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前回のエントリーに拍手ありがとうございます♪
ただいまポケモンブラックではクリア後ダンジョンで伝説のドラゴンポケモン・キュレムを捕まえるべく対峙しているところ。
・・・そうかー右の翼がないのかーそれに図鑑のテキストから自身に完全を求めるとことか待機中のアニメーションとかあなたゲーチスに結構似てるのねー(次回作に関して読んだことも含め)
・・・とか考えながらも捕獲必中のマスターボールを投げてぽいっと1ターンで捕まえてしまう予定。そのためにとっておいた大事なアイテムです。
さてさて本題に。
昨日はシティのHer Majesty's TheatreでVictorian Operaによるジョン・アダムズのオペラ「Nixon in China」を観てきました。
詳細はこちら。キャストのリストやプレビュー動画も見られます。指揮者がユースオケでお世話になった指揮者さんで、オケでピアノを弾いてたうちの1人(今作はオケにピアノが2人、キーボードが1人と珍しい編成でした)が同門の先輩で。
先日も書きましたがこれが私にとって初めてのオペラ観劇でした。コンサートと違って演技とか演出とか見る要素がいっぱいあって大変。
この「Nixon in China」は1972年のニクソン訪中を題材にした作品で、歴史的背景もちょろっとだけ知ってはいたのですがもうちょっと勉強してけばよかったですね(苦笑)
でも全体的に見てて楽しかったです。メインキャストからコーラスから、歌や踊りや演技も。
そしてこんなに最近の、戦争とかではない政治的な歴史的出来事(作曲当時はニクソン夫妻は健在だったそうです)をオペラの題材にして、しかもミニマルミュージックという独特のスタイルで、となるとあんまり予想つかなかったのですが、オペラ作品として本当に面白かったです。
主要登場人物はアメリカ側からニクソン・ニクソン夫人・キッシンジャー、中国側から毛沢東・江青夫人・周恩来(と毛沢東の3人の女性秘書)。それぞれがしっかりキャラ付けされていて(ただ周恩来のキャラというかは比較的目立ちにくかったです)、それぞれにソロナンバーがあって。
ソロナンバーで一番印象に残ったのは江青夫人のソロ。(最後にコーラスも合わせて全員が小さい赤い本を掲げるナンバー)演じているのがかなり小さい女性(韓国出身のソプラノ歌手だそうです)だったのにもびっくりしたのですが、なんとこないだ子供を産んだばっかり、というのにもびっくり。それであのキャラの強さに歌のパワフルさ!
ニクソン夫人との対比もよかったです。
そしてこのオペラでおもしろかったけれど難しかったのが、主要人物がそれぞれ自分の思いを違う歌・言葉に乗せて同時に歌うところ。それぞれの思惑や考えなどが交錯する様子がよくわかって、伴奏するオケのミニマルミュージックならではのシンプルさ(ちょっと言葉が違うかな)をうまくベースにして展開する感じはわかるのですが、何せ同時に歌われると何を歌っているかわからなくなる!
(ちなみにオペラ全体英語で歌われます)
特に訪中最後の夜、それぞれが思いを語る第3幕でそれが顕著だったかな。突然ここで内的な展開になるのに、一度言葉が聞こえなくなったらもう取り戻せない(汗)
でも音楽は第3幕が一番好きでした。
宴のシーンだったり、ニクソン夫人が中国の工場や学校を視察したり、江青が革命バレエをニクソン夫妻に見せるシーンだったり、色々なところで(12年生の歴史で習ったような)この時代の中国の独特で異様な雰囲気とか、当事者はいたってまじめにやってるのに(それに面白いことじゃないところなのですが)なんか笑ってしまうおかしさが再現されてて。
どうも調べてみるとNixon in Chinaは風刺、というか当事者をけなしたりユーモラスに描くために作曲された作品じゃないみたいで。(キッシンジャーは例外、ということでいいのだろうか)
でもちょっとしたジョークもちょこちょこ入ってましたし(分からなかったのもいくつか)、上記笑えてしまうところとかあって、やっぱりそういう意味でも「面白い」オペラでしたね。
(しかも背景一面毛沢東の顔になったときほくろが目にはいってオースティン・パワーズのあのくだりを思い出してしまって・・・学校時代にさんざんそれでいじったんですよー・・・)
あ、あと毛沢東が踊ってました、ちょっとだけ!(この時点では身体が不自由で、演技もそれをちゃんと反映していましたが、それでも踊ってましたよ)
毛沢東は実際そうだったのかな、ほとんど公式の場に出てませんでしたね。主に周恩来がもてなしていた印象。
そんなこんなで楽しく観ましたが先ほど書いたように聞き取れなかった部分が多々あったのでリブレット(台本的なもの)やスコアをじっくり読まなきゃならないですし、それから歴史的なフォローアップがものすごく必要。
12年生の歴史科目「革命」では辛亥革命のカリキュラム(小論文に書く時代範囲)はアヘン戦争から文化大革命、なのですが色々contextにあてはめて理解するために前後のことも授業でちょろちょろ話します。一応ニクソンが訪中したこととか、その後の四人組の顛末や天安門事件くらいまでは話に出たかな。なので今回このオペラをきっかけにまた思いだし勉強に意欲が湧いたのは嬉しいです。
昨日調べものしたり、中国史に詳しい友人と話して、それからこれから父とも話す予定。
そういうことも含めて観に行って良かったですし、楽しみはまだ続いています。またオペラでなくても音楽から色々広げる楽しさを味わう機会に会えるといいな。そのためには外に出ようぜ自分よ。
