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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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17年(だと思う)。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
絶賛四天王にぶちのめされ中です。おのれドータクン(その先にもまだ色々控えてるし)。
そういえば初めて銀をプレイしたときも四天王のエスパー使いに苦しめられたなあ・・・

そんなこんなですが今日は3月24日。私が初めてオーストラリアに来た記念日です。
1996年にこちらに来て以来、すっかりメルボルンが自分にとっての「みやこ」になりました。
といっても今の生活ではほとんど家にいますが・・・(汗)

でもやっぱり音楽関連はメルボルンがいいですねー。
今週はPeter Hillのメシアンのコンサート、そしてほぼ立て続けにGrigoryan Brothersのコンサート、そしてメル響のアデス「Tevot」のコンサート。それから先のことも考えなきゃなあ。いろんな場所でいろんな聞き逃したくないコンサートがいつでもあるのは本当に贅沢なことです。

そういえば今週末はイースターの連休ですよ。
学校での連休(だいたい秋休みと重なる)と、実際に法律で定められてる休日と、いろんな種類の店が閉まったり開いたりしている日が違ったりしてややこしいですが、とりあえずGood Friday(金)とEaster Sunday(日)が一番休み、ということでいいはず。
基本的にオーストラリアでは正月、Good Friday、Easter Sunday、クリスマス、Boxing Dayのそれぞれの前の日にスーパーの買い物を済ませておくのが吉ですね。

あとイースターは毎年時期が変わるのが面白いですね。
(いや、そんなに面白いってことはないか。そして面倒、っていうほど面倒でもなかったり)
定義としてはEaster Sunday=「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」(wikipedia)なので、早い年は3月の下旬、去年のように遅い年は4月の下旬になるんですね。
(4月の下旬には25日にANZAC dayがあって去年はほぼ重なってました)

イースターに卵を塗ったり隠したり見つけたり、はしたことないですし、イースターエッグやうさぎ型のチョコレートも最近はそんなに食べませんが、Hot Cross Bunsは毎年何回か買いますね。
ちょうど朝も涼しくなり始め、朝ご飯にシリアルは冷たいなと思うこの時期、朝食べるのにちょうど良いのです。ただオレンジピールが苦手なのでいわゆるChoc Cross Buns(チョコチップが入ってる)が好きなのですが、今年はほろ苦いモカ味のHot Cross Bunsを食べました。なかなかよかったです。

で、日本で「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、メルボルンもある程度そういう目安がありまして。
例えば春だったらメルボルンカップ(11月第1火曜日)までには30度超えの日が1回以上あるのが普通ですし、秋だったら早い年でもイースターまでには涼しくなってるはず、みたいな。
今年はでもやっぱり3月もちょこちょこ暑い日があって、秋分の日は30度くらいでしたし、今度の火曜日水曜日も30度超え。いつもにも増して変わりやすい天気も含めてちょっと異常な秋ですね。
メルボルンに初めて来たときには割と穏やかな秋だった記憶がうっすらあるのですが・・・ものすごくびっくりはしなかったです。確実に。

なんかもうこれから涼しくなってくることに関してもあきらめはついてきましたが、まだまだちょっと精神が本調子じゃないのはなんとかならないかな。涼しくなったら低くなってもいいから落ち着いてほしいです。


今日の一曲: グスタフ・ホルスト 「聖ポール組曲」より「間奏曲」



ホルストといったら「惑星」、なのですがその印象が強すぎて(というか主に木星と火星)他にもいろいろ作品を残しているのに知られていない残念さ。(でも惑星の他の楽章も知ってほしい)

その中で小さいけどいい味を出していると思うのがこの「聖ポール組曲」。今でもイギリスで名門とされている女子校のために書かれた曲で、4つの短めの楽章からなる組曲です。
特に最終楽章はDargasonsといって吹奏楽のための組曲にも入っていてそれで聴いたことがある人も結構いるんじゃないかな(うちの両親がまずそうですが)。

でも今回は第3楽章。ホルストの作品としてもイギリス音楽としてもちょっと珍しくて不思議な感じの曲です。
メロディー(そして音階)がイギリス音楽じゃないんですよね、まず。どこのものとも言えないエキゾチックなメロディー。バイオリンのソロが主に奏でるのですが、その楽器のチョイス、それから歌の部分と踊り風の部分の所々の雰囲気がハンガリー風でもあり、でもちょっと違うようでもあり。不思議。

本当にその不思議さを味わうだけの曲と言われてもしょうがない気もするのですが、面白くて独特な美しさがある曲です。そもそもバイオリンばっかりずるいなー、と元チェロ弾きとしては思うのですが。(というかそれよりビオラがこういうメロディーは得意かもしれないですね)

ということでこの曲だけでなくホルストの他の曲もちょっと聴いてほしいなーと思います。
ふと見つけたこの録音、演奏者も指揮者も申し分ないですね。知らない曲がいっぱい収録されてるので自分も勧めるだけじゃなくて聴いてみなければ。


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