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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Un, deux, trois
メシアンの話の続きが全くまとまってないのでとりあえず別の話を。

小さい頃・・・というか6歳から16歳?くらいまでバレエを習ってました。
得意だったことはありませんが、でもそれなりに楽しかったですし、学ぶことも多かったです。

バレエをやめてからもバレエには演奏を通じて縁があり。
ユースオケでチャイコフスキーの「白鳥の湖」(2回)と「くるみ割り人形」(先日話した諸事情でリハーサルのをみ)、そしてプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」をバレエ団と演奏しました。
踊り的によくても音楽的にいまいち・・・という曲が結構バレエではあるのですが、この3つだったらそんなことはありません。
ただ白鳥の湖だとストーリーにあんまり関係ない踊りは音楽がちょっと・・・もごもご・・・

白鳥の湖で見事だな-と思うのは一番最後のロットバルトとの戦い→勝利→湖の一連のつながりですね。
ちょっとありきたりなクライマックスにおもえますが、それでも流れのテンポとか、最後の湖の情景とかまるで映画を見ているよう。
でも私は第3幕でひっそり静まりかえった湖と悲しげな小白鳥の踊りの2曲が一番好きです。繊細すぎて壊れてしまいそうな、実に女性的な素敵な音楽です。

音楽と踊りがうまく相乗効果を及ぼしているのがプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」。
ロミオが死んだ(と思ってるけど本当は仮死状態の)ジュリエットを腕に抱いて踊るシーンでは友達が演奏の時つられて泣き出しそうだった、というほど。ロミオの乱れた心の動きが踊りと音楽で見事に表現されて私も大好きなシーンです。
そしてマーキューシオがティボルトに殺されロミオがその敵を討つシーンはばりばりにアクションシーンですし。
ただ舞台で悲しいことが起こっているときは音楽が盛り上がってるので奏者に関してはものすごく楽しんでます(笑)

あと振り付け自体なんかも一応興味があります・・・が、バレエを多く見る割にそういうことに対してあまり認識が薄かったのでどこから始めて良いやら。
とりあえずいろいろ聞きかじったり見かじったりしたことから個人的に興味を持ったのがニジンスキー(時代的にそこらへん好きです)、ベジャール、ボーンあたりですね・・・

あとは結構バレエの衣装もすきです。
白鳥の湖などでよく見る普通のチュチュはごわごわしててあんまり好きではないのですが(でも白鳥の湖のあのヘッドドレスは可愛い♪)、ロングドレス状のロマンチックチュチュはすきです。
その最たるものが昔からあこがれている「ジゼル」の亡霊(?)ウィリの女王、ミルタの真っ白なロマンチックチュチュ+羽根の形状の袖ですね。あれは本当に綺麗。

でも一番はニジンスキー版の「春の祭典」です。
振り付けと音楽の斬新さもさることながら、その民族衣装風の衣装にぞっこんです。
とくに生け贄の乙女の白いすとーんとしたワンピ+三つ編み付のヘッドドレス好きですね-。
体型カバー的な(もごもご)
結構でも似合うと思うんですよね。仮装やコスプレだったら着たいですよ。

バレエはあんまり深入りしたことないエリアなんですけど、先にリストしたような振り付け師の作品を知ったり、衣装の展示などを見たりして積極的にもっと知っていきたいなあーと思います。


今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より「ジンジャーかあさんと子供たち」



バレエってだいたいどの曲目をどの年代・レベルetc. のダンサーがやるというのが暗黙の了解的に決まってる曲目がどうもちょくちょくあるようで。
例えば「白鳥の湖」でのナポリのお姫様の踊りはだいたい小さめの子が踊りますし、とくに「くるみ割り人形」はその傾向が顕著で「アラビアの踊り(コーヒー)」だと年長の女性1人、男性2人で踊るのが典型的だったり、「中国の踊り(茶)」は日本人の子(アジアの中でもおそらくバレエ人口が多いのでしょう)が2人で踊るのが典型的。

そんななか「ジンジャーかあさんと子供たち」はちびっこ達の出番です!
私が経験した演奏の時はちびっこい子供達がみんな茶色の頭までかぶるタイプのジャンプスーツを身にまとって、胸にはカラフルなボタンが・・・これ、なにだかわかりますか?
クリスマスにはきっとつきもののジンジャーブレッドマンです♪(ご存じない方にはなによりも映画「シュレック」シリーズをおすすめします(笑))
余談ですが私の親友のうちでは毎年ジンジャーブレッドで人形ではなく家を制作するのが習慣となっております。

まるでマザーグースのようなメロディーが中間部で流れる中、オーブンから焼き上がったジンジャーブレッドマンたちが手を繋いででて来て踊り回るのはもちろん、公演の合間にジンジャーブレッドのメイクをして衣装を着たまま走り回る子供達のなんとかわいいことか(笑)

ただこれもいろんなプロダクションで違いがあって、子供達がジンジャーブレッドだったり、またはタイトルどおりそのまま子供達だったりするなどパターンはいくつかあります。
DVDをリンクとして埋め込みましたが私自身みたものではないので(バレエの話だからDVDのほうがいいかなーと思ったのみです)、このプロダクションではどうなってるかは私にはわかりません。すみません。

でも音楽も「くるみ割り人形」の中でもっとも夢ある音楽の一つではあると思うのでそちらの方も是非楽しんでください♪

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