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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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「悪企み」 in 原宿(笑)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます♪

昨日は先日静岡西部でおご一緒いただいた醒ヶ井さんに「おかわり!」とねだった結果実現したお出かけ第2弾。
東京での冒険・・・とはちょっと性質が違うかな、醒ヶ井さん曰く「悪企み」をしてきました(笑)
東京駅で待ち合わせ、「日本食堂」で昼食を食べて(メンチカツおいしかったー)原宿へ。

今回のコースはまず原宿でゴシック系の服の店を見て歩いたり。
めぼしいお店、いくつかありましたね。スタイル的には合うのであとはじっくり試着したり自分の欲しいものをちゃんと考えたりで、かな・・・(その「じっくり」の部分はライブで東京に来たときに、と思ってます)
竹下通りは若い人でいっぱいで、店の内外色んな服や外見の人が満ちあふれてて。それから外国の方多いですね。それがなんとなく落ち着いたり。
メインの通りだけでなく横道にも店が出てて、個性的なお店が色々ありそうな。とにかく賑やか(人も品物も)。

それから引き続き原宿で醒ヶ井さんにTetragrammatonというお店を紹介してもらいました。
日本で店頭でアルケミーゴシックの作品を扱っているお店で。メルボルンの店は見る限りは商品のターンオーバーがほとんどないんですがテトラグラマトンでは新しいシーズン(大本では9月発売)の作品がもう売れてしまっていたり、事情はちょっと違うみたいで。
メルボルンで売ってないアイテムはないかな、と思ったらしばらく各店においてなかったCoco Casket Jewelのペンダントを買いました。(半衝動買い・・・?)初めて買うモノクロの作品ですし、あとDeco Gothiqueシリーズから初めて買うアイテムで、着用するのが楽しみです。

竹下通りはさきほど書いたように若者がたくさんいる、主にピンク色(+黒・白)でカラフルな通りなのですが、一本向こうの細い歩道は全く雰囲気が違っておしゃれなレストランとかジュエリーショップとかが並んでいて。
で、この歩道がなぜか「ブラームスの小径」というそうなんですよ。昨夜検索で引っかかってどんなもんかと気になって行ってみたのですが、なぜこの地にブラームスの名がついててブラームスの胸像があるのかはわからず。
数いるクラシックの作曲家の中でも原宿の若者文化からは結構ほど遠い作曲家なような気もするんだけどなあ・・・(苦笑)

そんなブラームスの小径の近くのカフェ「クリスティー」で2人でしばらくおやつ&お茶にしました。
ケーキに紅茶、メルボルンと何が違うんだ!というツッコミはありますが(笑)
話したのはもっぱら創作界隈の話。Twitterでお知り合いになって2年、その中で色々書き物だったり小ネタだったり企画を立ち上げていたのでその分話すことは溜まっていて(笑)さらに話しているとまた刺激を受けたり思うところあったりで、ほんと創作界隈は話が尽きないです。(大学の友達と音楽の話を飽きなくしているのとはまたちょっと違った感覚)
改めてTwitterでつぶやきを投下するのと、ある程度まとまったファイルを投下するのと、直接会って話すのとでは向いていること限界があること色々だな、と思いました。これから自分の創作はもちろん意思疎通・共有に関しても色々模索して、optimizeしていかないとなー・・・
とにかくでも話し足りないくらいのテンションで一日が終わったのは確かです(笑)あとで色々メモもしましたが取り切れてないかも。
お店巡りもそうですが、なによりも話すのが楽しかった!醒ヶ井さんには感謝感謝です♪

創作およびその様々な段階での共有については色々家に帰ってからも思うところがあり。
アナログのメモだったりiphoneだったりPCだったりTwitter、Dropboxだったりちょっとでも色んな方向で効率化していきたいなーと。
以前も書いたかな、Microsoft OneNoteを総括的な設定まとめとして使っているのですがiphoneにはこれないですし、あとはテキストファイルだったりWordファイルだったり色々で。