今日の一曲はまたもやお休み。
ただいまポケモンブラックではクリア後ダンジョンで伝説のドラゴンポケモン・キュレムを捕まえるべく対峙しているところ。
・・・そうかー右の翼がないのかーそれに図鑑のテキストから自身に完全を求めるとことか待機中のアニメーションとかあなたゲーチスに結構似てるのねー(次回作に関して読んだことも含め)
・・・とか考えながらも捕獲必中のマスターボールを投げてぽいっと1ターンで捕まえてしまう予定。そのためにとっておいた大事なアイテムです。
さてさて本題に。
昨日はシティのHer Majesty's TheatreでVictorian Operaによるジョン・アダムズのオペラ「Nixon in China」を観てきました。
詳細はこちら。キャストのリストやプレビュー動画も見られます。指揮者がユースオケでお世話になった指揮者さんで、オケでピアノを弾いてたうちの1人(今作はオケにピアノが2人、キーボードが1人と珍しい編成でした)が同門の先輩で。
先日も書きましたがこれが私にとって初めてのオペラ観劇でした。コンサートと違って演技とか演出とか見る要素がいっぱいあって大変。
この「Nixon in China」は1972年のニクソン訪中を題材にした作品で、歴史的背景もちょろっとだけ知ってはいたのですがもうちょっと勉強してけばよかったですね(苦笑)
でも全体的に見てて楽しかったです。メインキャストからコーラスから、歌や踊りや演技も。
そしてこんなに最近の、戦争とかではない政治的な歴史的出来事(作曲当時はニクソン夫妻は健在だったそうです)をオペラの題材にして、しかもミニマルミュージックという独特のスタイルで、となるとあんまり予想つかなかったのですが、オペラ作品として本当に面白かったです。
主要登場人物はアメリカ側からニクソン・ニクソン夫人・キッシンジャー、中国側から毛沢東・江青夫人・周恩来(と毛沢東の3人の女性秘書)。それぞれがしっかりキャラ付けされていて(ただ周恩来のキャラというかは比較的目立ちにくかったです)、それぞれにソロナンバーがあって。
ソロナンバーで一番印象に残ったのは江青夫人のソロ。(最後にコーラスも合わせて全員が小さい赤い本を掲げるナンバー)演じているのがかなり小さい女性(韓国出身のソプラノ歌手だそうです)だったのにもびっくりしたのですが、なんとこないだ子供を産んだばっかり、というのにもびっくり。それであのキャラの強さに歌のパワフルさ!
ニクソン夫人との対比もよかったです。
そしてこのオペラでおもしろかったけれど難しかったのが、主要人物がそれぞれ自分の思いを違う歌・言葉に乗せて同時に歌うところ。それぞれの思惑や考えなどが交錯する様子がよくわかって、伴奏するオケのミニマルミュージックならではのシンプルさ(ちょっと言葉が違うかな)をうまくベースにして展開する感じはわかるのですが、何せ同時に歌われると何を歌っているかわからなくなる!
(ちなみにオペラ全体英語で歌われます)
特に訪中最後の夜、それぞれが思いを語る第3幕でそれが顕著だったかな。突然ここで内的な展開になるのに、一度言葉が聞こえなくなったらもう取り戻せない(汗)
でも音楽は第3幕が一番好きでした。
宴のシーンだったり、ニクソン夫人が中国の工場や学校を視察したり、江青が革命バレエをニクソン夫妻に見せるシーンだったり、色々なところで(12年生の歴史で習ったような)この時代の中国の独特で異様な雰囲気とか、当事者はいたってまじめにやってるのに(それに面白いことじゃないところなのですが)なんか笑ってしまうおかしさが再現されてて。
どうも調べてみるとNixon in Chinaは風刺、というか当事者をけなしたりユーモラスに描くために作曲された作品じゃないみたいで。(キッシンジャーは例外、ということでいいのだろうか)
でもちょっとしたジョークもちょこちょこ入ってましたし(分からなかったのもいくつか)、上記笑えてしまうところとかあって、やっぱりそういう意味でも「面白い」オペラでしたね。
(しかも背景一面毛沢東の顔になったときほくろが目にはいってオースティン・パワーズのあのくだりを思い出してしまって・・・学校時代にさんざんそれでいじったんですよー・・・)
あ、あと毛沢東が踊ってました、ちょっとだけ!(この時点では身体が不自由で、演技もそれをちゃんと反映していましたが、それでも踊ってましたよ)
毛沢東は実際そうだったのかな、ほとんど公式の場に出てませんでしたね。主に周恩来がもてなしていた印象。
そんなこんなで楽しく観ましたが先ほど書いたように聞き取れなかった部分が多々あったのでリブレット(台本的なもの)やスコアをじっくり読まなきゃならないですし、それから歴史的なフォローアップがものすごく必要。
12年生の歴史科目「革命」では辛亥革命のカリキュラム(小論文に書く時代範囲)はアヘン戦争から文化大革命、なのですが色々contextにあてはめて理解するために前後のことも授業でちょろちょろ話します。一応ニクソンが訪中したこととか、その後の四人組の顛末や天安門事件くらいまでは話に出たかな。なので今回このオペラをきっかけにまた思いだし勉強に意欲が湧いたのは嬉しいです。
昨日調べものしたり、中国史に詳しい友人と話して、それからこれから父とも話す予定。
そういうことも含めて観に行って良かったですし、楽しみはまだ続いています。またオペラでなくても音楽から色々広げる楽しさを味わう機会に会えるといいな。そのためには外に出ようぜ自分よ。
今日の一曲はまたもやお休み。
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