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前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
あの後無事(乳が出ている)Sahiraを倒して、さらにJuliaのキャンペーンゲームの最初のシナリオもなんとかクリアしました。優勢になってから本拠に攻撃を仕掛けるまでもっとくまなくマップを冒険して高位ユニットを得るために町を育てて・・・が必要なようです。三国志よりもそこんとこの辛抱が必要なのかも。
今日はシティのFederation SquareのThe Edge Theatreでベートーヴェンのピアノソナタマラソンが開催されていました。これはメルボルンのコミュニティーベースのラジオ局3MBS主催のイベントで、朝9時の部から夜9時の部まで7つのコンサートでベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を演奏するという試み。コンサート時間は休憩含め14時間、メルボルン内外から28人のピアニストが集まって演奏しました。
もちろん知り合いや友達も演奏していましたよ~
ピアノ弾きとしてはちょっとベートーヴェンから心離れているようなところのある私でもこのイベントは是非1つ2つ行きたい、と思っていたのですがとにかく仕事が立て込んでいて家を離れられず。
でもイベント主催がラジオ局とあって生中継がラジオ・オンラインラジオで放送されていたので聴きながら仕事しました。
(聴いたのは3時の部、5時の部)
コンサートホールのように大きな場所じゃないですがどのコンサートもほぼ満席だったらしいですし、Twitter, facebookでも反響が結構あったようで。
何よりもこんなに多くの凄腕ピアニストが集まってこういうイベントをできる、それぞれ違った&どれもすばらしい「ベートーヴェン」の演奏が聴けるのはすばらしいことです。
・・・ただやっぱり行きたかったなあ、と。
演奏を生で聴きたい、というのももちろんそうですが、ピアノ仲間みんなに会いたかったなあ・・・
どうしても今の生活だと音楽仲間に会えるのは間隔があいてしまって、こういうコンサートイベントだけに限られて。しかもこれだけ大規模なピアノイベントで普段会わないピアノの先輩や知り合いと会えるチャンスはなかなかないですし。
会うだけじゃなくてこういう機会で色々音楽の話を聞くのがいいんですよね。
特に今回自分の守備範囲の外であるけどピアノを語るには欠かせないベートーヴェンとあって、自分よりもずっとまっとうなピアニスト達から色々ピアノの深いところ、ベートーヴェンを弾くと言うこととか色々学ぶこともたくさんあったはず。
(ラジオで演奏やインタビューを少しずつ聴いて思うこと、勉強になったことありましたが)
でも実際に聴きに行ったとして、ベートーヴェンのピアノソナタがもうすぐ弾きたくなるか、といったらそうじゃないと思うんですよね。
今目の前に自分でよく考えて組んだプログラムがあってがっつり食いつき中だから、というのもあるのですがどうもベートーヴェンのピアノソナタに食指が動かなくて。
(チェロソナタは第3番が弾きたいですが、いつも。ピアノでもチェロでも。)
ベートーヴェンの生涯のうち若いうちから晩年まで、32曲のピアノソナタを書いているのに卒業してから数年間あんまりストライクしてないんですよね。
もちろん録音は全曲昔から持ってて全く知らないソナタはなく、聴くのは結構好きなんですが自分で弾くとなるとぴんとこない、というか・・・
これが弾きたい!という強い思いもなければ、こういうプログラムに組み入れたいというアイディアもなければ自分ならこう弾きたいという解釈の思いもなく。
主に自分のピアノ弾きとしての未熟さなのかな、と思います。こういうピアノのためのピアノの魂みたいな、王道でクラシックな音楽に向き合って自分なりの意味を探して自分のものだと胸をはって表現できないのは。
・・・まあ一生このままではないと思うんですがね。きっとどっかでひらめいたり炎が燃えたりしてなにかベートーヴェンのソナタを弾く時がくると思います。こればかりはもう時の流れと運と出会いに任せるしかないかと。
