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前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
相変わらず仕事です。ピアノもやってます。詰まってる感はあるけど弾いてる曲はなんとかなってきてる・・・かな。
メシアンを弾いてるのがやっぱり一番楽しいというか落ち着くというか、やりがいがあるというか。
なんとなくパワフルである程度不協和音的なものを望んでいるのかな。
今日はちょっと前に注文した新神話主義の本が届きました(感想は以前ここで書いてます)。再読になりますが手元の資料としても、創作や音楽のアイディアをまとめたりするにもいい本なので読む時間ができるといいな・・・とは思っていますが。
それから今日はiphone5が来ました。まだ電話として使えないのですがとりあえずなんとか中身はなったかな。
最近ちょっとチェレスタの事を考えていたのですが(例の大学のオケのコースの情報が来てなかったりで)。
もうご無沙汰気味なんですよね、チェレスタ。オケで弾かせて機会も少ないのですが、できればそれだけじゃなくてチェレスタで色々弾いてみたいな―と。
割とできることが限られてる楽器なのですがもうちょっとなんとか自分なりに広げられないかなーと思うんですね。
兎にも角にもソロレパートリーというのがほぼない楽器ですし、普段触れられないのでそこら辺の探索も難しい。
なので今自分で考えてるのは「他の楽器の曲をチェレスタで弾くならどんな曲が弾きたいか」ということです。
自分のPCに入ってる音楽のリストを見たり、あとは普段聞いてるなかで「これはチェレスタで弾けるんじゃないか?」というところにちょっと注意を向けてみたり。
チェレスタは鍵盤楽器で、テクニックはピアノと同じなところが多いのですが、音域が狭かったり(しかも高音寄りなので厚み・深みが出しにくい)、音量の幅が狭かったり、出せる音のバラエティが狭かったり(なので複雑な物を弾くとぐだぐだに混ざり合ってしまったり)、そういう短所もあるのですが、まあ長所といえば音色が鉄琴みたいなああいう音色なので何を弾いてもものすごく耳に悪い、ということはないのですよね(つまらないことはあっても)。
そういうことがあるのでピアノ曲をカバーするとなると結構絞られてくる。
そんな中で前からちょっとやってみたいなー、と思ってたのがラヴェルの「クープランの墓」の「フーガ」。響きがいいと思うんですよ。ピアノでやるとちょっと望むサウンドよりもドライな感じになる、というかあとペダルを透明に保つやりくりも大変で。そういうところがちょっとチェレスタだとどうなるかなーと。フーガで各声部を独立させるのはちょっと難しいけど響きが柔らかくなるし溶け合う具合がいい感じになると思うんですよね。
最近は鍵盤楽器だったらハープシコード(特にバロック時代のレパートリー)にも目を向けた方がいいのかも、と思い始めてます。チェレスタのキータッチもハープシコードほどではないですが軽めなのでスカルラッティのソナタとかの速い軽いパッセージは苦にはならないはず。連打はちょっと苦手かもしれないけど。ああいう音楽的にストレートな音楽をストレートにチェレスタで弾くのも(何も変哲もない感じですが)ありかな、と。スローなソナタでの間の取り方とか響きとかも試してみたい。
バッハ方面はどうなんだろう。弾いてみないとどうなるか分からないかな・・・
チェレスタに音が似ている楽器といえば鉄琴とかビブラフォーンとかハープとかもあります。鉄琴のレパートリー・・・あるのかな。ビブラフォーンはジャンル超えて色々ありそうなのでこれから探索してみたいですね。
ハープはピアノよりはまだ厳しくないかな。割とソロレパートリーだとハープも低音をよく使うので音域がアウトなのもあるか。
でもペルトの「Pari Intervallo」みたいに音の余韻を楽しむスローで暗めな曲はいいかも。チェレスタの巷のイメージから広げるという意味でも暗い曲でのチェレスタの音のポテンシャルは探索したいです。(バルトークからの流れを継ぐ形で)
