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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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MNOZIL Brass Unravels Blofeld感想!
前回の記事に拍手どうもですー♪
今日は先日のリサイタルの録音が届きました。ちょこちょこっと聴いた感じでは割と上出来だと思います(本番の時の印象はそんなに変わらなかったです)。
でもやっぱりテンポがところどころ速い、というか全体的にせっかちな感が。危なっかしい感はそんなにないですし、弾いてるといつもと変わらないのですがどうしても本番にそういう差はでてきてしまう。それを認識すること、そして人前での演奏経験を重ねることでもっと広がる空間を演出できたらな。

さて、昨日はこちらに行って来ました。
MNOZIL Brass - Blofeld第10回にして最後となるメルボルン国際ブラスフェスティバル、今回もやつらが帰ってきた!
オーストリアの金管軍団MNOZIL Brassです。
彼らはみんな演奏がピカイチなだけでなく、歌ったり踊ったりコントをやったりとにかく芸達者なおじさん達で、ただ楽器を演奏するだけでなくかなりコメディー要素の強い(金管奏者らしいユーモアを含んだ)ショーをくりひろげるのです。
これまで何度もメルボルンのブラスフェスティバルで演奏しに来てくれて、さらにトロンボーン奏者の一人はその縁でメルボルンの金管奏者と結婚してますしねー(今年は子どもも産まれたみたいです)。

(ここから内容についてのネタバレあります、注意!)
そんなMNOZIL Brassの今年のショー「Blofeld」。金管楽器のパワー、超人技も味わえたんですが、なんといってもものすごく笑わせてもらいました!
Early birdでチケットをとったため良い席に座ってました。Hamer Hallの一番下の階、ホールのほぼど真ん中。
舞台から遠ざかるに従って少しずつ床が上がってるのであそこらへんはちょうど金管楽器の朝顔(ベル)がこっちにまっすぐ向いている状態で。彼らの音量がすごいもので、正直ガチでうるさかったところも結構ありました(笑)
それにしてもあの音量、技巧、テンションなどを短い休憩1回はさんで2時間のショーで維持するってのもまた驚き。

2時間のショーの前半後半で共通してる伏線とか、ちょこちょこ拾っていくことがあったりコントとしてもよく出来てました。
なんといってもバストランペット&トロンボーン担当の方が登場から終始悪党に徹していたのがよかった(笑)ちょい悪のトロンボーン奏者もいる中、ものすごく「悪党」だったのにずっとにやにやしてました。
ネタのなかで長い部分ではそれぞれの奏者が交互にソロを務めるジェームス・ボンドメドレー、後半のオリンピックコント、そしてなんと言ってもテューバ奏者の方が調子にのっている中後ろで色々起こっているコント。
MNOZILのショーって同時に複数のことが起こってて見ててどーする!?ということがちょくちょくあります。

それにしてもまさか火を使うとは。あと唾(楽器の唾抜きネタはもちろん、ほんまもんの唾まで)。禁じ手じゃないですが「それ大丈夫か!?」と思うことあり。他にも「そのまま!?」とか「その状態で!?」と思う展開たくさん。
テューバにピアニカとコイン数枚入れて踊ったり動いたりながら吹いても異音を立てないのはものすごく不思議です。
それからまさかの「トキエさん」出演(参照:すべらない話)。金管奏者なので下ネタが出るのは想定済ですがなかなかこのくだり良かったです。

演奏に関して好きだったのはハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」からのワルツですね。ピアニカ演奏から始まって、全員が円になって楽器とともに回りながら回り、演奏するところのちょっとした美しさ!
そうそう、ピアニカといえば別のところで見た「ピアニカを吹く人と弾く人が別」という技(?)も。

あと第2トランペット(でいいのかな?)の方がとにかくかっこいい(笑)ルックスももちろんなのですが演奏も含めて!前回MNOZILを見たときには彼がキル・ビルの「Green hornet」でソロを演奏したときのかっこよさったらもう。
第1トランペットの方のほうが音量だったり高音の出だったり、「すげー!」と驚くことが多いのですが、たたずまいとか演奏とかだと第2トランペットの方が「格好いい」。

今回のショーではアンコールが2曲ありました。最後は「曲」でしたが最初のアンコールはしっかりコント仕立てでものすごくほくほくしました。もう面白すぎる。公演一回で一生分笑えますね!
ブラスフェスティバルは一応今回で最終回ということになってますが新しい形でリスタートしてもしなくてもまた近いうちにMNOZIL Brassがメルボルンに来てくれることを願ってます。

そして日本にMNOZIL Brassが公演に来るようなことがあれば(2009年に来日したみたいですが)是非彼らのショーを見に行ってください。言語の違いは関係ない(実際ちょろっとドイツ語で話すこともありますが分からなくても問題ない)、最高に楽しいパフォーマンスが味わえること間違い無しですよ!


今日の一曲: 「Age of the Wonders: Shadow Magic」サウンドトラックより「Desert Moon」

とりあえずYoutubeに録音がありました

こないだSteamでダウンロードしたちょっと懐かしいゲーム、Age of Wondersシリーズ。Shadow Magicは第3作です。
このゲームはTriumph Studio制作のターン制ファンタジー戦略ゲームで、シリーズ3作をまとめて買うとサントラ集がついてくる!という特典あり。
第1作目から第2作目にちょっと間があいてて、ゲームシステム・雰囲気ががらっと変わりましたがゲーム音楽の作りもまた大きく変わりましたね。
第1作は全部デジタルだったのが第2作以降は実際の楽器演奏も入って、さらに民族音楽・民族楽器の影響が多々見られるのが特徴的。

まだ本作をちゃんとプレイしてないんで詳しくは分からないのですが、第3作目は新しく「Nomads」という砂漠の遊牧民族を種族として選択することができるので「Desert Moon」はそこら関連の音楽かな。
でもメインとなる笛のメロディーはアラビア系の影響だけでなくちょっと南米っぽいところがあるのも面白い。
他には爪の音の入るギターの音色、そして力強いエスニックな太鼓の音が良い感じです。

ゲーム自体の紹介もそのうち(ちゃんとプレイしてから)したいですが、サントラもまだまだ聞き込む余地があります。今のところの印象だとSacrificeのサントラみたいな奇抜さを備えた完成度、ゲームの風景との融合感は感じないのですが、ゲーム音楽として良いですし、そこはやっぱりゲームを進めながら味わわないと。

 

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