ベートーヴェンのピアノ作品はピアノという楽器の一つの魂(唯一ではなく)であり、そして人間の魂も濃く表現していて、なにより芸術作品として(完璧とは言いませんが)素晴らしいものなので、ピアノを続けてればいつか交わる道なのかな、と思います。
ちなみに過去にはいくつかベートーヴェンのピアノソナタは弾いています。
全楽章コンプリートで弾いたのが第9番、第14番(月光)、第18番・・・あたりかな。
他にも一部だけ弾いてるのがいくつか。人前で弾いたことはかなり少ないはず。
これから弾きたいかも・・・と思う気持ちが今あるのが第13番、第17番、第22番、第23番(熱情)、第24番、第27番、第31番でしょうか。
主にちょっとだけひねった感のある、そんなにスケールの大きくない、比較的マイナーで自分の解釈を追求できそうな曲が中心ですね(がっつり直球勝負で熱情とか入ってますけど)。
いつか弾きたい気持ちになるのが、ベートーヴェンのソナタを良い感じで組み入れたプログラムが作れるようになるのが静かながら楽しみです。
そしてメルボルンでこういう比較的大規模なコンサートイベント(過去にやってたPiano Landmarksとかもそうですが)がまた開かれるといいな。メシアンメシアン(笑)メシアンだったら一枚噛みたい、というか演奏したいですよ!(ただ鳥カタはもう一人で全部とかやってますけどね、マイケルが!)
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第21番 第1楽章
ベートーヴェンのピアノソナタの中でも愛称がつけられているものは有名ですね。例えば第14番「月光」とか、第23番「熱情」とか。この第21番は「ヴァルトシュタイン」という愛称で親しまれている名曲です。
全32曲の中の第21番。ここらへんからベートーヴェンのソナタも「後期」にさしかかってくるはず。
ベートーヴェンはピアノソナタに限らずですが当時の音楽の常識や決まりをぶち破る破天荒なことをした作曲家で、例えば形式だったりハーモニーだったり、意外な展開が大得意。
それが初期の作品だとちょっとどや顔が見えるというか、素晴らしい音楽なんだけれど意外なことをやりたいがためみたいな印象がちょっと前に出てきて、音楽としての深みがちょっと追いついてないところがあるような気がするんですよね。若気の至りというか。それも愛される理由なんですが。
でもこのヴァルトシュタインくらいになってくると音楽が良い感じに成熟してきていろんなところで常識をぶちこわしてきた表現の広さにさらに深みを与えて。
発展した技巧も、ものすごく変わったハーモニーも、すべて音楽的に意味がある、そんな満足感がある音楽です。
ベートーヴェンの音楽を代表する交響曲だったら自分は第5番「運命」を選びますが、ピアノソナタだったらこのヴァルトシュタイン。運命はハ短調でベートーヴェンがものすごく得意としている帳ですが、同じCのハ長調もまたベートーヴェンの魂だと思います。(ちなみに最後のソナタ32番はハ短調→ハ長調)
そこは話し始めたらちょっと長くなるんですけど、もちろん調性以外でもこのヴァルトシュタインはベートーヴェンを代表する作品だと思います。
これについては言葉を費やすよりも聴くのが早いです。この第1楽章を最初から最後まで旅するとその道のりの隅々までその魂と芸術の極みがあると思うので。
・・・とはいえ前述自分が弾きたい曲には入れてませんね。第1楽章は弾いたことあるのですが第3楽章がものすごく自分にとって難しかった!オクターブで音階とか(しかも右手)死ぬほどハードだったです。
なのでこの曲に関しては自分で弾くよりいろんな人の素晴らしい演奏に出会っていきたいと思います。
ベートーヴェンのピアノソナタは全32曲のボックスセットも多くありますし、いくつか組み合わせて1~2枚のCDにまとめたものも色々あります。
とりあえず初めましてを想定して32曲全部試聴があるアシュケナージの録音(家にあるやつ)をリンク。調も難易度もキャラクターも長さも規模も違う32曲。きっと好きになるソナタが見つかるはずです。