暗い曲と言えば低音域をなんとか活用してThelonius Monkの「'Round Midnight」が弾けたらいいな、と思ってます。Monkは「Pannonica」でチェレスタを使ってますからそのつながりもあって。
あと最近思うのはクラシカルギターも結構チェレスタに近いんじゃないか?と。音域の下限もそんなに変わらないはずだし、音量・音色が限られているのも似ているし。バロック時代から21世紀までちょこちょこレパートリーはありますしね。もしかしたら鍵盤で弾くにはちょっと音が少ないかもしれないけれど(ピアノだとすかすかに聞こえてしまいますが)チェレスタなら良い方に転ぶ可能性も。
ふと思いついてこれはチェレスタで弾きたい!と思ってネットで楽譜をダウンロードした曲があります。バリオスという作曲家の「大聖堂」という曲なのですが、ギターで難曲と言われるのがかえってチェレスタでは(音の数的にも)ちょうどいいような。3楽章編成の真ん中のスローな楽章ではギターにはできないけれど鍵盤楽器ではよくある装飾和音とか、バロック風に足したりして。うまくいくと思うんですよね-。
あとはクラシックに限らず、ジャズだったりポップだったりも。シンプルに考えればうまくいく曲たくさんあると思うんですよね。ただものすごくうまくいく曲となると本当にしっかり考えないといけないかも。いつも聞いてるあっち方面とかこっち方面とか。改めて考えて見たい。
ただクラシックもそうですが元の曲とイメージががらっと変わるようなのはもっと探すのが難しいと思うんですよね。改めて意識しないと。実はそういう曲がカバーしてて一番楽しいと思いますし、探してみたいんですが、楽器を触らないと無理なところもあるかなー・・・
チェレスタはオケでもそうですが音のアタックと同じくらい、またはそれ以上に余韻を楽しむ楽器なので、ピアノやハープ、ハープシコード、ギターなどにはない音の溶け合い方みたいなものに注目したいです。明るい響きも、柔らかい響きも、暗い響きも、濁った響きも(案外目着けられてないけどここは大事)。
いつかまた機会があれば色々実験してみたいと思っています。チェレスタがとにかく好きで、周りが思うよりも色々できる楽器だと信じているので。
今日の一曲: アグスティン・バリオス 「大聖堂」(La Catedral)
最近私が愛してやまないクラシックギターの曲です。これと、以前紹介したコシュキンのUsher Waltzと、ヴィラ=ロボスの前奏曲集・協奏曲と、WestlakeのShadow Dancesあたりかな、特に自分にとってSpecialです。
バリオスは調べて見たら19世紀末~20世紀の南米はパラグアイの作曲家。(パラグアイではお札に肖像画がのったことがあるらしいですね)
ギター奏者でもあり、ギターのための作品をたくさん残している作曲家です(同時代のセゴビアもギター奏者兼作曲家で、自分の曲は自分で弾いて積極的に広めてたのと同じ事情かな)。
Wikipeを読んでみると生きた時代より前の時代の様式を用いることがあったそうで、この「大聖堂」もバロック時代、特にバッハのスタイルと似ています。
先ほど書いたようにこの曲は3楽章構成で、ものすごくギターらしいアルペジオの第1楽章、バロック時代の前奏曲風の付点リズムが特徴的なスローな第2楽章、そして速くて長くて難しい第3楽章に分かれています。
第3楽章の難しさはあくまでギター弾かない人としてしか分からないのですが、それでもめちゃくちゃ難しいのは分かります。あと楽譜プリントして気づいたんですが2回最初に戻るところがあって初見で楽譜を追いにくかった(汗)
でもですねえ、ものすごく美しい曲なんですよ。単純に、純粋に美しい。
あとなんかこう、この抱きかかえられるようなサイズの音楽に世界がものすごく完成されているというか。大きくはないけれど、でもバッハの音楽に確かに似ている無限の広がりみたいなものがあって。すごい曲です。
なんかとってもギターのための曲なんだけれど、ギターを超越するものがある気がします。
リンクした録音は試聴はないのですがJohn Williamsの素晴らしい演奏です。
どんな曲か試聴したい場合はこちらへ。コシュキンの曲の紹介を書いてるとき気づきましたが結構ロシア系のギタリストっているんですよね。そちらのギタリストももっと聞いてみたい。
