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前回のエントリーに拍手ありがとうございますー
何よりも今日という日が無事終わったことにほっとしています。
妹が暖かい北の地に旅行に行ったためリサイタルをやる教会に一人で運転して、リハーサルして帰ってきました。
ちょっと混んだところとか、西日に向かって運転したり夜間運転だったり、なんとか無事帰宅できました。
まだちょこちょこ危なっかしいところとか判断に迷うところとかありますが、ちょっとずつは運転もうまくなってきているかな・・・
リハーサル、というのはつまり本番で弾くピアノで弾いてそのピアノに合わせての対策を練る、ということが主なので突き詰めた練習ではないです。うちにあるアップライトピアノははっきりいって音が薄っぺらかったりキーが軽かったり、はっきりしている音なんかも特徴なのですが、教会にあるピアノは音は深くて響きもいいながら曲の最後とかでペダルを外すときにぶちっと音が切れてしまったり、高音が鋭かったりという考慮ポイントも。
でも以外と場所見知りとかピアノ見知りとかしないようで概ね良かったです。弾き方を変えなきゃいけないとこはそんなになかったですし(やっぱりヴィラ=ロボスの第2楽章だなー・・・)。
もちろんお客さんが入ってみないと本番は分かりませんが、そこもちゃんと考慮してバッハを一番最初に持ってきたりしているので。
ちょっと教会の写真も撮って来ちゃいました。本番は昼なので照明はそんなにつけないのでこういう感じの写真はリハーサルならでは、ということになるのかな。
すでに紹介済ですがRichmondにあるRichmond Uniting Churchという教会で、バルコニー合わせて180人収容だったかな?バルコニーは(妹以外は)使わない予定。
なかなかcozyでアットホームな雰囲気で、サイズもそういうところも今の自分にはいいかな。
木の部分が多いですよね。もっと大きい教会だと石の比率が大きくなります。そういう大きな教会だと全体的にひんやりした雰囲気が好きだったりします。

お気に入りはこのオルガンの部分。青緑の星空にちょっとかわいらしい配色で、オルガンのパイプも色が塗られていておもちゃのようにも見えますがれっきとした本物のパイプオルガン。
ここでオルガンのリサイタルも開かれていますし、近くにある2つの別の教会と一日で3つのオルガンを聴くリサイタルシリーズも開かれているそうです。
オルガンは楽器自体はもちろん、それが設えられている教会によっても音や響きが変わりますし、音楽だけでなく色んな雰囲気・建築の教会も味わえるのがまた面白い。
前も書きましたがここだけじゃなくて色んなところで弾きたいですね。すでにもう反省がちょっと入ってるんですが次回はもうちょっと自分に自信もって集客ももっとアクティブにいきたいですし。今回の経験を生かして次回はもっとてきぱきと各種手続き進めたい。そしてまだ考え始めるのはちょっと早いですがまだまだリサイタルのプログラムに関しても弾きたい曲、組み合わせたい曲、扱ったり表現したりしたいコンセプトいくつかあるので、ぜひ今回無事に成功させたいです。
ということで明日でリサイタルまであと1週間。最近夜中に気分が落ちたり不安を感じたりすることが増えたのは「次の日になる」ことに対しての不安だと思われますが、昨日・今日の一人運転、そしてリハーサルを終わらせて峠を越えたような気もします。
あとはプログラム印刷してひたすらピアノ・・・ですよね?なんか忘れてないことを願ってます。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」 第11番「聖母の最初の聖体拝受」
つきあいが長いからなのかちょっと最近になって弱点が出始めているっぽい曲。この曲は出来てあたりまえ、ホームで当たり前、みたいなところがあるのでしっかりせねば。
それにこの曲は今回弾くメシアンの中だったら一番聴き手にとって分かりやすい曲でもありますからね。やっぱり大切。
前も紹介してると思いますが、この曲は聖母マリアの元に天使ガブリエルが現れ、マリアが神の子を身ごもっていることを伝える有名なシーンを表しています。(幼稚園のページェントでやった思い出のあるシーンです。ガブリエルを演じました、私)
まるで絵画やタペストリーみたいな表現で、さらに美しい(モダンっぽくない)ハーモニーや色彩で20のまなざしの中でも特に取っつきやすい曲だと思いますし、メシアンメインじゃないプログラムでも単品で弾かれることもあります。さらに他のまなざしともなかなか組み合わせやすいですし、曲数に共通するテーマもいくつか使われてるためここから聴き広げることもできる、なにげにオールマイティーカード。
最初に聞こえる和音はこの曲集で繰り返し使われている「神のテーマ」。祈るマリアに神の加護があることを表しています。高音に聞こえる鳥の声のようなパッセージはいと高きところから使者がくる予兆。
そして音楽が活発になったところ(ここも「神のテーマ」が中心)が天使ガブリエルの到来を表します。前述幼稚園のページェントではガブリエルは舞台に登場してマリアの回りを走って(飛んで)一周することになってたんですがそのまんまですね!
