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前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
無事リサイタルも終了です。応援ありがとうございました。
例によってリサイタル詳細から:
日時: 9月22日(土) 14:30~
無事リサイタルも終了です。応援ありがとうございました。
例によってリサイタル詳細から:
日時: 9月22日(土) 14:30~
場所: Richmond Uniting Church、メルボルン
プログラム:
ヨハン・セバスチャン・バッハ トッカータ ホ短調
エイトル・ヴィラ=ロボス 「ブラジル風バッハ第4番」より
第2楽章 コラール(藪の歌)
第3楽章 アリア(賛歌)
オリヴィエ・メシアン 「幼子に注ぐ20のまなざし」より
第11番 聖母の最初の聖体拝受
第7番 十字架のまなざし
第14番 天使達のまなざし
第5番 子に注ぐ子のまなざし
アレクサンドル・スクリャービン 「炎に向かって」
なんだかあっという間でしたね。一続きにプログラムを弾いたから、というのもありますが、弾いた後の片付けで余韻にあんまり浸れなかったのもあり。でも演奏自体はもっと次は長くても大丈夫かな、という感じ。
聴衆は少人数でしたが暖かい聴衆でした。そしてその他諸々方向からの応援も大変感謝しています。
舞台に出て先生の姿を見たらなんか妙に落ち着きましたね。「あ、いつもと一緒か」みたいな感覚がありました。普通逆だと思われるのですが・・・
演奏に関しては結構満足しています。一つだけ計算外だったのが、練習やリハーサルと違って実際に本番で弾いてるとだんだん体とか手が冷えてくるんですよね、緊張で。「ああそういえばそうだった」と思う程度だったのですがこれから覚えておかなきゃいけないことの一つです。
録音してくれた友達からはメシアンが一番のハイライトだと言ってもらえて、実際ヴィラ=ロボス(学校の友達には一番受けが良かった)とメシアンは本当に自分の物にできたと思いました。
バッハはそれほど素晴らしいってことはなかったですが割とのびのびと弾けた・・・かな。
ちょっと惜しいのはスクリャービンかな。うまく発揮できなかったような。なんとなく冷えた体から余裕がなかったり、正確さもベストじゃなかったですし。またどっかでプログラムに組み入れて別の機会に再挑戦したい、と強く思ってます。
先生からもお褒めの言葉をいただいて。あまりにも嬉しかったんで英語のままのせますね。
「You played it better than I can play it .」とおっしゃってました。メシアンにしろスクリャービンにしろ先生のレパートリー内でもある作曲家で、そう言ってもらえるのは本当に嬉しいです。
あとは大学のときと変わらず自分は本当に演奏するときがちがちに緊張しないタイプだなー、と(恵まれた性質です、ほんとに)。
演奏せずこんなに間が開いてしまったのはピアノを始めて以来のことなのでもしかしたらものすごい勢いで緊張するんじゃないかと思ったら割と冷静で。弾き始める前は「表面数層が冷静」という状態だったのですが、弾き始めてからは根から落ち着いていて、それだったら今後も心配ないなと。
とにかく今日は久しぶりに演奏できて、聴いてもらえて、無事録音できて(途中なんか近くの教会の結婚式かなんかの馬車の音がすごかったですがどうなっただろう)。
あと帰りには西日を受けながらwing archiver IIを聴いたのが本当に身にしみました(終わったら聴く、と決めてたのです)。
今日はもう休むのみですがピアノでこれから弾くこと企画することも早く始めたいですし、なんといってもブラスフェスティバルと一時帰国がすぐそこまで迫っている!
日本に行く前に楽しみたいこともちょっとあるのでそちらもまた。
何度も書きますがまだまだこれは第一歩、なので。でもとりあえずは休憩します。
今日の一曲: アレクサンドル・スクリャービン 詩曲「炎に向かって」
今回のリサイタルで弾いた最後の曲、そして今回のリサイタルから紹介する最後の曲。
なかなか癖が強い曲ですが何よりプログラムのラストとしてこれほどふさわしい曲はないと思います。
前も紹介したようにこの曲はスクリャービンの晩期の曲で、彼の独特な哲学・色彩・ハーモニーがしっかり確立され濃く表現された曲です。
とにかく「詩曲」「詩」という曲のくくりが好きですね、スクリャービンは。もともとこの曲はピアノソナタになるはずだったそうですが、規模がちょっと小さいと言うことで「詩曲」になったという経緯があるとか。
スクリャービンが好きだなーと思うもの、それは「炎」ですね。プロメテウスだったり別のピアノ曲の「暗い炎」だったり、このエレメントがものすごくしっくり来る、ものすごく強い共感を感じるところがあるんですよね。
この「炎に向かって」も熱の集積が世界の破滅を導く、みたいなスクリャービン独自のイメージに基づいているようです。炎はパワーであり、熱であり、エネルギーであり、破壊であり、浄化である、そんな関連イメージが湧いてきます。
実は昨日だったか一昨日だったか、2010年?にやったトリビアの泉で10万本のマッチに火をつけるトリビアの種を見ていたんですが、あの炎はほんと強烈でしたね。何メートルだったかな、あの大きさといい色といい、激しさといい明るさといい、この曲を弾くにあたって見といてよかったですね。
やっぱりもう一回チャレンジしたいこの曲ですが、もしかしたら炎関係でプログラムを組んでみるのも面白いかもしれませんね。もちろんこの曲はラストで。
炎関係にしろそうでなくてもうまいことこの曲の最後の盛り上がりがうまく生きるようプログラムを組みたいです。