相変わらず仕事です。ピアノもやってます。詰まってる感はあるけど弾いてる曲はなんとかなってきてる・・・かな。
メシアンを弾いてるのがやっぱり一番楽しいというか落ち着くというか、やりがいがあるというか。
なんとなくパワフルである程度不協和音的なものを望んでいるのかな。
今日はちょっと前に注文した新神話主義の本が届きました(感想は以前ここで書いてます)。再読になりますが手元の資料としても、創作や音楽のアイディアをまとめたりするにもいい本なので読む時間ができるといいな・・・とは思っていますが。
それから今日はiphone5が来ました。まだ電話として使えないのですがとりあえずなんとか中身はなったかな。
最近ちょっとチェレスタの事を考えていたのですが(例の大学のオケのコースの情報が来てなかったりで)。
もうご無沙汰気味なんですよね、チェレスタ。オケで弾かせて機会も少ないのですが、できればそれだけじゃなくてチェレスタで色々弾いてみたいな―と。
割とできることが限られてる楽器なのですがもうちょっとなんとか自分なりに広げられないかなーと思うんですね。
兎にも角にもソロレパートリーというのがほぼない楽器ですし、普段触れられないのでそこら辺の探索も難しい。
なので今自分で考えてるのは「他の楽器の曲をチェレスタで弾くならどんな曲が弾きたいか」ということです。
自分のPCに入ってる音楽のリストを見たり、あとは普段聞いてるなかで「これはチェレスタで弾けるんじゃないか?」というところにちょっと注意を向けてみたり。
チェレスタは鍵盤楽器で、テクニックはピアノと同じなところが多いのですが、音域が狭かったり(しかも高音寄りなので厚み・深みが出しにくい)、音量の幅が狭かったり、出せる音のバラエティが狭かったり(なので複雑な物を弾くとぐだぐだに混ざり合ってしまったり)、そういう短所もあるのですが、まあ長所といえば音色が鉄琴みたいなああいう音色なので何を弾いてもものすごく耳に悪い、ということはないのですよね(つまらないことはあっても)。
そういうことがあるのでピアノ曲をカバーするとなると結構絞られてくる。
そんな中で前からちょっとやってみたいなー、と思ってたのがラヴェルの「クープランの墓」の「フーガ」。響きがいいと思うんですよ。ピアノでやるとちょっと望むサウンドよりもドライな感じになる、というかあとペダルを透明に保つやりくりも大変で。そういうところがちょっとチェレスタだとどうなるかなーと。フーガで各声部を独立させるのはちょっと難しいけど響きが柔らかくなるし溶け合う具合がいい感じになると思うんですよね。
最近は鍵盤楽器だったらハープシコード(特にバロック時代のレパートリー)にも目を向けた方がいいのかも、と思い始めてます。チェレスタのキータッチもハープシコードほどではないですが軽めなのでスカルラッティのソナタとかの速い軽いパッセージは苦にはならないはず。連打はちょっと苦手かもしれないけど。ああいう音楽的にストレートな音楽をストレートにチェレスタで弾くのも(何も変哲もない感じですが)ありかな、と。スローなソナタでの間の取り方とか響きとかも試してみたい。
バッハ方面はどうなんだろう。弾いてみないとどうなるか分からないかな・・・
チェレスタに音が似ている楽器といえば鉄琴とかビブラフォーンとかハープとかもあります。鉄琴のレパートリー・・・あるのかな。ビブラフォーンはジャンル超えて色々ありそうなのでこれから探索してみたいですね。
ハープはピアノよりはまだ厳しくないかな。割とソロレパートリーだとハープも低音をよく使うので音域がアウトなのもあるか。
でもペルトの「Pari Intervallo」みたいに音の余韻を楽しむスローで暗めな曲はいいかも。チェレスタの巷のイメージから広げるという意味でも暗い曲でのチェレスタの音のポテンシャルは探索したいです。(バルトークからの流れを継ぐ形で)
暗い曲と言えば低音域をなんとか活用してThelonius Monkの「'Round Midnight」が弾けたらいいな、と思ってます。Monkは「Pannonica」でチェレスタを使ってますからそのつながりもあって。