あの後無事(乳が出ている)Sahiraを倒して、さらにJuliaのキャンペーンゲームの最初のシナリオもなんとかクリアしました。優勢になってから本拠に攻撃を仕掛けるまでもっとくまなくマップを冒険して高位ユニットを得るために町を育てて・・・が必要なようです。三国志よりもそこんとこの辛抱が必要なのかも。
今日はシティのFederation SquareのThe Edge Theatreでベートーヴェンのピアノソナタマラソンが開催されていました。これはメルボルンのコミュニティーベースのラジオ局3MBS主催のイベントで、朝9時の部から夜9時の部まで7つのコンサートでベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を演奏するという試み。コンサート時間は休憩含め14時間、メルボルン内外から28人のピアニストが集まって演奏しました。
もちろん知り合いや友達も演奏していましたよ~
ピアノ弾きとしてはちょっとベートーヴェンから心離れているようなところのある私でもこのイベントは是非1つ2つ行きたい、と思っていたのですがとにかく仕事が立て込んでいて家を離れられず。
でもイベント主催がラジオ局とあって生中継がラジオ・オンラインラジオで放送されていたので聴きながら仕事しました。
(聴いたのは3時の部、5時の部)
コンサートホールのように大きな場所じゃないですがどのコンサートもほぼ満席だったらしいですし、Twitter, facebookでも反響が結構あったようで。
何よりもこんなに多くの凄腕ピアニストが集まってこういうイベントをできる、それぞれ違った&どれもすばらしい「ベートーヴェン」の演奏が聴けるのはすばらしいことです。
・・・ただやっぱり行きたかったなあ、と。
演奏を生で聴きたい、というのももちろんそうですが、ピアノ仲間みんなに会いたかったなあ・・・
どうしても今の生活だと音楽仲間に会えるのは間隔があいてしまって、こういうコンサートイベントだけに限られて。しかもこれだけ大規模なピアノイベントで普段会わないピアノの先輩や知り合いと会えるチャンスはなかなかないですし。
会うだけじゃなくてこういう機会で色々音楽の話を聞くのがいいんですよね。
特に今回自分の守備範囲の外であるけどピアノを語るには欠かせないベートーヴェンとあって、自分よりもずっとまっとうなピアニスト達から色々ピアノの深いところ、ベートーヴェンを弾くと言うこととか色々学ぶこともたくさんあったはず。
(ラジオで演奏やインタビューを少しずつ聴いて思うこと、勉強になったことありましたが)
でも実際に聴きに行ったとして、ベートーヴェンのピアノソナタがもうすぐ弾きたくなるか、といったらそうじゃないと思うんですよね。
今目の前に自分でよく考えて組んだプログラムがあってがっつり食いつき中だから、というのもあるのですがどうもベートーヴェンのピアノソナタに食指が動かなくて。
(チェロソナタは第3番が弾きたいですが、いつも。ピアノでもチェロでも。)
ベートーヴェンの生涯のうち若いうちから晩年まで、32曲のピアノソナタを書いているのに卒業してから数年間あんまりストライクしてないんですよね。
もちろん録音は全曲昔から持ってて全く知らないソナタはなく、聴くのは結構好きなんですが自分で弾くとなるとぴんとこない、というか・・・
これが弾きたい!という強い思いもなければ、こういうプログラムに組み入れたいというアイディアもなければ自分ならこう弾きたいという解釈の思いもなく。
主に自分のピアノ弾きとしての未熟さなのかな、と思います。こういうピアノのためのピアノの魂みたいな、王道でクラシックな音楽に向き合って自分なりの意味を探して自分のものだと胸をはって表現できないのは。
・・・まあ一生このままではないと思うんですがね。きっとどっかでひらめいたり炎が燃えたりしてなにかベートーヴェンのソナタを弾く時がくると思います。こればかりはもう時の流れと運と出会いに任せるしかないかと。