もっともっとものにしたい、炎をこの手で操りたい。
そして今回ベストな演奏でなかったとはいえスクリャービンの後期の作品はやっぱり自分の性質にものすごく合ってると思うので他の曲(ソナタ?)も弾いて広げていきたいです。楽しみ。
(そんな他のスクリャービンのピアノ曲の中で特に弾きたいなと思ってる黒ミサソナタ(ピアノソナタ第9番)がリンクしたCDに入ってるのでそちらもおすすめ)
なんだかあっという間でしたね。一続きにプログラムを弾いたから、というのもありますが、弾いた後の片付けで余韻にあんまり浸れなかったのもあり。でも演奏自体はもっと次は長くても大丈夫かな、という感じ。
聴衆は少人数でしたが暖かい聴衆でした。そしてその他諸々方向からの応援も大変感謝しています。
舞台に出て先生の姿を見たらなんか妙に落ち着きましたね。「あ、いつもと一緒か」みたいな感覚がありました。普通逆だと思われるのですが・・・
演奏に関しては結構満足しています。一つだけ計算外だったのが、練習やリハーサルと違って実際に本番で弾いてるとだんだん体とか手が冷えてくるんですよね、緊張で。「ああそういえばそうだった」と思う程度だったのですがこれから覚えておかなきゃいけないことの一つです。
録音してくれた友達からはメシアンが一番のハイライトだと言ってもらえて、実際ヴィラ=ロボス(学校の友達には一番受けが良かった)とメシアンは本当に自分の物にできたと思いました。
バッハはそれほど素晴らしいってことはなかったですが割とのびのびと弾けた・・・かな。
ちょっと惜しいのはスクリャービンかな。うまく発揮できなかったような。なんとなく冷えた体から余裕がなかったり、正確さもベストじゃなかったですし。またどっかでプログラムに組み入れて別の機会に再挑戦したい、と強く思ってます。
先生からもお褒めの言葉をいただいて。あまりにも嬉しかったんで英語のままのせますね。
「You played it better than I can play it .」とおっしゃってました。メシアンにしろスクリャービンにしろ先生のレパートリー内でもある作曲家で、そう言ってもらえるのは本当に嬉しいです。
あとは大学のときと変わらず自分は本当に演奏するときがちがちに緊張しないタイプだなー、と(恵まれた性質です、ほんとに)。
演奏せずこんなに間が開いてしまったのはピアノを始めて以来のことなのでもしかしたらものすごい勢いで緊張するんじゃないかと思ったら割と冷静で。弾き始める前は「表面数層が冷静」という状態だったのですが、弾き始めてからは根から落ち着いていて、それだったら今後も心配ないなと。
とにかく今日は久しぶりに演奏できて、聴いてもらえて、無事録音できて(途中なんか近くの教会の結婚式かなんかの馬車の音がすごかったですがどうなっただろう)。
あと帰りには西日を受けながらwing archiver IIを聴いたのが本当に身にしみました(終わったら聴く、と決めてたのです)。
今日はもう休むのみですがピアノでこれから弾くこと企画することも早く始めたいですし、なんといってもブラスフェスティバルと一時帰国がすぐそこまで迫っている!
日本に行く前に楽しみたいこともちょっとあるのでそちらもまた。
何度も書きますがまだまだこれは第一歩、なので。でもとりあえずは休憩します。
今日の一曲: アレクサンドル・スクリャービン 詩曲「炎に向かって」
今回のリサイタルで弾いた最後の曲、そして今回のリサイタルから紹介する最後の曲。
なかなか癖が強い曲ですが何よりプログラムのラストとしてこれほどふさわしい曲はないと思います。
前も紹介したようにこの曲はスクリャービンの晩期の曲で、彼の独特な哲学・色彩・ハーモニーがしっかり確立され濃く表現された曲です。
とにかく「詩曲」「詩」という曲のくくりが好きですね、スクリャービンは。もともとこの曲はピアノソナタになるはずだったそうですが、規模がちょっと小さいと言うことで「詩曲」になったという経緯があるとか。
スクリャービンが好きだなーと思うもの、それは「炎」ですね。プロメテウスだったり別のピアノ曲の「暗い炎」だったり、このエレメントがものすごくしっくり来る、ものすごく強い共感を感じるところがあるんですよね。
この「炎に向かって」も熱の集積が世界の破滅を導く、みたいなスクリャービン独自のイメージに基づいているようです。炎はパワーであり、熱であり、エネルギーであり、破壊であり、浄化である、そんな関連イメージが湧いてきます。
実は昨日だったか一昨日だったか、2010年?にやったトリビアの泉で10万本のマッチに火をつけるトリビアの種を見ていたんですが、あの炎はほんと強烈でしたね。何メートルだったかな、あの大きさといい色といい、激しさといい明るさといい、この曲を弾くにあたって見といてよかったですね。
やっぱりもう一回チャレンジしたいこの曲ですが、もしかしたら炎関係でプログラムを組んでみるのも面白いかもしれませんね。もちろんこの曲はラストで。
炎関係にしろそうでなくてもうまいことこの曲の最後の盛り上がりがうまく生きるようプログラムを組みたいです。
もっともっとものにしたい、炎をこの手で操りたい。
そして今回ベストな演奏でなかったとはいえスクリャービンの後期の作品はやっぱり自分の性質にものすごく合ってると思うので他の曲(ソナタ?)も弾いて広げていきたいです。楽しみ。
(そんな他のスクリャービンのピアノ曲の中で特に弾きたいなと思ってる黒ミサソナタ(ピアノソナタ第9番)がリンクしたCDに入ってるのでそちらもおすすめ)
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