定といえばTwitterで日頃ネタを投げ合ったりなんだりしている(表現適切ですかね?)フォロー先さん達と会う予定を調整しています。(オフなんて高校生以来だな-・・・すっかり昔の話だなあ)

あとは工場見学に行きたいな、ということもちょっと前から言ってたりします。ざっとネットで見たら医薬関係はなかなかないので行きたいのは飲料関係とか楽器関係(静岡ですし)かなー・・・
もともと仕事で扱う文書で出てくることを実際に見たい!というのが動機なんですが、飲料関係だったら品質関係とかちょっとそっちに通じることもあるかな、と。楽器関係は完全に音楽関係の興味ですね。

あと温泉行きたいーとか鎌倉行きたいーとかもっと遠くに行ってみたいーとか昆虫関係施設行きたいーとか行ってますがなんとか一つでも多くフィットさせたいですね。平日にいろんなとこ行きたいですなあ。

そうそう、今回10月に日本に行く、ということで三嶋大社の金木犀が見たいです!こればかりは運を天に任せるしかないのですが・・・残暑が長引くとどう影響するのかな。
前回は三島の街もあんまり散歩とか出来なかったんでそこもまた味わいたいです。

何にしてもその前にリサイタルなのですがあっという間ですからね!
どっちも準備は万端で望みたいと思います。


今日の一曲: エイトル・ヴィラ=ロボス 「ブラジル風バッハ」第4番 第3楽章 「Aria (Cantiga)」



リサイタルで弾く曲もういっちょ。ピアノのためのブラジル風バッハ第4番、実はなかなかバランスが難しい曲だったりします。
最初の3つの楽章が主にスローで、最後の楽章があっという間に終わってしまい、特に第1楽章は繰り返しが多かったりして聴衆を飽きさせないのがものすごく難しそう。
あとはブラジルの音楽というのが他のクラシックの、ヨーロッパの楽曲とかなり性質が違うのでプログラムに組むのが難しい。そんななか今回選んだのが第2,3楽章なのですが、なんか結果うまく馴染んだようでちょっとほっとしています。(ただ第3楽章はそれでもやっぱりちょっと異質なとこあるかなー・・・)

第2楽章はジャングルが舞台で、ブラジル・アマゾンの自然の美しさを表す曲と解釈していますが、それなら第3楽章はもっとUrbanなイメージ。
メインとなっているメロディーはブラジルの民謡だそうで、つまりは身分や貧富をほとんど問わず誰もが知っているちょっとしたメロディー、と解釈できます。
このシンプルなメロディーから成るセクションと対照的なのが中間部。活発なテンポで、サンバ風のリズムを特徴とするセクションなのですが、まるで街の明かりを遠くから見るような、夢のような、ここではないどこかにあるような様子で。

ブラジルには当時(そして今も)貧困層がスラム街があって、自分にとってこの曲はそういうところの風景を表しているんじゃないかな、と思うんです。民謡のセットアップといい、中間部のあのきらめくネオンのような曲調といい。
どこから来たフレーズかわからないんですがLooking up to the stars from the gutter(溝から星を見上げる)という言葉が浮かぶ曲です。

 

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