ベートーヴェンのピアノ作品はピアノという楽器の一つの魂(唯一ではなく)であり、そして人間の魂も濃く表現していて、なにより芸術作品として(完璧とは言いませんが)素晴らしいものなので、ピアノを続けてればいつか交わる道なのかな、と思います。
ちなみに過去にはいくつかベートーヴェンのピアノソナタは弾いています。
全楽章コンプリートで弾いたのが第9番、第14番(月光)、第18番・・・あたりかな。
他にも一部だけ弾いてるのがいくつか。人前で弾いたことはかなり少ないはず。
これから弾きたいかも・・・と思う気持ちが今あるのが第13番、第17番、第22番、第23番(熱情)、第24番、第27番、第31番でしょうか。
主にちょっとだけひねった感のある、そんなにスケールの大きくない、比較的マイナーで自分の解釈を追求できそうな曲が中心ですね(がっつり直球勝負で熱情とか入ってますけど)。
いつか弾きたい気持ちになるのが、ベートーヴェンのソナタを良い感じで組み入れたプログラムが作れるようになるのが静かながら楽しみです。
そしてメルボルンでこういう比較的大規模なコンサートイベント(過去にやってたPiano Landmarksとかもそうですが)がまた開かれるといいな。メシアンメシアン(笑)メシアンだったら一枚噛みたい、というか演奏したいですよ!(ただ鳥カタはもう一人で全部とかやってますけどね、マイケルが!)
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第21番 第1楽章
ベートーヴェンのピアノソナタの中でも愛称がつけられているものは有名ですね。例えば第14番「月光」とか、第23番「熱情」とか。この第21番は「ヴァルトシュタイン」という愛称で親しまれている名曲です。
全32曲の中の第21番。ここらへんからベートーヴェンのソナタも「後期」にさしかかってくるはず。
ベートーヴェンはピアノソナタに限らずですが当時の音楽の常識や決まりをぶち破る破天荒なことをした作曲家で、例えば形式だったりハーモニーだったり、意外な展開が大得意。
それが初期の作品だとちょっとどや顔が見えるというか、素晴らしい音楽なんだけれど意外なことをやりたいがためみたいな印象がちょっと前に出てきて、音楽としての深みがちょっと追いついてないところがあるような気がするんですよね。若気の至りというか。それも愛される理由なんですが。
でもこのヴァルトシュタインくらいになってくると音楽が良い感じに成熟してきていろんなところで常識をぶちこわしてきた表現の広さにさらに深みを与えて。
発展した技巧も、ものすごく変わったハーモニーも、すべて音楽的に意味がある、そんな満足感がある音楽です。
ベートーヴェンの音楽を代表する交響曲だったら自分は第5番「運命」を選びますが、ピアノソナタだったらこのヴァルトシュタイン。運命はハ短調でベートーヴェンがものすごく得意としている帳ですが、同じCのハ長調もまたベートーヴェンの魂だと思います。(ちなみに最後のソナタ32番はハ短調→ハ長調)
そこは話し始めたらちょっと長くなるんですけど、もちろん調性以外でもこのヴァルトシュタインはベートーヴェンを代表する作品だと思います。
これについては言葉を費やすよりも聴くのが早いです。この第1楽章を最初から最後まで旅するとその道のりの隅々までその魂と芸術の極みがあると思うので。
・・・とはいえ前述自分が弾きたい曲には入れてませんね。第1楽章は弾いたことあるのですが第3楽章がものすごく自分にとって難しかった!オクターブで音階とか(しかも右手)死ぬほどハードだったです。
なのでこの曲に関しては自分で弾くよりいろんな人の素晴らしい演奏に出会っていきたいと思います。
ベートーヴェンのピアノソナタは全32曲のボックスセットも多くありますし、いくつか組み合わせて1~2枚のCDにまとめたものも色々あります。
とりあえず初めましてを想定して32曲全部試聴があるアシュケナージの録音(家にあるやつ)をリンク。調も難易度もキャラクターも長さも規模も違う32曲。きっと好きになるソナタが見つかるはずです。
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