そして喜ばしい報せを告げ、マリアが驚き。素数列を使ったリズム(音の長さが2, 4, 3, 4, 5, 4, 7, 4, 11, 4)、そしてまた別の数列のリズム(1, 3, 2, 4, 3, 5・・・)が続いているところで繰り返される低音が現れます。
この低音、実際楽譜に「みどりごの鼓動」と書いてあって、テンポが実際の胎児の心拍数になっているそうで(240 bpmのはず)。
さきほど書きました諸々の理由でおすすめの曲。メシアンは初めて、現代音楽はあんまり知らない、という方にはぜひこの曲で出会って欲しいです。
今回はジャケットで選びました。かならずしも20曲全部がこういう雰囲気ではないですが、この第11番には特にぴったりです。
何よりも今日という日が無事終わったことにほっとしています。
妹が暖かい北の地に旅行に行ったためリサイタルをやる教会に一人で運転して、リハーサルして帰ってきました。
ちょっと混んだところとか、西日に向かって運転したり夜間運転だったり、なんとか無事帰宅できました。
まだちょこちょこ危なっかしいところとか判断に迷うところとかありますが、ちょっとずつは運転もうまくなってきているかな・・・
リハーサル、というのはつまり本番で弾くピアノで弾いてそのピアノに合わせての対策を練る、ということが主なので突き詰めた練習ではないです。うちにあるアップライトピアノははっきりいって音が薄っぺらかったりキーが軽かったり、はっきりしている音なんかも特徴なのですが、教会にあるピアノは音は深くて響きもいいながら曲の最後とかでペダルを外すときにぶちっと音が切れてしまったり、高音が鋭かったりという考慮ポイントも。
でも以外と場所見知りとかピアノ見知りとかしないようで概ね良かったです。弾き方を変えなきゃいけないとこはそんなになかったですし(やっぱりヴィラ=ロボスの第2楽章だなー・・・)。
もちろんお客さんが入ってみないと本番は分かりませんが、そこもちゃんと考慮してバッハを一番最初に持ってきたりしているので。
すでに紹介済ですがRichmondにあるRichmond Uniting Churchという教会で、バルコニー合わせて180人収容だったかな?バルコニーは(妹以外は)使わない予定。
なかなかcozyでアットホームな雰囲気で、サイズもそういうところも今の自分にはいいかな。
木の部分が多いですよね。もっと大きい教会だと石の比率が大きくなります。そういう大きな教会だと全体的にひんやりした雰囲気が好きだったりします。
お気に入りはこのオルガンの部分。青緑の星空にちょっとかわいらしい配色で、オルガンのパイプも色が塗られていておもちゃのようにも見えますがれっきとした本物のパイプオルガン。
ここでオルガンのリサイタルも開かれていますし、近くにある2つの別の教会と一日で3つのオルガンを聴くリサイタルシリーズも開かれているそうです。
オルガンは楽器自体はもちろん、それが設えられている教会によっても音や響きが変わりますし、音楽だけでなく色んな雰囲気・建築の教会も味わえるのがまた面白い。
前も書きましたがここだけじゃなくて色んなところで弾きたいですね。すでにもう反省がちょっと入ってるんですが次回はもうちょっと自分に自信もって集客ももっとアクティブにいきたいですし。今回の経験を生かして次回はもっとてきぱきと各種手続き進めたい。そしてまだ考え始めるのはちょっと早いですがまだまだリサイタルのプログラムに関しても弾きたい曲、組み合わせたい曲、扱ったり表現したりしたいコンセプトいくつかあるので、ぜひ今回無事に成功させたいです。
ということで明日でリサイタルまであと1週間。最近夜中に気分が落ちたり不安を感じたりすることが増えたのは「次の日になる」ことに対しての不安だと思われますが、昨日・今日の一人運転、そしてリハーサルを終わらせて峠を越えたような気もします。
あとはプログラム印刷してひたすらピアノ・・・ですよね?なんか忘れてないことを願ってます。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」 第11番「聖母の最初の聖体拝受」
つきあいが長いからなのかちょっと最近になって弱点が出始めているっぽい曲。この曲は出来てあたりまえ、ホームで当たり前、みたいなところがあるのでしっかりせねば。
それにこの曲は今回弾くメシアンの中だったら一番聴き手にとって分かりやすい曲でもありますからね。やっぱり大切。
前も紹介してると思いますが、この曲は聖母マリアの元に天使ガブリエルが現れ、マリアが神の子を身ごもっていることを伝える有名なシーンを表しています。(幼稚園のページェントでやった思い出のあるシーンです。ガブリエルを演じました、私)
まるで絵画やタペストリーみたいな表現で、さらに美しい(モダンっぽくない)ハーモニーや色彩で20のまなざしの中でも特に取っつきやすい曲だと思いますし、メシアンメインじゃないプログラムでも単品で弾かれることもあります。さらに他のまなざしともなかなか組み合わせやすいですし、曲数に共通するテーマもいくつか使われてるためここから聴き広げることもできる、なにげにオールマイティーカード。
最初に聞こえる和音はこの曲集で繰り返し使われている「神のテーマ」。祈るマリアに神の加護があることを表しています。高音に聞こえる鳥の声のようなパッセージはいと高きところから使者がくる予兆。
そして音楽が活発になったところ(ここも「神のテーマ」が中心)が天使ガブリエルの到来を表します。前述幼稚園のページェントではガブリエルは舞台に登場してマリアの回りを走って(飛んで)一周することになってたんですがそのまんまですね!
そして喜ばしい報せを告げ、マリアが驚き。素数列を使ったリズム(音の長さが2, 4, 3, 4, 5, 4, 7, 4, 11, 4)、そしてまた別の数列のリズム(1, 3, 2, 4, 3, 5・・・)が続いているところで繰り返される低音が現れます。
この低音、実際楽譜に「みどりごの鼓動」と書いてあって、テンポが実際の胎児の心拍数になっているそうで(240 bpmのはず)。
さきほど書きました諸々の理由でおすすめの曲。メシアンは初めて、現代音楽はあんまり知らない、という方にはぜひこの曲で出会って欲しいです。
今回はジャケットで選びました。かならずしも20曲全部がこういう雰囲気ではないですが、この第11番には特にぴったりです。
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