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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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2012→2013
前回のエントリーに拍手どうもですー
相変わらず大事を取って腕休暇中ですが明けましたので新年のご挨拶、去年の振り返りと昨日の冒険をまとめたいです。

ということで。
新年明けましておめでとうございます。
新しい年が皆様にとって幸多きなりますよう、そして今年もこのブログ共々よろしくおねがいします。

2012年・・・は悔しさの残る年末年始ではあったもののいい年だったことは変わりないですね。
リサイタルに一時帰国に諸々創作活動、仕事などいろいろ楽しいこと良かったこと達成したこといっぱいで。
精神面でも大きな問題はなかったですし、季節とともに変化する精神状態に対する事前の対策・心構えもドクターと話し合いましたし。

それから2012年は弾く音楽の幅がちょっと広がり、聴く音楽の幅がかなり広がった年でした。
もともとは2011年後半の一時帰国の頃に父のCDコレクションに手を出し始めたり、聖飢魔IIの音楽を聴くようになってface to aceの音楽を好きになったり、そこから続いてですね。
それから国立アカデミーのAustralian Voicesシリーズを通じてオーストラリアの音楽を聴く頻度もぐんとあがりました。
まだまだいろんな音楽をこれから広く深く知りたいと思っているのでそれは今年も引き続き出会いを広げていきたいと思います。

2013年の抱負のようなものも一応ちょこちょこ考えています。そんなに大きいものはないですが。
とりあえずまずは一日でも早くピアノが弾きたいのですが、それは短期間のあれなので・・・
まずは某本舗に出すお便りを書くのに1週間とか2週間とかかけない、とか。
あとはもちょっと運転なり公共交通機関で外に出かけるとか。
もうちょっと創作周り、書き始めないものをまとめていくとか。

それから自分の都合以外の部分が大きくてどうなるかわからないものとしては今年父と一緒にACEさんと岸部さんのコンサート聴きにいけたらなあ、と思うのです。父の予定とか一時帰国のタイミングとか諸々難しいので実現はさて、ですが。

さて、話変わって昨日は一日外で過ごしました。
結構閉まってる店も多いのですが開いてる店も多いですね。そしてクリスマスと正月はひとくくりで「Holiday」なのでどこにいってもクリスマスの飾り付け続行中。

Miss Marple's Tea RoomまずはMount DandenongあたりにあるSassafrasのMiss Marple's Tea Roomでスコーンをいただいて(混んでた!でも一人だったからすぐ入れた)、周りの店を見て。お隣のお茶屋でお茶買ってしまった。
それからこのSassafrasとOlindaにちょっと古い感じのお菓子やさんがあるのですが、そこで懐かしのユーカリキャンディーを買いました。
それから近くで森の中に入る道があったのでちょっとばかり散歩・・・のはずが戻りがずっと上り坂でかなり体力消耗。(情けない・・・)

そしてそこから晴れた山からの良い景色を見ながらバスで下山、シティ周りに。
お目当ては美術館(National Gallery of Victoria)のバレエとファッションの展示。小さい展示だったので常設展も見ました。前NHKのニュースかなんかで読んだのかな、この美術館のアジアの作品を展示してあるところに日本の美術品を特集したところがあるのでそれも見ました。北斎の漫画とかありましたね。

New Quay, Docklandsその後はシティでショッピングセンターを回って、そしてDocklandsのNew Quayに。
そうそう、シティサークル(シティをぐるっと回る無料のトラム)は大晦日は夕方で終わりなんですね。初めて知った。
Docklandsは開発失敗とかなんとか言われてますが夏の海沿い、ハーバーがあって花火もやるとなるとそこそこ活気にあふれますね。

そこからトラム沿いに歩いて南下、Docklands Park(お気に入りのスポットなのです)を通ってSouth Wharfへ、そして東に向かってクラウン・カジノで鴨ラーメン。
鴨ラーメン、いつもより混んでた中で急いで食べたのですが肉がちょっとぱさぱさして骨からはがれにくく、さらに骨髄を食べられる部分が少なくちょっと残念だったものの、久しぶりに食べれて&2012年最後の夕飯として食べれてよかったー。

Last sunset 2012しかもサウスバンクでいつものTutto Beneにいったらライチ味のジェラートあったんですよ。濃いからなのか不思議な風味がして(間違いなくライチの風味なのですが)ものすごく不思議でしたね。
いやあジェラートもっと食べたい。もちょっと長くいたらもう一杯食べてたかも(汗)さすがに朝早くて疲れたんで花火が始まる前に帰ってきてしまったのですが。
ちなみに花火は9時半開始だったそうです。日没が9時とかですからね。

・・・ということで2012年の大晦日も楽しかったです。一日にこの日くらいは街で集まる人の活気に当てられるのもいいですね。今年の大晦日はどう過ごせるかな。


今日の一曲: ロス・エドワーズ 尺八とオーケストラのための「The Heart of Night」

(Australian Music Centreでの録音リンク、試聴あり)

こないだ借りたCDから一つ。ロス・エドワーズはオーストラリアの作曲家ですが尺八を使った作品を書いているんですよ、ということは借りた当時に書いています。
あれから改めて聴いてみたのですが面白い曲だな、と思いました。本当に面白い。美しいはもちろんなのですが。

尺八に限らず西洋文化の楽器にその外の楽器を混ぜるとまず出てくる問題が音程の問題。
この曲ではバックがオーケストラということもあり西洋音階・西洋音程で終始統一しています。
それから東アジアのリズムの感覚って西洋とはかなり違って、そこのところの歩み寄りも難しいのですが、この曲は日本の音楽のリズムの自由さを最大限生かすフリーなリズムで書かれています。
(それが結果オーストラリアの原住民の音楽に少しフィーリングが近い感じに思えるのは私だけかしら)

尺八はいわゆる木管楽器で、オケの木管楽器ともものすごく親和性が高いことにこの曲で本当に感動しました。バスクラとかファゴット、コントラファゴットが同じくフリーな感じのソロを奏でたり、下でDroneとして尺八の音を支えたり、その溶け合い具合が独特で素晴らしいですね。
そしてそれはオケの他の楽器でも言えることですね。割といいこと溶け合うじゃないですか。

曲全体としてはこういう一見盛り上がりとか方向性の弱い曲が好きになれない人もいるとは思うのですが、バルトークやマーラーから続く「夜の音楽」のスピリット、それからオーストラリア原住民の「Dreamtime」のコンセプトから繋がるものがあり、そして日本の文化についてはよく知らないのですが確かにそちらからの支流もあるような気がして。
日本・西洋・オーストラリアのエッセンスが入ってると思うんですよね。

ということで美しく、かつ面白い曲として、そして日本とオーストラリアを繋ぐ曲としておすすめです。
ちなみにこの曲を演奏しているRiley Leeは尺八奏者としてオーストラリアでは有名な方だそうです。
ロス・エドワーズの他の尺八作品も今年聞いてみたいです。
そしてロス・エドワーズはバイオリン協奏曲「Maninyas」を始め美しくて面白い、聞きやすくてオーストラリアの音楽に特徴的な感じの曲を色々残しています。もっと聞かれて知られて欲しいなあ!

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