あと最近思うのはクラシカルギターも結構チェレスタに近いんじゃないか?と。音域の下限もそんなに変わらないはずだし、音量・音色が限られているのも似ているし。バロック時代から21世紀までちょこちょこレパートリーはありますしね。もしかしたら鍵盤で弾くにはちょっと音が少ないかもしれないけれど(ピアノだとすかすかに聞こえてしまいますが)チェレスタなら良い方に転ぶ可能性も。
ふと思いついてこれはチェレスタで弾きたい!と思ってネットで楽譜をダウンロードした曲があります。バリオスという作曲家の「大聖堂」という曲なのですが、ギターで難曲と言われるのがかえってチェレスタでは(音の数的にも)ちょうどいいような。3楽章編成の真ん中のスローな楽章ではギターにはできないけれど鍵盤楽器ではよくある装飾和音とか、バロック風に足したりして。うまくいくと思うんですよね-。
あとはクラシックに限らず、ジャズだったりポップだったりも。シンプルに考えればうまくいく曲たくさんあると思うんですよね。ただものすごくうまくいく曲となると本当にしっかり考えないといけないかも。いつも聞いてるあっち方面とかこっち方面とか。改めて考えて見たい。
ただクラシックもそうですが元の曲とイメージががらっと変わるようなのはもっと探すのが難しいと思うんですよね。改めて意識しないと。実はそういう曲がカバーしてて一番楽しいと思いますし、探してみたいんですが、楽器を触らないと無理なところもあるかなー・・・
チェレスタはオケでもそうですが音のアタックと同じくらい、またはそれ以上に余韻を楽しむ楽器なので、ピアノやハープ、ハープシコード、ギターなどにはない音の溶け合い方みたいなものに注目したいです。明るい響きも、柔らかい響きも、暗い響きも、濁った響きも(案外目着けられてないけどここは大事)。
いつかまた機会があれば色々実験してみたいと思っています。チェレスタがとにかく好きで、周りが思うよりも色々できる楽器だと信じているので。
今日の一曲: アグスティン・バリオス 「大聖堂」(La Catedral)
最近私が愛してやまないクラシックギターの曲です。これと、以前紹介したコシュキンのUsher Waltzと、ヴィラ=ロボスの前奏曲集・協奏曲と、WestlakeのShadow Dancesあたりかな、特に自分にとってSpecialです。
バリオスは調べて見たら19世紀末~20世紀の南米はパラグアイの作曲家。(パラグアイではお札に肖像画がのったことがあるらしいですね)
ギター奏者でもあり、ギターのための作品をたくさん残している作曲家です(同時代のセゴビアもギター奏者兼作曲家で、自分の曲は自分で弾いて積極的に広めてたのと同じ事情かな)。
Wikipeを読んでみると生きた時代より前の時代の様式を用いることがあったそうで、この「大聖堂」もバロック時代、特にバッハのスタイルと似ています。
先ほど書いたようにこの曲は3楽章構成で、ものすごくギターらしいアルペジオの第1楽章、バロック時代の前奏曲風の付点リズムが特徴的なスローな第2楽章、そして速くて長くて難しい第3楽章に分かれています。
第3楽章の難しさはあくまでギター弾かない人としてしか分からないのですが、それでもめちゃくちゃ難しいのは分かります。あと楽譜プリントして気づいたんですが2回最初に戻るところがあって初見で楽譜を追いにくかった(汗)
でもですねえ、ものすごく美しい曲なんですよ。単純に、純粋に美しい。
あとなんかこう、この抱きかかえられるようなサイズの音楽に世界がものすごく完成されているというか。大きくはないけれど、でもバッハの音楽に確かに似ている無限の広がりみたいなものがあって。すごい曲です。
なんかとってもギターのための曲なんだけれど、ギターを超越するものがある気がします。
リンクした録音は試聴はないのですがJohn Williamsの素晴らしい演奏です。
どんな曲か試聴したい場合はこちらへ。コシュキンの曲の紹介を書いてるとき気づきましたが結構ロシア系のギタリストっているんですよね。そちらのギタリストももっと聞いてみたい。
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