その試みの一つとしてナカバヤシのSmarecoシリーズ(以前ロザンが宣伝動画みたいのをやっていた)をこの一時帰国で購入してみようかな、と思っています。ノートやダイアリーのiphone同期、ペンでの選択範囲クリップスキャン的な機能とかで少なくともアナログ・デジタル間のギャップは狭まるだろう、と(あとアナログのメモをもうちょっときれいな字で書こうとするかなーとか)。
色んなところで色んなことを始めちゃったのはまあしょうがないとして、全部が全部一つのやり方でまとめられるわけじゃないことを最近認識してきたので(特に比較的最近の企画は)ちょっとでも画期的な方法で、自分が使うだけでなく共有できる形でなんとかしたいな、と思っている次第です。


今日の一曲: Nigel Westlake 「Jovian Moons」より「イオ」



こないだ買ったNigel Westlakeのギター入り作品のCD「Shadow Dances」からの一曲。最近かなりWestlakeのギター作品群にはまっていてチョイスが難しかったのですが、色んな意味で異色なこの曲にしてみました。

Jovian Moonsはまず楽器編成が面白い。ピアノとギターのための曲で、このCDではMichael Kieran HarveyとSlava Grigoryanがタッグを組んで弾いています(つまりこの2人のために書かれたということで間違いないかな)。
ピアノとギター、どちらも1人で一つの世界が容易に作れる楽器。出来ることのキャパシティやバラエティは似ているところもあるけれど違いもたくさんある楽器。特に音量・音質に関しては「この2つの楽器だけ(仲介楽器がなし)で大丈夫?」と思うところもあれど。

でもこの曲集は双方の機動力や「響き」がうまく共存して引き立てあうようなところがあって。オーストラリアの音楽の性質がこの2つの楽器のコラボにも向いてるのもあるのかなー・・・(リズムの強さとかハーモニーとか)
印象としてはクラムの「天体の力学」にちょっとだけ似てますね。モチーフが天体というのもそうですが、サウンド、特に星のきらめきのような音や力強いリズムが。

Jovian Moonsというのはちなみにガリレオが発見した木星の4つの衛星(月)のことを指します。この曲集の楽章順でいうとガニメデ、カリスト、エウロパ、イオ(どれもギリシャ神話の主神ゼウスが愛した者から名を取っています)。
その中でもイオという衛星は太陽からもう遠く離れたあの冷たい世界で活火山を持っていて、それだけでもなんか特別なものを感じる星です。
その「炎」や「活動」、「ダイナミズム」もまた音楽に現れていて、曲集のフィナーレとしてすごくふさわしいです。

色々Westlakeの作品を聞いてきましたが、彼は書く音楽スタイルの幅が広いですね。もちろん手がけるジャンルの広さ(テレビ音楽、映画音楽から純クラシックまで、フュージョン等?バンドでドラムを務めたこともあり)もありますが、どうも初演を手がけている奏者のスタイルに大きく影響されてるところがあるみたいです。
ピアノ曲はマイケルのスタイルが強いですし、ギター曲はSlavaのオリジナル作品のテイストが結構入ってますし。その楽器の専門家にものすごく耳を傾け、「共同作業」で作曲する人なんだな、というのが分かります。
だからこのJovian Moonsはバックグラウンドが結構違う3人の音楽家の様々な意味での融合で、3人それぞれの魅力がこの演奏から伝わってくるのがまた素晴らしいです。

Jovian MoonsはこのCDの中でも純クラシックというか現代オーストラリア音楽の純粋な形で、他の曲には元が映画音楽である「南極組曲」を始めもっと聴きやすい曲もあります。
ループマシーンを使った曲やギターアンサンブルの曲、そして「Shadow Dances」ではギターとオケの合奏の新しい形(アランフェスとかと比べての進化がすごい!またこんど紹介します!)などもあり、ギタリストにも強く薦めたいCDです。
オーストラリアによく合う楽器なのかもですね、ギター。
(ちなみに話は変わりますが先日のライブで是方さんの曲にオーストラリアの音楽と似た雰囲気を感じたのです。どう、というのは説明が難しいのですが)

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